ヴレアさんの映画レビュー・感想・評価 - 73ページ目

天使の涙(1995年製作の映画)

4.8

これはウォン・カーウァイ作品唯一のラブコメディと言えるだろう。大部分は金城武が出てる部分になるが、全体的にコメディ色が強い作品であると言える。
 登場人物も、他のカーウァイ作品に比べて特殊なキャラが多
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.8

純粋なラブストーリーとしては文句無く1番好きな作品である。この映画の影響でTWEMCOのパタパタクロックを購入したし、失恋したら涙が乾くまでとにかくジョギング、ポテトを食べる時は床に座って後ろ手にテー>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.8

クストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」で拒否反応を示した方にもオススメ!

基本的には戦争映画なんだけど、かなり奇妙キテレツなファンタジー要素が詰め込まれた、もはやジャンル不明の作品。
銃弾で吹っ
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ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)

4.5

とにかく変な映画。
とにかく先の読めないシュールな展開。
とにかくシリアスなのに皆能天気。
とにかく動物達がかわいい、活き活きしてる。
とにかく愛の力を感じた。
とにかく長い。

普段、レビュー書く時
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.8

エミール・クストリッツァ好きなら間違いない作品。いつもの民族紛争や政治思想といった暗い背景は抑え気味で底抜けに明るい人生賛歌が描かれている。ラブストーリーが軸になっているが、そこはやはり一筋縄ではいか>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.7

エミール・クストリッツア特集上映「Unza!Unza!Kusturica!2017」にて鑑賞。
本当は本邦初公開の”完全版”(5時間14分)を観たかったのだが、悲しいかな私の地域では”通常版”のみの上
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アリゾナ・ドリーム(1992年製作の映画)

2.4

クストリッツァ監督のいつものガチャガチャした感じが好きな人にとってはやや物足りない感じ。
動物成分も限りなく薄いのも物足りない。無理矢理犬とか亀は登場しますが…。
ちょっと待って!車を売る仕事はしない
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回路(2000年製作の映画)

4.7

初期の黒沢清作品で一番好き。子供の頃映画館で見た。ちょうど「リング」を筆頭にJホラーブームの中公開された本作は、明らかに他とは違う異彩を放っていた。邦画特有のあからさまな怖がらせ方ではなくジワジワと追>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.8

夏になると最低1回は観てしまう映画。
近年のCGに頼ってばかりの映画には出せない恐怖感、迫力がある。
手作り感満載だし、鮫もなんかもっさりした動きでそんなにリアルだとは言えないが、それを逆手にとってあ
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

久しぶりの鑑賞。
冒頭の橋が明らかに垂直近くまで開いていたはずなのに、車が来た途端、ちょっと緩やかになっていたのは相変わらず突っ込みを入れずにはいられない。
その後、シスターの妙に軽快な棒捌きで笑いつ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.9

結局この映画の何が良いのかと言うと、最初はほのぼのした戦時下の日常が描かれ、大変な時でも常にマイペースなすずさんに癒され、のんのちょっと間の抜けた優しい台詞にもホッとさせられ、戦時中とはいえほんとに普>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

2.8

主演2人の凸凹ハゲコンビがいがみ合いながらもなんだかんだ仲良く協力して敵に立ち向かって行く所が楽しい。敵は悪のスーパーマンを名乗る超人!しかし、ハゲコンビも超人みたいなもんなので殆ど互角!全然決着が着>>続きを読む

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと赤ちゃんを救っただけで過去の因縁等吹き飛ばし、飄々とファミリーに加わるショウ。元妻が死んだのにヘラヘラと終始ご機嫌でファミリーの前で演説するドミニク。
何なの、ファミリーってそんな簡単になれる
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

3.5

車って空を飛ぶ物だったんだ…。

ストーリーがどうでもよくなるくらいとにかくアクションの連続で思考を停止させてくる。

飛行機から車でダイブ→崖から車でダイブ→超高層ビルから車でダイブ

お前ら、なん
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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

1.9

時系列順に観た方が良いと言われ、「ユーロミッション」の後に観たのだが、時系列とか以前にハンというキャラクターが出てくる以外殆どワイスピ本編と関わりが無さすぎて、別に観なくてもいいレベルだった。

日本
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

2.9

懲役25年の刑から逃げていたのに、犯罪者を掴まえるのに警察に協力しただけで、全員無罪とか話が美味し過ぎない?そもそも犯罪者に協力を仰ぐとか日本とは価値観が違い過ぎてちょっとびっくりしてしまう。
まあ、
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

2.9

笑っちゃうようなあり得ないアクションでも、大真面目にやる事でもしかしたらあり得るかも?と思わせる事に成功している。
スッポリ取れた金庫をそのまま車で引っ張りながら逃亡って…小学生でも考えないだろう無謀
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

1.4

今回はネタバレ無しレビューで行きたいと思うのでラストについては言及しないが、これは作り手の手の内にいいように転がされたというか、「ドラクエⅤ」の思い出を踏みにじられたというか……少なくとも、「う~ん >>続きを読む

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

2.0

ドミニクとブライアンのコンビが復活し、面白くなりそうなはずなのにストーリーが平凡なのかいまいち乗り切れなかった。
なんか全体的にシリアス路線になっちゃってて1作目とは全く別の作品みたい。
ラストのトン
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ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

2.6

普通のバディものポリティカルアクション感が強く、ハチャメチャだった前作に比べると落ち着いた印象。
ストーリー的にはイマイチだったが、相変わらずカーアクションは満載で楽しめた。

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.0

新作が公開されるので全作予習しておこうと思い見始めた。
いかにもアメリカ映画って感じのダイナミックさが楽しい作品だった。

普通に街中の道路でスピードを競い合うクレイジーな連中。
トラック強盗から仲間
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.0

戦争ドラマと言うより池井戸潤のドラマを観ているような感覚だった。
憎い上司(上官)とのバトル。プレゼンを成功させる為の努力。限られた時間。どんでん返し。等々…。

戦艦大和を造りたい奴がいて、いやいや
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ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(2019年製作の映画)

3.5

約1時間という短い時間ながらも試合のシーンは1話以上にてんこ盛りで大満足だったし、日常パートにしても、次の対戦相手のチームの描写とかが伏線になっていて全く無駄がなくて、それでいて各キャラクターのシーン>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(2017年製作の映画)

3.0

久し振りだったので、キャラクターの名前や関係性などは忘れてしまっていたものの、ストーリーの大筋は掴めたし、また新たな大会が始まったんだなぁというのはわかった(←ザックリしすぎ)ので楽しめた、が、これか>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

かなり壮大な話だし、面白くなりそうなものなのに、最後まで乗りきれなかった。
こういう格好良くて感動的な画を見せたいんだろうなぁというのは良く伝わってくる。
が、しかし物語や人物像に深みがなく、ただ綺麗
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

2.4

予告編でチャッキーの顔を出さなかった理由……気持ち悪いからなんですね(笑)
しかも、現代版のチャッキーはもはや人形ではなくハイテクロボットだった!!
家電やネットワークを操作できる上にAIだから学習機
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

2.8

色々と人生詰んでるおじさん達が一か八かの大勝負に出た!
しかも、シンクロナイズド・スイミングである。
最初は皆単なる趣味みたいにダラダラやっていたのに急に国の代表として大会を目指す展開になるもんだから
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

前田のあっちゃんのファンは恐らく満足して帰った事でしょうね。彼女の色んな表情がスクリーンいっぱいに写し出され、壮大な舞台を背景に歌うシーンまであるのですから。

しかし、こちとら黒沢清監督のいつものテ
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カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」(2019年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

「カメ止め」が好きだからこそ厳しめに採点。
とは言えこれは映画では無く、もともと無料で見られた配信用の作品である為、評価が難しい。
あくまで「カメラを止めるな!」の続編として見た場合はかなりのつまらな
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予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

4.3

「散歩する侵略者」はどちらかというとコメディ要素が強かったが本作「予兆」は全体的にホラーよりだ。今作で印象的なのはとにかく東出昌大。寄生獣再び この人はほんとに異星人役がよく似合う。凄い存在感だった。>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.6

人によっては退屈な映画かもしれないが、普遍的な物語に宇宙人という非日常なモノを掛け合わせる事でこんなにも面白くなるのかと思ったし、単なる侵略モノに終わらず、夫婦の愛がテーマになっていたり(クライマック>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.8

中二病的妄想爆発!痛すぎるこじらせ系女子が非日常とリアルの狭間で蠢く様を赤裸々に綴ったドラマでありながら、片時も目が離せない力強さに溢れた凄い映画だった。

また、孤独を愛する全ての人に送る決して他人
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グランド・マスター(2013年製作の映画)

4.9

過去3回寝て、4回目にしてやっと最後まで鑑賞。
思えば王家衛の「楽園の暇」でも5回程寝てしまった私。
どうも王家衛×武侠映画は私にとって鬼門のようだ…。

前述の「楽園の暇」の例があるので、あまりカン
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

映画を観てよく泣く事がある(面白過ぎて)。
私の涙腺は特殊なのかもしれないが、悲しいシーンではあまり泣かず、面白すぎると泣く確率が高い。
全く共感されないと思うけど、もう面白さが私の予想の範囲を超えて
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シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX(2018年製作の映画)

1.0

全編に渡ってゲラゲラ笑い通しだったが、こんな映画にまともな点数つけるのは躊躇われる為ここは潔く最低点である1点をつけようと思う。普通につまらない映画には2点とかの点をつけるが、ある種の突き抜けたつまら>>続きを読む

シャークネード5 ワールド・タイフーン(2017年製作の映画)

2.4

ストーンヘンジに何故かサメの洞窟があって、そこにはお宝が眠ってて…というインディジョーンズ的な展開。そして、やはりシャークネード発生!キター(゚∀゚)

その後、雪山でのサメとのバトルが最高に楽しい。
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