モカさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

3.4

エンタメに寄ってるがメインプロットは暗め。

怪物を具体的に描いてしまってるとこ、ベタなとこやツッコミどころは多々ありつつも良い役者さん揃い。
チェイサーにも出てたキム・ユンソクが最高。あの目…。
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.4

期待しすぎたかな…モノローグで説明しすぎのような…役者さんやテーマはとても良いので映画的にもっと魅せてほしかった。樹木希林さんは流石でした。

ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

3.5

タクシードライバーのあとにこれ。
峯田くんの実在感が良い。漫画原作ものはあまり好きでは無いけど、これはよかった。
それだけに最後のホームでのちはるちゃんの言動改変が惜しい。
邦画はリリー・フランキーと
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.2

これ関東の人以外も楽しめるのか…?不安になるくらい細かい埼玉ネタが多くて笑える。
現代編をくっつけたのは上手いとおもったけど、「はぁ〜?」というセリフが頻出で芸がない。良くも悪くもTV的。

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.3

SNSで話題になってたけど、そういう内容には思えず。かわいくて切なくて癒やされるお話。
イノッチのナレーションが時々煽るような茶化すような口調のものがあるのが合ってないし、しんどい。演技力なのか監督指
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美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

3.7

贋作を描き、アメリカ各地の美術館に寄付し続けた男のドキュメンタリー。
邦題がアレだけど内容は面白く惹きつけられた。
芸術とは何だろうか…。
自分の作品を、とすすめられても贋作にこだわる彼の姿はアーティ
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ドラえもん のび太とアニマル惑星(1990年製作の映画)

4.2

ピンクのモヤ、暗い森、地獄星、大きな月、不気味なBGM、、怖くて仕方ないのに大好きでテープが擦り切れるほど見た子供の頃。
伝説が史実とつながるところや、月の花の伏線回収、タイムリミットがあるのもハラハ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.2

副題がミスリード!!しかし、事前情報なしで見てほしい。
ハイコントラストの明るい風景がこんなに悲しいとは…魔法が影の部分を濃くしてる。ラストで頭を殴られたようなショック。涙がとまらず貴重なティッシュを
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TOKYO!(2008年製作の映画)

3.7

ミシェルゴンドリー監督作よかった、自然な演技や会話劇が◎
ポンジュノ監督は日本でも坂道で撮るんだな!こだわりがすごい!短編も大変面白いのでポンジュノ作品好きな方はぜひ。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.7

まだ見てないと思ったら見てた
2回目の鑑賞。
後の母なる証明と比べるとまだ荒削り感はあるけど、やりたい事はこれだー!っていう監督のこだわりを物凄く感じる作品。
ラストの女の子のセリフが引き金になり、現
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.8

この時期にポン・ジュノ作品特集を組んだ編成GJ!
最初に注意書きも出るけど、犬好きな方は注意。人形でやらないのはこだわりなのか、、観ていてソワソワした。
インタビューで「興行的に失敗した」と答えられて
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

この内容をエンターテイメントにしてしまう監督の手腕よ!!
抜群のテンポ。愚かしく愛おしい人間の営み。こもった臭いがただよってくる画面もすごい。。

予告編にミスリードされて2つの家族の物語だと思ってい
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

パラサイト公開前に予習です。
のっけから不穏な空気が流れ続け、重い空気のなか、登場人物は真面目そのものなのだが可笑しくて仕方ないシーンが挟まれるのがたまらない!
炎の美しさが原始的な生命力を感じさせて
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.5

映画初め!

カイロレンの心の弱さが人間らしくて良かった。
多方面に忖度するとこうなるのかな。。登場人物の掘り下げが物足りない感じ。リアルタイムで完結編が観られたのは素直に嬉しい。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

効率的なシステムを発明したマクドナルド兄弟のストーリーがまず面白い。それを乗っ取る形でフランチャイズ化したとは知らなかった。名前まで奪われるという血も涙もない展開。店舗を見たら思い出してしまいそう。>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

トーニャの人生が、そのへんのフィクションよりも波乱万丈すぎて。。母親のしごきが見てるだけでごりごり削られる系。ドキュメンタリー調の演出は面白いけど、それに拍車をかけてくる。役者さんの気迫もすごい。

安寿と厨子王丸(1961年製作の映画)

3.9

年表なんかで存在は知っていたものの初めて見てびっくり。これが1961年の作品…。今、こんなに動物を描けて動かせる人ってどれほど居るのだろう…。ネズミと子グマのコンビの擬人化も可愛すぎじゃあ〜〜
ディズ
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.8

陰鬱な空気が似合う、美しい雪景色が良い。ロシア語の映画はじめて観たかも。この監督好きなので遡ってみようと思う。
毒親って世界共通なんだな…。主人公の母の罵倒で、だいぶ削られた。無関心の連鎖。そして紛争
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.9

ずっと見たかった映画。
きょうだい児の苦悩もきちんと描かれていて、「サン(太陽、息子=私ではない)を中心に回っている」というセリフが秀逸だった。
オギーは明るさと賢さで未来を切り開いていくが、いじめっ
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.0

大人向けストップモーションアニメ。辛辣だけれど希望はある。最後に施設のみんなが各々赤ちゃんを前に確認しているシーンがあまりに切なくて声を上げて泣いてしまった…。どうか子どもたちが幸せでありますように。>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

噂に違わぬ大名作。ここぞというときの見開き大ゴマばーん!的で巧みな演出が満載。細やかな小ネタも満載。面白くないわけがない!
T1000の感情なき演技が恐怖を駆り立てて最高。

チェイサー(2008年製作の映画)

4.0

最後まで温度が下がることなくずっとアドレナリン爆発してる。面白さが痛さに勝った。……最後はさすがに原色NGだったのかな…白黒でやっと見れるよ…。

ヒトにとって「わからない」ことが一番の恐怖。すごい映
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

様々な解釈が可能な作品。
序盤のホテルでの両親の会話が、まるでドニーが死んでしまったかのようで、どうにも引っかかったので色々考えながら鑑賞。

①平行世界のタイムマシンもの。ママも銀色うさぎを知ってい
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかくジョーカーのキャラ造形が完璧でヒース・レジャーの力量をこれでもかと感じた。いや、背後に俳優が見えなかった。バットマンと表裏一体という概念的なとこも大好き。

フェリーのシーン…そんな善人ばかり
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラムソロに合わせたOPからして心惹かれまくり。長回しに見える編集もすごい。バードマンの声が聴こえるシーンは苦しいけど、ユーモアもあって最後まで楽しく鑑賞。
ビルから落ちて飛ぶ表現、死んでしまったと思
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

哀しくてコワイ。特に校長先生のあれね…想像したことある人いるんじゃないかな…思い出してしまいショック。
TVショウの観客の笑い声も狂気を増すのに一役かっていて気がおかしくなりそう。
壁の写真に向かって
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ロボット(2010年製作の映画)

3.0

突然蚊が喋りだすのほんとやめてほしい。笑
変なカメラワーク、安っちいCGと合成、かと思えば豪華マチュピチュロケ、、いろいろ滅茶苦茶で笑えた。しかし3時間は長い。
蚊とか騒音問題とかストーリーに全く関係
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アドレナリン・ドライブ(1999年製作の映画)

2.9

小道具や場面設定がチープで、積荷のダンボールがあきらかに空なのとか全然スイートルームに見えないとか色々と気になってしまった。
若くて茶髪の松重さんが見れるのは良い。