こさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

君たちがいて僕がいた(1964年製作の映画)

4.0

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千葉ちゃん先生、理想的すぎる〜
ラーメン何杯食べてんの
この面々での佐野周二×高峰三枝子もアツい
先生の家押しかけて汚れ物を放り出す強気すぎフマキラー拍手、
芸者にもママにも溌剌な女子高生、元気出る〜
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湖畔の人(1961年製作の映画)

3.9

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課長の本心、どうなの〜!というところで婆やがやってくれました、本心ぶつけろって
エレベーターに誰もいれさせない江原真二郎かわいい、自分を好きな人と自分が好きな人の前で「君しか見えてない」と言っちゃう強
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

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love life
しがみつくものなどない
あそこまで彼の宇宙に生きていながら、ギター一本で歌ったときの威力
私も最後まで人生を諦めない、とおもった
最後、またね、と言うボウイのことばに、しんだらあえ
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幻滅(2021年製作の映画)

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最近ちょうどスタンダールの『赤と黒』を読み終えたところ、まさしくリシュアン=ジュリヤンじゃん!となるような構図だったが、この時代はこういうことがさして不思議ではなかったんだろうかとわくわく

「全身で
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森繁よ何処へ行く(1956年製作の映画)

3.9

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それぞれの人生をじっくり追う間もないままあれよあれよと月日が経ち、父から娘への鼻ツンツンの癖は変わらず
いつの間に立派に育った娘、が突如パパの幸せを願い出して涙出るかとおもった、
人生で大切なことって
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(1952年製作の映画)

3.9

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朗らかすぎる石濱朗に泣くかと思ったが段々と鳩への自責の念に蝕まれていくイサム...
鳩を失ったイサムの嘆きや暗い部屋でひとりぽつねんとしている姿がやけに影を落とす、その反動か鳩に大きく手を振る最後はモ
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大いなる旅路(1960年製作の映画)

3.8

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実際に脱線させたという映像の迫真さ、吹雪のなかを今日も機関車は走る
死を見て目を覚ましたときにそばにいたのはあれだけけむたがっていた妻の姿、にいよいよこころを入れ替えて
こうした人生の節目は果たしてい
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インディアナ州モンロヴィア(2018年製作の映画)

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早稲田松竹ありがとう〜〜

この世界のどこか、いたるところに、脈々と流れている生活がちゃんとあるということをつくづく思う
しかし果たして生活はこんなものだったのか
延々と続くように思われる会議
教師に
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横堀川(1966年製作の映画)

3.9

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ずっと眉間に皺がよっていてはやくしあわせがきてほしい多加(おりょうさん!)、
この店を一人前にしたい、と言いながら冷やしあめを売っている姿に泣いてしまいそう
圧倒的に頼れる小沢昭一と頼りにならん主人(
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チャンス(1979年製作の映画)

3.7

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政治家にとっての政治と民衆にとっての政治がまずちがう、として、
政治家にとっての政治へのなによりの脅威は、チャンスの紡ぐことばのような ほんとう のこと、だったりして
ファンタジーでは生きられない現実
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PLAN 75(2022年製作の映画)

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こんな希望すら見出すことはできないかもしれない未来を想像する
死を強制されたらどうしよう、死を選ぶしかないような生活だったら
一方で高齢になったとき、死を選びたいというひとがいても不思議だとは思わない
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世界は恐怖する 死の灰の正体(1957年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人間はいとも簡単に人間でなくなってしまうのか
広島の平和記念館で感じたショックを思い出す
奇形の人間を作り出してしまうのは物理的には放射能であるがそれをたどった先には人間がいて
人間とは何であるかと考
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午前中の時間割り(1972年製作の映画)

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閉じ込められた時間
限りある若い日々
もういないという事実が8ミリに眩さを与える
浮遊する思い出と落ち着くべき現実

荒木一郎の音楽が映画を揺らしている

湖の琴(1966年製作の映画)

3.8

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五右衛門風呂のときの鴈治郎の目線、いややわあ
さくの荒れた手からインスパイアされて一曲奏でちゃう鴈治郎師匠…
真っ黄黄のファンタジー、も空しく響く展開
さりげなくいる田中邦衛

リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)

3.9

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これだって紛れもなく愛、って片付けられてしまうことばなんてふたりに失礼かもとおもうくらい、
それでも最後のふたりの重なりは、愛のかたちとしてのセックスを見せつけられた感じ、がつん
セラがベンに酒をやめ
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夕日と拳銃 日本篇 大陸篇(1956年製作の映画)

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麟之助、すごく変なキャラクターだったが途中からほとんど寝てしまって見届けられず...

のれんと花嫁(1961年製作の映画)

3.9

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本家相手に腰低くなったり娘のことで慌てたり熱くなっちゃったりする佐野周二、良い
相変わらず見惚れてしまう月丘夢路にお兄ちゃん呼びされててこっちまでどきどきする
犬になる小金治もカステラの歌もたのしいね
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母なれば女なれば(1952年製作の映画)

4.0

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かなり良かった
長かった、長かったが不可避の時間であったろうしんきちとの和解
あの鋭い目が忘れられない
会話筒抜けのボロアパート
悪い仲間に土手に追いやられ「母ちゃん」と叫んで確信される前向きな未来
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この映画の感想としては飛躍してしまっているかはわからないけど、決して悲観的な意味ではなく、人類ってほんとうに滅びればいいものなんだ、というか、滅ぶべき存在なんだろうなとおもった
明日にはまた違うこと考
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非行少女ヨーコ(1966年製作の映画)

3.9

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降旗康男を知りたくて

初っ端から荒木一郎に上がりつつ
降旗康男の晩年の作品を観ているから感じることだろうが、空間とそこにいるひと、の刹那をとても大切にしている感じを得る

クスリで荒れまくる緑魔子、
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貸間あり(1959年製作の映画)

3.6

通天閣の見える風景が良いがちょっとついていけないタイプの喜劇

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.6

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冒頭上裸の男たちがひしめく様に怯んだがこれで何が始まるんだ、というワクワクのピークだったかも...

階級社会における束の間の幻想
現状を打開するために命を奪おうとしたアビゲイル、持たざる者が犯罪に手
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書かれた顔 4Kレストア版(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

坂東玉三郎の「ことばは二次的」ってほんとうにその通りだと思っている
じゃあ、いま世界からことばをなくしたらどうなる?と、ふっとよぎったけれど、そうなったとしても結局人間は伝えたいことをどうにか伝えよう
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リード・マイ・リップス(2001年製作の映画)

4.0

映画における男と女の出会い、そこから築かれていく関係性としてたまらなく理想的、(映画には)こんなふたりが存在していること、がしあわせ

美徳のよろめき(1957年製作の映画)

3.7

間だけでは原作の凄まじさはどうしても計り知れないような

太陽の野郎ども(1969年製作の映画)

3.8

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銀座の屋上でスタート良い予感、結果変な映画だった
水中での撮影
異様な集団、におけるさらなる異物感
きっこと目黒祐樹が並ぶと画面の濃度が高すぎる、
「キャメラは武器!」
水中ショー?龍宮城って謎の催し
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暗黒の旅券(1959年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

モリワキ疑ってごめん、ただ集中力の問題だろうが関係が整理できず最後にスッキリできなかった...
「酔っ払って女に絡むのよくない」って子どもの正論
ダックスフンドに追い回される伊吹→銃声を捉える耳のどア
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俺に賭けた奴ら(1962年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

憧れのボクサーと握手した手を使わない(片手運転)ってアイドル思想から始まるワクワク
ポップコーン回し喰い
和田浩二デビュー戦の滑稽な試合からのアサヒビールシャワー
キザな民夫登場〜
広角レンズ?で楽屋
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