misoniさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.6

死ネタをシリアスにではなくメルヘンチックに描いた作品。
死にあたって家族に迷惑をかけたくないという気持ちは万国共通で共感しやすい。
終活のため奔走するエレーナ、かなりアクティブ。とにかく身体が動くうち
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5月の花嫁学校(2020年製作の映画)

3.6

フランスでさえ60年代後半までこうだったのか~!
良妻賢母を目指す家政学校の話。
ジュリエット・ビノシュ、役にリアリティを感じるのは皺とかそのままに無理に若々しく見せようとしてないからだろう。
この年
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.7

あの波の絵をメインに持ってくると思ったがそうではなく盟友の死後に描いた恐ろしい絵のエピソードに向かって展開していく北斎を描いていた。
若い青年期の柳楽優弥も老年期の田中泯もぴったりのキャスト。柳楽優弥
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

4.0

やっぱりなんといってもグラント博士。彼が出てないと!!!!! インスタフォローしてるけどいまだに驚異的なイケおじっぷり。
映画館で見た時からアマンダがとにかくうるさくてイライラしたよね。今日のテレビ放
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.8

この映画いいなぁ。ひたすら音楽に打ち込む姿を描いた映画。
設定は1970年代後半らしいけど部屋も外のシーンの光の撮り方とかお洒落よな~。
おっさんの友達が主人公を慰める時「大事なのは転ぶ回数より起き上
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.3

感想そのまんまだけど男性原作の作品だなぁ…って感じ。
磯部が絶妙に暗くて良い。
石川さん本当に中学生にしか見えないの驚異的。
中学生の瑞々しい恋愛映画じゃなくチクチクと心身の痛みを感じるような映画だっ
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悪魔がみている(2020年製作の映画)

2.0

うん!ちょっと意味が分からなかった!!!!
国境警備隊の時にやった悪事が自分に返ってきたって話ですかねシンプルに。というかあの国境警備隊の時と例の家に行った時のビジュアルにだいぶ差が有りすぎて同一人物
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.7

夫の死により会社を継いだキャサリン。特に報道に対し強いポリシーがあったわけでは無さそうに見えたが、最終的に勇気を持って国民の益になる決断を下す。
この映画のテーマ「報道が使えるべきは国民だ 統治者では
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

この島の正体が明かされる90分あたりからの怒涛のネタバレが結構気持ちいい。その発想は無かったわ全然!ってアイデアに驚かされた。
そりゃあそういうことなら利用価値あるわ。
映画館で見るより家で巻き戻しな
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.2

題名からファンタジックなストーリーだと勘違いして見始めたが全然違った。いまいち人物の関係性が把握できぬまま。

夜だろうが何だろうが人が多い。人口の多さに圧倒的な差を感じるw
奥さんと湖の女性で報償金
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エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

3.2

ストーリーがいまいち良く分からなかったが、鶴見辰吾がレミング病のメカニズムについて説明する一連のくだり。
「新種の奇病が発見されるといつも神の怒りってことになりがちですから」「どうみてもこれ一種の細菌
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アイヌモシリ(2020年製作の映画)

3.7

アイヌについての発言でBPOに審議がかけられた日テレが深夜に放送。
とても面白い映画だった。
映像が美しく森や木の香りがしてきそう。
子熊の目がなんだか人間の目みたいで意志を感じる。
イオマンテという
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グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

3.4

ちょっと度が過ぎてて苦手だな~と思いつつ出てくるキャストにびっくり。ユマ・サーマン?!ウォーケン??!! なんだかすごいキャストだなぁ。
祖父と孫の部屋をかけたバトルだけど広い意味で戦争は始めてしまっ
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コラテラル(2004年製作の映画)

3.4

白髪頭の悪役のトムクルーズが物珍しくて最後まで見た。なぜか最後まで生き残れるマックス。巻き込まれていい迷惑だよほんと。
トムクルーズを追う刑事が出てくるくるが人相が悪すぎてこの人達も悪役なのか?と紛ら
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43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

3.2

かつての恋人が思い出してくれて良かった。
仕方ないが施設にいる人達、認知症やアルツハイマーの人に見えないな…とうっすら感じながら見てました、、、

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

実話ベースのこの脚本、よく作られているな。さすがとしか言いようがない。
同じシーンを三者それぞれの視点から描いているがこれによって話がよく理解できる様になっているしその差を楽しめる。三時間近くあるのに
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.7

宇宙人ポールとの友情~
脚本と主演2人が同じなので演技も息ぴったり。

ポールが最後に女性を連れてくとこが良いね。
倍速の流し見でも普通に楽しめるSFコメディだった。

GOGO(ゴゴ)94歳の小学生(2020年製作の映画)

3.8

GOGOすごいよ…!
目は悪いものの背中はしゃんとしているし94歳でも若々しい。何より勉強したいという意欲がすごい。
聞いて欲しい時にいてくれる友達はそばにいるし、何かと気遣ってくれるひ孫娘もいて、何
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.6

え、そこで終わり??
悪夢見そうな映画だったわ。


注 以下ネタバレになってしまうかもなので…


自分なりに無い頭で考えたけれども



最後まで死守していたパンナコッタを子どもに分け与え、最下層
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.5

ラッセルクロウがこんな糞おやぢ役に、、、あまりに粗暴なこの役にぴったりで言葉が無いわ
90分でサクッと終わるがこんなあっさりなんて。もう少しママと格闘するのかと思ったわ。
それになぜここまで執拗になる
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.9

とても良い映画だった! 展開がスピーディで飽きなかった。テンポ感や90分の尺を固守したのは映画を倍速で見る人達()を意識して作ったのかな。
ジーンの目の下のクマが次第に無くなっていくのだろうと思ってい
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バトル・オブ・チェルノブイリ 危険区域(2019年製作の映画)

1.4

72分という短尺でしかも1,5倍速で見たにも関わらずすごく長く感じた。
ながら見だったのでよく分からなかった。
あえて設定をチェルノブイリにする意味あるのか?
エンドロールの後も意味不明な数秒のシーン
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エクソダス:神と王(2014年製作の映画)

2.5

あまりに脚色し過ぎてびっくりだったわ。
この製作陣無神論者だろうなと思ったらやはりそうらしい。
聖書に沿わない無駄な戦闘シーンが冒頭に長く続きいつの間にか十の災厄に突入してるし、何よりモーセのキャラが
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本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

3.7

途中からサスペンスに思えて来て無事最後まで見終わった時はホッとした。浮世が何をしでかすか分からないという展開の見えなさと、気をてらったわけではないが各キャラの台詞がなかなか面白く四時間の長さだけど不思>>続きを読む

裏切り者(2000年製作の映画)

3.2

地味だが昔犯した罪を償い母親想いの主人公には好感が持てた。
主人公と同じ位の存在感あるホアキンが良かったな。
夜のシーンが多い気がしたが、ホアキンの目元にできる影が美しいよね。
シャーリーズセロン(泣
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

何といっても中村佳穂さんの歌声だろう。この作品の楽曲にぴったりのずっと聞いていたくなる包容力のあるいい歌声だった。歌が良すぎてストーリー中入る他のキャラの台詞が邪魔に感じてしまったよ。曲も明るくなくて>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.8

これ一人で監督が絵も描き続けたんだっけ?すごい情熱と根気だわ。
シンプルに見えるけどシーンによってタッチが変わり色彩が豊かになる。
まさに映画のアングル、寄りだったり引きだったり自由自在。
あのロック
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

4.2

すごく面白かった。
これは千春がモンペに変貌する物語じゃなく少なからず旦那にかなりの程度影響されて最終的に八方塞がりになりああいう結末を辿ったんだと思った。
あの家に嫌気がさし実家に帰るが自分の役割だ
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あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

3.6

WOWOWのメタバース特集で紹介された中のひとつだったがこれSFなの…?という位SFっぽい大仰な舞台装置も無くディストピアとか哲学的なものを感じる作品だった。 映像に計算された美しさがある。女性達の衣>>続きを読む

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.7

サムにこれだけ愛されてタスカーが羨ましくもある。
本当に長年連れ添ったカップルに見えるのはやはり熟練した俳優2人の成せる技なのだろうか。
どんなに辛くても愛する人に添い遂げる覚悟のサムと、愛するからこ
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.8

オータム役の子の死んだ目が演技なのか素なのか…この瞳でこの役に選ばれたとしか思えない。
親身になってくれるのはみんな女性。
はなから男性を頼りにしてないし、目に映る男たちはみんなクソって感じに見える。
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.8

A24の作品てミッドサマーもそうだったけどカテがホラーなのにどうしてこうも笑わせに来るんだ笑???
怖いといえばウィレム・デフォーの顔面だよ。モノクロに映える怖さ。時々安田顕がチラつくw
神話とかもっ
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.8

何回も見てる作品だが、昨夜の地上波放送で初めて見る人達の感想をSNSでずっと検索してたら楽しかった。
やはり不朽の名作は強い。
初めて見たけど面白かった、名作と言われる理由が分かった、切なかったという
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.5

主人公はどう考えてもサンドラなのに、エンドロールで最初にクレジットされるのはサンドラじゃなく娘のモリーなのは何故なのだろう。守ってくれる家が欲しいという強い動機づけになったのが彼女だから?

映画の中
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100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

3.4

断捨離の番組とか好きなので期待して見た。アイデアは面白くて最初のうちはワクワクしてたけどちょっと尻すぼみ感があったな。
二人の賭けと買収劇がそこまで生かされてなかったような…
女性の心の穴は埋められた
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

最後に泣きそうになったではないか…!!!
凄い作品に出会ってしまった
キャシーの怒りが手に取るように解るのは女だから?
復讐エンタテイメントとキャッチーな言葉が付されているが逆に考えさせられるのだ。現
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