misoniさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

2.9

なんでここまで評価高いの理解できんな。
まずデリカシーに欠ける親がかなりキツい。
健聴者の子どもがろう者の親に通訳にされてしまうというこういうエピソードを(それが幸か不幸かは当事者にしか分からないと思
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.1

アンガーコントロールやPTSDのカウンセリング映画のようで、セルフコントロールの参考になる作品だった。
やりたい事やってさんざん迷惑をかけて家族を捨てた父親がいまわの際で謝罪して許して貰うってよくある
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リード・マイ・リップス(2001年製作の映画)

3.8

当初期待してなかったのに、いつの間にか映画の世界にどっぷり浸かってることに気付くこうした映画に巡り合えることがある。
カメラぐらぐら不安定系の映画なので普段だったら大抵途中で見るのをやめてしまうのにこ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.3

ジーナ・ローランズがキャスティングされた時点で優勝。彼女にタバコを持たせたら右に出る者はいないな。
年を重ねても美しくてキュートさもあってカッコいい。
あと盲目の女性のエピソードも良かったな。
どのエ
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あなたになら言える秘密のこと(2005年製作の映画)

3.0

ハンナが抱えてる秘密がまさかユーゴ紛争での被害だとは。彼女の台詞だけでも悲惨さが伝わってきたのが凄い。
カウンセラーの女性が30年前の出来事なんて人はいとも簡単に忘れてしまうと言っていたが、それを抱え
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.5

BSで前後編にして2週に分けて放送してくれるので非常に見やすい。
マイケルが地位を固めていくにつれ非情さが増し、妻との関係が冷え冷えとしていく。
大家族のワイワイとした描写が異常に上手く、父ビトの歴史
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アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

3.5

軍事独裁政権を裁いた初の民政裁判を描いた話。
派手な演出は少なく硬派な印象。長尺で前半部分は特に忍耐力の試される映画かも。
独裁政権の弾圧やそれに伴う暴力については法廷での証人達の告発で主に語られるが
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.1

キャスト的に家庭内で猟奇的な事件でも起きそうな雰囲気だが、どちらかというとほっこり系の話で意外過ぎたw
なんとなく違和感ある家族だなぁと思いつつこの家の核心にはなかなか触れないので何かガツンと来ないな
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.4

春・夏と見てきてそんな展開無かったような気がするが、終盤急に色恋の話がちらっと出てくる。
自給自足の生活をしていくなかで疑問がわいてきたのだろう、いち子が村を一旦離れることになる。
そういう少しの波風
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.3

淡々と普通の生活を追っているだけだが不思議と飽きず引き込まれる映画だった。
ナレーションも淡々としていて日記のページを捲っているかのよう。
おしゃれに見えてくるいち子の生活。でも実際女性1人で自給自足
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

3.6

シンプルに感動。 まずアンドリューが入ることになった家のお父さんがサム・ニールってとこから幸せよな。
このお父さんだったからアンドリューが優しさを学習できた所が大きいと思う。 一方でこの家の子どもがア
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.7

この映画を見ていて約20年前イラクで人質事件に巻き込まれた旅行者の日本人青年のことを思い出した。
エンディングで流れたテロップを鑑みると、ダニエルのように個人レベルで身代金を支払って解放されるケースは
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.7

ラテンのノリのハッピーな父子モノフード映画だった。
snsで失敗し転落もするけれどsnsによって救われる。
レストランのシェフをクビになり、フードトラックでなんとかやって行こうと立ち上がる途中に悪い人
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ワイルドキャット(2022年製作の映画)

3.6

戦場での経験からPTSDを発症したハリー。
アマゾンでオセロットを野生に戻す活動に携わる。
その活動を通して挫折も経験するが少しずつ自分の人生を取り戻していく。
心の傷を癒やすのに様々なケースはあるだ
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

4.0

タイトルは知っていたけどいつかは見たいと思っていたこの作品。ようやく見ることができた。
衝撃と気持ち悪さと、なのに映画としては非常にクオリティが高くて複雑な気持ち。
女闘牛士、昏睡している女、介護する
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アイガー・サンクション(1975年製作の映画)

2.8

山岳スリラー好きなのでタイトルにアイガーが入っているという理由で見た一本。
主役のイーストウッドのキャラ設定が盛り込み過ぎ。現在は絵の教師でかつては登山家で殺し屋をやっていた過。 前半の殺し屋としての
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

2.8

ドローンカメラが島の美しい景色を映すために効果的使われていた。それだけで癒やし効果。
この作品の為に俳優に復帰したタケヒロ役の富岡涼が凄すぎた。演技は子役の時と変わらず上手いがもうその存在感が。本当に
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ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

3.4

このような事実があったことを知ることができて良かった。
ドイツ人でも政権に反対し、抗おうとこのようにひとりで戦った人物がいたとは。
暗殺計画が単独でできる訳がないと必死に黒幕を吐かせたがったのは政権の
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.3

初見です。録画しておいたのを鎌倉殿最終回の翌日に見てみたら想像以上にマーロン・ブランドの首の傾斜が最終章の義時だった。
1時間40分位にカットされたものを見たのでいまいち面白さが伝わらなかったかも…と
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ある男(2022年製作の映画)

4.5

最後のシーンまで見入っちゃったよやはり石川慶監督の作品は面白い。人間ドラマだがミステリー仕立てで彼は一体誰なのか?という視聴者の知りたいことにも答えつつ、一方で2つの差別の問題にもフォーカスしている。>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

2.5

TLでは泣けると絶賛の嵐で全く泣いてない自分がちょっと怖くなった。
だいたいどのシーンでも登場キャラの誰かが目を潤ませて泣いている。その時点で涙が引っ込む。
少佐てっきり亡くなったと思ってたので生きて
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時空の旅人(1986年製作の映画)

2.3

萩尾望都の作画、綺麗だが少し怖い。
始めは少し退屈だったが安土桃山時代にタイムリープした所からたいぶ面白くなった。
あんなにいろんなキャラ達必要だったかな。
蘭丸と哲子のラブストーリーもそこまでテンシ
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.0

ちょっと途中で退屈で寝ちゃったよ、、、
主人公が事件に巻き込まれるというより、自ら首突っ込んでいくパターン。しかし特に危険な目に遭うわけでもなくコッポラ何がしたかったん?って聞きたくなる。
見どころは
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

1.0

酷い所を挙げるとキリが無いと感じたので一言、原作は未読なので映画に対してだが駄作だった。 尚、これは俳優達に対しての評価ではない。俳優以外の脚本、演出その他に対しての評価です。

アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.1

序盤の方で「一番疑わしくない人物が一番怪しい」みたいな事を言っていたので犯人予想してみたら奇しくも当たってしまったわ。

遺産問題はフェイクだと思って見た方がいい。
きっちり犯人もラストには明かされる
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ミスト(2007年製作の映画)

3.6

ラストが胸糞で必ず名前が挙がる映画だったので見たいなと思ってたらBSでちょうど放送してくれた。
話はサクサク進むしスーパーマーケット一カ所で起こる事に絞ってとても見やすい。
クリーチャーは少しショボい
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再会の街で(2007年製作の映画)

3.1

心に深い傷を負った友人をここまでとことん支えられるだろうか。
あんまり集中して見てなかったせいで、歯科医のほうの患者の女性がなんでチャーリーと関わりもつようになったのか見落とした。 しかしわざわざ遡っ
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.6

アンジェリーナ・ジョリーの何を突然しでかすか分からない雰囲気が怖い。そう感じさせるだけでもこの人は俳優としてタダ者ではないと見る側に思わせてしまう。
60年代のアメリカの精神病棟はタバコOKだったり考
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.7

「よその家の事情、悲哀」を覗き見させて貰ってるみたいな映画だった。
二胡のカーホウにもうちょっとフォーカス当たってたら良かったな。
ストーリー内で起きる事はなかなかの事件だったりするのだが、所々挟まれ
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セッション(2014年製作の映画)

3.7

フレッチャーの胸糞オヤジっぷりで最後まで引っ張った120分としか言いようがない。
なんでここまで評価が高いのか謎だが、テンポの良さや洗練されてるかのように見えるカット割りのゆえか??
行き過ぎた指導と
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アレクサンドリア(2009年製作の映画)

3.2

ケプラーが宇宙の楕円軌道を発見する1200年前にその事を発見していたヒパティア。 
天文学者として生きる彼女も、新たな宗教勢力として多神教に対抗するキリスト教徒との争いに巻き込まれてゆく。
レイチェル
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セントラル・ステーション(1998年製作の映画)

3.6

これ24年も前の作品か!
視聴二回目だけど一度目見たの多分20年位前やぞ、、内容ほぼ忘れてたので初視聴みたく新鮮だったわ。
こういうロードムービーってこの当時だったから成り立ったよね。今だったら映画と
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.4

スピーディなカメラワークに完全に酔った。

これ位ぶっ飛んだ経験をしないとカーストが色濃く残るインドでは這い上がれないものなのか。
ジャマールの頭の中はいつでもラティカのこと。ラティカが人生そのものと
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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

3.6

思ったより意外性が少なかったな。
ミナの夫がどのような経緯で捕縛され死刑に至ったのかのプロセスが、ミナや裁判所の人間から語られるだけでそのシーンの映像が無いので問題点がとても分かりづらい。突然「死刑」
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

良かったわ~~。映像が美しい。色のトーンも落ち着いていて、必要以上に登場人物に感情移入し過ぎることなく一歩引いて冷静な目で視聴できる。
シンプルにひたすらジョージ六世が一世一代のスピーチをするまでを追
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.0

すごく面白かった。特に残り30分位からのたたみ込むような展開、目が離せなかった。
幾重にもトリックがしかけられてひとつ謎が解けたらまた違う展開が待っているといった具合。自分もまんまと騙された。
それも
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