Reoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

宮本から君へ(2019年製作の映画)

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強制的に手に汗握らされてしまうし不快になるし、観客側も精神的に歯なり指なり何本か持ってかれるんですよ。その後にぐっちゃぐちゃの顔で笑われたらそれはカタルシスを覚える。覚えるわそれは。
全く社会的な手段
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パディントン(2014年製作の映画)

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めっちゃ面白いじゃないか。ニコールキッドマン可愛いじゃないか。家族の様子を家の断面図で紹介するとことか、めちゃ気さくな熊たちとか、地理学会のテクノロジーとかワクワクするポイントいっぱいでした。
あとラ
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

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これもパニックもの。千葉真一の汗だくっぷりがよかったですね。
犯人グループは背景が描かれる代わりにそこまで葛藤しないけど、鉄道会社側は背景が描かれない代わりに葛藤するので似たような話の繰り返しもなく群
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

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実は初めて観たんですけど、想像以上にしっかり闘ってて面白いですね。
前半の群衆パニックの方が結構好きで、明らかな災が街に訪れてるけど日常の演出を優先する為政者とか、根本的にニュース見てない大衆とか、1
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

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30年目にしてようやく違和感を気付いた世界を根底から覆す仮説、それが確信に変わるっていう壮絶な瞬間の撮り方がいいですね。
あとコラージュで似顔絵作るのがめっちゃいいです。

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

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断然クンフー派ですね。あとサイレント映画風の回想を女の子に実況させるの演出とか、ちゃんと文字でキャラ紹介する演出が好きですね。

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

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子供時代あるある「いつのまにかなくなったあのおもちゃ」におもちゃ側から理由を作ってあげるというすごさ。

激突!(1971年製作の映画)

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常人の理解を軽く超えてくるトラック運転手のしつこさ。今となっては、というか昔からこの手の運転手はいたんだろうし、いざ映画にしてみるとそれだけでスリラーになるという。

見えない目撃者(2019年製作の映画)

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展開で意表をついてくる映画ではないんですけど、ある程度読める筋書きをグッと踏み越えてくる凄みのある映画でした。
エグいところはがっつりとエグいので、この辺りはぼかすだろうという思い込みを裏切ってくると
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泥酔夢(1934年製作の映画)

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最高の映画。生涯ベスト級。本編はDVD買わないとまともに観られる機会もないけど、全然買って正解だった。
バズビーバークレーの狂気が炸裂した、本当に泥酔した時に見る悪い夢のような、それでいて多幸感に満ち
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下女(1960年製作の映画)

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パラサイトつながり。おっさんの情けなさ無限大。あとタバコの吸い方。ものすごく無邪気な吸い方するなぁという、そんな女の子があのおっさんのどこに惚れたのか。結局は人のものが欲しかったくらいの無垢な理由なん>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

誰しも生まれつき持てる手札は選べず、その中身の良い悪いに罪もなく、ただ与えられたカードで戦うしかないという。
そんな三組の話だけど、まさに「誰が予想できただろうか?」という。最後の大事件を経て、三組の
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僕の彼女はサイボーグ(2008年製作の映画)

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話の詰め込み方が凄すぎて、ラブコメやってると思ったら終盤はほんと呆気に取られるような大惨事になってる。超展開も詰め込みまくった話も監督には監督なりの理屈があるらしく、それも劇中である程度説明してくれる>>続きを読む

チワワちゃん(2018年製作の映画)

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原作未読なのに思い入れが強いので無駄に長いです。最初に結論だけ言うと多分好きです。

またオラついてた成田凌さんがこれまた機能不全になる話。
これは本人の問題というより、映画ファンおよび業界人がかつて
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

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犬を飼ってるせいなのか基本的に犬が死にそうな映画はことごとく苦手なんですけど、最初から敵勢力がビビってるあたり(ターゲットに至ってはやらかした自覚すらないところも)、あとはキアヌが淡々と無双していく快>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

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そんなに突飛じゃないけどサスペンスとして普通に面白い。
ポールウォーターハウザーのネトウヨ感はガチ。以前どこかの選挙でゴリゴリの保守候補が街頭演説してた時、本当にそのまんまポールウォーターハウザーみた
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

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主演2人の再現度の高さ。特にスティーブカレル。
パッケージから受ける男対女の構図はあくまでの映画の一面に過ぎなくて、ボビーは男尊女卑の権化というよりただの道化で、むしろ家庭的な一面もあるしょぼくれた中
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

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「俺ら東京さ行ぐだ」的精神も無い、閉ざされた田舎と閉じた中年たちのお話。
田舎らしく、噂は気づかないうちに伝播していく。そして地味に、物語の1つのテーマっぽい「許し」も伝播している。誰かに許された人間
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

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予告がめちゃくちゃいい働きしてる。リアルケイパーものでスタイリッシュなプランが炸裂するやつかと思いきや、という。
ドキュメンタリーと再現ドラマ織り交ぜてエンタメにする「真実」の物語。

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

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好きってなんだという、何気に今泉力哉イズムある映画かもしれない。
苦しいけど好きだから続ける執着と、気持ちいいから好きだったものがそうじゃなくなった時の向き合い方、そこに現れた大泉洋は穴埋めだったのか
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赤い靴(1948年製作の映画)

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めちゃくちゃすごい。傑作。
映画独自の表現でバレエを演出した劇中劇が悪夢のような幻想的映像でめちゃくちゃ引き込まれた。最後の方とかモイラシアラーの顔のアップが強烈。1948年の映画ってところがまた衝撃
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黒い牡牛(1956年製作の映画)

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主題曲が往年の名作を思わせる壮大さで確かに傑作感がすごい。メキシコシティは大都会。ラストは久しぶりに前のめりになって画面に食い入った。

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

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ふわーっと観れた。山の上で未成年の主張させるのはエグザイル系列の俳優への当てつけなんじゃないかって気がしたけど。伊藤沙莉の主婦感ハマりまくりですごい。毎度伊藤沙莉は役ハマってるなぁ。

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

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変態に優しい映画。自分の性癖のルーツに親がいるなんて嫌すぎるな。

ネットワーク(1976年製作の映画)

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ジョーカー元ネタ巡り。
映画の舞台以上にメディア業界全体が落ち込んでる現在、ストレートにスクープ取れば利益になる時代が明らかに終わりつつあって、PVっていう結果を出すための切り口を全員(もちろんネット
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殺人狂時代(1967年製作の映画)

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やっぱり仲代達矢かっこいいわ。精神病棟のデザインが勅使河原宏の「他人の顔」に近い。ヒトラーの演説をフラッシュバック的に挟む演出も。そういう潮流があったのかな。アクションは昔の007的なコメディ感とスマ>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

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冒頭のロゴからとってもいいですね〜話も良かったんだけど映像が最高。多幸感に浸りまくってました。
いろんな形で誕生してる多元的なスパイダーマンの世界観を文字通りハックする構成とか、全体的な絵もそうだし、
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モテキ(2011年製作の映画)

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これが公開された当時は高3だったけどこれは20代後半に差し掛かってこそ見る映画だってことを思い出した。
映画内でもボコボコに言われてるのに当時の僕はももクロの走れ!を知って速攻で購入してエモく(あえて
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サッドティー(2013年製作の映画)

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「好き」という今泉力哉監督のテーマを美形率低めにお届けするいい作品。
「愛がなんだ」で描いた極限の「好き」は本当に戦いのようなすがるような異常性を醸していたけど、この映画では気持ち悪いけどまっ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

成田凌の一挙手一投足が自分が一生かけても到達できない今風のモテるやつのそれで、なんだこれ、こいつなんなんっていうノリで見てたら、中目黒のパーティーから急にそれまでの男性が機能しなくなって、こっち側に降>>続きを読む

スーパー!(2010年製作の映画)

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町山智浩のジョーカー評を聞いて観てみたんですけど、めちゃくちゃいい映画。
キック・アス✖️タクシードライバー 的な、そこにジェームズガンのとってもポップな演出も相まって最高!
エレンペイジのイカれかわ
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

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ミア・ファローがとってもかわいい。びっくりしたりグロテスクな場面があるわけでないのに、サイケで誰も信用できない。というか結末すら信用できなかった。原作にはめちゃくちゃ蛇足の続編があるそうで、それで確信>>続きを読む

狼たちの午後(1975年製作の映画)

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素人感ばっちりの銀行強盗。なんならちょっといい奴で、人質側にも緊張感失せてきて逆にワクワクしてきてるのがすごくいいですね。
その気になれば説得できそうなもんだけど、下手に刺激できないっていうところに立
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キャリー(1976年製作の映画)

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知ってから実際に見るまで実に8年かかった。
まだ2回目の午前十時の映画祭に通ってて、何の気なしにスケジュールがついてるフライヤーを見た時にえげつない表情で立ち尽くす血まみれのキャリーを見たんですけども
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