myjstyleさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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舞踏会の手帖(1937年製作の映画)

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美貌のセレブ妻クリスティーヌは、16歳で結婚し、年上の夫に包まれるように愛されていたのでしょう。36歳の時、夫に先立たれると生きがいもなく、社会との接点もないことに気づきます。青春の思い出、舞踏会デビ>>続きを読む

エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

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下品なギャグと度外れた悪ノリ。今回は、いまいちハマらなかった。上手くハマると面白いけど。

チア・アップ!(2019年製作の映画)

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後期高齢をどう生きるか。死を前にしていかに生きるか。という考えても答えが出そうにないテーマを扱っていますが、仲間を作って昔やりたかったことに前向きに挑戦しようでは親身に欠けます。残念ながら作り物めいて>>続きを読む

ハリーの災難(1955年製作の映画)

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ヒッチコックの傑作サスペンスコメディ。一つの死体でこれだけ遊べるか!って位いじり倒します。本当に脚本がよくできていて感心。あと、シャーリー・マクレーンがちょっと天然でコケティッシュな演技がキュートです>>続きを読む

野球少女(2019年製作の映画)

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リトルリーグから野球一筋、プロを目指してきた女の子の物語。男でさえ狭きプロの門、まして女子にその可能性はほぼない。父親は定職につかず、母親は諦めて早く働けという。タイトルから想像するキャピキャピしたと>>続きを読む

ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

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全編、内的独白のようなモノローグと断片的な会話が詩のように流れ、切り取られた景色は美男美女が織りなす映像詩のようです。なので、ストーリーを掴むのに根を詰めましたが、見えてくるのはミュージックシーンで成>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

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借金まみれで住む家もなく、2人の子供を連れて旅巡業する最晩年の姿とデビュー時の姿を交互に見せます。毒親と威圧的なプロデューサーに搾取される幼い日々も痛々しいけれど、アルコールと睡眠薬が手放せず、ボロボ>>続きを読む

がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)

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こういう設定は、気持ちを揺さぶられちゃうね。ちょっとおマセなオム・チョエン、今後の活躍が楽しみです。

最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

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フランスの郊外にリッチに暮らす老夫婦には4人の娘がいて、それぞれ、ユダヤ人・アラブ人・中国人・アフリカ人と国際結婚しました。老夫婦の困惑ぶりをドタバタ喜劇にしたのがパート1。本作では、娘家族がパリ生活>>続きを読む

FLOWERS フラワーズ(2010年製作の映画)

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昭和初期から現在まで、3代にわたって女たちが子供を産み家族を作っていく物語。親が決めた縁組に反発する娘。「だから、女学校なんかに行かせるんじゃなかった」と怒鳴り散らす父。アラフォーの未婚の娘が妊娠。ど>>続きを読む

ハイヒール(1991年製作の映画)

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wikiではアルモバドル監督のコメディとありますが、オーソドックスな感覚では喜劇ではありませんね。人気歌手で男にはだらしのない母は仕事があると言って、幼い娘を置いてメキシコに旅立ちます。そして、15年>>続きを読む

最高の花婿/ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲(2014年製作の映画)

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フランス郊外の邸宅で悠々自適の老夫婦には、美人の四姉妹がいます。年頃になって、毎年、次々と結婚しますが、それが全て外国人の旦那さん。ユダヤ、アラブ、中国と続き、最後の娘が決めた相手はアフリカ系黒人です>>続きを読む

ウェイバック 脱出6500km(2011年製作の映画)

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酷寒のシベリアの収容所から脱走して、バイカル湖からモンゴル、チベット、インドと6500キロをひたすら歩いて逃げるというおよそ人間離れした男たちの物語。札幌ー鹿児島間でも2000キロなので、その3倍強。>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

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オープニングで、丘の上に立つメルヘンチックな2階建ての洋館の、いくつもある部屋を切り替えながら、手際よく家族が紹介されますが、双眼鏡を覗いている女の子がたびたび登場します。一人娘のヒロインです。このシ>>続きを読む

夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版(1979年製作の映画)

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泉鏡花の世界を映像化するのは難しい。玉三郎の雪姫はさすがの妖艶さですが、あやかしの世界はチープです。村人たちが水涸れに耐えきれず暴力的に生贄を求める場面、狂気は伝わりますが、唐突に思えました。我慢に我>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

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アクション映画というならここまでやらないと、というお手本。妥協がない。装甲車とのカーチェイスも肉弾戦も、アクションのレベルが想定の斜め上をずっと走っています。文句なしの面白さでした。でも、あの呪縛が解>>続きを読む

ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

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評判の高い原作を「ショート・ターム」の監督、ヒロインで映画化していますが、スッキリしない作品です。定住せず自由奔放に生きる父親は、妻と娘3人息子1人の家族から信頼され、「いずれ家族のためにガラスの家を>>続きを読む

天国と地獄(1963年製作の映画)

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昭和30年代の東京や横浜は、外人の多い猥雑な飲み屋の場末感とか麻薬中毒者が蝟集するスラム街などまるで異国のようです。湘南も木造平屋が密集し、犯人はこの界隈の夏は暑く冬は寒くて眠れないアパートの2階に住>>続きを読む

(2020年製作の映画)

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「糸」は「平成」に捧げる鎮魂歌です。平成元年生まれの漣と葵のほぼ20年にわたる、すれ違うけど赤い糸で結ばれた純愛物語。「北の国から 初恋」にインスパイアされた作品でしょう。全編に楽曲を提供した中島みゆ>>続きを読む

スポーン(1997年製作の映画)

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スポーンといえば、目に焼き付くのは、あの途方もなく大きな真紅のマントが風を孕んでなびくシーンです。うっとりします。この美術に携わった方の才能にも惚れ惚れしますね。監督はこれを見せたくて作ったに違いない>>続きを読む

女王蜂(1978年製作の映画)

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金田一シリーズでは一番感慨深く、好みですね。横溝作品ですが、数え歌や伝説、おどろおどろしい演出に頼らず、素直に人間像を描き、憎悪や情が複雑に入り組み、歳月を重ねたドラマになっています。映画にはない、惨>>続きを読む

スパイキッズ(2001年製作の映画)

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ファミリー映画なので、理屈っぽい話はなし。夢のマシンが続々登場♪ たわいなくて面白い。童心に戻りました。「モンク」が出てますね。久々に見ました。あのシリーズ、最後まで見なかったんだよね〜。

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

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1960年の製作ですが、まだモノクロですね。公団汚職は古くて新しいテーマで、利権構造は今も変わりません。天下りの副総裁が自らヤクザを使って関係者の口を塞いでいくのは驚きました。三船敏郎は当時40歳にも>>続きを読む

テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)

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ヒロインのミシェル・ウィリアムズが表情暗く、義務感と惰性だけでクッキングしているシーンで始まります。それがあそこにつながるとは!特筆すべきはミシェル・ウィリアムズの演技です。細やかな感情表現が神業的に>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

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愛らしかったり、賢かったりする犬たちが主人公なので、自分を含めて犬好きの人に愛されるのはもちろんのこと、ラストの持って行き方もハートウォーミングです。でも、あざとい。製作者のしたり顔が浮かんできます。>>続きを読む

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

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サスペンスとしてよくできています。若くして終身教授に抜擢されるような天才が、落ちこぼれの女子大生の逆恨みをかってからは、坂道を転げ落ちるように人生が狂っていきます。妻子を失い酒に溺れ、かつての切れ者の>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

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リアルでサスペンス感のある良作です。売春の元締は、もちろん、警察も検事もみんなクソだ。誰も消息を絶ったデルヘリ嬢の安否なんか気にしない。死んだと決めつけている。韓国映画は自己中や上に盲従する人間が目に>>続きを読む

トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

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ハリウッドの俳優や制作陣、プロデューサーの抱えるストレスや病んだり虚勢を張っている実態をブラックな笑いにした異色作。とにかく、出演する俳優陣の豪華さに驚かされます。監督・脚本・制作・主演と映画作りの全>>続きを読む

きっと、またあえる(2019年製作の映画)

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学生時代にバカをやった仲間たちの絆が熱い。奥さんがかわいい系の美人さんで、彼女がいないと、とてもむさ苦しい男の世界です。インド最難関の工科大学には全国から100万人もの志願者がいて、合格率は100倍だ>>続きを読む

獄門島(1977年製作の映画)

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長谷川博己主演のNHKドラマが放映されたので市川崑監督作品と見比べました。言うまでもないことですが、市川崑監督作品には美学がありますね。俳優陣も豪華です。司葉子さんはもちろん大原麗子さんも綺麗だし、佐>>続きを読む

イラク -狼の谷-(2006年製作の映画)

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米国の委託を受けた傭兵(?)が、結婚式に乱入しては地元民を火器でなぶり殺したり、拉致した人間で臓器販売をしたり、いかにもという作りの反米映画。これで実態を知ることはできませんが、明らかなことはフセイン>>続きを読む

ムーラン(2020年製作の映画)

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老いた父の身代わりとなり軍役に就いたムーランは、辺境の砦で柔然(今のモンゴル)との戦に明け暮れるます。集落の人々が自分たちを頼りに暮らしていることを知り、家族のためから、民を守るために闘うという高邁な>>続きを読む

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

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原作に文句はありませんが、司葉子の息子役の北公次が大根すぎで見ていられません。この頃から安易にジャニーズを起用し、邦画のレベルが下がっていったのでしょうか。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

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夫が個人事業主の宅配ドライバーで妻は訪問介護士と聞けば、「キツい・帰れない・給料安い」という新3Kな労働環境は英国も日本も同じですね。働くほどに家庭は壊れ、借金が膨らみます。銀行が破綻していなければ一>>続きを読む

エブリシング(2017年製作の映画)

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18才のヒロインは免疫不全で滅菌された自宅からは一歩も外に出たことがありません。向かいに引っ越してきた男の子と交わすガラス窓越しの会話。愛が生まれ、ヒロインはその衝動を抑えられず、外に出て、なんと2人>>続きを読む

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

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しっかり者の妻(木村多江)とフワフワした夫(リリー・フランキー)の物語。生後間もなくして子供を亡くしてしまうことで妻はウツになっていく。毎日が辛くって、逃げ出そうか踏ん張ろうか悩む夫。「(こんな事して>>続きを読む