ショコラさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

ショコラ

ショコラ

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ウエストワールド(1973年製作の映画)

4.0

「荒野の七人」のクリスが、狂暴なアンドロイドになって帰ってきた!?

相変わらず渋いユル・ブリンナーだが、主人公達を執拗に付け回す姿が、不気味で怖い。

また、セクシーなアンドロイドに鼻の下を伸ばすオ
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

4.0

“結婚という名の犯罪”

コリン・ファースがプロデュースした、ノンフィクション。

愛する家族を守る為、神経過敏になる夫。

そんな彼を優しく包み込む、物静かで貞淑な妻。 

朴訥としたジョエル・エド
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黒い家(1999年製作の映画)

2.9

昔、「火○サスペンス劇場」で、コンビニ強盗と人質女性の禁じられた恋を熱演していた、主演のふたり。

終始、何かに怯えているような大竹しのぶに対し、彼女に強引に迫る内野聖陽がセクシーで、印象的だった。
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のぼうの城(2012年製作の映画)

3.0

野村萬斎の、野村萬斎による、野村萬斎の為の映画。

本業の“狂言師”としての実力が、最大限に活かされた作品。

怪力のぐっさん、市村正親と山田孝之のお尻(爆)が印象的。

ナレーターが安住アナなので、
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寵愛 ‐ちょうあい‐(2000年製作の映画)

3.0

白い部屋、美男美女、めくるめく官能シーン。

しかし、ストーリーはありきたりで他愛ない。

自由奔放でわがままな女に翻弄される、都合のいい男。

登場人物がほぼふたりで進行する。

淡々とした静かな映
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女の都(1980年製作の映画)

2.7

セクスィーなおばはんと汽車で乗り合わせたおっさんが迷い込む、摩訶不思議な世界。

マストロヤンニの下心丸出しのエロ紳士ぶりは、さすがイタリアン。

女女女女~♪♪と、どぶ○っくの歌が頭を駆け巡るどぎつ
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サッドムービー Sad Movie(2005年製作の映画)

3.2

顔に火傷を負った、口の利けない少女と画家の話が切なかった。

シャイな彼女がアルバイトの着ぐるみ姿で彼と交流するのが、もどかしくもいじらしい。

彼女を見守る仲間達の優しさにも癒された。

少女漫画の
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.2

腕利きのシェフが心機一転、フードトラックで奮闘するロードムービー。

ジョン・ファヴロー監督が八面六臂の大活躍。

相棒役ジョン・レグイザモの快活さに和む。

冒頭から、見事な手捌きの調理シーンに釘付
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.6

復讐に燃えるイ・ヨンエ!!(チャングムじゃないけど・古っ💧)

その清楚な美貌から考えられない、腹黒い策略家ぶり。

彼女の穏やかで優しい声も、猫かぶりの役柄にぴったりだと思う。

劇中では、やや微妙
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偽りの忠誠 ナチスが愛した女(2016年製作の映画)

3.4

ワケありのナチス将校と、亡命中のドイツ皇帝夫妻にメイドとして仕える、女スパイ。

ふたりが恋に落ちる過程が曖昧。

一目惚れか、またはハニートラップにしても感情移入し難い。

冒頭シーンで、ブラント大
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怪談(2007年製作の映画)

3.5

モノクロ映像から始まる、冒頭のおどろおどろしさ。

美貌と優しさゆえに女性を虜にする新吉と、死んでも尚、彼に執着する豊志賀の情念の怖さ。

尾上菊之助の流し目と気品ある所作に、女形役者らしい艶かしさを
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キャット・バルー(1965年製作の映画)

3.7

ミュージカル調の異色西部劇。

オープニングから洒落ていて、ワクワクする。

バンジョーを弾きながら陽気に歌う、ストーリーテラーの二人組。(ひとりは何とナット・キング・コール!!)

緊張感のない、の
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.5

全編通して漂う、じっとりとした雰囲気。

鮮やかな映像美、そして怪しい日本語。(随所聞き取りにくい💧)

放送禁止用語がバンバン出て来るのに面食らった。

正直、レンタルしたのを後悔し掛けたが、中盤か
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

人間と犬の強い絆を描いた、ハートウォーミングな佳作。

犬の転生というファンタスティックなストーリーの中に、命の尊さをさりげなく描いている。

その飼い主への真っ直ぐな眼差しに、胸が締め付けられる。
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さすらいの航海(1976年製作の映画)

3.8

ユダヤ人迫害から逃れる937名を乗せた客船。 

しかし、目的地・ハバナ港で上陸拒否。

他の国々にも同様の仕打ちに遭い、乗客達は混乱に陥る…。

脱出の安堵も束の間、奈落の底に突き落とされる人々。
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終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

3.4

マッカーサーと昭和天皇が並んだ、有名な写真。

その歴史的対面の裏に隠された、ある米軍准将の奔走。

重いテーマを107分で上手くまとめた、分かりやすい内容。

制作者が登場人物のお孫さんということも
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.2

詐欺師が9才の少女に振り回される、コメディタッチのロードムービー。

モノクロ映像が、作品の面白さを際立たせていると思う。

ライアン&テータム親子の息の合った演技。

娘がパパを完全に食っている。(
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達磨よ、ソウルに行こう!(2004年製作の映画)

3.6

お坊さん異色コメディ「達磨よ、遊ぼう!」の続編。

個人的には、こちらがお薦め。

所用で、山寺からソウルに出て来た僧侶達。

大都会で巻き起こす、彼等のてんやわんやを描いている。

初っぱなからカル
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.2

ジブリアニメの中で、1番好きな作品。

のどかで温かなストーリーと、優しいユーミンの歌が上手くマッチしている。

よき相棒・黒猫ジジの皮肉屋ぶりも微笑ましい。

見知らぬ町でのキキと人々との交流が、生
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あん(2015年製作の映画)

4.0

映画館で予告を見て、気になっていた作品。

優しくて、切ない。

あんを作る過程が興味深かった。

いとおしそうに小豆に話し掛ける徳江さんが愛らしい。

謂れのない偏見と差別から、社会を追われた人々。
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イーグル・ジャンプ(2016年製作の映画)

4.3

前向きな主人公・エディに泣けた。

彼のコーチで落ちぶれた元ジャンパー、ピアリーとの絆にも。

「キングスマン」で、快活な青年を生き生きと演じたタロン・エガートン。

今作では180度異なる、愚直なま
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.6

過酷な自然の中、孤独な主人公は満身創痍になりながらも加害者を追い続ける。

その凄まじい執念。

スマートなイメージが先行していたレオ様が、息子を殺された泥臭い父親役。

ボロボロのみすぼらしい姿なが
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荒野の七人(1960年製作の映画)

4.5

エルマー・バーンスタインの軽快なテーマ曲が秀逸。

7人の、個性的でカッコいい男達が活躍する、言わずと知れた傑作西部劇。

渋くて豪華なキャスティング。

冒頭のクリスとヴィンの活躍からシビれ、ラスト
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シュリ(1999年製作の映画)

4.0

韓流ブームの先駆けとして大ヒット。

初めて観た韓国映画。

韓国要人の連続暗殺事件をバックに描かれる、韓国の諜報部員と北朝鮮女性工作員との恋。

アクションとサスペンス、そして、切ないラブストーリー
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.7

ゲイをカミングアウトしたポジティブな父・ハルと、内向的で、恋に臆病な息子・オリヴァー。 

病魔に冒された年老いたハルが、残された人生を謳歌した日々。

回想シーンを交えながら描かれる親子のヒューマン
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プロデューサーズ(2005年製作の映画)

3.5

私的、危険な?ミュージカル。

キワどいネタとジョーク満載。 

高齢者ネタで引いてしまったシーンがあった💧

劇中のナチスを風刺したミュージカル、“春の日のヒトラー”が見物。

金髪碧眼のSS姿で朗
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

CGに頼らないリアルな映像。

救援を待つ兵士達の、生への執着心が生々しい。

カメラは、苦境に立たされながらも、生き残ろうとする若者の姿を追い続ける。

そして危険を省みず、彼等を救おうとする勇敢な
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.5

舞台の西部開拓時代が気に入っている。

往年のウエスタンを観ている様な展開が面白い。

そして、ドクの不器用なラブストーリーにほっこりする。

ラストのオチも、シリーズの締めくくりに相応しい。

「バ
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ある愛の詩(1970年製作の映画)

3.5

名作なのに何故か今まで観ることなく、やっと鑑賞。

まさに“ラブストーリー”の王道。

観てるこっちが赤面しそうなラブラブぶり。

フランシス・レイの甘美なテーマ曲に乗せて綴られる、ふたりの短くも深い
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.3

異国の地で、レストラン経営を隠れ蓑に暗躍するロシアンマフィア。

そこで運転手兼“葬儀屋”として働くミステリアスなニコライ。

瀕死の少女が産んだ赤ん坊を助けたことで、裏社会の実態を知る助産婦アンナ。
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.5

シリーズの中で、一番好きな作品。

魅力は何と言っても、ハリソン・フォードとショーン・コネリーの、絶妙な掛け合い。

インディをハニートラップに掛けた美女が父・ヘンリーとも関係していたくだりは、さすが
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誰がため(2008年製作の映画)

4.3

デンマークのナチスと闘う、レジスタンスの男達。

原題の「フラメンとシトロン」は、主役ふたりのコードネーム。

赤毛に青白い容貌で冷徹に“仕事”をこなす青年・フラメンに対し、繊細で、常に顔中脂汗をかい
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.0

キャロル・キングが歌う“Anyone at All ”が温かい。

その優しい歌声と歌詞が、主役のふたりにリンクする。

書店好きの私には、たまらない作品。

キャスリーン(メグ・ライアン)が、子供達
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.6

ポール・ヴァーホーヴェンでPGー12、規定緩くない?

…やはり凄まじい作品だった。

ヤバ過ぎる。

本当に12才未満でも大丈夫だろうか。

イザベル・ユペールの迫真の演技に、背筋が凍る。

ワンマ
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男性・女性(1966年製作の映画)

3.0

60年代、ベトナム戦争中の混沌としたフランス。

兵役上がりで、出版社勤務のポールと、新人アイドル歌手マドレーヌのドライな恋愛。

彼のトイレの洗面所での口説きには、正直退いてしまった。

突発的なシ
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

コミックが原作だけあって、実にテンポのよい、娯楽スパイアクションの快作。

コリン・ファースとマイケル・ケイン目当てだったが、意外にも教官役のマーク・ストロングに惹かれた。

これまで悪役でしか見たこ
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