ともぞう

オットーという男のともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

オットーという男(2022年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

妻に先立たれた偏屈じいさんの主人公は、何度も自殺を試みるほど人生に絶望している。ただ、自殺は上手くいかず、近所の人々などの関わりで生きる居場所を見出していく。彼の葬式には多くの人が集う。堅物ではあるが、いつまでも亡き妻を思う愛深い男であることを周囲の人も分かっていたんだと思う。ストーリー展開は分かっていてもトムハンクスの安定の演技で最後まで連れて行かれる作品。

〈あらすじ〉
オットー(トム・ハンクス)は、近所を散策して少しでもルールを破った者を見つければ説教するなど、いつもご機嫌斜めで曲がったことが大嫌いな言動で町の人々から煙たがられる面倒で近寄り難い存在だった。しかし実はオットーは、最愛の妻に先立たれ、仕事も失い、孤独と絶望に苛まれていたのだった。自ら命を絶とうとするオットーだが、その度に向かいの家に越してきたマリソル一家の邪魔が入り、思いを遂げることができない。マリソル(マリアナ・トレビノ)から小さい娘たちの子守や車の運転を頼まれたオットーは、彼らとのやりとりを通してある変化を感じる。
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