のりさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

4.8

ネットサーフィンならぬFilmarksサーフィンをしてたら平均スコアの高さに思わずクリップ。やっと観れた。

百万両の壺をめぐってのドタバタ群像劇。笑ってホッコリして面白い。文句無しの傑作。

昔すぎ
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.6

ノリノリになれるような曲がてんこ盛りで名作の名曲は今になっても色褪せない。特に気に入ったのは
〝Good morning〟
3人の息ぴったりであのダンスはいろんな映画でオマージュされていてそれだけでも
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アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

2.8

ブニュエルとダリの夢を映像にした作品であるがよく分からなかったけど彼ら2人の生涯、特にダリについて調べるとこの映画のところどころの意味が理解しやすくなる。シュールな映像の羅列に不規則な音楽は不安にさせ>>続きを読む

かもめの城(1965年製作の映画)

3.8

スゴい映画だった。パッケージからもスゴさが伝わると思う。

人より幼い精神や言動が目立つ少女アリエスがある日、警察に追われ、瀕死の重傷を負っていた青年ジョセフを家の庭で助ける。アリエス自身が恋人として
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第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

4.2

ドイツの捕虜収容所で緻密な計画の上脱走を試みた捕虜が待ち伏せしていたドイツ兵に射殺されてしまう。収容所の面々は自分たちの仲にスパイがいて密告しているのではないかと疑い始める。

ビリーワイルダー脱獄物
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

4.2

キートン2作目。

キートン演じる機関士は南北戦争の徴兵を希望したが採用されず、ヒロインにそっぽを向かれてしまう。そんな中敵軍はキートンたちがいる南部進撃を狙っていた。ある時キートンが運行していた愛(
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

3.8

映画史に名を残す名作。

ロシア映画の授業で「オデッサの階段」のシーンは他の映画でもオマージュされてるんだよーって言われてそこだけ流されて訳分かんなかったんだけど映像に圧倒されて気になり鑑賞。

中々
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

4.6

名探偵を夢見る映像技師が夢の中で名探偵になって事件を解決するっていう話。

この説明だけでは凄さが伝わらないけどセンスの塊だった。現実というプロットの中に夢のプロットを導入・完結させ、夢の終わりと同時
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

バットマンはノーラン作、スーパーマンは鑑賞履歴なしと全くというほど予備知識がないまま観たのでストーリーについてはあまり触れないようにする。

映画館の醍醐味であるアクションはバットマンの肉体&カーアク
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情婦(1957年製作の映画)

4.8

パッケージと題名で損してる!パッケージまんまのシーンなんて無かったろ!全然エロくないから観て欲しい!

めっちゃ身構えて観てたけどまんまとやられた…
この時代にこれほどプロットが完成された法廷サスペン
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絞殺魔(1968年製作の映画)

3.0

TSUTAYAの発掘良品で。

アメリカのボストン、ケンブリッジなど複数の街にまたがり何人もの女性が悲劇に遭った連続殺害事件を実話に基づいて忠実に再現している。

実話に基づいているので派手な脚色はさ
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モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

3.8

マイクとサリーの大学時代の物語。その可愛らしい見た目から怖がらせる才能が無いと言われ続けるマイクと怖がらせる才能はあるもののそれに溺れて怠けているサリーが真の友達になるまでが描かれていて、個人的にオリ>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.2

面白かった。下品さもあるけどぶっ飛んでる。コメディ入門として楽しめた。

友人の結婚式の婚前旅行でラスベガスに豪遊しにきた4人の野郎共。夜のパーティ、ハメを外し過ぎた4人が朝を迎えるととんでもない事態
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

2.2

ジブリ作品には意味を求める作品がちらほらある。もののけ姫とかナウシカとか。ポニョはただ純粋に子供にポニョの奇抜なデザインで楽しんでもらおうという宮崎駿さんの羽休め作品だと思う。

正直あんまり面白くな
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マッハ!(2003年製作の映画)

3.0

おもしろいんだよねーこれ。ストーリーなんかあってないようなもんだけどノーワイヤーノーCGアクション。しかも素足笑。
アジア版アルティメット。レビュー数が1000超えてることに驚き。

人間の域を超えて
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃおもしろかったー!香港ノワール舐めてた(・_・;

警察に進入したマフィアのスパイ
マフィアに進入した警察のスパイ
彼らの運命はいかに!?

複雑になりそうな話を約100分にまとめ、Ⅱ・Ⅲ
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グロリア(1980年製作の映画)

3.0

『レオン』の元ネタ。そんでもって逆バージョン。おばさんと少年の逃避行。

逃避行モノはけっこう好きでレオンの元ネタなら観ないとと鑑賞。

この作品の良さはグロリアがかっこいいことに尽きる。しかも生意気
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

超多忙な日々を送っていたアパレル会社の社長ジェールズ(アンハサウェイ)の下にある日70歳のおじいちゃんであるベン(ロバートデニーロ)がシニアインターンとして働くことになる。ベンの言葉、振る舞いがジェー>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

3.8

百円程度の女の物語。出てくる人物はだらしないクズばかり。そんななかで安藤サクラ演じる一子はボクシングを通じて何かを見つけようとする。

サクセスストーリーにはならないところがいい。普段から努力してる人
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天空の蜂(2015年製作の映画)

3.6

結構おもしろかった。さすが原作東野圭吾。でも原作の力だけではなくて、役者の演技も素晴らしかったと思う。特に綾野剛と本木雅弘。後者はアカデミー助演男優賞を獲得したのも納得。

原発で働く人々、技術者、自
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ナイト ミュージアム エジプト王の秘密(2014年製作の映画)

3.0

安定した面白さ。パッケージ裏のあらすじを見ただけでワクワクするシリーズ筆頭。

今回はエジプトの石板の謎を巡ってロンドンの大英博物館に。大英博物館はニューヨークのと違ってクセがある展示物が多くて見に行
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天国と地獄(1963年製作の映画)

3.8

いやはや黒澤作の時代劇に劣らぬ高クオリティ。物語構成が素晴らしい。

前半は身代金をめぐる犯人との駆け引き。もちろん犯人に近づいていく後半も緊迫して面白かったけど個人的には前半の権藤の葛藤と決断が1番
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.2

実話だったのね知らなかった。いい話だった。

いくら豪邸を持っているような大金持ちの家庭でも見ず知らずの青年を家族としてむかえられるだろうか。リーアン一家は優しさと笑顔に満ち溢れた素晴らしい家族。今ま
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七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

ある農村では収穫期になると野武士がやってきて村の作物を根こそぎ持っていき、百姓たちの生活は限界に達していた。村を守るため7人の侍が立ち上がる。

あらすじはこんなんだけど実際見てみるとただの侍たちのヒ
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ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

3.8

元祖ゾンビ映画。動きがノロい、生きた人間しか襲わない、頭を打たれたら死ぬなど現在のゾンビ映画の〝常識〟を作った映画。

消費社会への皮肉だとか人間の私利私欲だとか社会性も多く込められてる。あとゾンビに
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

人のためになることをすることがどれだけ素晴らしいことか。


人1人の存在が周りにどれだけ影響を与えるか。


友ある者は敗残者ではない。


アメリカで毎年クリスマスに放送されるのも納得。生きてるっ
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

最近宇宙を舞台にした大作(ゼロ・グラヴィティとかインターステラー)とか映画館で見れてなかったけどやっとスクリーンで観れた。感無量(^.^)

火星で1人で頑張るっていうストーリーは知っていたのである程
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

2.2

予告が1番ピークだったジブリ作品。設定はめっちゃいいとおもうんだけど特に起伏のないストーリーであっさり終わった。あれ?これで終わり?って思ったのは自分だけじゃないはず。

今作品の志田未来ら声優陣の演
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るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

3.0

原作も映画前作未見で見た。邦画のアクションってことで全く期待してなかったけど思ったよりよかった。神木隆之介の動きには「!?」て思ったけど笑

藤原竜也ほど若手でキチガイ悪役が似合う俳優はいない。全身包
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.8

久々にこんなに凝った邦画を観た。これは複数回観た方が更によさが分かりそう。

桐島が部活を辞めることによって生じる学校生活の変化を通してスクールカーストを描いているがスクールカースト上位層のもどかしさ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

完璧な構成でそれを2時間に収める無駄のなさ。批評本やら特集やらでオールタイムベストに幾度となく選ばれるのも納得。

母親に惚れられるのもタイムスリップならではの設定。二転三転するストーリーは息つく暇も
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.4

シリーズも長いし、何回もテレビ放送もしてるから愛着もあるんだろうけどこれほどまでにワクワクする世界観の映画はもう作れないだろう。ロードオブザリングが匹敵しそうだけど長すぎてどーも手が出ない…

結構前
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

2.6

これがピクサーのアクションアニメーションの先駆けになるのかな。

気軽に楽しめるのは言わずもがな、意外とピンチが多くて日本のアニメとは一味違うかんじ。
キャラもめっちゃカッコいいかわいいじゃないのに魅
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

古びた車に乗り、盗みをしながら生活する冴えない男ルー。ある時彼はショッキングな事件現場を撮影し、テレビ局に映像を売り込む〝ナイトクローラー〟の存在を知る。この仕事に興味を持った彼は「僕は勤勉で覚えが早>>続きを読む

おにいちゃんのハナビ(2010年製作の映画)

3.2

引きこもりの兄と兄をなんとか引っ張り出そうとする明るく元気な妹。花火を通じて生まれ変わった兄の妹への恩返し。

ベタだけど泣いた。ラストらへんよりも1週間前に送られた亡き妹からの動画メッセージ。邦画の
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.2

モーテルに集められた11人が次々に殺されていく。みな疑心暗鬼になり、見えない殺人鬼の恐怖に怯える。

ハラハラするねー。伏線とか注意して結構見てたけど全く犯人が分からず。

んでネタばらし。やられたー
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