komoririririさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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いとみち(2020年製作の映画)

4.1

お店で三味線を弾いた後の山登りシーンで涙でた。
登る娘。見守る父。2人の表情だけで感じるものがありすぎる
主演の駒井さんは弘前出身であり、修学旅行の原宿でスカウトされたこととか、全部
優しく重なってめ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.3

テクニックにつぐテクニックで仕上げられてるけど、雄弁過ぎて全然グッとこないし好きじゃなかった。なんか、しゃらくせぇ。
そして河合さん主演で観たかった。

リンダリンダリンダ命

ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

-

おもしろくて一気に見れた。
働く当時は新しい工業だし楽しいことも多かったんだろうな。

まったく関係ないけど、関東の人ってめちゃめちゃ花粉症多いのに何で誰もスギ植林のこと訴えないんだろ。
重症や死なな
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

4.0

劇場ではアピチャッポンの頑なな沈黙と睡魔との戦いです。
ファンなのでそれは知っていてもやはり攻防し、最後はここ渋谷?新宿?有楽町だっけ…?って変な時空に放り込まれ、次の日にドゥン!って音が聞こえたり聞
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

冒頭のコンビニシーンのアクションやばくない??
井澤彩織さん最高じゃない??
高石さんも良かったけど。

雰囲気で喋るSNS口調、映画の中で聞くの苦手なんだけど(山戸結希くらいギョッとすること言って欲
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

高評価だし感動ポルノだったらどうしよう…とか思いながら観たら、ひたむきでさりげなくて、めちゃいい映画だった。
手話の迫力も素晴らし

ジョニミッチェル大好きだったから、嗚咽するほど泣いてしまった。
B
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.9

SNSがケイラの日記帳というか、暖かい拠り所として描かれてるのが良かった。
誰とも交流してないんだけどね。
それがいいし、それでいい。
私も中二の頃はじめてpcを買ってもらった時は、ブログ書いたり、ク
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A2(2001年製作の映画)

4.5

かつて友達同士だった新聞記者が「みんか心配してるよ。なんで家帰ったりしないんだよ」って。
信者は「もう出家したんだ。君こそ嘘ばかり書いて、そんな仕事悲しいよ。」って。あのシーンすごい。出家と同様にその
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「A」(1998年製作の映画)

4.0

すごいドキュメンタリー…
攻防やデモよりも、粗食や床に座る姿、這う虫、スリッパが頭にこびりつく。
荒木さんを好きになるけど、入信した若者たちにこういう禍根を残した教団幹部ひどい!マスコミもいじめないで
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

ノマドにはお別れがない。
いつも「またね」で別れる。
そしてみんな「また会おう」と言う。
だから君は亡くなった夫にも、また会える気がするんだ。

そう言われて、からっぽの家に戻る主人公。

なんて良い
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HOMIE KEI チカーノになった日本人(2019年製作の映画)

-

水ダウからやってきましたw
白人好きの日本男性や女性に「あ、了解です」と思う、この気持ちは何だろ〜

肉弾(1968年製作の映画)

4.1

うさぎとねずみがちゅうちゅう。
思想強すぎだけと、茶目っ気がすご。
植田正治的な砂丘、かっこいいなー。
前半の上司とのやりとり、フルメタルジャケットみたいで好き。フリースタイルラップみたいで好き。

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.6

自分は上京したくて仕方なかったから、
都会出身者が未開の田舎に心を溶かしていくお話、あんまり好きじゃないんだけど
(都会より断然田舎の人の業が恐ろしいから、スローライフ過ごすくらいで人間本来の姿を取り
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

風呂でロールの全裸を見た瞬間、デビルマンのラストシーン飛鳥了の裸を見たような…これは見ちゃっていいんですかねぇ。。すんません。。って、えも言われぬ不思議な気持ちになった。

子供心に女になりたくない気
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さがす(2022年製作の映画)

3.9

おもしろかった
今まで佐藤二郎がニガテと思い込んでたけど、福田雄一が嫌いなだけだったのかも。

岬の兄弟のような、お話のために人を陥こむ嫌な感覚も無かったし、
ただハラハラして、最後は満足感でいっぱい
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.0

会話も部屋もオフナレも吐きそう。
わざとやってるのはわかるけど、起因から逃げまくる脚本が腹立たしい。これが流行ってんのか〜…って心底切なくなった。
猫ちゃんのひきとりをジャンケンして「もらう」とか言っ
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近頃なぜかチャールストン(1981年製作の映画)

4.1

ジジィ!!可愛いよ!!大好きさ!!
暑いから処女膜について話しましょう。とかパンチ効いてるw
戦争終わって嘘くささにグレる気持ち、おこがましいけど今わかる。
いつから日本の映画はブラックジョークが消え
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.7

わーこれはこの先何度も繰り返し見るやつですね。。
切なくて悲しくてかわいくて幸せな
2時間。トロンボーンとか、バーガーショップとか、屋形船とか、どうでもいいことが人生で一番美しく思えてたまらない。
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(2007年製作の映画)

-

木漏れ日、海、チャリ、
ドランのおちょぼ口と、西洋彫刻の全裸背面姿が頭に焼き付く。
15歳で自分を知れているなんて、すごいね

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.2

最後の「のぞみ!?」って瞬間、予期せず涙がぶわーっと出てきた。
何故かおしっこも漏れそうになった。
いつの間にかハッとして、放り込まれて、いつも手品見てるみたいだけど、生々しさを肯定する時代だからこそ
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海辺の金魚(2021年製作の映画)

-

勉強好きな優等生が作った映画に見える…と思ったら監督、役者さんだった。
カレー事件を少しでもモチーフにするなら、覚悟を見せて欲しかった

光陰的故事(1982年製作の映画)

3.9

指望、とんでもなく美しい!
下宿マッチョの裸を見る2人の姉妹も良すぎ。チカチカ消えかかるライトや心象の光も至福。。
若い時代って美男美女が物語の主役にも見えるけど、あの鈍臭い少年が、泥だらけになって、
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.5

よすぎて、目が離せなかった。
ワルでまじめで暖かい、みんなレイになりたい。けど、彼がスケーターとして成功するかどうかなど描かないのもクール!!!!
スタンドバイミーは線路を辿り隣町へ向かったけど、90
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わたしたち(2016年製作の映画)

5.0

女なら誰しも経験したであろう、あのクソみたいな日々を想い出して、きゅるきゅるきたよ。
万引き、マニキュア、ヘッドホン、お弁当、ミサンガ、ドッジボール。
どうでもいいことで命を落としてしまう女子の世界線
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夏時間(2019年製作の映画)

3.9

ふと立ち入り、染み込み、消えていく…まさに真夏の夢。
祖母のミシンの上で食べる昼飯や、姉弟のラーメンめちゃくちゃ良いし、日当たりの良い洗濯スペースも、手入れがもう出来なくなってぼうぼうに伸び切った庭も
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ぼくらの家路(2014年製作の映画)

-

決断できて良かったけど、母が出戻ってからのジャックの葛藤がもう少しだけ見たかったな。
母を悪人に描かない所に重いフィクションながらの品を感じる。
「ジャック」って原題のが良いよ。

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.2

上白石萌歌さま大勝利映画。細田さんもとんでもなく良い。原作も大好きだったけど、こちらも違うベクトルでとてもグッときた。
登場人物全員がちょっと変でヲタクで空元気だから、最後の「好き」ってシンプルな言葉
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

-

五条先生単推しなので上映前のおちゃらけポップコーンシーンで、スルッと五条先生が開眼しちゃった瞬間、「東宝殺すぞ!!」と、腑が煮えくりそうだった。
私、呪術廻戦の廻戦部分はすべて五条先生開眼の前戯だと思
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.3

こういう重い話って群像だと萎えちゃうから、ずっとゼインと旅をしてるみたいで全然物語から逃げれなかった。
フィクションでこんな小さな子に社会を背負わせるのは辛いけど、覚悟決めて何年もかけて制作した真摯さ
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

-

三田佳子vs薬師丸ひろ子の芝居バトルがすごい、女優スポ魂映画。
「私、〇〇よ!」ってセリフ一生に一度はどこかで言ってみたい。おもしろかった。

キューティー&ボクサー(2013年製作の映画)

3.7

のりこさんの服や三つ編み、絵もかわいい。うしおよりのりこさんの方が気になる。
ロックや芸術を20代のテンションのまま語る60代を見ると、ゾッとすると同時に、純粋な人って一生幸せなんだろうな。。って羨ま
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アス(2019年製作の映画)

3.8

やっぱりそう?と思ったらそうだった。
設定が毎度へんちくりんだけど、梅図かずおみたいにその先の怨念を描きたい気持ちがわかるから全然許せるし、そんなこと構わんくらい撮り方好き。人が美しく感じる。
ジョー
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空白(2021年製作の映画)

4.4

嫌なことしか起こらないのに、日々を丁寧に生きてたことが少しの救いとなるのがビリビリくる。
削ぎ落とされまくった107分なので、もうちょっと意味なく想像させる余白が欲しいくらい役者もみな素晴らしい。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

-

濱口監督大好きの、春樹ファック派なので、最初はとても複雑な気持ちで見ていた。濱口監督の狙い通り、虚構や空想に耽る主人公のモチーフとして描かれ、その気持ち悪さは中盤から後半にかけて見事に逆転していくのだ>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

脚本はフツーだけど、めちゃくちゃおもしろかった。ベイビードライバーもそんな感じだったな、3日で忘れるけど、頭にこびりつくカッケー演出の嵐。
ダンスシーンや鏡、アナログ?合成?のはざまのどちらともとれる
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.4

きよし役のナイツ土屋氏がめちゃくちゃ良かった。物語としてもよくできてる。
ただ成功者の美談は味のないステーキのようで、民放の2時間ドラマ観てる気分にも。
これ観るならソナチネやキッズリターンを繰り返し
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