ナオさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.7

ゆるーいくせして頭使う、S(すこし)F(不思議)な話(最後の藤子・F・不二雄のSF短編集うんぬんはそういう意味だと思う🪐)で楽しかった〜
ノーラン先生には時間に殴られろどころかコテンパンにされて早々に
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.5

ホラーの金字塔に挑戦👻
そのシーンは正面から見たくないよ〜と薄目スタンバイしたらちゃんと背を向けて見えないようにしてくれるし、グロ要素は思ったより全然平気で意外にもホスピタリティ溢れた映画だった

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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

30なんて平均寿命の半分にも満たなくてまだまだこれからなはずなのに人生の一区切り、何か成し遂げなきゃみたいな焦燥感って世界共通なんだな...
Netflixさまこんなに早く観せてくれてありがとうござい
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秋日和(1960年製作の映画)

3.7

よそのお嬢さんや未亡人の結婚の世話を焼きたがる、昨今なかなかお目にかかれないようなおせっかいな初老たちに物怖じしないで物申すユリちゃんに惚れた。。

アヤちゃんにユリちゃん、タイプは違えどどちらもお上
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.8

宗教色強いやつかな...の懸念も一瞬で吹き飛ぶほどに2人のベテラン俳優の味がひたひたしみしみのあったかい映画でした 

保守派と革新派、相容れないと言いつつ時にお茶目に、時に真剣に歩み寄る2人👴🏻
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.7

骨太、腕太ドンソク兄さん大暴れ!
刃物相手にも基本素手で戦う兄さんビッグラブ...
しかも兄さん今作、脱ぎます...
堅気や女子には優しい兄貴型ロボット、用心棒に我が家も一台ほしい🤖

(余談だけども
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疑惑(1982年製作の映画)

3.7

いや〜な女代表な桃井かおりと極妻感漂うキリリと強い岩下志麻、いやあバッチバチで最高でした

ラストの静なるキャットファイトに痺れた🍷
クマコはこれからもしたたかに生きてくんだろうな

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.6

デートにヒール履いてきて足が痛くなった彼女に苛つくイケメンと自分のスニーカーと交換してあげるキョヌだったら後者を選びたいお年頃

サマー然り、わがまま美女に振り回されるのが結局好きでしょ男性は🤷🏼
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羅生門(1950年製作の映画)

3.4

たまには昔の名作も観てみようシリーズ
初めてのクロサワ映画です

人間のエゴ、矛盾、記憶の曖昧さ、言わんとすることはよく分かるんだけど、平成生まれ令和を生きるひよっ子にはこの時代特有の演技のオーバーさ
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死霊館(2013年製作の映画)

3.5

定期的にやってくるホラー欲👻
ちょっと数をこなしたばっかりに最近「来る」ポイントが読めるようになり、鑑賞時に心のゆとりが出てくるまでになってきたのは良いのか悪いのか

そしてどうしても欧米ホラーは悪魔
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.3

まだまだ観られないかと思っていたら!
ネトフリ様様〜〜🙏🏻

何てったってアンソニーじいちゃんの怪演よ...
この手の映画だとどうしても振り回される家族や周りの人間側にフューチャーされがちだけど、この
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.6

全部死がテーマの短編6つのオムニバス西部劇
どれもコーエン兄弟の毒っ気と皮肉が効いてて良かったけど、特に金塊じいさんの話が好きだったなあ(ゴールデンカムイの影響否めない...)

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.0

自信のなさから常に空回ってる感じとか
何でも自分でやってしまおうとするとか
つい見栄を張ってしまうのとか
健気でちょっとイタくて生きるのに必死なフランシスが愛おしい
多分もっと若い時に観たら共感もなく
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.7

現代社会への警鐘でもありつつ、単純にエンターテイメントとしても楽しめた
序盤の、美男美女の無駄遣いでしかない主人公は誰でしょう演出からもうたまらんね!

富豪側のゲームを始めた動機があまりに陳腐でお粗
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深夜の告白(1944年製作の映画)

3.6

あんまり有り難くないタイプのボーイミーツガール...
結局フィリスみたいな女が上手いこと世を渡ってくんだよなっとあざとく思う反面、あのきゅるるん顔を見るとひっかかる男たちの気持ちもすごーくよく分かる

透明人間(2019年製作の映画)

3.6

透明人間以前にエイドリアンという人間がそもそも無敵すぎて、そしてその無敵ターンが長すぎて怖かったよ〜〜
全部ソシオパス彼氏の仕業だって訴えるけど、まあ見えないわけだから誰からも信じてもらえないばかりか
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君の誕生日(2018年製作の映画)

3.5

事故じゃなく遺された家族にフォーカスする分掻き立てられるものがあり、まんまと泣いた
日本人には馴染みがないけど皆で集まって誕生日会っていう弔い方もいいものかもしれないね

しっかり泣いておきながらなん
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ゲット・デュークト !(2019年製作の映画)

3.3

うさぎのフンでハイになるの意味わからん過ぎて笑った(うさぎがマッシュルームを食べる→腸内で発酵→ドラッグ的効果という謎の論理)
皆愛すべきおバカだけど際立っておバカで不憫なダンカンが飛び抜けて愛せる〜
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.4

メグ・ライアンのぎゅんぎゅんに上がった口角とムニっとした笑顔は世界を救う!
ウォルター私と結婚してくれ〜

犬猿(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

自分の兄弟関係とは全く違うので共感こそないものの兎にも角にも心がヒリヒリする映画だった
いいところも悪いことも知ってるからこそ他人に悪く言われるのは何か気に食わないの何なんだろうね、自分で振っといてね
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

おおおお!上質サスペンス!
めくるめく展開がたまらんかった
スペインはこの類の映画がお得意ですねぇ🥘

✍🏻カルラのチャームポイントは泣きぼくろ

天国でまた会おう(2017年製作の映画)

4.6

戦争のやるせなさもその後の社会での生きづらさも苦しくてほろ苦いけど、合間を埋める笑いと3人のきゃぴきゃぴ具合に救われた

仮面を始め衣装や小物がいちいち美しくて心躍る!芸術点100000000点です

三十九夜(1935年製作の映画)

3.7

行く先々で女性たぶらかして助けてもらって、ハネイの天然たらしっぷりったら...!
こういうのに出てくるお節介焼き店主のおばさんってやたら愛せるよなあ

パメラの大ぶりの襟、めっちゃ可愛い〜

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.8

この、B級映画です!と言わんばかりのジャケットよ

きっと何度も挫折しそうになるけど、キンパが出てくるまで皆がんばろうね

美に魅せられて(2021年製作の映画)

3.7

不倫に鉄槌を望む私でもリシュの仕打ちにはさすがにゾッとしたよ...
諸々の粗さは多目に見てね!インド映画だもん!って開き直ってる感じが好ましいね

いとこがフェロモンむんむんのセクシーの化身みたいな人
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ボー・バーナムの明けても暮れても巣ごもり(2021年製作の映画)

3.8

ボー・バーナムが歌い出した瞬間にこれ好きだってなった直感は正しかった!

白人女性のインスタグラムと30才の誕生日の歌ときのライト使いがとびきりに好き

巣ごもりの鬱憤を逆手に取ってこんな形で昇華でき
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.3

まさみの仕事に対する熱意とかホテルマンとしてのプライドすごすぎて、あんなに言うこと聞いたらクレーマー客が増長しちゃうよ〜と心配
ストレス社会だね...

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.0

なんやかんやと繋がりに繋がって、さすがにそれはご都合主義過ぎ...とも思う反面、彼らはこういう運命だったんだなあとものすごくしっくりもくる感じ。
伊坂幸太郎愛読者にはたまらん構成〜🙏🏻
好きでした

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.9

え〜すき〜
2人が喋るたびに微笑んでたと思う
ベストバディ賞あげちゃいたい👮🏻‍♂️👮🏻‍♂️

TRICKとかでもよくあるけどこういう村とか地域にやたら固執する老人見るたび、柔軟パワフルで視野の広い
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片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

3.5

片桐はいりを惜しみなく贅沢に使った(おそらく過剰摂取...)短編4本
作中ではいりさんも言ってたけど顔の説得力がものすごくて50分ながらかなり濃厚なので、脇にいるはいりさんでは物足りない時にはぜひどう
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.7

普通って結局自分基準だからあんま使わんとこと思いながらつい言ってしまうのよ
普通ってまともって何じゃろね

成田凌の絶妙なキモさ(笑い方!)と大っぴらにただただキモい孝太郎がクセになる

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

どこかちぐはぐでちょっと合わんかな〜と思ったら転調する後半から一気にこの映画が好きになった
周りが困ったちゃんかと思いきや包まれていたのはナオコだったのね、と気付いたら途端に苦しくなるな...

全部
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.8

おひとり様大満喫中のアラサーには共感の嵐すぎて、そらもうざっくざくに刺さった
「多田くんと付き合って私の生活はどう変わるの?」に対しての「何も変わらない、隣に僕がいるだけ」はベストアンサーすぎたわ..
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

4.0

秋目前に滑り込みsummer
もっとしゅわしゅわ爽やかな感じかと思ったらしっかり苦くて、かと思えば少年たちはまだまだ青くて何だか母のような心持ち

家出して髭生やして夜通し遊んで野生の中でサバイバルし
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.7

緊迫感で終始呼吸が浅かった
帰る選択肢もある中であの場に残ったホテルスタッフには敬意しかないな...
自由でゆるい印象のインドに「お客様は神様です」精神がしっかり根付いてるのはちょっと意外

信仰心の
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「思いやりのススメ」でも聞いた'人生はクソ'って台詞、今作でオスメントくんも言ってたわ

そんな世界でトレバー少年の始めた活動はほんとに素晴らしいと思うんだけど賛否分かれるラストよ...私は非だな〜
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