けんいちさんの映画レビュー・感想・評価

けんいち

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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.5

ストーリーは評判通りの胸糞展開なので、どんよりした気持ちになりたくない人は観ない方が良いと思いますが、逆にもっと嫌な気分になりたい!世界一落ち込みたい!という人には物足りない映画だと思います😹

恐い
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ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

3.4

1980年代のピーター・ウィアー監督作品が私は大好きでした。「誓い」「危険な年」「刑事ジョン・ブック 目撃者」など傑作揃いだったし、怪作「モスキート・コースト」もリヴァー・フェニックスの色気と危うい佇>>続きを読む

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

3.6

お前はお前が祈る神とは別の神によって祝福されている。
ある日、モルターラ家を黒い服の男が訪れ6歳のエドガルド少年にそう告げる。

ボローニャで商売を営むユダヤ教徒モルターラ家の息子エドガルドは本人も家
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

深い森を前にして私たちに必要なのは畏れ怯えることだけかも知れません。
こちらの期待を超え、こちらの予想を嘲笑う素晴らしい作品です。

まずこの映画は対話の物語として動き出す。
東京の芸能事務所が補助金
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.0

ヘビー級の内容で観終わってぐったりしました。決して楽しい映画ではありませんが、それでも人間の勇敢さと、その勇気に社会が少しだけ応える様子にホッとさせられます🙂

アートシーンには疎いのですが邦題のイン
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異人たち(2023年製作の映画)

3.8

ポール・メスカルが出演していることもあって「アフターサン」をテーマ的にも少し連想させる作品。

「アフターサン」同様に英国インディペンデント映画の゙良質さを味わえる地味ですが良い映画です✨

ルーツを
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.9

これは可愛い❤ガーリーの宝石箱やあ🎁🎀

キュートなガジェットに包囲された高純度にプリティでピンキーなルックにメロメロになる映画です💘
しかし、それが実体の無い空虚なものであることを静かに暴き出してい
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

傑作。
最初からウェルメイドな映画だなと思って観てたんですが、後半はもうそれどころじゃない!
さり気ないシーンに漂う深い情感にハートを鷲掴みにされる作品です✨
会話が途切れてただ黙っている女と男の間に
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.7

なかなかの怪作ですがパワフルで面白かったです🙂
70年代前半のローマが舞台ということもあってイタリアンホラー風味の趣味の悪さとケバケバしさと粘っこさが良い方向に作用してたと思いますが、ゴスなイメージシ
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.2

前作「アフターライフ」は大好きなんですが、唯一の不満はニューヨークでのバトルが無かった点です🌠

今回は舞台がニューヨークに戻るってことで期待してたんですが…う〜ん、残念!という印象ですね😿

監督が
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

先行上映で観て来ました。
日本で劇場公開される事を素直に喜びたいです✨
一時期は日本の映画館では観れないかもと本気で心配していましたからね😧

本作は「日本のいちばん長い日」のような徹底した議論映画で
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.0

初公開時に観たときの衝撃があまりに大きくて、30年ぶりに観てどんな印象になるか少し怖かったんですが、やはり良い映画です✨

内なる業火で自身と周囲を焼き尽くしてしまう主人公の不条理なエモーションを原動
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.7

とても地味な内容で眠くなる人もいるかも知れませんが😅しみじみと好い映画です。

物語の中にしか存在しないヒーローやモンスターが大活躍したり大暴れしたりする映画も勿論楽しいし大好きですが、この映画に登場
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関心領域(2023年製作の映画)

4.2

アメリカアカデミー賞前夜に1回限りの先行上映ということでこの話題作を観て来ました

恐ろしい映画でした。観る者の恐怖の感受性が試されているような作品です。
あなたが怖がっているのはまだ表層的なものに過
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

面白かった❗
テレビドラマでは出来ない攻めた内容で金子修介監督健在を印象づける作品です✨

原作の良さもあると思いますが、金子監督のためらいの無さというかこだわりの無さというか😅題材を面白くするためな
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

3月に劇場で1本だけ映画を観るならこれで決まりですね✨

壮大にして絢爛な物語の奔流に巻き込まれ翻弄される快楽を全力で味あわせてくれる作品です🤩
髪の毛ある族と髪の毛無い族の戦いがどんな結末を迎えるの
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.8

好い映画です。泣かされました🥲

オリジナルの中国/香港映画は観ていないのですが、とても巧みに舞台を移し変えているのではないでしょうか。
子供の頃に出会い親友になった女性二人の20年に及ぶ友情の物語。
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.2

珍妙な設定で紡がれるシュールなコメディがやがて悲痛なメロドラマに着地する逸品

「哀れなるものたち」のレビューで偉そうなことを書きましたが、これ観てなかったんです(テヘペロ😋)池袋で再上映してたので
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.8

〈午前十時の映画祭13〉にて鑑賞
スピルバーグ作品などで知られたヴィスモル・ジグモンドの撮影が冴えわたる作品。
湿り気を帯びたような映像の質感が素晴らしく、深く柔らかい陰影がこの哀しく寂寞とした物語を
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.7

働きまくる映画監督ガイ・リッチー🧑‍🔧
作品の規模とクオリティを考えればスゴいペースで映画作ってるよこの人。

演出だけでなく脚本にもしっかり絡んでいるし、すでに本作の次の戦争映画も待機してるし、製作
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

この映画にはスリルとサスペンスが欠けているが、それは意図的なものです。
作り手は観客を即物的にハラハラドキドキさせる事に興味がない。

ミステリー仕立ての法廷劇に擬態したハードな家庭劇。
主人公の女性
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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

4.9

世界で最も難解な遺言(あるいは)

ジャン=リュック・ゴダールによる新世紀エヴァンゲリオンTVシリーズ最終話の変奏。

そうとしか(小説)
思えない(裏切り)

誰もがキツネにつままれたような顔をして
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

細部まで忠実に、そして詳細にスクリーン上に映し出された悪い夢。
しかし悪夢を夢で見た通りに再現しても、それは輪郭を失い曖昧に闇の中へと溶け込んでいく。

そういう映画です。

気弱で心配性の男ボーがひ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

まるでビクトル・エリセの白鳥の歌。
長い時間をかけて描かれた大きな物語の円環が閉じたという印象です。

かつて蓮實重彦氏が、人を待たせる事にかけては他の追随を許さないと書いたビクトル・エリセ監督がファ
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エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

「瞳をとじて」公開記念リバイバル上映で約40年ぶりに鑑賞。

とても端正で切ない家庭劇
地味ながら胸に沁みる作品です。
ビクトル・エリセ監督の前作「ミツバチのささやき」の圧倒的な神秘性はありませんが、
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.6

我らがポール・ダノが長髪に赤ハチマキして猫ちゃんTシャツ着たビジュアルのインパクトに負けて思わず観てしまいました🤩

面白かったけど「アイ,トーニャ」「クルエラ」のクレイグ・ギレスピー監督作としては物
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.0

昔、この映画のサントラをアナログ盤で持っていて、自分の部屋で「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」を流しながら踊り狂ってたら従兄弟が急に入ってきてもの凄く気まずい空気になったの思い出した😂昨日の事のようだ>>続きを読む

ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

5.0

神❗
久しぶりに観ましたがやはり凄いとしか言いようがない作品です。
映画の歴史から隔絶した孤高の傑作。

ソ連国立映画大学の卒業制作作品である「
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

ローリングストーン誌の2023年映画ベストで6位に選出され激賞されていて気になっていた作品。

監督のコルム・バレードは今作が長編劇映画一作目だそうですが、驚くほど完成度の高い作品です。
しかし心温ま
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悪魔のシスター デジタルリマスター版(1973年製作の映画)

3.7

ブライアン・デ・パルマが「ファントム・オブ・パラダイス」「キャリー」「殺しのドレス」以前に撮ったカルトなサイコスリラー。
主演のマーゴット・キダーもスーパーマンの恋人ロイス・レインを演じるよりずっと前
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.5

今年89歳になるウディ・アレンが85歳で撮った作品。ちなみにウディさんは本作の次の作品を昨年すでに完成させている。

まったくタフな爺さんです。
本作はそんなウディさんの強靭な内面を例によって微塵も感
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

ティム・バートン作品に性的快楽と背徳を加えてフェデリコ・フェリーニがあの世から甦って監督したみたいな徹頭徹尾アーティスティックな映画。

面白かったがその徹底した審美性と観念性をしゃらくさいと感じたり
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

3.7

驚くほどストレスの無い映画。だがそれが良い。そうめんを食べるように観終わってしまった。

自分を男子だと認識することが出来ず、混乱する8歳のアイトールの一夏の変化を淡々と静かに穏やかに描いた作品。
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.5

カール・テオドア・ドライヤー セレクションvol.2にて鑑賞。

もっと荘厳な宗教映画かと思ったら力尽くで感動させにくる映画だった。
ドライヤーの何がなんでも無理矢理にでも感動させてやるという執念にほ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

役所広司演じる平山が車で行ったり来たりする首都高都心環状線は混んでなければ運転していて本当に楽しい🎵

江戸橋JCTから神田橋を抜け皇居のお濠り脇のトンネルに吸い込まれていく短いルートですが、千鳥ヶ淵
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.6

大味なスラッシャームービー。だがそこがいい🤣
繊細な味付けのスラッシャーはスラッシャーじゃないと言わんばかりにウスターソースとケチャップかけときゃ全部旨いんだよ精神の豪快な映画です。

陽キャでパリピ
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