因業と呪い、そして歪んだ「愛」の物語。
コインロッカーに捨てられたその時から、イリョンはその人生を血の繋がらぬ母、つまり「他人」に牛耳られてきた。
他者に命じられて金を取り立てる。他人の益の為に人を殺>>続きを読む
ラスト20分、チャリティコンサートのステージに入っていくフレディの後ろ姿が映し出された瞬間からなんか知らないけど涙がだーって流れてきてあとはひたすら号泣しながら観ていた。
なんていうか、生まれた時には>>続きを読む
ロボット文明が人間社会の風刺になってたり、鉄人兵団に対しどの道具をどう使うかというアイデアと、リルルとしずかちゃんの友情という、ロジカルとエモーションを巧く配合した話運び等、唸らされる点多々あったんす>>続きを読む
初のタイ映画。
130分があっという間!次から次へと襲いかかるハラハラドキドキで、スクリーンに釘付けだった。テンポがとにかく良い。ただのエンターテインメントに留まらず、経済格差や学歴社会の問題にとて>>続きを読む
なんかよくわからん。画面が終始薄暗い上にゴチャついていて、どの登場人物もギャーギャー言っていて、誰が・何のために・何をしてるか がさっぱり読み取れんかった。観かたを間違えてるんだろうか。ただ音楽はめち>>続きを読む
いやー楽しかった!
筋はまあよくあるっちゃああるけど、王道を往く故に痛快爽快。いやあ最高。
ドンソクさんは安定のかっこよさだし、悪役のユン・ゲサンさんももう全身から「もうとりあえずやばい悪者オーラ」>>続きを読む
「音楽の魔法だ 平凡な風景が意味のあるものに変わる 陳腐でつまらない景色が 美しく光り輝く真珠になる」
……これは作中の台詞の引用だが、この映画はまさにその「音楽の救済性」をこの上なく真正面から描いて>>続きを読む
ストーリーというかテーマは前作と変わらない。いつになっても地に足をついて生きられないように生まれついたクズどもの物語。彼らに対する印象は前作のレビューで書いたものと全く変わらない。憐憫。それだけ。
そ>>続きを読む
大好き。後半三十分はずっと半泣きで観てて、その流れでこれ書いてるから、なんか小難しい批評とか出来ないけど、もうほんと大好き。
こういう「エピソード積み重ね系」というか、この沖田監督とかあとは山下敦弘監>>続きを読む
十年前の作品ということで、CGの安っぽさは単に技術的なものなんでしゃーない。
どうしてもバーフバリと比べてしまうので、全体的に小ぢんまりしてるなーと感じたけど、バーフバリより先に観てたら普通に「何この>>続きを読む
今年、いや今まで生きてきたなかで五本の指に入るかもしれん。
私は基本「スケアクロウ」「明日に向って撃て!」などアメリカン・ニューシネマ作品や、邦画だったら「苦役列車」「そこのみにて光輝く」みたいな、暗>>続きを読む
面白かった。面白かったんだけど、当時の俳優を1人も知らない上に全員同じような年齢&髪型&服装&喋り方で、途中まで登場人物の見分けがつかんかった……これほどリアタイで観たかったと思う作品も他に無い。
P>>続きを読む
アニメーションとしては申し分ないし、昔の作品を現代の価値観で語るのは野暮だと分かってはいるんだが、まあマレフィセントの方が好きですね……
プロフェッショナルたろうとする者同士の戦い。
即ち、狂気対狂気。
お互い歯を剥き出しにして、今にも相手の喉笛に噛みつかんとしている。
間違っても万人受けではない。嫌悪感を抱く者も多いだろうと思う。だが>>続きを読む
ヤク中ってまじでこんな感じなんだろうか。まあクズの映画だなあと。
思い出したのは、山下敦弘監督作品「苦役列車」で、原作者の西村賢太が撮影を見学した際、主人公を演じる森山未來に、「貫多に感じるのは、共>>続きを読む
終盤のifが、あまりにも、あまりにも美しくロマンチックでありそして切なかった。
2人は成功の代償としてお互いが結ばれるという道を捨てたけれど、それはバッドエンドではなく、女優、ピアニストとジャンルは違>>続きを読む
ほぼ前知識無しに観に行きました。
割と早い段階で映画の構造が読めてしまったのでのめり込むほどではなかったけど、演出だと思っていた場面が実は制作陣の苦し紛れなアドリブだったりして、後半は大爆笑。
普段観>>続きを読む
長いこと「パンクロック好き」を自称していると、「パンクロックの定義は?」と尋ねられることが多く、その度「……」と沈思した後、結局マトモな返答ができないでいたのだが、今、正解が分かった。
「『パーティで>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いやもうこれ最高でしょう。最高のエンターテインメントでしょう。
仲間を集めて目標達成の為各キャラクターが試行錯誤し若手の女優や昔の男を利用しつつ本番へ向けて計画を作り上げていく過程も楽しかったし、メ>>続きを読む
予告観た時には、「さぞ不穏で不吉で観る者を恐怖に誘う作品なのだろう」と思っていた、のだが……
ギャーギャー喚きっぱなしの登場人物達、時折挟まる冗長なシーン、解決のカタルシスも無し、と、最後まで物語にノ>>続きを読む
ミュージカル映画は大好きだし、これも最後までハッピーな気持ちで観れたんだけど、この映画、脇役のミュージカルシーンがかなり多いうえに尺も長くて、この映画の主軸である「母と娘の絆」がぼやけてしまってて勿体>>続きを読む
いやもう最高。最高のエンターテインメント。
映画としてはなんでもアリの世界観なのでケラケラ笑いながら頭空っぽにして観れる。
どの登場人物も魅力的だったけど、個人的にはヴァレンタインの右腕・ガゼルが好き>>続きを読む
音楽って不思議だ。
年齢も生育歴も性別も背負っているものも何もかも違う人々を、いとも簡単に結びつけてしまう。
劇中で名も明かされぬ1組の男女は、音楽によって出会い、音楽とともに仲を深めていく。そしてラ>>続きを読む
基本的に、「泣かせる」演出が好みではないんだが、まあ泣いてしまったので文句は言えまい。良い映画でした。
「この人を守りたい」。「この人の力になりたい」。
口で言うのは簡単で、でもたかが長い人生の途中で偶然知り合っただけの関係。一生を捧げる義務も覚悟も本当は無かった。お互い夢を見ていただけ。いや、お互いと>>続きを読む
見事に騙されまくりました。気持ちいい。もっかい見たい。あとナナさん綺麗……
宇宙が砕けました。
パンク侍こと掛十之進を怪演した綾野剛さんはじめとする演者の方々、原作のアク(=美点)を少しも損なうことなく脚本に落とし込んだ宮藤官九郎さん、特撮、美術、衣装諸々を担当されたスタッ>>続きを読む
内容はB級、カン・ドンウォンの顔はウルトラファンタスティックA級(なんだこの感想は)。