sakiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

鬼気迫る迫力、投げ出せぬ人間。あらゆる面において。
美しく壮絶で儚く、一瞬のような永遠のような、人の希求が詰まった作品。
様々な形で楽しみました。

葛藤し自問自答しながらこれを掴み作れる監督はやはり
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ARIA The CREPUSCOLO(2021年製作の映画)

-

漫画は全巻拝読したものの、アニメは未視聴で拝見したので(夫が好きなもので)、あくまで私のペースでの距離となりますが。それもまたにっこり笑顔で受け止めて貰えそうな気がする、懐のある作品と感じています。美>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.3

倒し方!!ステイサムステイサムイヌゥゥゥ強強!!
お約束に次ぐお約束で、何も考えずワオワ〜オ〜とユルTV鑑賞し易かった

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.4

おっもしろかったぁ!!
ドクとクララめちゃくちゃかっこかわいい、伏線回収もお約束も気持ちいい、ラストの蒸気のアレ(一応伏せ)シビれる!
紛う事なくドクとマーティの物語で、未来を掴む手はいつだって彼らの
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霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

4.0

セルなどを複数枚、重ねたり動かしたり…?奥行きの調整が凄くて、水など本物のようにしか見えないと思ったら、プロジェクターで写してそれに合わせて…という風に撮ったそうで。
その、深みがあるが掴み辛い奥行き
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.3

天丼したり、え〜い混乱するわ!だったり、1よりドタバタ増量、演者の役所カオスもマシマシになりつつ、
大筋は確定路線でも飽きさせない面白さ。
相変わらずせっせとしこむ小ネタや伏線回収のみならず、勢いを止
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

人であり親でもある、それが何の慰めになろうか、いや寧ろ。
子供は、悲鳴を、咆哮を上げる事はできるが、真綿の内、語るには足りず。
蛇も獣も。その色で生まれた。
無意識の差別は誰しもにあり、その垣根は環境
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.5

説明されずとも伝わるマーティとドクの友情の確かさは、時代を超えるこの作品の面白さのよう。

王道の王道たる所以をハイビジョン地上波で楽しむのもオツなものですね!
音楽!!スケボー!レトロカーにドッキリ
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

インドとパキスタン、宗教に経済格差といった高い壁を越え、子供を守ろうとする姿の純粋さ。シンプルな人情を、ど真ん中で力強く描き切る物語は、おじさんの曇り無き眼と少女の愛らしさとがっぷり組んで、爽やかな人>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.6

河原決戦で特に笑った。
評判になり切った後見て、評判以上の笑撃とまではいかなかった感もありつつ。たまにはこーいうのも良いよね

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

ホアキンジョーカーの狂気的な熱を煽り掬い取る様にゾクゾク。その怪演と、笑いの罪深さが強烈だった。

ユーモアには、対象を下に見て笑い飛ばすものが少なくない。
自身の滑稽さを誤魔化すような笑いもあり。
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

未来想像図としての宇宙その他のifディテール映像としては、シンプルに楽しみました。空間構築の、今との延長線感も。
いきなりの実験生物とかも、緩急の一つとして、さらっと楽しめばいいのかな、とも。

です
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

ちゃんと通して見たいと長年思いながら、数作パラパラどれをいつどういう順で見たのか分からなくなってしまっている、という状態での鑑賞ですが。
そんなふわっとした見方でも、テンポの良い展開に、お馴染みシュー
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

映画らしい画面作りと、没入できる音楽で、映画館で見たからこそ楽しめる作品でした。
原作既読なので省略も存じていますが、あくまで映画としての無理の無いまとめ方にも好感。
四人それぞれの佇まいと、明石の「
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劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~(2018年製作の映画)

3.9

繋がりの儚さと尊さ。
自分は覚えていなくても、誰かが覚えているかもしれないし、忘れたような日々も自分を形作ったものであるかもしれない、そんな人の生。

夏目友人帳は、原作を少し読んで基礎の設定だけは知
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.1

追い詰められた様の演技の迫力があり、ある種の類型ではある個性なのにハマり具合が絶妙なキャラが魅力的。
幸せ、みたいな概念は消え失せた、目的と役割、走り続けねば転がり落ちる生が魅せるノワールの、血臭に満
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.4

原題は「THE INSULT」。「侮辱」なんですね。こちらの方がネタバレにもならないし内容に即しています。日本向けじゃない等の傾向も察しつつ。

当事者そっちのけで話が大きくなっていく様は、正に、ある
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0(2008年製作の映画)

4.1

攻殻は昔舞台版だけ観た事があり、他は全く…長らく気になっていたのですが、という珍しいであろう経緯で鑑賞。
この世界観は多くのファンを生むでしょうね。設定を知らない私も想像力を掻き立てられる、中華風の光
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.1

これはドキュメンタリー。切り取ったもの。部分。
それは当然の前提としての価値のある映像。

RBSSの人達の、あまりに壮絶な、勇気ある戦い。
その戦いの様が、戦いの全てなわけでもない。こうなった過程や
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.1

あの家族の、黒人を評価しているというスタンスと、人を人とも思わぬ深層心理、その混在は、表出こそ強烈に歪ませたフィクションながら、なるほど、残酷な現実の一つのメタファーで。

彼等も始まりは、並び立とう
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

映像がとにかく美しかった。浮き上がるような、色を形を丹念に掘り起こしたような、描き込みの美。
音楽との親和性の高さも、個人的には左程好みではなかったけれど、それでもひとつの世界観として入り込めました。
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プロメア(2019年製作の映画)

4.1

新感線にハマっていた時期があり、中島さんが手掛けておられるというアニメも見てみたいと思いつつ、実行できないまま幾年、ようやく見る事ができました。
THXで大正解、音響の素晴らしさを存分に体感できて気持
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わたしは、幸福(フェリシテ)(2017年製作の映画)

3.7

コンゴの映画は初めて観ました。
時代は現代で良いのかな、ケータイやマイクその他からして(日本製もちらほら)などと思いつつ鑑賞。
アフリカ音楽に耳を澄まし。
負けん気の強い母と、元より傍観の強そうな息子
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

爽やかで小気味良い映画。
見易く、一般人にもしっくりとイメージを想起させる、火星の光景や宇宙事業に。
頭の良い人達が、スピーディに決断し、あまりの難関にちょいと愚痴ってもそれで手打ちと直ぐに前を向き。
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.1

深い青の海とイルカと、二人の男の各々の原石の煌めきと。
正義とは別の所に、人の、その人だけの生き方もまたあるわけで。
登山家といい、壮絶だけど、ただただ鮮烈。
ジョアンナの最後の台詞はただただ切ない。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.1

水の表現の美しさと主人公の女性の佇まいが素晴らしく印象的。それらが隙間を埋め尽くす。
ラストシーン、好きです。形あるものは得られずとも、全てを引き換えにしてでも、得られた尊厳。水のように不定形な、誰に
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

PC画面上を映すのみという演出と、リアリティのある役者の表情や、緊張感のある演出が、しっかりハマっていて面白かった。

画としては当然変化が少ないのに、カーソルや文字打ちのテンポで雄弁に感情が伝わって
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