ゴンさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ゴン

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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.8

ヒストリーオブバイオレンスだなんて大層なタイトルだなあ、とか思ったけど、お、おもしろかった…
オープニングからヒリヒリするほどに迸る緊張感、あそこから家庭のシーンにつながるの超やな感じ。
トムのバイオ
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.1

吹き替え鑑賞。前作とはだいぶテイスト違うなという印象。どちらかというと大衆娯楽感が強いのかな?
ジャックリーチャーは相変わらず不器用で詰めが甘い。。彼のせいで死んだ人も少なからずいるぞ…そして、ちょっ
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セッション(2014年製作の映画)

4.8

字幕なしチャレンジ。公開時に映画館で見たきりでしたが、意外と覚えていたのでなんとかなった。「映画館で映画を見る」という行為の極致みたいな衝撃だったので、忘れないもんですね。あと、あの練習場の緊迫感とか>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.8

航空機内、吹き替え版で鑑賞
字幕と比べると、セリフのひとつひとつの中二病感がすっごい!悪くない、どころかめっちゃいいです。
サスペンスとしても人情ものとしても芸術作品としてもここまで完成度高いのすごい
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.3

航空機内、前に見た記憶を手繰り寄せながら英語で鑑賞、キビしい戦いだった
どうしても2と比較してしまいがちだけど、ストーリーとしてのまとまりは圧倒的に1が好ましい…だけど音楽の乗せ方は2がやっぱり好き…
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

クリストファーノーランデビューだったけど、おっもしろかった!
1.防波堤
2.海
3.空
の3つの場面でそれぞれ密度の違う時間が流れてて、最後の最後に交錯すると。よくやるなー!
前半はセリフが必要最低
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東京ヴァンパイアホテル(2017年製作の映画)

-

すっごい疲労感…笑
ハイテンションでガツガツくる感じはあー園子温だーって感じで高まるけど、ストーリーとしては完全に破綻してる。。。
圧倒的ドラマティックさで謎の感動が生まれるシーンが結構あったので、園
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SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者(2012年製作の映画)

4.6

シリーズでは2作目が1番好きだったりするんだけど、やっぱりこの作品は格別の味わい。というか予告編だけで涙腺が緩む
マイティの絶望パートとSHO-GUNのアゲパートの落差にひたすらクラクラする。マイティ
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.0

おっもしろい!超緻密なサスペンスで、さすがに1回見ただけで把握するのはキツかった。でも全体に漂う不穏な感じとラストの哀感は私でもキャッチできました。
すっごい不謹慎なのは承知の上で、精神医学の世界とか
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.2

こりゃほんと最高
自分にダメ人間のレッテルを貼って追い込むのが趣味みたいになってきてる身としてはかなり勇気付けられるものがあった
どシンプルでど直球なメッセージを綺麗な景色と陽気な歌とアホなストーリー
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ローリング(2015年製作の映画)

3.3

盗撮で学校を追われた元教師の男が若い女を連れて地元に戻ってきて、いろいろ事件に発展してくお話
オープニングから"ただならぬ"感をビンビンに出してきます。インスタグラムで加工したみたいな、黄色っぽくて鮮
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.6

最高に楽しい!もうタイトルバックの出し方から完璧だし。あのノリノリのオープニング、パロりたい。導入部分の一連の見せ方が鼻血出そうなくらいクールでした。
散々言われてる通り音楽meetsカーチェイスでア
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イリュージョニスト(2010年製作の映画)

4.0

こんなに寂しい気持ちになるとは

ヨーロッパ中を営業して回るフランス人マジシャンのタチシェフが、スコットランドの奥の方(?)で出会ったありえんほど純粋な少女アリスに懐かれちゃうお話。アリスが話す言語は
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

4.3

めちゃめちゃ優しいお話でした。

トラウマを抱えた失語症の青年が閉ざしてた過去に向き合うんだけど、結構がっつりファンタジー。このファンタジックな感じも鬱陶しい押し付けがましさがなくて、すーっと入り込ん
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ロッキー2(1979年製作の映画)

3.8

みんなロッキーに優しくしてあげてよ…という気持ちで見てしまった
ボクシングは1つのスポーツだけど、そこに身を置いてる人は多かれ少なかれ狂気に取り憑かれてるなと。
前作が「ファイト」する人に普遍的に伝わ
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.5

ハタチ一発目の映画はこれ
屈辱にまみれた人生の意義を、最後のラウンドまで闘い続ける、それのみによって証明する。しっかりと見届けました。なんかよくわかんないけど泣けてきます。

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

3.2

「ババァ、ノックしろよ!」のお父ちゃん版。
相手を喜ばせたいのに、相手を思ってるのにどうしたらいいのかわからない、不器用な父親の姿はまあ切ないけど、その切なさを上回るほどに腹立たしい笑
イタさ、気まず
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モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

3.8

10代滑りこみセーフで見ておきたかった映画シリーズ

それがのちのチェ・ゲバラであった…ってこと以上に、若さに任せて冒険したい若者あるあるっぽい感じが印象的でした

刺激を受けたそばからぐんぐん吸収し
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いまを生きる(1989年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1週間ぶり2回目の鑑賞、初めてメモを取りながら映画を見ました

たぶんニールは結局お父さんに黙って演劇に出たんだよな、言葉や信念で力に立ち向かうことができなかった。キツい。

キーティング先生がスーパ
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ペルシャ猫を誰も知らない(2009年製作の映画)

4.2

あらゆる娯楽、生活に制限のかかったイランで、音楽が大好きな人たちが音楽をやるためにがむしゃらに頑張る。ちょっと諦めを含んでる感じが死ぬほど切ない。
イラン人の吉本芸人エマミ・シュン・サラミの書いた本で
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ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

3.7

少なからずワクワクしながら観たけど、中盤からしんどすぎてDVDを止めたりしながらやっとこさ見通した

ジェリーが純粋な生き物すぎて辛かった。会社のパーティーを手伝わされるくだりのイヌネコ審議会、もとい
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.5

コマ撮り半端ないす!オープニングの人形を解いて作り変えるところヤバイなあ、見てはいけないものを見た気分になる
お話も、寓話的というか、大人が見ても思うところがある感じの仕上がりでした。お人形さんってい
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ロマンス(2015年製作の映画)

3.1

頑張り屋さんの新人車内販売員と、ロマンスカーの中で繰り広げられる人間ドラマ…みたいなのを予想して観たのですが、ぜんぜん違いました。物語の舞台はロマンスカーを飛び出し箱根へ。予想とはかなり違ったけど、旅>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.9

とにかくみずみずしい一瞬一瞬を切り取った、キラキラ宝石箱みたいなヤバイ映画です。広瀬すずのこの瞬間をこういう映画の中にパッキングできたのは、本当に奇跡みたいなことなんじゃないかと思う

4人とも最強だ
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おいしい生活(2000年製作の映画)

3.6

ニヤッとする、これはいいウディアレン!すごくチャーミングなコメディって感じ。
学がない上に愚か者のレイをウディアレン自身が演じてるのは皮肉っぽくて面白い。でもなんか幸せそうだし、なにもかもオッケーです
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.8

4時間スクリーンと向き合っていたけど、この映画のほとんど何も把握していない…
じゃあさっきまでの時間はなんだったのかと振り返ると、シャオメイのシャツの形はいつでもかんぺきだったとか、子猫王の歌声は伸び
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.5

意味がわからないほど泣いている
理想主義の男と現実主義の女っていうわかりやすい対比以上に多分セリーヌの心は複雑で、多分セリーヌは更年期
まあ色々と移ろいゆくものがあって、そういうものを受け入れながら生
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

5.0

いやもう、本当にいい映画だった
比喩じゃなく心が震えたというか…心臓から変な音が…

すごく不思議な雰囲気がある。重いテーマだし長いんだけど、ところどころ笑っちゃう。コミカルな場面があるとかじゃなくて
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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.8

22年目の告白と、どっちを先に見るか迷った末にこっちから

これは、観終わった後の感情がめちゃくちゃ混ざる…
事件の悲惨さもさることながら後味的にもかなり切ないし、実際泣いてしまったし
でも全体はやた
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.5

悲惨なことが起きまくるけど前作よりめちゃくちゃ度が増してていろいろ麻痺してきた笑
パロディだらけだし唐突なメタ描写入るしで壮大な悪ふざけを見てるのかと…。なんにせよ「好きでやってるんじゃ」感がいっそ
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.2

前作から9年後の話。相変わらず会話中心の作劇だけど、前作からの連続性で物語としての展開が感じられてすごく良かった!

2人とも、良くも悪くも大人になっててグッときたなー。前作の若さ全開の青臭い会話も良
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.8

なんか意味のある会話ができたな、ってときの多幸感をひたすら集めましたって感じ。主人公の2人、めんどくさいこだわりを持ったハイパーロマンチストどもなのがよい。こりゃ好きだ…
ただ、疲れてるときにロッキン
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.7

カッコいい大人になりたくて、カッコいいオトナっぽくなれて、最終的にどんどんカッコよくなくなってく話

主人公の語りで展開してく&倫理的にどうかしてることが画面にずーっと繰り広げられるあたりウルフオブウ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ああ…めちゃくちゃ怖かった…

怪獣ものの経験値が記憶にある限りでシンゴジラとラブ&ピースという異色作だけなので、わりとこの作品で洗礼を受けた感じ
怪物のビジュアルが…グロい!"デカい水棲生物"としか
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.2

すごくいい!タイトルバックの出し方がカッコいー。黒のジャケットに黒のズボン、黒の帽子にサングラス、この出で立ちからして最高なんだよなー。特にサングラスはいいね、兄弟のひょうひょうとした感じの7割くらい>>続きを読む