ゴンさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ゴン

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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

大学の授業の題材になってしまい、甚だしくネタバレしている状態で鑑賞。丸腰でみてたらよく分からなかったかもなので、結果としては良かった。
結局これは、宗教の価値がどこに置かれるのかが問題なのだな。ロドリ
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.6

いや、すこでした。頭を空っぽにして楽しめる感じよき。ヒーローものは下手に現実の戦争とか絡まない方が楽しめちゃうんだなあ。単純に少年漫画ライクなソーのキャラが好き。慣れない地球にやって来てドタバタしちゃ>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.5

マーベル的なるものとの相性の悪さを感じつつ、祭りに参加したいがために鑑賞。
多少の後ろめたさを考慮しても、かなり面白かった!シンプルにアガる。他から身体的に明らかに劣っていてる中で、人間性を評価されて
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.1

ビジランテ型母ちゃんの投じた一石により、アメリカの田舎町が揺さぶられまくる話。あらすじだけ読んで、重そうだな…と思ってたけど、ちょっと笑えたり、想定外の軽やかさを持った映画だった印象。
かといって薄っ
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汚れた血(1986年製作の映画)

-

基本的に分かりやすい映画ばかり観ているので、ちょっと疲れる映画体験だった。画面の切り替わり方がすごく独特で、見入ってしまった。ものすごく意味のある2時間だったような気もするけど、もうちょっと飲み込みに>>続きを読む

パリ空港の人々(1993年製作の映画)

3.8

このテーマで一本映画を生み出したことの価値半端ない。スローテンポの人間ドラマなんだけど、あそこにいる人たちの未来のことを考えると気分は重くなる。
システムの矛盾の檻に閉じ込められていく人々の話。さすが
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

5.0

文字通りの大号泣というか、ほとんど大絶叫ってくらい泣いた
劣等感とか疎外感とか、そんなものばかりを敏感に感じ取ってきた人生。周りの誰も悪いわけじゃなくて、自分のしょうもなさにもいい加減に気づいてきた、
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死霊館(2013年製作の映画)

3.2

友達と鑑賞会。こういう機会でもないとホラーは本当に見ない。でも見たらなんだかんだで面白い。
悪魔祓いが理論化されてたり、行政上の手続きがあったりするのは超異文化だなあ。そういう飲み込みに時間がかかる世
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.5

ド文系情弱ハイパーロマンチスト的見地から言わせてもらうんですけど、すごく良かったです…。まず映像が素敵だし、登場人物は基本小綺麗なんだけど、ちょいちょい低い部分もあったりして、気持ちよく楽しく見られる>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

スラム描写とかがやっぱアレなので堅めのヒューマンなのかと思いきや、かなり高純度のエンタメだ…。どちらかというと、何かを難しく考えたりするよりは、この映画の枠内に美しく収束する物語をしっかり楽しめた感じ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

大人のためのおとぎ話という趣き。美醜を語ってやるぜ!とか、多様性を語ってやるぜ!みたいな露骨なヤル気をわりと排除して、ロマンチックにロマンチックに物語った素敵な映画。敵キャラもなんだかんだでそんなに憎>>続きを読む

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.0

男の旅映画。例えば「なんでもいいからとにかくオシャレな映画を摂取したい」っていう気分の時があると思うんだけど、これは「なんでもいいからとにかく男の浪漫成分を摂取したい」っていうときに最適な映画。という>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.7

わりかし適当に見てしまったけど、それでもいい映画だったし面白かった。史実を題材にしてここまで物語的緩急がつくのもすごい。
一方、病気のことが分からない、歴史のことが分からないという無知のダブルパンチを
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GO(2001年製作の映画)

4.9

2000年代の映画として、これ以上ないくらい完璧。最高に好き…。
役者の魅力がパチパチにスパークしてて眩しいくらい。杉原が本当に格好良すぎる。この映画を見て杉原に惚れない人がいるのだろうか…?若くて強
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

熱い映画だったのは間違いないが、「逃げること」を強く否定されるととっても居心地が悪くなってしまうたちなのでちょっとハマらなかった。杉咲花ちゃんがすごく頑張る場面があるんだけど、痛々しすぎてあんまり頑張>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.8

言葉もない…。全てのロマンチックな幻想を持つ人を殺す映画だ…。ただただ打ちのめされたけど、もっと人生経験を積んだら、もっと愛せるような気がする
ライアンゴズリング、戦闘力が圧倒的に低くなる絶妙なハゲ方
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.6

映像半端ないなー。映画館で見たかったかも。ストーリーにピンとこない部分があったけど、神話が原作なので致し方なし。お勉強します。
マウイを愛せるかどうかで評価がだいぶ分かれそうだけど、私はかなり後半まで
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凶悪(2013年製作の映画)

3.7

意外なくらい嫌な気持ちになった。暴力描写が凄惨なのもそうだし、被害者が圧倒的弱者なのもキツい。老人に対して一番抱きたくない感情を見せつけてくるのがキツい。なんでこんなものを見てしまったんだろう?しかし>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.0

やはりヒットガールの無双シーンは鳥肌。クロエグレースモレッツに射殺されたい以外の感情を失ってしまった。逆にいうとクロエグレースモレッツ以外には殺されたくないし、生きる希望に満ち満ちたともいえるね。
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

3.9

かなり心に残った
気持ちよく言葉をやりとりしてる人たちを見るのが好きなので、マリオとドンパブロの仲が深くなっていく過程を見るのが幸せだった。あと貧しい漁村の風景、そりゃ〜私からしたらこれ以上ないくらい
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.0

なんだかんだで好き
冷たく突き放す感じと妙に人情話っぽい感じが混ざってるので、初めて見たときはあんまりピンとこなかったけど、展開を知った上で何回か見るとやっぱり人情話やんけぇとなる。テネンバウムズ一家
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

グーグルマップ片手に、位置関係をやっとこさ把握しながら鑑賞。さらりと描かれるフアレスの景色描写、地獄すぎる……。メキシコ麻薬戦争関連の映画ってわりと話題になってるイメージだけど、本作が初鑑賞です。ディ>>続きを読む

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.3

かなり序盤から涙腺がバカになっていた!うーん熱い!し、熱いだけじゃなくてめちゃめちゃ現代劇だった。ロッキーシリーズに求められるポイントを抑えつつ、単なる懐古に収まらない作劇と見せ方に感じました。風景を>>続きを読む

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

2.7

こういった強烈な女性たちがおよそ身の回りにいた試しがないのですが、多分まあまあにデフォルメされた姿で、この映画を見て死にたくなる人もたくさんいるんだろうな。なんとなくこの映画を見ることで味わいたかった>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.6

凄くいい映画なんだろうけど、これを見てる時の自分が嫌いっていう感じ(?)
すーっと気分が良くなる映画ばかりが名作ではない、という当たり前のことに改めて気がつくの巻

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

5.0

好きすぎるやつです。もはや好きすぎてよくわからないけど、いい映画すぎるでしょなんやこれ
恋がしたくなるし、勉強がしたくなるし、広い世界を見てみたくなるし、大きい川の近くに住みたくなります。「みっともな
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

5.0

映画館のガチど真ん中で見た
相当変な映画らしいっていう前評判を受けて、ぐっと覚悟して見たけど、シンプルに超楽しかったし超好きなやつだ…。キャラクターが最高に愛おしすぎる…
パンクスは主義主張よりもパン
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

-

いや気持ち悪いな(思考停止)
めちゃくちゃ長くてキモい悪夢見たあとの死ぬほど寝覚め悪い感じ

テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)

4.2

うーんめっちゃよかった。しんどいが…。主人公と自分似てるなあとか思いながらみちゃったけど、多分全人類の70%くらいは同じ感想を抱きそう。現状にぼんやりと満足しきれなくて、何が欠けてるのかよく分かってな>>続きを読む

スーパー!(2010年製作の映画)

4.5

2回目。1回目のときはメンタルがボロボロに擦り切れてるときだったので、この映画をみて真面目に感情移入したし、真面目に心を痛めたし、真面目に泣きはらしました笑。自分が本当にゴミカスで、なんで他の人みたい>>続きを読む

永遠の僕たち(2011年製作の映画)

4.0

こういういい映画にはどシンプルに感動してしまう
ビートルズの曲でぱきっと始まるオープニング、すごいいい雰囲気!主人公の2人がまだ子どもで、子どもなりに、死とどういうふうに向き合うか探り探りな感じが、す
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.5

なんとなくだけどいろいろと露骨で、あんまりスマートじゃない感じ。エネルギーがぶわーっと先行してる、こういう表現が適切か分からんけど、自主映画っぽいところがある。で、多分そこがいいんだろうな。ゴツゴツし>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

分かるような分からないような話でした
もともとリアリティショーに馴染みがあるわけでもないので、作品の世界観と倫理観を理解するのにまあまあ時間がかかった…
メッセージ自体はわりと直球なのかな?箱庭から脱
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34丁目の奇跡(1994年製作の映画)

-

英語の授業で、4週に分けて鑑賞。いや2週くらいで観れたじゃん…と思うけど文句を言う気にならないくらいいい映画でした。
クリスマスに、なんでこんなに気分が高揚するのかが改めて分かる感じ。こういう感情に理
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

5.0

すっっごいものをみた。壁にかかってるみたいな絵画がうごうごと動き始めるので、もうずっとわくわくがとまらない。絵画の中の人たちが生きてる人間として怒ったり、悲しんだり、語ったりしている!!!
それだけで
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

たのしすぎ!
生きることは本来最高なんだってことを思い知らされる!
食べるものに興味を失ってどうでもよくなってるときって、やっぱり疲れてるときなんだよなあ。美味しいもの食べて、旅して、ノリノリの音楽か
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