gcpさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

3.5

この名作の監督と脚本と主演が、ナイトオンザプラネットとダウンバイローのイタ公だったとは知らなんだ!!
嗚呼、イタリア人が捲し立てるイタリア語の心地良き事!愛すべきロベルトベニーニ!とことん明るい彼がジ
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シリアスマン(2009年製作の映画)

3.0

笑っちゃうくらい見事に不幸が続くのに笑えなかった 「神に答える義務はない」てラビが言うならわたしもアーサーみたいに神を否定したくなる でもユダヤ人の歴史を知っている限りで思い出すと、これからの人生さい>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

ブロークバックマウンテンでミシェルウィリアムズ好きになった 女が無理限界もう愛していないとなった時の拒否反応の怖さよ
マリッジストーリーを思い出すけれど、こちらはとことん生々しく身近だ 特に言葉の揚げ
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.0

最初こそド派手な脚色と演出に戸惑ったけれど、二人のシーンになるとしっかりシェイクスピアの世界観を魅せてくれる その違いは次第に心地いい位の緩急となり気にならなくなるし、最後まで観ると古典の現代アレンジ>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.5

愛し合っている人と、会いたくても、会えない。そんなラブソングは腐るほどあると思うけれど、会いたいのに、会えない。一緒にいたいのに、一緒になれない。ということ。
それは距離 身分 同性 金 職 世の中に
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.0

欠陥だらけの天才好きとしては「朝を乱されると夜まで調子が悪い」の一言で完璧 そのルーティンを果敢に無視するアルマも好き 執拗に細部にまでこだわる仕事、病的に没頭するレイノルズ それで完成されたドレスは>>続きを読む

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.5

冒頭、この映画つまらないかもしれない!という嫌な予感がした 後から調べると原作はドイツで古くから親しまれている作品らしいが、ロン毛でなよなよした主人公と転校生が仲良くなるってグッバイサマーと同じだし、>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.0

挑発的なタイトルかと思いきや、切実な願いが込められていた 父の文句を多く拝借していたり、ユーモアとちょっとした機転でギリ乗り切っていたりもするので天才詐欺師という印象はなくハラハラドキドキ感も薄め 寧>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.0

メイク係アビーのように、最初は恐怖に戸惑いつつも笑えちゃうトランスモードに突入していく で、昭和映画のようにTHE ENDて、ナンジャコリャ!と終わる 猫のような運動神経のスタントマンがとにかく格好良>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

やっと観れたポンジュノ!深い意味もなくずっとアジア映画を観る機会がなくて、クーリンチェでアジアやばい!と遅ればせながら目覚めたけれど鬱、しんどいと周りが語る韓国映画は手をつけておらず
ミーハーなのでパ
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

バニー・レークは存在しないんじゃない?アンの妄想なんじゃない?まんまと騙された オープニングからバニー・レークの姿を見せてもらえていない観客は皆同じように迷宮入り。でも、騙されたのに物申しますと、何故>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.0

煌びやかな宮廷の裏側がとことん滑稽であること、取り囲むような画に、音楽だけがやたらドラマチックなのはランティモス節を感じたけれど 痛快さが足りない 台詞はやや小気味いいけれど。。。笑っちゃいけないのに>>続きを読む

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

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素晴らしい!素晴らしい!猫は神様の贈り物。観賞後、猫、猫ぉぉ〜と喚いた この気持ち、どうしたらいい?推しがいるってこんな感じ?猫の前では全面降伏。猫がいれば世界平和。猫よ、いつもありがとう。モフモフ

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.0

寝正月中の深夜に観て長回しにうとうとしてしまった、、でも二人がどれだけ愛し合っているか分かる眠りに落ちるまでのシーンでは永遠性すら感じた そして過食嘔吐の長回しや早送りのようなシーンで非情な時の経過も>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

どう考えたってエピソード1が最高なわたしはスターウォーズフリークではないけれど、とっても満足できるラストだった!エピソード1が好きな理由は完全に世代だからで、いくら4〜6が面白くても1が公開された時の>>続きを読む

山椒大夫(1954年製作の映画)

4.0

良いんだろうけど取り急ぎで観たいわけでもないや、と家にある録画DVDをほったらかして数年 なんで早く観なかったんだろう。。でも映画館で観れて良かった!ドラマティックに進んでいくから目が離せないしそもそ>>続きを読む

武蔵野夫人(1951年製作の映画)

4.0

なんとなく、この世界の片隅に、を思い出した 日本が負け、多くの人を喪い、価値観を変えざるを得ない時代 それでも「武蔵野夫人」は道徳を重んじ家を守るため気高くしなやかに生きている 時に日傘さしながら『き>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

前作に引き続き、人間の尊厳について
前作のトマト缶のシーン同様、自己犠牲型の健気で逞しく(見える)優しい母親が、限界を越えてしまうシーンが、もう、もう…と言葉を失くす 善人が報われない社会 差し伸べ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

キングスマン観た時と同じ感覚、、
面白いけどキメキメなところが小っ恥ずかしくて素直にのれない〜!

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

気づけば師走、もう今年も終わりますね、だとすれば本作は間違いなく今年のマイベストムービーとなる そして夫婦という個人的な物語を壮大な悲劇であり喜劇としてわたしを泣かせ笑わせ震わせてくれた「(ある夫婦の>>続きを読む

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.5

青の愛を数年前に観て、今回は白の愛 愛する人に拒絶された時、人はどういう行動をとるのか 男の執念と歪んだ愛はトークトゥーハーを彷彿とさせる 裸でベッドで待っているところなんて久しぶりに映画でドン引きし>>続きを読む

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.0

ダメ男イーサンホーク&ダメ女グレタガーウィグのダメカップルに苛つくこともなく物語がつまらない訳でもないのにどう転がってもいいやお好きにどうぞと距離感を持って観てしまうのはやはりキャラクターに魅力がない>>続きを読む

イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.5

ノアバームバック、家族ドラマも良かったからマリッジストーリー更に楽しみー!母も父も親である前に女で男で人間 今まで観た作品は人間の格好悪さを可笑しく魅せてくれるところが良かったけれど本作は格好悪い通り>>続きを読む

ミストレス・アメリカ(2015年製作の映画)

3.5

マリッジストーリー早く観たいっ!てことで過去作を エネルギーをコントロールできないブルック(というより、グレタガーウィグ)寄りなわたしからすると、おとなしくて元いじめられっ子で勝手に感動して全肯定で崇>>続きを読む

世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

3.5

フルハウスのような90s大家族のごちゃごちゃ感、好きっ!正直ミュージカルでなくても十分面白い脚本なので、勿体無い気がするけれど、最後に世界中がアイ・ラブ・ユー!と叫びたくなるくらいのハッピー映画
婚約
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メタルヘッド(2010年製作の映画)

3.0

あらすじ読んだだけで面白いんだけど、想像以上に破茶滅茶だった ヘッシャーみたいな奴、映画上嫌いじゃないむしろ好き〜なのになんか存在が不思議すぎない?ともやっとしたまま観終わって、レビュー読んでたら実は>>続きを読む

人生はローリングストーン(2015年製作の映画)

4.5

衝撃を受けた読書体験、且つ一生大切にしていく本と一生好きな作家
10代に出会ったのは太宰治 20代前半はカート・ヴォネガット・ジュニア そして20代後半はデヴィッド・フォスター・ウォレス
太宰やヴォネ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.0

KKKに潜入!という謳い文句にスパイクリー(みたことない)ってことですごい期待してたんだけど、、、常に白装束のカルト集団が相手だと思い込んでいたのがそもそもの間違い 実話が基なのでそんなのナンセンスだ>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

見るからに危険で治安の悪いスラム街とは一線を画すモーテルに住むヘイリーとムーニー テーマパークの延長線上の建物、強く差し込む夕陽、遊び出したくなる程の豪雨、貸切のプール、悪戯しがいのある廃墟、魔法を知>>続きを読む

NO SMOKING(2019年製作の映画)

4.0

細野晴臣、基礎編として生い立ちから知ることができて良かった 今月末50周年記念のライブに行くことは決まっているけれど恋は桃色のライブ映像の時、既にうるっときちゃった!やっぱり通勤中Apple Musi>>続きを読む

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.5

先日さざなみを観て、監督の作品をもっと観たい!となり恵比寿まで
美しく完璧な「君の名前で僕を呼んで」は確かに幻想に近いかもしれないと「ゴッズオウンカントリー」を観て思ったけれど本作は更にリアルなLGB
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さざなみ(2015年製作の映画)

4.0

いまを生きるのは難しい とりわけ歳をとると 仕事をリタイアすると目的を失うらしい 子供や孫がいないと希望を持ちづらくなるらしい いま既に老いをひしひしと感じながらもまだまだ30歳スタートしたばかりのわ>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

所謂無駄な反抗期はなかったと自負しているけれど父親がThe Beatles世代でフリークだったことに対してだけは反抗心があったのか、10代のとき頑なにThe Beatlesを聴かなかった そして20歳>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ホアキンフェニックス、、、好きな映画俳優は?と聞かれてもすぐには浮かばないけれど、気づけば彼の新作は何故か劇場まで足を運んでいると思っていた今日この頃 JOKERを観てやっぱりわたしはホアキンだ!と確>>続きを読む