seapony3000さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

seapony3000

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映画(4820)
ドラマ(9)
アニメ(0)

古都(1963年製作の映画)

4.0

宮口精二の「暑いなー」ここでも聞ける。千乃ちゃんとキスもしてる。

氷点(1966年製作の映画)

5.0

ショパンを弾く若尾文子のピアノの弦が切れたみたいな音がして、ピアノが止んだら蝉の声。振り向くと船越。んもーはじまりから最高。夫婦と成田三樹夫との大人のやりとりの前半楽しかったのに、後半は正論しか言わな>>続きを読む

荒野に生きる(1971年製作の映画)

4.0

あの帽子にピーコートのヒューストン隊長の威圧感たまらない。満身創痍の匍匐状態でオオカミ威嚇してバッファローの肉を奪い、落ちてた骨砕いてほじくり、泥まみれのザリガニも鷲掴みで喰らいつくリチャードハリス。>>続きを読む

辻が花(1972年製作の映画)

5.0

お志麻の帯に目をつけて辻が花の由来を教えてくれる笠智衆(役名:老人)。米沢が舞台かとワクワクしていたら紬の買い付け来てただけで戻る先はやっぱし鎌倉。帰りの食堂車で頼むメニューはお酒と生野菜。パリ単身赴>>続きを読む

ブレインストーム(1983年製作の映画)

5.0

ヘッドギアと七色に輝くマシーン、研究所もウォーケンの自宅も素晴らしいデザイン&インテリアでもうそれだけで嬉しい。変なヘルメットに変な自転車漕いで仕事から帰る夜のシーンがとにかく美しいし、ウォーケンの先>>続きを読む

日も月も(1969年製作の映画)

5.0

病弱・中山仁、こりゃ漫画になるよなーって感心する整えぶり。冒頭の見知らぬ女(あの女優さん誰ですか?素敵すぎる)のかわらや投げからお志麻の円環シメまでビンビン。ミリ単位で完璧な元祖モッズルック兵ちゃんは>>続きを読む

暖春(1965年製作の映画)

5.0

オープニングクレジット明けの清水寺の遠景ドーンからもう嬉しい。前にみたのは中村登特集か森光子特集か。父親は誰なのか的な問題をふんわりした優しさで強引に封じ込める気持ち悪さをひたすら悶え楽しんでいたけど>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

転覆した廃船からして素晴らしいけど、ちょっと説明しすぎな全貌、案外饒舌でびっくりした。はじめて美しい臓器が現れてきたときは胸が高鳴るし、オーキッドベッドもブレックファーストなんとかチェアも絵みたいな食>>続きを読む

天使の影(1976年製作の映画)

4.0

シュミットの時間の使い方とファスビンダーの過多にむき出しな独白との歪なバランスに、落ち着かない気持ちでずっと居心地悪くみていた。覗いてみてもなにもみえてこないカーフェンさんの空虚な表情がとにかく素晴ら>>続きを読む

ネイティブ・サン(1986年製作の映画)

4.0

ネズミだけじゃなくて、ビガーことヴィクターラブと弟妹、母のオプラウィンフリーが住むシカゴのプロジェクトの部屋の内装も人間たちの服装もあの辺の地区も全部グレーやそれに近い配色トーンのグラデーション。そん>>続きを読む

ヴァージン・アイランド(1958年製作の映画)

4.0

無人島での結婚祝いにロンドンから冷蔵庫送ってくる母親。島でタイプライター叩いているカサヴェテスでマザースキーの「テンペスト」思い出したり。灯油がある!って冷蔵庫動かしてたみたいだけどそんなこと可能なの>>続きを読む

フィフィ・マルタンガル デジタル・レストア(2001年製作の映画)

4.0

「メーヌオセアン」のあの3人が出てる!リディアさんまた黒いモシャモシャした犬連れてる!ほんとなにをやっているのかずっとわからない。はみ出ちゃったところだけ印象に残るし、つかほとんどがはみ出ちゃってる。>>続きを読む

トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

5.0

最高最高おもしろかったー。ホント自由で豊かな映画。ロジエ万歳!パヤパヤライト、嫉妬深い彼女引かせるためにいらん小細工からはじまってずっと面白いじゃないの。音楽もいいし音響もいいしな。支店長アランサルド>>続きを読む

ガーディアン/森は泣いている(1990年製作の映画)

5.0

ベビーシッターの面接で2番手だったのか…巨大サボテンめがけて転落死からなんだかすごい。お腹の痣も4週間ベイビーなのもいろいろ説明ナシにグイグイ進んでいってとても頼もしい。レイプされかけて木に男たちがメ>>続きを読む

台風騒動記(1956年製作の映画)

4.0

天災のあとには人災が。横暴な人事、汚職にリベートにと腐った田舎町にやってくる男っぷり絶好調の佐田啓二。田舎芸者の桂木洋子との自転車2人乗りエロすぎる。罹災者たちの仮住まいのセット素晴らし。薄暗い室内で>>続きを読む

二十一歳の父(1964年製作の映画)

5.0

あの深刻な武満の音楽、冷めた色彩で動く成島カメラにビビる。「結婚式・結婚式」のあとにみただけにギャップがすごい。曽野綾子原作だいたい気に食わないけどこの作品はかなりやられましたノボ脚本。スカートめくっ>>続きを読む

結婚式・結婚式(1963年製作の映画)

4.0

久しぶりにみた!あまりにも雑な展開&価値観バリバリ古臭いけど大家族のアンサンブルやっぱし最高。親父の入れ歯エピソードひっぱりすぎだし京都行くのに飛行機(サンドイッチの機内食美味しそー)そして即日帰る忙>>続きを読む

デュエリスト/決闘者(1977年製作の映画)

5.0

決闘中毒の狂人ハーヴェイカイテルがロックオンするキースとの長い年月のなかで理由がいつのまにかすり替えられている。どんなシチュエーションでも話通じないカイテルの無言の表情が素晴らしい。サクッと刺されてお>>続きを読む

長崎ぶらぶら節(2000年製作の映画)

4.0

長崎といえば、蛍…うちば抱いて…?町の芸者の高島礼子の登場で小百合とまさかの五社監督はじまるのかとどきどきしたけど、松竹梅な哲の登場から安定の小百合節小百合劇場。時雨の記ではやりすぎたかプラトニック貫>>続きを読む

アッシイたちの街(1981年製作の映画)

5.0

新島遊びに行ったらアベック台風到来で足止め、戻ってきたら家業の工場倒産寸前。ここから労働者たちの厳しい現状、工場の立て直しに喧嘩に恋愛に宴会に、ものすごいスピード演出で畳みかけてきて2時間あっというま>>続きを読む

ハワイアン・ラブ 危険なハネムーン(1978年製作の映画)

4.0

主演の男優さん、ハワイ行く機内のシーンからすでに日焼け。みなさん前乗りで遊んでるの隠す気ゼロの林功クルー。空港出たらいきなり鼻血の瀕死おじさんが花嫁の加山麗子さんにダイイングメッセージ。謎の男はガッツ>>続きを読む

レット・ゼム・オール・トーク(2020年製作の映画)

2.0

だいぶ面白くなりそうな雰囲気だったのに…キャンディスバーゲンあんなえげつないオバハンやって頑張るなあ〜と応援したくなるけど、面白パーツの寄せ集めみたいで悲しくなるくらいピンと来ず。メリルもダイアンウィ>>続きを読む

パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

5.0

カーチェイスも銃撃もサイコー。アクションシーンは勿体ぶらないマイケルマンが好き。激しく致命傷を追うけど、絶命する場面はそれぞれがものすごく静か。みたあと、仲間たちの死ぬ間際のシーンを改めて思い出す。派>>続きを読む

肉体の遺産(1959年製作の映画)

5.0

はじまりの壮大なスコアからもう最高。撃たれたミッチャムを支えるジョージぺパードと3匹のワンちゃんの図はそのままお祭りの山車の題材にしたいくらい完璧。まだはじまってもないけど映画。若い頃はやけに冴えない>>続きを読む

ローカル・ヒーロー/夢に生きた男(1983年製作の映画)

4.0

優しい映画で…このままソファですやすや眠ってしまいたい。アリスのウサギは早々に食べられちゃったけど。まるで「ウィッカーマン」みたいな港町だけどみなさんいいヤツばかり。妻と喧嘩してまでも祭の時期は酒瓶片>>続きを読む

「挑戦」より 愛と炎と(1961年製作の映画)

4.0

慎太郎の原作と聞くと「闘牛にかける男」にも似ていて、こちら東宝で三橋達也。「私と一緒に死んで…」の岸田今日子の前は恋人の水野久美が自殺しており(男絡みで水野久美の自殺といえば「その場所に女ありて」なん>>続きを読む

太陽への脱出(1963年製作の映画)

4.0

昼でもサングラスの武器商人、一度は死んだ男・裕次郎。バンコクでの夜の路地裏も良し、梅野さんがバスルーム押しかけてきてシャワー越しの会話、スタイリッシュ舛田利雄演出がキマッている。拳銃片手で花嫁姿の岩崎>>続きを読む

零戦黒雲一家(1962年製作の映画)

5.0

太平洋戦争でならず者ばかりが追いやられてる島に裕次郎が颯爽と現れる。戦争ベースでもいつもの裕次郎のしごきリーダー青春活劇。黒豚飼って菜園やってる大坂志郎、樺太生まれの内田良平にモヒカン榎木さん、アロハ>>続きを読む

シシリアン(1987年製作の映画)

5.0

揺れる白いカーテン越しにはじめて出逢う擬似親子の対面シーンと、口元異様に近すぎるキス。生まれてこの方走ったことがないスタンプ公爵が誘拐時に手に持つ優雅な日傘。赤い旗を掲げた民衆を銃撃する谷間での惨劇。>>続きを読む

恋人(1960年製作の映画)

4.0

試験終わっていきなりボストンバッグから取り出すむき出しのコッペパン×4本。豊三たち信州からきた受験生4人組、先輩って慕って下宿してるのは町医者の南原宏治。何歳差の先輩なんだか気になる。みゆきの兄は大泉>>続きを読む

情熱の狂想曲(ラプソディ)(1949年製作の映画)

4.0

ローレンバコールとドリスデイとカークダグラス。3人の並びがゴージャス。見た目はいいけど中身はゴミだって捨て台詞吐かれるほど手がつけられない気まぐれバコールだったな…。画家の女友達とパリに行く、って同性>>続きを読む

ふたりだけの舞台/彼と彼女のコメディ(1987年製作の映画)

5.0

ふたりが過ごす家は「泣きしずむ女」と同じあの家で、家主のアランスーションは分身のようにドワイヨンに似てる。付き合って1年目のカップルが過去の亡霊に嫉妬しあっていつものぶつかり稽古。水温低いプールに飛び>>続きを読む

南氏大いに惑う(1958年製作の映画)

4.0

妻子持ちの家電社長・船越が19才の2人のギャルにモテて振り回されるおじさんドリーム。いかにも桂樹がやりそうだけど船越だとちょっと生々しい。川上康子の強引わがままアタックに比べて影が薄い市川和子も、デー>>続きを読む

走り来る人々(1958年製作の映画)

5.0

薄汚れたウサギの耳に丸い鏡がくっついていて背中のジッパーあけるとポーチになるぬいぐるみ、あれずっとほしかったやつ。天真爛漫の頭弱いシャーリーマクレーンの危うさ。この曲好き!つってステージで歌い出すとこ>>続きを読む

高原列車が走った(1984年製作の映画)

4.0

美保純ちゃんのインスタントな教師物語、に加えて鈍行列車の増発呼びかけから開通までのストーリー、小諸の田舎町を舞台にニューウェイブサウンド、ヤンキー高校生に原宿仕込みの純ちゃんファッションにてんこ盛りの>>続きを読む

鏡の中の裸像(1963年製作の映画)

5.0

毛利菊枝が校長の美容学校、赤紫色にカラーした毛利菊枝、ノースリーブの毛利菊枝、校長の椅子クルッと回転させて倍賞に最悪の言葉浴びせる毛利菊枝は「六條ゆきやま紬」の毛利菊枝まで思い出させる鬼の松山善三脚本>>続きを読む