seapony3000さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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映画(4823)
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ヒーロー・オブ・カンフー 猛龍唐人拳(1977年製作の映画)

4.0

猛龍唐人拳ってタイトルでわからなかったけど、これチャイナタウン・キッドだった。香港から不法入国のフーシェンと台湾から留学の孫建。ふたりの青春が70年代のサンフランシスコで出会う。セットのセンスもさすが>>続きを読む

パニック・イン・スタジアム(1976年製作の映画)

5.0

「パパは無職だからお金がないんだ」ってグッズの売り子にバラす子どもに思わず手をあげてしまうボーブリッジスはじめ、ざまざまなしょうもない地味な人間たちの群像劇をちまちまと延々みせられて、ほんとこういうの>>続きを読む

恋を掏った女(1958年製作の映画)

4.0

特ダネ逃しがちの石井竜一、いかにも逃してそーな朴訥キャラとチャキチャキしたカメラマン叶順子コンビ。面白いんだか面白くないんだかフワッとしてるけど結果そんな悪くない案外きらいじゃない原田治夫監督ぽいエエ>>続きを読む

世界を賭ける恋(1959年製作の映画)

4.0

ルリ子の逆立ち開脚と、裕次郎に誘われて部外者なのに大学の卒業イベントで余興。真っ赤なドレスに仮面で登場、私はジプシーよ♪的なTPO無視した選曲で度肝を抜かれるが、裕次郎と付き合い出してからは裕次郎ひと>>続きを読む

海の野郎ども(1957年製作の映画)

4.0

新藤兼人の監督、いつもは苦手だけどこれはよかった。ザッツ独立プロ、日活で裕次郎だけど歌わせない。歌うのはイスラム圏の船員たちの母国の独立を祝う歌と踊り。出だしの一音からわかる伊福部。ふんわりニュアンス>>続きを読む

大森林に向って立つ(1961年製作の映画)

4.0

紐で編むタイプの黒トップス、ヘソまで開いてるので、どんなシリアスな場面でもつい「…つかその服…!」って思ってしまう。ムッシュとのセッションもいいし、漬物の具材列挙して♪オレはあの子と一夜漬け〜♪ってバ>>続きを読む

二人の恋人(1969年製作の映画)

5.0

気持ち悪くてほんと変な映画〜〜〜最高!カメラ目線の8ミリの映像でビシッと加山雄三のクレジットから、リビングへ。第二のワコ氏とまた海岸で同シチュエーションが繰り返されたり、婆やの賀原夏子は2度泣いてるし>>続きを読む

坊ちゃん記者(1955年製作の映画)

5.0

失敗だらけの東都新聞の新米桂樹、村瀬母と3人の妹たちに囲まれてふわふわ呑気に珍スクープに奔走する話とばかり思っていたら、後半から自殺に殺人にとクライマックスは野口監督〜って感じのノワールアクション。ぼ>>続きを読む

スリランカの愛と別れ(1976年製作の映画)

4.0

山の途中でゲリラ花売りしていた少年が、兄を頼りにコロンボまで自力でくるエピソードに木下恵介先生のこだわりを感じる。海岸沿いの大砲の下で寝ながら兄を待ち、大砲に跨りながら兄を待つ。兄は事故で松葉杖。デコ>>続きを読む

サディスト(1963年製作の映画)

5.0

リーバイスにレッドウィングでキメたアイツすごい。このキャラこの顔だけで勝ったも同然な感じなのに最高の撮影にラストまで持続するスリル。結局なんだったのか不発に終わった車修理のシーンも焦らしに焦らしてて良>>続きを読む

漂流(1981年製作の映画)

5.0

坂上ジロさんから亡くなってついに長英が投身自殺、ひとりぼっちになってアホウドリの羽根で鳥人間になる欣也。あっけなく失敗したあとに鳥たちに同化して茫然と佇む欣也素晴らしい。すまんのうすまんのうと泣きなが>>続きを読む

利休(1989年製作の映画)

3.0

やりすぎの太閤山崎努、ネネは岸田今日子カカは谷栄チャチャは山口小夜子にリクが三田佳子。勅使河原って感じの衒いがキツくてちょっとげんなりだけど、三國の利休よかった。信長が松本幸四郎で家康が中村吉右衛門な>>続きを読む

千利休 本覺坊遺文(1989年製作の映画)

4.0

奥田瑛二が利休かと思ったら利休は三船なのね。本覚坊ってこんな顔なのって思わず画像検索したくなる奥田瑛二のへのへのもへじな表情。利休大好き錦之助が奥田瑛二に何度もねだる利休バナ。思い出バナに差し込まれる>>続きを読む

空海(1984年製作の映画)

4.0

大学ドロップアウトして放浪の途中で山からダイブして生死の狭間で己の性欲を自覚、独自の修行中に宇宙から光のタマがお口に入ってくる佐藤純彌監督のスピリチュアル演出楽しい。火山大爆発での性行奨励から曼荼羅図>>続きを読む

The Duel(英題)(1971年製作の映画)

5.0

すごい…最高。恋人の名前にちなんで胸にファンシーな蝶々のタトゥーを入れるシーンからはじまって、ほとんどが胸はだけ、ほとんどが上半身裸のティロン兄ほんとまじカッコいい。動きまくるティロンの美しさを知り尽>>続きを読む

由起子(1955年製作の映画)

4.0

奥入瀬渓流での入水自殺未遂をきっかけに、偶然"ここで美しく死ねたらいいな"同志の女子高生津島恵子と画家のウノジュー。津島恵子の生い立ちから語りはじめて、親友セキチエに呼び出されて浅草通ってるうちに出会>>続きを読む

恋人をさがそう(1967年製作の映画)

4.0

奈良岡ママが受験当日に轢き逃げにあって入院、予備校通いながらってほとんどバイトしかしてない西郷輝彦。「この虹の消える時にも」にも出てきたGQメンズウェアのモデルになりかけたけど編集バイトをゲット。モテ>>続きを読む

この虹の消える時にも(1966年製作の映画)

4.0

「星娘」歌いながら営業ドライブ、アパレルGQメンズウェアの制服、白と黒のスタジャンにホワイトジーンズの西郷輝彦。出会い頭に小鳥買うからデパート連れてってと強気で駆け引きする盲目のチイコ。感化院仲間の山>>続きを読む

涙になりたい(1966年製作の映画)

4.0

アメフト部で部活後に部員の誘い断ってオカリナ吹きながら墓参り、その後ふきのとう採って飼ってる鶏の卵とって父さんへ。高校の木の下で参考書→平凡パンチ→週刊マガジン、部屋ではフクロウも飼ってるいろいろ忙し>>続きを読む

霧の子午線(1996年製作の映画)

3.0

全共闘での青春の思い出をベースにお志麻と小百合が並ぶ。お志麻の激情、女の最後の火を燃やす小百合。に挟まれるのが玉置浩二…クラクラするぜ岡田裕介企画。函館日報でバリバリのお志麻、かたやちぎり絵作家で今度>>続きを読む

ラビッド(1977年製作の映画)

5.0

イグジステンズみたらもちろんこれもみたくなる。マリリンチェンバースの脇の下のアレからピロっと覗くはじめまして。スケルトンだったり赤々と湿っていたりするアレから静かに出てくる針。カーアクションも気合い入>>続きを読む

イグジステンズ(1999年製作の映画)

5.0

新作みたらこれもみたくなり。ゲームポッドに動物たちに骨の銃に歯の弾丸…ほんと心が舞い上がる。ゲームに入った途端のあのチープな店内の質感がもうたまらない。そこにロバートシルヴァーマンが出てくるのも最高。>>続きを読む

牡丹燈籠(1968年製作の映画)

5.0

池野成の音楽うるさくて最高。家を飛び出した反骨魂を持つ本郷さんだったし薩夫監督ぽいな〜なんて思ってたらあっという間に幽霊の色気に陥落する本郷さん。控えめそうだけど案外図々しい赤座美代子とリーダーシップ>>続きを読む

デンジャラス・プリズン ー牢獄の処刑人ー(2017年製作の映画)

5.0

ブルータル・ジャスティスをはじめてみたときついていくのに戸惑った時間の使い方、きのうみたトマホーク〜でばっちりハマったので、この作品はもう安心というか信頼して最後まで楽しめた。最高ですね。冒頭の車破壊>>続きを読む

トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

5.0

みようみようと思いながら今になってしまった…四人のそれぞれの人物像が最高のバランスで感動が止まらない。馬上から徒歩へ、野営怖い怖い。地味に進む前半からいきなり登場の食人族のルックス強烈だしあの伝達の音>>続きを読む

ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

5.0

ちょ〜久々みたーサイコー!
マーシャゲイハーデンとダニエルスターンの両親パートほんといいしー、ジュリエットルイスはもう「カンサス・シティの爆弾娘」のライバルをバリバリ意識したキャスティング。大好きなE
>>続きを読む

京子の初恋 八十八夜の月(1962年製作の映画)

4.0

成人していても、成人しているからこそさまざまな問題抱える子どもたちを優しく厳しく支えるおっかさん三益愛子at静岡・三島園という名の茶園。長女・紫と婿の佐野周二の息子は無我。受験と思春期で「おばあちゃん>>続きを読む

陽のあたる家(1954年製作の映画)

4.0

こんなお涙誘う大家族物語にまんまと泣いてしまう。だって轟ユッコ母ちゃんが信じられないくらいいいヤツすぎる。日守新一の連れ子の田浦正巳と小畑やすし兄弟美形すぎ。長女の紙京子はデザイナー志望、次女の野添ひ>>続きを読む

拳銃は俺のパスポート(1967年製作の映画)

5.0

アラカンと深江さんが瞬殺されるシーンや、車から転がり出るジェリー藤尾の埠頭のシーンとかバンバン繰り出してくるかっこいいシーンのなか、宿の武智豊子の謎ズームとかそっち方面でも楽しませてくれる。ふたりが宿>>続きを読む

夜霧のブルース(1963年製作の映画)

5.0

黙って話を聞いてくれ…ってピストル片手の裕次郎。山茶花ボスと幹部たちが聞かされる身の上話。ハナシ長過ぎてハッと我に返るといつのまにかルリ子との恋バナに。ストーカーみたいに道の途中で待ち構える裕次郎に心>>続きを読む

血と海(1965年製作の映画)

5.0

間宮カメラに痺れまくり。血の呪い…って日活のあらすじにもちろん大期待だったけど、そこだけじゃない漁港の村の慣習、時代の移り変わり。零細漁港の様々な問題盛り込んで。海で命を落とした労働者たちのための鎮魂>>続きを読む

俺の拳銃は素早い(1954年製作の映画)

4.0

河津清三郎と植村謙二郎が土砂降りのなか乱闘する夜のシーン良い。銀座美術館(という名の骨董屋?)での警察との銃撃戦もザ・日活って感じのノワールでワクワク。乱射の度に火薬の煙がモワッと、手榴弾も出てくる。>>続きを読む

殺人者はライフルを持っている!(1968年製作の映画)

5.0

淡々と地味で大好きなやつ。巨大な貯水槽に登ってコーラとサンドイッチつまみながら高速走っている車を狙うとこ。映画と現実、ほぼ同じ格好で歩いてくるボリスカーロフに戸惑うシーンよかった。杖で拳銃を振り払い平>>続きを読む

ピュア・ラック(1991年製作の映画)

4.0

シーラケリーさんのやらかしもう少し配分欲しかったしみたかった。桟橋ガックン→イカダ→滝のラストまで楽しい。

マルコム/爆笑科学少年(1986年製作の映画)

4.0

灰皿の動きもいいし、冒頭の素晴らしい路面電車のシーンがまたラストでもさらに爽快。メルボルン行ってみたい(サムフリークス)