星降る夜にあの場所でさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

星降る夜にあの場所で

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夜の儀式(1969年製作の映画)

3.6

『緑の部屋』のレビューで簡単に抜粋した
Iホールでの過去上映作品の中で、
ベルイマン監督の作品は8作品上映されています。
このうち、
『魔術師』
『夜の儀式』
『冬の光』
の3作品はIホール以外の劇場
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緑色の部屋(1978年製作の映画)

4.4

崇敬するIホール初代総支配人様㉑

本作品の初鑑賞も40年近く前。
きちんと内容を理解できる年齢ではなかった。

年月は流れ、他の作品や自身の体験から観る方向によって全く形が異なる立体化されたいびつな
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ニルヴァーナ(1996年製作の映画)

4.2

押し入れの中から発見して再鑑賞。

公開当時はフランス産のSFということで、話題になりました。

単に映像とストーリーを追っての鑑賞は、そこそこ楽しめますがそれほど凄いとは感じないかもしれません。
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僕の彼女はどこ?(1952年製作の映画)

4.0

言わずと知れたサークのハートウォーミング・コメディですね~

『アイス2つ付きのチョコソーダ頂戴!それと、アイス1つはソーダに混ぜて1つは浮かべてね。』
※正規字幕をちょろっと変更※

・ピンク色のオ
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悪霊(1987年製作の映画)

4.6

崇敬するIホール初代総支配人様⑳

初見当時、作品鑑賞後、原作小説も読んでみた。

正直ドフトエスキーの思考回路を完全に把握することは不可能なのだけど、このレビューを書くにあたってせめて解釈できた範囲
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

4.3

『至福のとき』繋がりで。

ネタバレになっている可能性大なので、
気にする方(私がそのタイプ)は以下ご遠慮ください。






遠くから愛しい人の声が聞こえる。
いつものようにありったけの笑顔で応え
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至福のとき(2002年製作の映画)

4.1

フォロアーさんであるuuukyeeさんのレビューで思い出し。

『ミルコのひかり』のような傑作とまではいかない作品(共通点は事故によって後天的に盲目となる主人公の境遇のみ)ですが、
おじさんと少女のお
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希望の樹(1976年製作の映画)

4.3

崇敬するIホール初代総支配人様⑲

90年代の初めにIホールで公開され未だに未ソフト化の秀作。
今年アテネ・フランセで再上映された(何年か前にも)のですが、日にちが合わず残念ながら再鑑賞出来ず…

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わが故郷の歌(2002年製作の映画)

4.5

崇敬するIホール初代総支配人様⑱

この作品も劇場で鑑賞し、ソフト発売と同時に購入し何度か再鑑賞。

ゴバディ監督の作品で最も衝撃的といえば『亀も空を飛ぶ』ですが、最高傑作といったら本作品かもしれませ
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ブラザー・サン シスター・ムーン(1972年製作の映画)

4.3

たま~に観なくちゃと思わせる私にとって大切な作品。
心のクリーン・アップを目的に数十回観ています。
この作品を観た後は、とても穏やかな気持ちになり人に対して寛容になれます。
未鑑賞の方は、だまされたと
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友情(1974年製作の映画)

4.1

メインである三組の夫婦の境遇も決して特別なものではなく(シナリオ)、作品も全体的にこれといった凹凸もない。

しかしこれが妙に響いてくるんですね~
監督の演出というより、これはもう完全に俳優陣の演技力
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マイク・ザ・ウィザード(1988年製作の映画)

4.4

ハリウッドの不条理なシステムに物申す傑作コメディ。

かつて、この作品を一緒に鑑賞した友達は完全に感化され特撮監督を夢見てその世界へ飛び込んだ。
途中で挫折してしまったが、久し振りにその友人と食事をし
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家族の肖像(1974年製作の映画)

4.6

崇敬するIホール初代総支配人様⑰

ヴィスコンティのカラー作品マイベスト。
当時のイタリア情勢の縮図を見事な脚本と演出で描きつつ、家族を持てなかったヴィスコンティ自身の人生をバート・ランカスターに投影
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リンゴ・キッド(1966年製作の映画)

4.0

セルジオ・コルブッチの作品ということ初鑑賞。

イケてます!コレ♪

西部劇は詳しくないのでなんとも言えませんが、爆弾が出てくるウエスタンは本作と『ヴェラクルス』しか観たことありません。
爆発のシーン
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素晴らしい風船旅行(1960年製作の映画)

4.0

近所にバタバタと建売住宅が経ち、ありがちなモデルルームの入り口に風船がプカプカ浮かんでいるのを見て思い出す。

ひたすらに圧巻の空中撮影による画がスクリーンいっぱいに広がり、所々に寸劇コメディが盛り込
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ふくろうの河(1961年製作の映画)

4.7

毎月恒例のGFシリーズ鑑賞(GF3で橋から吊るされるヘルムートのシーン)と崇敬するIホール初代総支配人様で『家族の肖像』をupしようかと考えていて本作品を思い出す。

傑作ですね★

初鑑賞の際、演出
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ボウイ&キーチ(1974年製作の映画)

4.3

何となく思い出し。
再鑑賞しようと押し入れを探しまくったが見つからず…
最近これが多い(/_;)
誰に貸したのかも記憶の彼方へ
観て気に入ると、
『これ良いから観てみろよ!』
とすぐに人に貸してしまう
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ボヴァリィ夫人(1933年製作の映画)

3.6

原作を読んで所有ソフトにて再鑑賞。
評価変わらず。

本作品の製作、ロベール・アロンの意図が分からない。
映画雑誌にコラムを書いていたぐらいだから、それなりに映画に対する愛着はあったと思うのだが…
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ドリームチャイルド(1985年製作の映画)

4.1

何となく思い出して。

『不思議の国のアリス』好きは必見かと。
個人的にお気に入り作品の一つ。
おばあさんになったアリスのモデル役を演じたコーラル・ブラウンがとってもチャーミングです。

印象に残って
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地獄への逆襲(1940年製作の映画)

3.9

手持ちソフトでラング作品ちょこちょこ再鑑賞中③

続編でありラング初カラー作品ということで、製作側のカラーを強く感じる。
単なる娯楽作としては十分楽しめます。

そう言えば、最近○○が可愛いとか言って
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群れ(1978年製作の映画)

4.7

崇敬するIホール初代総支配人様⑯

衝撃の傑作です。
ユルマズ・ギュネイの獄中から…といった話題性など全く加味せずして傑作。

クルド人の家長制度が色濃く続きまた徹底的な男尊女卑の社会を映し出した公開
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.5

優作さん、お誕生日おめでとうございます。

わたくし事で申し訳ないのですが、
洋画の世界ではマーロン・ブランド。
邦画では私、松田優作さんの熱狂的な大ファンです。

優作さん出演作品に関してだけは洋・
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マンハッタンの二人の男(1958年製作の映画)

4.0

購入放置していた所有Blu-rayにて再鑑賞

フォロー&フォロワーのエリオットさんがレビューしていた激渋作品に感化されて鑑賞。

共通項は渋さのみで内容は全く違う。

実は…のオチに『サムライ』を感
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落葉(1966年製作の映画)

4.2

崇敬するIホール初代総支配人様⑮

組織の中に身を置きキチンとした商品に拘る人間が、販売営業者と製造者の間にいることで私たちは安心してネットや店頭に並ぶ商品を安心して購入することが出来る。

過酷な板
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エミタイ(1971年製作の映画)

4.0

崇敬するIホール初代総支配人様⑭

一民族の誇りさえも非人道的な力によって抑圧され続けラジコン化された男たちの眠れる闘争本能を呼び覚ましたのは、女たちの悲痛の叫びともいえる歌声だった。

この作品も強
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氷海の伝説(2001年製作の映画)

4.6

崇敬するIホール初代総支配人様⑬

一言。
圧巻の傑作☆彡

この作品を日本で観れたのは、
Iホール初代総支配人さんのお陰と断言できそう。
この作品を観た当時、
久しぶりに強烈な
ザ・Iホール・セレク
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白夜(1957年製作の映画)

4.8

白夜繋がりで(ブレッソン版低評価の理由)。

カラー作品も含めて、私の中ではヴィスコンティ作品最高の映像美!
劇場、VHSビデオ、テレビ、DVDでと何度観たことでしょう。
オールセットで撮影された、観
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白夜(1971年製作の映画)

3.5

崇敬するIホール初代総支配人様⑫

以前にも書きましたがIホールで初めて鑑賞した(40年近く前)作品。
またブレッソン作品も本作が初めてでした。
その後も何度か鑑賞し、先日Blu-rayにて改めて再鑑
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林檎の木(1992年製作の映画)

4.1

崇敬するIホール初代総支配人様⑪

東西ベルリン情勢を扱った作品は数多く製作されています。
本作品もその中の一つです。

主人公の祖母がこんなことを言います。
20年以上前に観たきりなので正確には覚え
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奇跡(1954年製作の映画)

4.4

崇敬するIホール初代総支配人様⑩

他サイトを含めて皆さんのレビューを拝見しますと、たいてい宗教という言葉を目にします。
遠い昔は私もそう解釈しそれなりに掘り下げてみたものでした。
ただ何度か鑑賞して
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ジャン・ルノワールのトニ(1935年製作の映画)

4.4

戸棚の背表紙を見て、ルノワール繋がりで。

男の純情は移り気な女が存在してこそ成立する(笑)
           by星降る夜にあの場所で

主人公のマネは出来ないが共感したい作品☆

黄金の馬車(1953年製作の映画)

4.6

所有ソフトにて再鑑賞。

言わずと知れたルノワールの秀作。
私如きがこの作品について書くことなどありません。

1点だけ書かせて貰えるなら、是非とも日本の女優さん全て(filmarksの女性ユーザー)
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苺とチョコレート(1993年製作の映画)

4.0

崇敬するIホール初代総支配人様➈

この作品も、時代背景を理解していた方が断然楽しめると思います。
ごくごく簡単に書いておきます。

舞台はキューバ。

スペインによる統治

アメリカによる(事実上
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恐るべき子供たち(1950年製作の映画)

3.9

所有ソフトで再鑑賞。

これはやはりコクトー自身が撮るべき作品だった。

所々明らかに噛み合っていない。
コクトーとメルヴィルの相性の良さとお互いの才能を認め合っていたとしても、作品の共同作業となると
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歴史は女で作られる(1956年製作の映画)

3.5

所有Blu-rayで再鑑賞。

やはり評価変わらず…

オフュルスの演出・構成・スコア・カメラワークは絶賛に値する作品。
マルティーヌ・キャロルも文句なしに美しく撮られています。
確かに演じるのが難し
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