【第52回ベルリン映画祭 金熊賞】
『ユナイテッド93』などの名匠ポール・グリーングラス監督作品。アイルランド独立をめぐる「血の日曜日事件」をドキュメンタリックに描いた作品。ベルリン映画祭では『千と千>>続きを読む
【シッチェス映画祭2008 グランプリ】
デヴィッド・リンチの娘ジェニファー・リンチ監督作品。プロデューサーとしてデヴィッド・リンチが入っている。
父と同じジャンルに挑戦した気概は評価できる。でもそ>>続きを読む
【1988年キネマ旬報外国映画ベストテン 第5位】
古華の同名小説を原作とし、文化大革命時代を生きた女性を描いた大河ドラマ。中国・アカデミー賞である金鶏賞では作品賞など4部門を受賞した。カルロヴィ・ヴ>>続きを読む
アジアンドキュメンタリーズにて
ベトナムの女性工員たちを追った作品
女性工員たちの厳しさを扱った作品であるが、まあ普通のドキュメンタリー。「生活が苦しい」ということを繰り返すのみで新鮮味がない。もう>>続きを読む
【2021年キネマ旬報日本映画ベストテン 第5位】
『ゆきゆきて神軍』などのドキュメンタリーの巨匠・原一男作品。372分という超長尺で語られる水俣病。
すごい。圧倒される。水俣病って昔四大公害病とし>>続きを読む
【第74回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門】
『アデル、ブルーは熱い色』アブデラティフ・ケシシュ監督作品。全編クラブで踊るシーンで良くも悪くも話題になったカンヌ出品作『Mektoub, My >>続きを読む
レバノンの首都ベイルートで起きた爆発事故を扱ったドキュメンタリー。その場に居合わせた当事者たちがその被害の大きさを語る。
まあそれ以上でも以下でもないのだが、街ごと破壊されるような映像は見たことがな>>続きを読む
【2001年キネマ旬報日本映画ベストテン 第7位】
古厩智之監督作品。WOWOW製作による「J・MOVIE・WARS 5」のうちの1作で、主役を演じた沖津和以外の子役は現地のオーディションで集められた>>続きを読む
【1979年キネマ旬報日本映画ベストテン 第5位】
1978年に『中央公論』で連載された長編ノンフィクション「衝動殺人」を映画化した作品。主演の若山富三郎はこの年の男優賞を総ナメにした。また、この作品>>続きを読む
【第61回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
『モンスーン・ウェディング』のミーラー・ナーイル監督作品。カンヌ映画祭でカメラドールを受賞、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされた。
ボンベイの>>続きを読む
ブータンの儀式に参加した男を描いた作品。監督はブータン仏教界の高僧でもあるケンツェ・ノルブ。トロント映画祭に出品され、プラットフォーム部門名誉賞を受賞した。
森の奥深く、全員が仮面で顔を隠した儀式。>>続きを読む
【山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 優秀賞】
チリのセルフ・ドキュメンタリー。レイプされた監督自身の過去、そして現在を淡々と綴っていく。サン・セバスチャン映画祭にも出品された。
レイプ被害にあ>>続きを読む
【第75回カンヌ映画祭 審査員賞】
パオロ・コニェッティの2017年の小説『帰れない山』を原作としており、カンヌ映画祭では審査員賞を受賞、ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞では作品賞他全4部門で受賞した。>>続きを読む
【第81回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
ドイツ赤軍RAFを描いたヒューマンドラマ。監督はニコラス・ケイジ主演『ペイ・ザ・ゴースト』ウーリー・エデル。アカデミー外国語映画賞にノミネートされ、ヨ>>続きを読む
ネトフリ×ウェスの4作目、これもロアルド・ダール原作。
一番設定がシンプルで観やすい。ある程度オチの予想はつくが、これくらいシンプルにしてくれた方が一般には観やすいのでは。
この一連のウェス短編では映像的挑戦が一番面白い。ネズミを喋らせたりネズミ役が変わったり。ホラー的な演出もあってなかなか好みだった。
こちらもロアルド・ダール原作の短編。ヘンリー・シュガーよりこっちの方が好きかも。少しダークな雰囲気がある。やっていることはいつものウェス・アンダーソンなんだけど。
ヴェネツィア映画祭でプレミアされたウェス・アンダーソンの短編。
ベネディクト・カンバーバッチはウェス作品と相性がいいのかも。とはいえ「いつものウェス・アンダーソンだな」という感想しか思いつかず。
【1976年キネマ旬報外国映画ベストテン 第7位】
フランソワ・トリュフォー監督作品。全米批評家協会賞ではイザベル・アジャーニが主演女優賞を受賞、アカデミー賞でも主演女優賞にノミネートされた。
これ>>続きを読む
【2012年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『スープとイデオロギー』が話題になったヤン・ヨンヒ監督作品。ベルリン映画祭フォーラム部門国際批評家連盟賞を受賞、国内でもキネ旬1位を始めとし、数々の>>続きを読む
ドキュメンタリーの巨匠クリス・マルケルの短編。
やや中国を美化しすぎな部分はあるが、色鮮やかな当時の北京の様子が生き生きと捉えられている。
【1996年キネマ旬報日本映画ベストテン 第5位】
『サード』東陽一監督作品。田島征三の自伝的エッセイ集を映画化したもので、ベルリン映画祭コンペに出品され、銀熊賞を受賞した。
ほっこりするいい映画。>>続きを読む
【第58回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
『サラーム・ボンベイ!』のミーラー・ナイール監督のインド映画。ヴェネツィア映画祭に出品され最高賞を獲得、ゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞の外国語映画賞に>>続きを読む
【シッチェス映画祭2018 ニュー・ヴィジョン部門】
ブラジルのカニバリズム映画。シッチェス映画祭に出品された。
普通に楽しめる王道カニバリズムホラーでよかった。ブラジルの階級社会の風刺ともとれる、>>続きを読む
【第75回カンヌ映画祭 コンペティション部門】
『人間の値打ち』などで知られるベテラン女優テデスキの監督作品。主演のナディア・テレスキウィッツはセザール賞で新人賞を受賞した。
テデスキは女優としては>>続きを読む
【第42回ロカルノ映画祭 エルネスト・オルタリア賞】
ミヒャエル・ハネケの監督デビュー作。ロカルノ映画祭のコンペに出品され、アカデミー外国語映画賞オーストリア代表にも選ばれた。
これがデビュー作って>>続きを読む
【1995年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
『つぐみ』市川準監督作品。主演は緒形直人と新人の粟田麗。
どうしよう、市川準監督めちゃくちゃ好きかも。これまで観てきたどの市川作品よりずっと淡々と>>続きを読む
【第78回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
トロント映画祭でプレミアされ、山形国際ドキュメンタリー映画祭でも審査員特別賞を受賞した。
これもまたフェアじゃない。監督の偏った主張が>>続きを読む
【第80回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門出品】
『NO』などのチリの名匠パブロ・ラライン監督作品。独裁者ピノチェトを吸血鬼として描くという奇妙な設定。
どうしてもララインは合わない。スタイ>>続きを読む
【山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 アジア千波万波部門小川紳介賞】
シリアのパレスチナ人難民キャンプ内で撮影されたドキュメンタリー。各国のドキュメンタリー映画祭で受賞している作品。
これは監督>>続きを読む
【第28回アカデミー賞 歌曲賞他全3部門受賞】
ベルギー人と中国人の血を引く女性医師ハン・スーインの同名の自伝的小説を映画化した作品。監督は『聖処女』ヘンリー・キング、主演も『聖処女』でアカデミー主演>>続きを読む
【第40回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
ゴダールのまだストーリーがあったころの作品。『気狂いピエロ』と『イメージの本』の間という印象。言わずとしれた古典小説『カルメン』が原作で、当初はイザベル・アジ>>続きを読む
【山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 山形市長賞】
スペインのバレンシア地方、タイガーナッツの農場での一年を追った作品。
農業をひたすら追った一見地味なだけの作品に思えるが、観ていくうちに農場を>>続きを読む
【1969年キネマ旬報外国映画ベストテン 第9位】
『ドレッサー』ピーター・イェーツ監督のラブストーリー。主演はダスティン・ホフマンとミア・ファロー。英国アカデミー賞ではダスティン・ホフマンが本作と『>>続きを読む
【第74回カンヌ映画祭 ある視点部門勇気賞】
メキシコのテオドラ・ミハイ監督長編デビュー作。カンヌ映画祭でプレミアされ、東京国際映画祭では特別審査員賞を受賞した。メキシコ・アカデミー賞であるアリエル賞>>続きを読む
【山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 アジア千波万波奨励賞】
イランの作品で、夫の家業である羊の放牧と、妻の夢であるメークアップ・アーティストのための進学の間で揺れる女性を描いている。
とても胸>>続きを読む