Shiny太田慎一郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人(2008年製作の映画)

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今月から地元の映画上映イベントのスタッフになりました!

ってことで色々お手伝いしながらこれ2回観ました笑

資本主義と切っても切れない関係にあるアート。その中で、大事なものを、この夫婦から学べる。
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

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3行で語れない複雑な側面があるのが人間だよね。ってことを改めてクリエイターに叱ってくれる繊細な映画。

ロメールの映画って、今泉監督の雰囲気に似てて、特別大きな事件とか何も起きないし、でもだからといっ
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罪の声(2020年製作の映画)

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秀逸すぎて欠点の無い良い作品だった。

特に、弟さんの暗い部屋でのワンカットはその身動きだけで数十年間分を表現していて凄すぎた。

様々な価値観がぶつかり、よくよく現代と照らし合わせて考えると、とても
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enough.(2020年製作の映画)

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ミュージカルって言われてたけどほぼMVだった。BLMのこともあり、現代においてとても重要な映像表現であったと思う。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

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"感動"とか"ナレーション"とか"感傷的音楽"などの過剰な演出が全く無くて、殺される沢山のシーンもロングショットで撮られるので凄くリアルに切実にその残酷さが心に響く。

『シンドラーのリスト』よりも『
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CURE キュア(1997年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白かった。

ここまで潜在的な心理を重視した素晴らしい表現は観たことが無い...

他の監督がやってたらウザイ主張が前面に出て、胡散臭くなって、絶対寒くなる...

早いカットを挿入す
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映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

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英語字幕で鑑賞


そうなんだよねそうなんだよね。

映画作る楽しさってやっぱその参加したメンバーみんなの繋がりが、それも持続しなくてその限られた刹那的な時間で共有されることなんだよね。毎回違うメンバ
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桜桃の味(1997年製作の映画)

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自分の死を手伝ってくれる人を探す主人公を、夕陽が照らすイランのとても温かく美しすぎる映像で淡々と描く。

そこには大袈裟な演出も、
挿入音楽も、
説教も一切無い。

それだけでなく、現実と映画の境界線
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゴダール...

でもそれが彼なんだろうね。

海辺の彼女たち(2020年製作の映画)

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ポレポレ東中野で鑑賞。満席でした。

今見るべき重要な作品。

ドキュメンタリーとフィクションの融合というアプローチは同じだけれど、『ノマドランド』より断然良かった👍👍

『僕の帰る道』よりも嫌らしい
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

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アクションがかなりカッコよかったでござるぞ。

音楽はカッコイイのもあったが、時々場面にあってなくてチープだったでござるぞ。

普通に面白かったでござるぞ。

僕の帰る場所(2017年製作の映画)

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授業にモグって鑑賞。

実際の当事者を巻き込んだフィクションで、あまりにもリアルすぎて子供への演出が多分凄いんだと思う。

『ノマドランド』より断然面白かった。

観終わったあと、授業でみんなで深い討
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

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先日侯孝賢のドキュメンタリー観に行ったので。

淡々と郷愁を感じる雰囲気の中で、その文脈に中々緊張感がありましたね。

主張もクローズアップも無い、この頃の香港や台湾や韓国の映画とても好き。

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

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この時代にスタジオで無く、電車の脇から夕日撮ってたり、地平線が見える荒野で撮ってたり、かなりハリウッドの域を出てる...😳

ヒッチコックの代表作らしいですが、彼がイギリス時代に撮った本当に同じような
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オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン(2011年製作の映画)

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数日前親知らずの歯抜いたんですけど痛すぎて、何か気を紛らわすことしようと思って2011年のロンドンでの『オペラ座の怪人』の25周年記念講演のDVDを観ました。

背景に映像を用いた斬新で効果的な演出、
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

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めっちゃ社会を生きる現実的な、大人向けアニメでした。
「おジャ魔女どれみ」全然知らないんですが、普通に泣きました。

蛇の道(1998年製作の映画)

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香川照之上手すぎる...笑

眠いシーンもあったけど、かなりレザボア・ドッグスみたいだった。

二部作、いいね。

蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

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「神田川〜」「ドレミファ娘〜」に比べたら、眠いけど、しれっとゾゾゾとする怖いシーンや、台詞無しのラストの方の表現がかなりグッときた。

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白かった。
ゴダールの「ウィークエンド」が明るくなって半分アイドル映画、半分アート映画になった感じ。
雰囲気がもはや日本じゃない。フランス感半端なかった。

一応ピンク映画で過激なシーン
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神田川淫乱戦争(1983年製作の映画)

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ピンク映画で、ここまで性描写堂々とやってるの映画館で初めて観た...テープも見えたけど笑

でもとてもとても映画的で、一つ一つのショットが画作りがきちんとされていて、シンメトリーで、ポップで、カラフル
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

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地元の映画上映イベントにて。私が住んでる町は、昔は映画館あったらしいだったんだけど、今は無くて隣町の映画館にみんな行く感じ。音楽とか絵画とかが溢れてる文化的な町なのに"映画"の声はなかなか聞こえなくて>>続きを読む

HHH:侯孝賢 デジタルリマスター版(1997年製作の映画)

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エドワードヤンの作品は大好きで、侯孝賢作品は全然観れてないのですが、台湾ニューシネマのあの時代にとても興味を持っているので、レアなので新宿のミニシアターでの特集上映観てきました。

トリュフォーがヒッ
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風の電話(2020年製作の映画)

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前から気になってた諏訪監督作品。

クルド人の入管問題など、今のリアルな社会問題も、それを客観的にじゃなくて、とても迫る感じでドキュメンタリーのような、隣で話を聞いているようでとても生々しかったし、社
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日日是好日(2018年製作の映画)

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趣のある美しいショットがいくつも。

日本にいてもなかなかあういう美しい"和"は撮れないよね。

テンポ早すぎて、時間の経過による感動は無でした。

もっと静かで淡々としたものの方が深く味わいを感じる
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東京公園(2011年製作の映画)

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なんでこんなに評価低いん。

傑作やん。

泣いたし。

そういえば普段あんま泣かないのに最近涙腺脆いのなんでだろ。

青山真治監督のレビューうんちゃらは一個前の『空に住む』の方に書きました。

空に住む(2020年製作の映画)

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違和感半端ない台詞のオンパレード。主演の俳優("女優"という言い方はあまり好きじゃない)の演技が大袈裟すぎて下手に感じる。

し・か・し、

後半にはそれが逆にいい味を出して、猫が〇〇のシーンでは、白
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バイ・バイ・バーディー(1963年製作の映画)

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現代から観るとジェンダーやセクシュアリティ的に問題のあるシーンが多い。「女性として恋が〜」とか。

60年代前半とあって、まだまだ50年代の古臭い保守的なアメリカの感じが拭えていない。あと数年経てば革
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

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偏った作品かと思ったら、さすが森達也監督作品。

取材する人まで批判的に客観的に捉えて、社会の構造的問題を浮かび上がらせている。

メディアの意味。改めて日本は民主主義が終わってることを色んな観点から
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ちえみちゃんとこっくんぱっちょ(2005年製作の映画)

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かなり面白かった。

いわゆる表面的に"映画的"と言われるような、構図やカットや、色とか全然特徴が無いんだけど、無いからこそ滲み出る雰囲気がとても伝わった...

日常の中にあるショッキングな非日常な
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search/サーチ(2018年製作の映画)

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最近ビミョーな映画ばっかだったから、久々に面白い映画観れてめちゃくちゃ嬉しい。

かなり面白かった。全編PC画面だけど、ニュース画面とかFaceTimeとか多かったから全然違和感無かった。

コロナ前
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

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授業の予習で鑑賞。

特殊効果もセットも何も使って無いように見えるのは私だけでしょうか??
全部本物に見える...いや本当にオールロケで撮った可能性の方が高い...やべぇ...

1905年のロシア
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

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長い映画大好きなんだけど、いつものスコセッシ監督のハイスピードカットや、凝ったカメラワーク、クセのあるナレーションがあんまりなくて、ちょっと退屈した。

編集って大事だね。

あと音楽もビミョーだった
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