結局カレーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

結局カレー

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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

2.4

来る2000年に訪れる終末を救うべくヒーローになろうと訓練していたにも関わらずいつまでたっても出番がなく解散号令を受けて地上に帰りたった男の話。『最強なのに、やることない。』ってコピーおもしろ。

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怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

3.1

怪盗グルーシリーズ2作目にして恋物語。パパが板についてるグルーも愛おしいし悪党への道に揺らぐことなくジャム作りに専念しつつ昔の血を騒がせ惚れた女を救うなんてかっこよすぎ。

死ぬかもしれない間際に言う
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湯道(2023年製作の映画)

3.0

日本文化には誇らしき華道、書道、茶道があり…そして”湯道”がある!ってコンセプト好き。花を飾って文字書いてお茶飲むのなんて日常の一コマに過ぎないけど、それも鍛錬を重ね豊かな心で向き合えば立派な芸術にな>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

3.6

余命10年、自分がそう宣告されたとしたら長いと感じるか短いと感じるか。10年という年月は開き直って全財産で死ぬまでにやりたいこと全部やるみたいなのには長すぎて、仕事での挑戦や結婚・出産といった夢を見る>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.6

公開当時、別の作品を観に行こうと映画館に足を運んだはずが何の気なしに本作に変更してすごくハマった記憶。たちまち記録を塗り替える大ヒット作になってたのも納得だった。

正直それまで”新海誠”の名前を知ら
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.3

「この子は邪悪」ってタイトルに惹かれて鑑賞。邪悪って言葉なかなか使わないし、それが指すものを見てみたかった。

物語は終始不穏な空気を抱えていてザワザワはするんだけども、違和感に鈍いまま進んでいってし
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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.4

超力技「そろそろ字幕つかれましたよね」で日本語を喋り出し無敵と化した2作目。冒頭から前作同様の日本文化に驚愕するローマ人・阿部寛に完全に笑わされる。あの無駄に完璧な裸体はなんなんだ?かわいいから一生プ>>続きを読む

彼女と彼女の猫 -Everything Flows-(2016年製作の映画)

2.7

ペットは人生で飼ったことはないから重なる経験はないんだけど、あぁいいなぁと思わせてくれる関係。恋愛映画や青春映画の友情をみて思う素敵だなという感情が同じように湧いてくる。

言葉が通じないし大切なもの
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

2.6

社会や時代のせいにできるのかわからないけど、正面向かって思いを言葉にすることが年々怖くなってきてる気がする。自分に限らず。だから匿名性の高いSNSでなら自己開示できるって人も増えてきて、もはや本当の自>>続きを読む

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.6

どんな発想力があればローマ人をまんま日本人で映画化することを思いつくんだ???笑
そしてその無茶を易々とこなしている阿部寛はなんなんだ???笑笑好きすぎる。

武内監督といえばのだめカンタービレの実写
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

2.6

これはストーリー云々ではなくてただただ現実世界にトムとジェリーが現れた!?っていう世界観をニコニコして観るに限る。トムがちょっとポンコツでジェリーがちょっと狡猾で、2匹の容赦ないケンカっぷりが愛おしい>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.3

悔しさで食いしばった歯が折れて噛み砕いて飲み込んだみたいな。歯茎から血出しても二本足で立ってるような。負けてんだけど負けてなかった。

理不尽な運命に見舞われ周囲の人間にはなめられ、それがいかに悔しい
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

2.2

ワンシチュエーション・スリラーの日本版リメイク作品。元作品は未視聴。前情報なしでみたので次々に立方体を進んでいくハラハラ感はなかなか。冒頭の柄本時生のインパクトがめちゃくちゃ良くて引き込まれた。

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言の葉の庭(2013年製作の映画)

2.9

短編映画だからこそ満足に魅せられた純愛模様。雨の日にだけ会える名前も仕事も何もかもわからない相手。仕事をサボって酒とチョコレートを口にする年上の女性という異様さが、非現実的でタカオにとっては自分の知ら>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.3

85分に渡るガールズ・弔い・ロードムービー。普通だったら逃げ出したくなるくらいの重たい愛情と執着を自分にむけていた親友・マリコが1人で死んでった喪失感、そしてそのマリコの愛情に遜色ないほどにデカかった>>続きを読む

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.1

こういうことなら、そう言っといてくれんと!!!!!!!!ってぐらいプロモーションと内容が一致してない。改めて予告編みたけどまさかこんなんとは思わんやんけ!!って感じ。批判の嵐になるのもわかる。

近年
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.2

開始1分で動く城が存在する世界に引き込まれる。アニメーションにしか見せられない画であり、これぞジブリブランドって感じ。音楽も良くて”人生のメリーゴーランド”が世界観を確立させる。千と千尋の次にこれを描>>続きを読む

土竜の唄 FINAL(2021年製作の映画)

3.1

2014年の第1弾、2016年の第2弾、そして5年の時を経てついにFINAL。冒頭からインパクトしかないど下ネタかましてて過去2作を超えてやるって気概を感じた。笑 潜入捜査官の物語の肝はやっぱりその正>>続きを読む

土竜の唄 香港狂騒曲(2016年製作の映画)

2.9

1作目から2年ぶりに製作された香港狂騒曲。前作から変わらぬおバカっぷり。お色気要素も相変わらずどころか菜々緒・本田翼というスタイル抜群の超美人2人も加わってきて体当たり感が増し増しだった。それに1作目>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

私に理性があって良かった、応援上映でもない映画館で大声出すとこだった。あぶね。そんぐらい手に汗握る大興奮映画。世代でもない小学4年生の私が小遣いでコミック全巻揃えたほど威力ある作品だったの忘れてた。原>>続きを読む

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI(2014年製作の映画)

3.2

振り切っておバカで下品なコメディ映画。でもこれだけぶっ飛んでてくだらいのになぜだかついていけてるし笑っちゃうのはなんでだ?と思ったらクドカン脚本ということで納得。それにアホだけど自分なりの正義を貫いて>>続きを読む

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.0

いい意味でどうやったて近所のおばちゃんにはならないオーラがある天海祐希主演だからこそ現実とリンクする重大な社会問題も一種のファンタジー(とまでは言わないけど)コメディ作品として割り切れたから良かった。>>続きを読む

星を追う子ども(2011年製作の映画)

2.1

どうしても頭をよぎってしまうのはジブリ作品。ラピュタなのかナウシカなのかもののけ姫なのかオリジナリティある作品のはずだけど不思議と既視感がある。ムスカ、ハウル、ハク、巨人兵、キツネリス、タタリ神に飛行>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.2

おいおい名台詞「日和ってるやついる?いねーよな!」をあんなに迫力もたせて堂々と放てる人間が三次元にいたんか。原作さして知らんのにマイキーに吉沢亮起用ありきの話だったことに納得。マイキーとドラケンの2人>>続きを読む

(2020年製作の映画)

3.3

今や結婚式の定番曲、中島みゆきの『糸』。
人の縁を糸に見立て『運命の糸』と表現することもあるけど、それはよくほつれるし容易く切れてしまうわけで。でもそうではなくて、自分ひとりの人生が一本の糸であり糸と
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.2

あぁ、愛おしき肉子ちゃん。太っててブサイクでアホな肉子ちゃん。肉子ちゃんみたいになりたくないって言葉はきっと半分本当で(笑)、もう半分は肉子ちゃんみたいにはなれない、じゃないのかな。

愛すべきお人好
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罪の声(2020年製作の映画)

3.3

グリコ・森永事件をモチーフとした社会派サスペンス作品。野木さん脚本って複雑な設定もわかりやすく観れるイメージ。ただあまりの情報量と複数の証言についていくのに必死だった。笑

戦後最大の劇場型犯罪。令和
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

2.9

苗字が4回変わった優子ちゃん。血の繋がらない親たちが娘への愛情のバトンを繋げていくハートフル映画。

親子関係って単純なようですごく難しくて、家族を想った行動を踏み出すには自分の人生や大切なものを犠牲
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.7

純度高すぎて透き通ってて清純を通り越えた幻想みたいな話だった。貴樹くんむっちゃポエマーやんみたいな感想は無粋でした。

明里に電車で会いに行く第一章。大人になればそう遠くない距離も中学生には大きな障壁
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.2

マスカレードシリーズ第二弾。前作と同じシチュエーションとメインキャストを起用することは変わり映えしないし結構難易度が高い設定だと思ったけど、次々に訪れる事情を抱えた訪問客たちがみな怪しく目が離せず楽し>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.0

ちょっと態度が悪かったり上からの指示に背いたりするけど、信念と正義を貫く静かに熱い男。周りに迷惑をかけることも多いけど、皆がどこかで気にかけてる存在。いざというときにはカッコよく守ってくれるヒーロー。>>続きを読む

雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

1.5

君の名は。以来の新海作品。アマプラで大公開してるので系譜を知りたく見てみた。1作目。

内容はわたしの集中が不足してたんか全然入ってこんかった。アングラ系の小劇場の芝居観てるときみたいな、なんかすげー
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.8

テレ東の十八番「飯ドラマ」の何食べ。ドラマもみてたけど、ごはんをつくること、食べること、食べてもらうことの幸せが描かれていてずっと見てたくなるようなあたたかさ。劇場版でも変わらぬ穏やかさが良かった。一>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.2

東日本大地震災から10年以上経ち、その当時やその後を取り上げる映像作品が増えてきてニュースだけで知っていた震災がどんどん立体的にみえてきた気がする。この作品でも居住人口減少、社会からの孤立、地方財政の>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.5

冒頭から「何々進化版サマーウォーズ!?」と思っていたらどうやら舞台はメタバース世界。匿名性を盾に本来の自分を表現する、というのは今のトレンドともリンクしてておもしろいと思った。鯨の演出やら高校生の恋模>>続きを読む

真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.1

テレビドラマ「ガリレオ」シリーズの映画第2弾。『ボクと博士の夏休み-玻璃ヶ浦の海-』的な。知らんけど。科学を知らない少年と物理学者の交流が堪らなくエモい。あぁいつかこの少年が大人になってもこの夏を思い>>続きを読む