甲子園の魔王さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

3.0

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二宮和也ってあの二宮和也?最初まったく違和感なくてすげえなと思ったけど、シロ役の蒼井優が更にハマってて度肝を抜かれた。

松本大洋の世界観をうまいことアニメに落としててぼーっと絵だけ観てても面白い。
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.9

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「俺たち終わっちゃったのかなぁ」
「バカヤロー、まだ始まっちゃいねえよ」
のシーンだけいろんなところで擦られまくってるから知ってたけど、こんなさみしいのに安心感がある台詞あるか。
最後のチャリで校庭を
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人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

3.0

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午前2時からの押井守はきちい…と思ったけど、分かりやすさは今まで観た押井作品で一番高かった(昔観た『イノセンス』は意味分かんなかった記憶あるからイノセンス級が来られたら死んでいた)。

人狼と赤頭巾を
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.3

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十代の時に最後の晩餐のシーンだけ何かで観てずーっと気になっていた映画。嵐の櫻井翔主演でドラマをやっていた気がするが、映画版があることを知ってしまっていたためそのドラマ版の情報もシャットアウトして寝かせ>>続きを読む

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.8

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ベンチに腰掛けた男女がタイムマシンを使って口説き合う。元々の尺の短さを差し引いてもテンポが良く、漫才をみているような気分になった。

会話中に「うわっ今の選択肢ミスった〜…!」と話題や言葉のチョイスに
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とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

3.3

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ショート映画をなかなか観ないし知らない監督だし3分しかないし前情報をまったく入れずに観たけど、きっと最後になんらかの裏切りがあるだろうとは予想がついたので「きっとこの男の子は実はヴァンパイアで最後に女>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.5

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映画鑑賞後に小説版も読んでの感想。

作画の美しさに関しては今更触れるまでもないが、主題歌の『すずめ』もとても良かった。しかし本編での出番は短めで、前作での『グランドエスケープ』のようにクライマックス
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座頭市(2003年製作の映画)

3.0

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後半ボリウッド映画か?

直前に勝新太郎版座頭市を観ていたので、市のキャラクターがかなりクールになっていて若干戸惑った。その割にかなりコメディ色は強く、ダンスあり忍者ありとかなりエンタメを意識したつく
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座頭市(1989年製作の映画)

4.0

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か、かっきぃいい〜!!

初座頭市アンド初勝新太郎。世代的には名前は知ってるけど生まれる前の作品であり、個人的な意見(偏見)として何かそういう世代の人間がこういう”不朽の名作”と呼ばれる作品を賞賛すん
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呪詛(2022年製作の映画)

3.9

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「みんなもこの呪文を唱えて応援して!(意訳)」の場面は劇場版プリキュアか?と笑ってしまったのだが、その呪文を唱えることで俺に呪いがふりかかるというこの上なくゲスい展開でこの映画のイメージが”最悪のプリ>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.8

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バットマンに関してはノーラン版3部作とジョーカーの知識しかない。
ノーラン版のデザインは装備って感じがして格好良かったけどこちらは外連味が強め。ほぼ夜のシーンしかなかったから分かりづらかったけど、最後
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.8

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午前2時に観るには最高の映画だった。
クソくだらないもののどこか懐かしいノリが小さい頃に映画を観ていた時の感覚を蘇らせる。
この監督(主演でもあるフィリップ・ラショー)は初めましてだが、日本で一時話題
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

2.5

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原作ではあり得ないキャラ同士の組み合わせに全振りした映画。ワンピースのキャラ愛が強い人にはオススメだが、どちらかといえばワンピースにはストーリーを期待しているので今作は薄味に感じた。
キャラをいっぱい
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ビバリウム(2019年製作の映画)

2.8

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DVDで観たのだが、2人が中指を立てているメニュー画面が良い。

カッコウが他の巣の雛を突き落とすオープニングは、これから不気味な事が起こる事を予感させてとても良かった。
そして始まるのは、作り物めい
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(1963年製作の映画)

3.0

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大の鳥嫌いであるうちの母親に見せたら泡ふいて失神しそうな映画だ。

偉い人はこの映画における鳥が何かのメタファーであると解釈出来そうだけど大学出てない脳味噌しか積んでない俺は終始圧倒されるがままだった
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血と骨(2004年製作の映画)

3.0

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強気なメンタルの時に見ろ!実写版ニセコイとか福田雄一作品とかの後に見ろ!

ひたすらに暗いしこちらの体力を持っていかれるし娯楽として観るには最悪の映画だが、それだけ精神的ダメージを与えるだけのパワーが
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トロール・ハンター(2010年製作の映画)

4.0

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いやあ〜好きっスねえ…。

学生連中はまるっきりクソバカモンスターパニックPOVに出てくるバカ大学生って感じの描かれ方ではあるが、トロールをホラー装置のモンスターとしてではなく危険生物として細かく設定
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.9

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「どいつもこいつもキ●ガイだ…」

ホームレス狩りのガキ共の家に乗り込みブン殴るシーンから始まり、青臭さのあった新人刑事菊地が笑顔で汚職に染まるエンディング。いや始まり方と終わり方が良過ぎる。
頭とケ
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.0

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日本のコワモテ俳優ほとんど殺しただろ。

ビヨンド公開から5年後の作品だがこちらは間を置かずに観たせいで色々と変化にビビる。西田敏行なんて心配になるレベル。みんな痩せてしもうて…。当たり前のことながら
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.8

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アウトレイジは何回か観てるけど『ビヨンド』以降は観てなかったんだよな。
いやほんとに悪人ばっかだ。西田局長こわ〜。
関東vs関西みたいな宣伝されまくってた印象あったけど本筋は”裏切り者の末路”って感じ
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

4.0

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恋は盲目。

なんだこの奇人のVlogみたいな始まり方。『クリープ』を思い出した。
こっちは相手が蛇女だって薄々分かってるからまだ見れるけど、普通の人間だった場合ホラーの主格が櫻井になってしまうな。で
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

2.5

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ニンニクカプセルと金属バットでコックリさんを相手にする奴等はこいつらしかいない。

コワすぎから超コワすぎの世界線へ。
こっちの市川は若干ながら工藤に対する扱いが雑で面白い。
工藤は相変わらず子供相手
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

4.0

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「後悔してんのか、白石くん」
「…………え、あの田代ですけど」

正直言ってVFXはちゃちいし、ストーリーもツッコミ所多いし、単体のクオリティでいえばvol4の花子さんがダントツだとは思うのだが、それ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.4

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予算もリアリティも度外視してとにかく劇場版でやりたかった事、コワすぎシリーズの集大成としてやるべき事をしっかりとおさえていてアツい。後半は怒涛の伏線回収。
ただ結末が次作に委ねられた事は少し残念。やる
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

2.5

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中年のヱヴァ破はなかなかの絵面。市川雰囲気変わったな。

今回は異界からいずる古の神が相手。新しく浄霊師を仲間に加えて劇場版に繋ぐ展開はアツいが、個人的にはスケール感が大きくなり過ぎて前作までの空気感
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.4

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霊障が起こるのが結構後半でそれまでがやや怠い。めちゃイケの紗理奈を精神的に追い込みまくったような黒目の幽霊が出始めてからはちゃんと怖いし、GoPro越しで霊の顔面どアップを見るのは新鮮だった。ドローン>>続きを読む

V/H/S ファイナル・インパクト(2014年製作の映画)

2.5

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前2作のファンが撮ったファンメイドムービーに感じるくらいシリーズの中で浮いている。『学校の怪談4』や『ホームアローン4』を見ている気分。
前作までに比べて創作物としての作為性が増し、ネット上に存在する
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V/H/S ネクストレベル(2013年製作の映画)

3.5

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前作に比べて恐怖の対象をはっきりと写すようになった印象。おかげでデーモン(?)の着ぐるみ感に笑ってしまった。
前作はビデオテープに残された映像を淡々と流しているだけだったが、今回は一本一本を作品として
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V/H/S シンドローム(2013年製作の映画)

2.8

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短めのPOVホラーがいっぱい詰まったやつ。それぞれの話に繋がりはないためYouTubeの再生リストを垂れ流してるような感覚に近い。
POVでありファウンドフッテージを装っているもののところどころ編集し
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

2.5

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久々に観たくなってレンタルビデオ屋へ。たけし映画って円盤以外に見る手段ないのか。
やっぱ椎名桔平のニヤケ面は最高だな。
重要キャラだろうがお構いなしにただ淡々と死んでいく。
銃だけでなく身近なアイテム
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

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(↓以下2022年10月21日視聴時の感想)
原作は0も本編も全て既読。
「呪術廻戦」本編よりも一本のストーリーとして纏まっている分「呪術高専」の方が好きなので、先ずは綺麗なアニメーションで見れて嬉し
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2013年製作の映画)

4.3

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👇2022年10月21日鑑賞時の記録
ここにきて普通に面白くするのやめてくれ。

ホラーPOVモキュメンタリーにタイムリープ要素をうまいこと入れてきた。時間と空間が跳躍するSF的恐怖を一人称視点で体験
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.4

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この独特な世界にハマりつつある。
今まで一番ドラマチックな展開だ。一本一本違う話にみえてうっすらと繋がりがある。ラストに全てを回収するつもりか?
娘を河童に拐われ全てを失った男相手に説得材料としてコワ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.4

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スイッチが入った時の工藤Dがやば過ぎて笑えてくる。頭のネジが完全に外れている。
ありがちだけど心霊スポットの廃墟までついてきて泣く女なんなんだよ。耳がキンキンするタイプの女の人の悲鳴は苦手だ。
幽霊の
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

2.8

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レンタルビデオ屋でよくパッケージは見かけるもののほぼ手を出してこなかった系のホラーモキュメンタリー。モキュメンタリーって他に何みたことあるっけと思って調べたら同じく白石晃士監督の『カルト』を観ていた。>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

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村上春樹は高校生の時に『ねじまき鳥クロニクル』を読もうとして意味があるのかないのかわからん会話の応酬に挫折した経験があり苦手意識があったが、今回はすんなり意味が染み込んできた。
こんな静かな映画を3時
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