オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

オーウェン

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G.I.ジョー バック2リベンジ(2013年製作の映画)

2.3

1作目も大して面白かったという印象はないが、2作目はほとんど別作品かと思うほど出演者や中身がガラリと変わっている。

いきなりドウェイン・ジョンソンがチームにいるし、1の主役であったテイタムはカメオも
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ガリバー旅行記(2010年製作の映画)

2.7

ジャック・ブラックが巨人になるガリバー旅行記。
予告編でも見たが、面白くなるのは確実なはずであった。

現代版なので当然普通の男を演じているが、ロックやフィギュアが趣味ということである意味オタクがピッ
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アダム -神の使い 悪魔の子-(2004年製作の映画)

1.5

夫婦が溺愛している息子のアダム。だが誕生日の翌日に交通事故で予期せぬ事に。
落ち込んだ夫婦に話を持ちかける医師。
それは息子をクローン技術によって蘇らせるというもの。

クローンと聞いて真っ先に思うの
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ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行(2016年製作の映画)

3.3

パーティーで騒ぎまくる兄弟の暴走を抑えるため、妹の結婚式には同伴者を連れてこなければ参加させないという父。
そこでネットで参加者を募り決めたのは、兄弟を利用しようとする女たち。

まあ同伴者連れて来れ
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異人たち(2023年製作の映画)

3.5

山田太一の『異人たちとの夏』。
舞台をイギリスに変えての映画化。

まあ確かに設定さえ変えれば何ら問題ないが、日本版と一番違うのがゲイの恋愛になっているという点。

これは大きな違いであり、すでに死ん
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SR サイタマノラッパー2 〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜(2010年製作の映画)

3.5

1作目のお寒い空気や、居心地の悪さが充満している作風。
それらをしっかり持ち込んだ2作目。
埼玉から移り、舞台は群馬へと変わる。

一定の評価は得ているが、一般人からしたらヒップホップの疎外感は未だに
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チャンピオン鷹(1981年製作の映画)

3.7

製作年が1981年ということで、サッカーなどほとんど知られてない時代にこういうサッカー映画が登場するのは香港ならでは。

主演はまだ日本では本格的に知られる前のユン・ピョウ。
香港では知名度は高く、単
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.4

沖田修一監督ということで期待したが、良くも悪くも期待値が高すぎた感がある。

無骨な木こりと、気弱な映画監督。
混じり合いそうもない二人が出会うことで、お互いに相乗効果を生む。
そのちょっとしたズレを
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めがね(2007年製作の映画)

3.2

「かもめ食堂」のキャストとスタッフがほぼ同じ。
そして何か太極拳でもしてるかのようなポスターの図柄。
これだけで映画の雰囲気は手に取るように分かる。

前作と同じくまたしても物語はないに等しい。という
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ルパン三世 ワルサーP38(1997年製作の映画)

2.8

ルパンの愛銃ワルサーP38にまつわる過去の出来事を描いたシリーズ。

話の内容よりも気になるのは、最近の作品の画のタッチが妙にリアルなこと。
元に戻した方が明らかにいいんだが、これも流れなのか。

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花腐し(2023年製作の映画)

2.8

ピンク映画全盛期の中で、監督の栩谷と脚本家の伊関は次第に斜陽になっていく状況に苛立ちを。
それは共に愛した女優の祥子が水死体となっており、過去に思いを馳せる。

ほぼ全編モノクロの中で赤裸々な恋模様が
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BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

3.5

元の漫画だったりアニメを見ずにこの映画版から見たけど、何の違和感もなく楽しめた。
これはつまり一見さんでも問題ないことの証明。

ネットワークの暴走によって廃墟と化した近未来。
食料を求める集落は、生
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チャイルド・プレイ~チャッキーの狂気病棟~(2017年製作の映画)

2.5

1作目から30年たっても、しぶとくチャッキーは生きている。
とはいえ話の筋はもはや適当になっている。

チャッキーに悩まされてきた精神病棟で、病人がチャッキーに殺されまくるというもの。

医師が治療に
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.7

インドでは各会社に家庭で作った弁当が届くという便利なシステムがある。
そのお弁当によって結びつく男女の出会いを描くドラマ。

男は妻に先立たれ、弁当を作る側の女性は家庭の現状に悩む。
そんな中で弁当に
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NINE(2009年製作の映画)

2.9

フェリーニの「8 1/2」を基にしたブロードウェイミュージカルを映画化。
監督は「シカゴ」のロブ・マーシャルだし、見渡す限りのスター女優が歌って踊る。

しかしこういうスターばかりの映画はあまり面白く
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ナッシュビル(1975年製作の映画)

3.3

ロバート・アルトマンの代表作の一つだが、30人近くの歌手や主催者など音楽に関係した人物たちがナッシュビルで行われるコンサートのため、各々の行動を描いていく。

とにかく登場人物が多いのだが、それを混乱
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

原作の笑いと怖さと緩さの友情。
こういう部分をあまねく映画化できるのは、山下監督の作風に他ならない。

合唱部の岡聡実にいきなり近寄ってきたのが、ヤクザの成田狂児。
組長が主催するカラオケ大会の練習の
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102(2000年製作の映画)

2.8

前作はダルメシアンの可愛さと、グレン・クローズのここまでやるかという俳優根性に楽しめたが、続編はやってることが何一つ変わってない。

ダルメシアンは可愛いがそれ以外取り立てて新味はなし。
またしてもグ
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コーマ(1977年製作の映画)

3.3

作家のマイケル・クライトンはこの頃は監督業も手がけており、「ウエストワールド」など先見性のアイデア溢れる作品は印象に残っている。

そんなクライトンが手掛けたのは医療サスペンス。
時代を考えればやはり
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.6

軍隊内での裁判とは上下関係の厳しさをも判断基準に入っている所がポイント。
それによって白か黒かの判断の是非がぼやけてしまう。
そこを付いた裁判劇。

トム・クルーズの若々しさが目立つ分だけ、ジャック・
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酒とバラの日々(1962年製作の映画)

3.7

この作品前後編のように、中盤から題材が変わる。
前半は二人の恋模様。
ちょっと抜けた営業マンがいかにして美人な秘書を口説いていくのか。

そして後半は夫婦になった二人がアルコール依存症で苦しむドラマへ
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太極 -ゼロ-(2012年製作の映画)

2.5

ジェット・リーの再来という宣伝以外の匂いしかしないキャッチコピーだが(笑)この主演のユエン・シャンチャオというのは大分怪しい。

功夫のキレは凄そうだが、いかんせんカット割りが激しく技を堪能するとはい
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.5

音楽映画としては過去見てきたものを含めても、自分の中でNO1になるほど愛おしい作品になった。

アイルランドのダブリンで出会う男女。
ストリートミュージシャンとピアノの協奏が奏でるシーンは音楽としての
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ペイバック(1999年製作の映画)

2.8

メル・ギブソンよ7万ドルに懲りすぎだ!
これがずっと頭の中で引っかかってました(笑)

初の悪役というよりは、信念を持っている男としか感じられないか。
メルが死なないというより、アホな敵だらけといった
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グレートマジンガー対ゲッターロボ(1975年製作の映画)

3.4

アニメでは実現していないグレート・マジンガーとゲッターロボの共闘。
そして相手はギルギルガン。

初期のスパロボの代表的なボスだが、これが登場作品というのは初めて知った。
ゲーム同様何度も形態を変えて
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メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)

2.9

お転婆な王女メリダは結婚を迫る母親にうんざり。
そんな中で森の魔女に魔法を託してしまう。その結果母親は熊に変身。
期限は日の出までで、メリダは母親を元に戻すため奔走する。

スコットランドが舞台であり
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まあだだよ(1993年製作の映画)

3.4

黒澤明の遺作になった作品。
これまでの画面から出てくる怒りや覇気などがまるでない。
どこまでも優しい憧憬あふれる仕上がり。

教師の道を退職する内田百けん。
彼の教え子たちとの会話のみで構成されており
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バルジ大作戦(1965年製作の映画)

3.6

第2次大戦末期のドイツ軍と連合軍の戦いを描く戦争もの。

とはいえ視点はドイツ側から描かれる。
よって敗色濃厚なドイツ軍は最後とばかりに、タイガー戦車を使い連合軍に対し一斉攻撃を仕掛ける。

やはりす
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

1がヒットしたことで、2作目が決まったが、その期待に応えるだけの中身をヴィルヌーヴが実現してくれた。

ポールがいかに覚醒して救世主になるのか。
これを描くのが2作目の役目。

1作目では線の細さや頼
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ビッグママ・ハウス(2000年製作の映画)

3.2

マーティン・ローレンスの芸達者ぶりが出ている映画だが、同じコメディアンのエディ・マーフィが変身する「ナッティ・プロフェッサー」という前者があるだけに苦しい部分がある。

それでもビッグ・ママという存在
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アトランティス/失われた帝国(2001年製作の映画)

2.2

伝説の大陸アトランティスを探す旅。
実にロマン溢れる冒険心をくすぐるが、その実中身はお粗末な出来だった。

ほぼ最初から場所が限定されているのがまずい。
これによって謎を解き明かすという部分がすっぽり
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.5

北野武監督作品としては、これまでのものと一線を画すほのぼのした物語。

武自身のキャラは変わりないが、それでもバイオレンスの影はほとんどない。
その代わり子供を母親に届ける形のロードムービーを作った。
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バック・ビート(1993年製作の映画)

3.8

ビートルズが結成前にバンドに所属していたスチュアート・サトクリフの生涯を描いた伝記もの。

ビートルズが世に出る前にはかなりの紆余曲折があったことが分かる再現ものであり、スチュアートと親友であったジョ
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シークレット・ロード(2014年製作の映画)

1.3

ロビン・ウィリアムズの遺作ではないが、最後に公開された作品。
しかしこれはそういうのを抜きにしても酷い中身だった。

妻との関係だったり、仕事だったり、そして唐突に出会う男娼レオとの関係。
なぜノーラ
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

1.4

久々に邦画のダメな部分が存分に出ているアクション作品が登場した。

そもそも分厚い原作を読んでいるので、女性が敏腕スパイというやり取りを演じれる女優がいるわけがない。
変にメジャー作品なので、綾瀬はる
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トスカーナの休日(2003年製作の映画)

4.0

トスカーナの風景や土地などで視覚を癒され、再生の過程というものがきちんと描かれていてこれは良かった。

ダイアン・レインの巧さが際立っており、脇を含めて皆助演賞を贈りたいほど優しさに溢れている。
それ
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