やまモンさんの映画レビュー・感想・評価

やまモン

やまモン

映画(72)
ドラマ(0)

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.4

【イイネ!】

男の生きざま。
プライドと哀愁
成長と無常

カッコイイ昔のクルマ
レースの緊張感と、エンジンの爆音。

クソなフォード上層部と粋なエンツォ。

とにかくこの作品好きです。

菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.2

【自由への限りない渇望】

突然だが、私たちは恵まれていると思う。こと、自由というものに関しては、過去のどの時代よりも。

行こうと思えばどこへでも行けるし、何でもできる。貧困であるからといって日本に
>>続きを読む

火事だよ!カワイ子ちゃん(1967年製作の映画)

4.2

【怒れば怒るほど笑われる】

消防署のパーティーを通じて、この世の滑稽さを笑うコメディですかね。

消防署の上層部は、パーティーを成功させるためにあの手この手の大奮闘、なのですが、頑張れば頑張っただけ
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

【愛こそ全てな御伽噺】

ヒトラーに心酔する少年が、母親に匿われたユダヤ人の少女に会うお話。

アメリカ映画なので、内容的には割りとシリアスなのですが、タッチは明るめ。

少年の成長を通して、「愛こそ
>>続きを読む

緋文字(1972年製作の映画)

3.7

【村八分を希望します‼️】

アメリカに渡ったキリスト教原理主義者の社会を題材とした作品です。

・姦通罪での女性の吊し上げ
・村八分
・子供へのいじめ
・その他母子への様々な嫌がらせ
はたまた
・異
>>続きを読む

都会のアリス(1973年製作の映画)

4.2

【素晴らしい邦題】

いわゆるロードムービーというジャンルの作品ですが、この作品の邦題「都会のアリス」は秀逸、だと思うのは、私だけでしょうか。

車から、或いは電車やモノレールのからの風景の描写は素晴
>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.9

【ファンによるファンのための】

ご存知、シティハンターの実写化作品です。

出演者はみんな西洋人なのに、登場人物が激似です。笑

また、舞台はフランスなのに、登場人物の名前は勿論日本人という奇妙な世
>>続きを読む

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

4.0

【斬新なカメラワーク】

前後半に分けて観賞。 

中世を題材としたチェコの時代劇。

この年代に凄まじく斬新なカメラワークと、中央ヨーロッパ独特のサウンドが、作品に漂う寂寥感と緊張感を見事に表現して
>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.2

【幸せにカタチはあるのか?】

ケン・ローチ監督の人間描写が光る作品です。

内容としては、非情な現実に翻弄される家族の姿を通して、数えた愛や葛藤、はたまた家庭教育における社会的な問題も内包したものも
>>続きを読む

コブラ・ヴェルデ(1988年製作の映画)

3.8

【どんな人生にも斜陽あり】

山賊コブラヴェルデの思うがままに生き抜いたエネルギーと狂気、そして時代に取り残されていく男の哀愁に溢れた作品です。

放浪、追放、絶体絶命の危機からのサクセスストーリーと
>>続きを読む

小人の饗宴(1970年製作の映画)

4.0

【溢れる狂喜と皮肉】

問題作。
浮き世は狂気の坩堝であることを思い知らされる作品です。

人里離れた施設に暮らす小人症の人々が、施設側に対して反旗を翻し、暴走。やりたい放題の狂乱の様を描く。

登場
>>続きを読む

カツベン!(2019年製作の映画)

4.1

【日本映画への敬意】

無声映画時代の活動弁士を題材とした作品です。

活動弁士が日本オリジナルということで、あまり良く知らなかった自分を反省しつつ観賞しました。

とてもテンポがよく、細部まで練られ
>>続きを読む

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.0

【一億総懐古】

ご存知寅さんの50作目です。
主演の渥美清さんは既に故人ですので、新作が出来るとは思っていませんでした。

寅さん自体、ストーリーそのものにはあまり関係無いようにも思われましたが、随
>>続きを読む

スーパーティーチャー 熱血格闘(2018年製作の映画)

3.8

【大師兄、或いはBig brother】

ドニー・イェンをスゲーと感じるための作品?!

とにかくドニー・イェンが男前で最強なチートキャラです。
ストーリーは単純なのですが、「だが、そこがいい!」と
>>続きを読む

愛の殉教者たち(1967年製作の映画)

3.9

【醒めたくない夢】

内容的な意味はよくわかりませんが、物凄く印象的というか、脳裏に刻み込まれてくる作品でした。

現実とはちょっと違う、夢想の中のような世界に、絡め取られていく感覚。

冒頭に出てく
>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.5

【深く限りない諦観】

常に穏やか、と言うよりは仄暗いトーンで描かれた1人の男の半生。 
人生には様々なチャンス、出会い、争い、そして別れが存在しているわけですが、変わらない真理は、人はいつか老いて独
>>続きを読む

モン族の少女 パオの物語(2006年製作の映画)

3.8

【女性的なるものとベトナム】

まず、実在の人物の物語であることに驚きます。
事実は小説よりも奇なり。

女性は強かですね。しなやかな美しさの中に目に見えない強靭さを備えているようです。

この作品。
>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

【エゴと優しさの狭間で】

田中裕子さんをはじめとして、現在の上手い役者さんたちが見事に共演しているこの作品。

やはりなんと言っても、田中裕子さんのお母さん。表情とか感情がかなり抑制された演技で、台
>>続きを読む

ひなぎく(1966年製作の映画)

4.2

【前衛的、頽廃的、刹那的】

(個人的には)全く可愛くない女の子二人が、思うがままに生きている、筋書すら曖昧な映像。

前衛的かつ頽廃的なサブカル映画のように思わせつつも、実態は時代と体制に対する批判
>>続きを読む

女の花道(1971年製作の映画)

3.8

【スターの矜持にふれた】

美空ひばりさんの作品は初めてですが、凄まじい才能を目の当たりにして驚くばかり。

唄い
踊り
舞い
演じる。

この世には桁違いな人物がいるものなのですね。彼女がスターであ
>>続きを読む

YUKIGUNI(2019年製作の映画)

4.3

【バーを愛する全ての人へ】

カクテル「雪国」を創作した井山計一さんの人生を追ったノンフィクション。

92歳の老バーテンダーの人柄が滲み出ている、心暖まるドキュメンタリーでした。

「雪国」は日本人
>>続きを読む

レディ・マエストロ(2018年製作の映画)

4.0

【音楽の神様の前で】

実質的に世界初の女性指揮者となったアントニア・ブリコの半生を映画化した作品です。

どちらかと言うと、音楽的な部分よりも男女差別との戦いに重点が置かれています。

時代の事実と
>>続きを読む

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.8

【一流の終活】

バート・レイノルズの遺作であり、おそらく彼自身モデルとした、遺言のような作品です。

バート・レイノルズ??誰だっけ?と思いきや、トランザム7000やキャノンボールのオトコ臭い俳優さ
>>続きを読む

厳重に監視された列車(1966年製作の映画)

4.0

【駅と童貞とスタンプと】

童貞が色んな意味で、オトコ、否、漢になったかもしれないお話。

童貞を捨てる以前の以後で、音楽すらも変わってしまう。その辺りの演出には思わず笑みがこぼれそうになります。
>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

【ビートルズが、、、】

ビートルズが初めて耳に入ったのは、小学1年生の時だった。
中学生になって、初めて買ったCD はビートルズだった。
大人になって、ウイスキーを飲りながら、ビートルズを流した。
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

【甘美な毒】

ご存知ダークヒーロー、ジョーカーの誕生の経緯に迫っていく作品。

ホアキン・フェニックスの存在感が圧倒的で、彼の優しくも寂しい眼差しと、対照的な狂気に否応なしに引き込まれます。
社会的
>>続きを読む

帰れない二人(2018年製作の映画)

3.8

【オトコとオンナの】

チンピラの巨漢とシンガーの粋な姐さんのくっついたり離れたりの物語。

二人の物語を通じて、中国を縦(時系列)と横(地域)で旅することができます。
最初は日本のコピーだったのが、
>>続きを読む

熱帯魚(1995年製作の映画)

3.6

【夢見がちな幸福感】

誘拐犯一家の少女が物凄く印象に残った作品。というよりは、少女以外は全然印象に残らなかった。笑

主人公の少年は受験戦争に馴染めず、熱帯魚の夢に逃避するちょっと夢見がちな少年。し
>>続きを読む

天井(1961年製作の映画)

3.9

【舐め回すカメラ?!】

モデル女子大生の物憂げで気だるい日々が淡々と描かれています。

なのですが、カメラが主人公マルタの仕草や表情を、色々な角度や視点から、まるで舐め回すかのように追っていっており
>>続きを読む

スーパーシチズン 超級大国民(1995年製作の映画)

3.6

【取り返せないもの】

読書会に参加したところを逮捕されて、16年間投獄された上、拷問に耐えきれず当初逃がした仲間の名前を吐いてしまい、仲間を間接的に殺してしまった過去を持つ老人。

朝イチから暗いタ
>>続きを読む

恋人たちの食卓(1994年製作の映画)

3.8

【殻を破れ!】

名コックの父親と三姉妹の物語。

ラストの展開には唖然とさせられます。しかし、事実は小説より奇であるわけですし、人生など所詮は全て冗談なのでそれも有りなのかもしれません。

キャラク
>>続きを読む

赤い柿(1997年製作の映画)

3.8

【家族というもの】

中共に負けた国民党の将校とその家族が、四苦八苦しつつも人間らしくある意味豊かに生きていく様が淡々と展開していく作品。
特に一家のおばあちゃんを中心に物語が進んで行きます。
やはり
>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.3

【死と隣り合わせの平穏】

タージ・マハルホテルのテロ事件に基づいた作品。

終始緊迫感の漂う素晴らしい展開。
重いテーマをそのまま重いものとして受け止めつつも、色々な人間の側面を暴き出している、人間
>>続きを読む

運転手の恋(2000年製作の映画)

3.4

【りえだけを見ていろ!】

極めて軽い、ライトな映画という印象で、台湾の人はこの手の映像作品がお好みなのだろうかと、頭の中にいくぶん多めのハテナ??が生まれた作品でした。

余りにも分かりやすすぎるキ
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

【カッコいい世界とタランティーノ的】

カッコいい二人の漢
ブラッド・ピットとディカプリオ

カッコいい時代
日本だとカッコいい昭和、アメリカだと故きよき時代

サウンドサイコー
クルマもサイコー
>>続きを読む

白い鳩(1960年製作の映画)

4.0

【疲れる緊張感】

ストーリーは白い鳩を巡る他愛の無いもの。
なのですが、緊張感が半端なくて、見終わった後、どっと疲れました。プールからあがった時みたいに。
カメラワークみたいなのがほんとうに計算され
>>続きを読む

>|