タクマさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

キネマの天地(1986年製作の映画)

3.7

映画を愛する全ての人達へ届けこの思い。映画と人生よ繋がれ。
物語は昭和の初期蒲田撮影所。
活動写真が人々の最大の娯楽だったこの時代の頃。浅草の劇場で売り子をしていた小春が監督に見初められ女優になるも現
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ウォレスとグルミット、危機一髪!(1995年製作の映画)

3.8

窓拭き業を始めたウォレスとグルミット。その過程でウォレスは毛糸屋の女主人に一目惚れするが同じ頃に連続ひつじ誘拐事件が起きて…
子供時代に見ていた映画の1つで大人になってからはタイトルを忘れてた作品。ず
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

これは友情を越えた死者との愛の物語か?それとも呪縛の物語か?
原作は未読。父に虐待を受け続けた挙げ句自殺した親友の遺骨を奪い逃走する主人公の姿を描くロードームービー。
これは正直感情の行き場に困る。漫
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大病人(1993年製作の映画)

4.3

映画監督でもあり俳優でもある男は日々女にうつつをぬかして妻を蔑ろにしていたが自身がガンで余命が少ない事を知り最初は恐怖に落ちるが…
生き様と死に際、自らの命の期限を受け入れる事で己の人生を振り返り訪れ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.5

この汚くも美しき世界で悪人達が正義を示す。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「スーパー」等で社会的はみ出し物を描いた作品を描いてきたジェームズ・ガン監督。そんな彼が自身の持てるリミッターを全て外
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ノー・シャーク(2022年製作の映画)

4.2

アマゾンプライムの有料レンタルでの視聴。本編中にはサメは殆ど現れずサメに食べられて死にたい女性の視点で描かれる作品。見る前はどんなもんか?って感じやったけど…終始自惚れし過ぎた女性のモノローグで淡々と>>続きを読む

ルパン三世 ワルサーP38(1997年製作の映画)

4.1

世界の国々と裏で繋がる暗殺組織タランチュラに己の過去の清算をかけて戦いを挑むルパン。
劇場版かと思って鑑賞しましたがテレビスペシャルなんですね。
いつものコメディ色は影を潜めどこまでも暴力的で血生臭く
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ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス(1995年製作の映画)

3.4

ノストラダムスを神と崇めるカルト教団とルパン一味のノストラダムスの予言書を巡る戦いを描く。
これ見終わった後にわかった事なんですけどルパンを演じた山田康雄さんから現在声を当てられてる栗田貫一さんに初め
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.3

ルパン三世のシリーズ作品は有名所しか見てなかったかもと思い今回一通り見てみるかと思い立ち久しぶりにこの作品から鑑賞。
言わずもかな。ルパン三世というシリーズの中でも屈指の名作と名高い一本でありもはや日
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陸軍残虐物語(1963年製作の映画)

3.9

戦時中の陸軍内で起きた殺人事件。事件の真相は人をしごく事しか考えない軍隊が生んだ負の結末だった。
天皇のためお国のためという大義名分の元に行われた新兵苛めや上下間の服従を軸に実際にあったであろう日本陸
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タンポポ(1985年製作の映画)

3.7

1人の未亡人が営む寂れたラーメン屋を立て直す為にその未亡人に恋した男と仲間達が奮起する。
なんじゃこの快作は⁉️破壊力抜群な飯テロと生と性を入り混ぜ食べる事は生きる事と学ぶ旅路。
恐れながら伊丹十三監
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.8

高度上空、飛行機の中だからもし起こったら怖いと思わせられるパニック映画。
機内の中でのウィルス感染、犯人の狂気、極限状態の中で延々と続く悪夢のフライト、正直機内でバイオテロが起こりましたとかいわれたら
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.2

走れ!誰でもない1人の私の夢と希望を乗せて。
ほしいのは朝起きた時に訪れる胸の高鳴り。今の退屈な日々を抜け出したいと願う主婦の思いがやがては人生を諦めていた人々を奮い立たせる原動力になっていく小さな片
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

4.5

アイと言うAIを越えた存在の姿と歌声を通して問われる人間の幸せの定義。
まず冒頭からAIが今以上に発達し人間と共存できる様になった世界観の見せ方の上手さが素晴らしい。AIは人間の幸せを理解できるか?と
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チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

4.5

ロシア支配下のチェチェン共和国で平然と行われるゲイ狩り。その迫害から逃れようとする当事者達と彼らを助けようとする人々に迫ったドキュメンタリー。
これは見ていて怒りしかわかない。多様性が叫ばれ国籍や人種
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生きる(1952年製作の映画)

4.1

30年と言う長い月日を市役所で真面目に勤めあげてきた男がある日突然胃癌を宣告され自分の余命が残り少ない事を知る。男は自分が最後にやり遂げたい事は何かと考える。
自分の余命を知った男が自身の人生を見つ
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アンジェラ・マオの女活殺拳(1972年製作の映画)

3.6

遂に見ました!ブルース・リーが認めた元祖女ドラゴンアンジェラマオの主演映画。
自分の中の女ドラゴンって女必殺拳の志穂美悦子さんの方が印象強いですがこのアンジェラマオさんが本来は元祖なんですね。恐縮なが
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ハチ公物語(1987年製作の映画)

3.6

自分も子供の頃から20才になるまで飼っていた愛犬の秋田犬がいたこともあり見ている間はその愛犬との思い出をずっと思い出していた。忠犬ハチ公の名前自体は聞いた事があったけどここまで切ない物語だったとは思わ>>続きを読む

ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

4.1

映画を愛する全ての人へシュワちゃんが送る最高のエンタメ。
これは何回見てもめちゃくちゃ好きな奴ですわ。現実と映画の扉を開く金色の魔法のチケット、映画世界で詰め込まれたパロディ要素にひたすらじわる。あれ
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.1

ナチスドイツのホロコーストから逃れる為に祖母の元に疎開していた少年は火事で祖母を亡くし1人両親の元に帰るために旅にでる。それを待ち受けるのは恐ろしい人間の業。それでも少年は誓う。僕は生きて家に帰る。>>続きを読む

ドラえもん 2112年ドラえもん誕生(1995年製作の映画)

3.7

そもそもドラえもんってなんでのび太の所に来たの?っていう疑問を紐解きながらドラえもんの誕生とそのルーツを見せてくれる映画。
この頃はちゃんと猫耳があって声も可愛らしくて今の姿と比べてもこちらはこちらで
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ドラえもん のび太と鉄人兵団(1986年製作の映画)

3.5

ある日ロボットの部品を見つけたのび太達は余りにも巨大なそのロボットを組み立てる為にドラえもんの秘密道具「入り込みミラー」で鏡の世界に入りそこでロボットを組み立てるが…
ドラ映画の中でも名作と名高い一本
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

生まれてきた物は何か?
これは…なんじゃラホイ?少なくともホラーでは無いと思う。言葉ではなくアイスランドの美しい情景や空気感で語る切り口と終始流れる不穏な雰囲気に浸るだけでもある程度は楽しめた。ただ終
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狼の血族(1984年製作の映画)

3.4

少女達よ気をつけて。男は皆優しい微笑みの中に鋭い牙を隠している。
グリム童話「赤ずきんちゃん」をモチーフにしたダークファンタジー。見る前はとってもホラー映画的な作風を想像してましたがいざ見てみると確か
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ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱(1986年製作の映画)

3.6

子供の頃はウルトラマンと同じくらいゲゲゲの鬼太郎も大好きだった私。大人になった今でもそこは変わらずで原作漫画は大体読んでるし1作目から6作目のアニメを制覇するくらいのゲゲゲマニアになりました。
そんな
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トゥルーライズ(1994年製作の映画)

3.9

表向きはセールスマン。実際は国家スパイ。家族にもそれを隠しているシュワちゃん演じる主人公。しかし妻の浮気を疑った事がきっかけで全てが可笑しな方向に…
シュワ&キャメロン、アクション&コメディの組み合わ
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ツインズ(1988年製作の映画)

3.4

遺伝子操作で生まれた超優秀な兄とそれとは真逆な小悪党の双子の凸凹コンビの織り成すドタバタコメディ。
パッケージを見たら分かるであろうシュワちゃんとダニーデヴィートの身長差。後々「ジュニア」でもコンビを
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.7

1から幾らか立ち大富豪クランプが所有するクランプセンターで働く様になったビリーは思わぬ形で別れたはすのギズモと再会して…
前作のパニックホラーからブラックコメディへ振り切った2作目。
とにかくカオスの
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

4.3

戦場で殺人の味を覚えた元カメラマンの男が起こした強盗殺人。それは彼の中の野獣を解き放つと共に破滅の始まりを告げる。
はい、傑作。ストーリー云々やなくて目だけで人を殺せる男松田優作の狂気に満ちた演技だけ
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

3.3

ゴッドファーザーを作った名監督、フランシス・フォード・コッポラのドラキュラ。初ドラキュラ映画はこれに選んだけど自分が思い描いていたドラキュラ伯爵の姿とは全然違うくてちょっと肩透かし。
影を使った演出の
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家族(1970年製作の映画)

4.2

1970年代の高度経済成長期の日本。炭鉱業で生活できなくなった家族は畜農業としての成功を夢見て長崎から北海道へと長い旅に出発する。
山田洋次監督が1つの時代に実在したかもしれない小さな家族を主役におい
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

1986年に公開されたトップガンの続編。多くの映画ファンが待ち望み続けた続編と言う事もあり自分の中でも期待値はそれなりに高かったが本作はその期待を遥かに越えてくる恐るべき傑作である。冒頭から前作をみた>>続きを読む

呪怨2(2003年製作の映画)

3.1

呪怨シリーズの劇場版第2作。
前作に比べて手を変え品を変え
伽倻子と俊夫の怖がらせ方や殺害方法がパワーアップ。貴方達どんだけバリエーション豊かなんよ?「笑」
怖い所はしっかり怖くてオチは悲しい。ホラー
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呪怨(1999年製作の映画)

4.2

呪怨シリーズの全ての始まりでもあり伽倻子と俊夫のルーツを遂に見ました。
ツイッターのフォロワーさん達がこぞってあれは本当に怖かったってレビューされてて個人的にかなり期待して見てみたら予想以上にめちゃく
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ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983年製作の映画)

4.1

夏休みにドラえもんの道具で海底へとキャンプへ出かけたのび太達はそこで海底人達と遭遇して…
歴代ドラ映画の中でも5本の指に入る位好きな作品。
再鑑賞しましたがやっぱりこの冒険感めちゃくちゃ好きです。
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.2

祈りの先に救いなどない。これはシンプルに超怖いぞ!正直序盤の演出や見せ方は既視感が多くて退屈でこれ最後までみたらどうなるんか不安やったけどそんな風に思ってた自分を殺したくなる気持ちになる勢いの後半から>>続きを読む