hokaさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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アス(2019年製作の映画)

3.0

本当にホラーというジャンルで合ってる?

仮に【死霊のはらわた】がホラーなら、同じジャンルだとは思う。

自分たちの影、或いは分身が実体に恨みを持って襲ってくる話。

親父は常時ボケ倒すし、Alexa
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.0

もう殆どアニメの様なトンデモ設定であるものの、ほぼマイケルマイヤーズ並みの不死身の爺さんが徒手空拳+ツルハシで掻い潜る対ナチ小隊は痛快だ。

冬戦争や継続戦争の折、圧倒的な戦力差にあっても、あくまで抵
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ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

3.8

やはりあの感動的なTVシリーズの最終回からの、この劇場版は見事だった。

今の最終章はまだ途中だからなんとも言えないが、ぜひこの映画を凌駕して欲しい。

このアニメの戦闘シーンの醍醐味はそのマーチング
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.0

チトー一人のカリスマ性で共和国としての体を保っていたユーゴスラビアも、彼が更に生きていたとしても、果たして地域格差や民族格差の不満を、これ以上押さえつけられたか分からない。

ドイツ侵攻を受けて地下に
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眠りの地(2023年製作の映画)

3.0

本来裁判は事実に基づく証拠を積み上げて公正に裁かれるべきだと思うが、エンターティナー、或いはアジテイターとしての才能は陪審員裁判ではとても有効だと思う。
陪審員【オーディエンス】のカテゴリーを瞬時に見
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ファンシイダンス(1989年製作の映画)

2.8

昔視聴した時はもっとぶっ飛んだ話だと思ってたが、意外に修行僧の入門から日常を教えてくれるドキュメンタリー風味のコメディだった。

途中住職から二千五百年の歴史について語られるが、曹洞宗道元から八百年、
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命をつなぐバイオリン(2011年製作の映画)

3.0

人種や立場、戦況や国家により人は区別される。

子供達にはイデオロギーや国家の思惑は理解の外にある。

子供の戦争映画で気を抜いてたら、最後にラリッサが...
よくないよ、そういうの。

未だにこの手
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トゥルーホラー:悪魔が私に殺させた(2023年製作の映画)

2.8

フリードキンの”Exorcist”は色々な意味で傑作だという事に全く異論はないが、キリスト教の言うところの悪魔に関しては比喩表現として以外実像が伴う悪魔の実存には懐疑的だ。

‘70-’80初頭はまさ
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ドミノ(2023年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

Hypnotic 催眠というにはその強制力が強過ぎる気がする。

あくまで個人的な好みの問題だが、B•アフレックの押し出しの強い顔が苦手なのとほぼ異世界転生ものに通ずる何でもありの世界観の組み合わせは
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森の中のレストラン(2022年製作の映画)

2.8

取り上げるテーマは真正面から捉えると、生きるか死ぬかといった二元論になってしまうところにレストランというバッファを置く事で省みるという時間を与えるプロット。

富士の樹海の様な山林の所有者がユーティリ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.3

ナチ予備軍の少年から見た第二次世界大戦末期のドイツ。

ヘマをやらかして顔の傷と軽度の障害を負ってしまい戦場に行く事がなくなって暇を持て余し家を探索したら、秘密部屋に隠れているユダヤ少女エルサに出会う
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私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

2.9

LDHってそんなに収入いいの?

つぶやきさんらしいキャラクター造形で、言いたい事を言わないで心の中だけで完結し、基本無難でいい人であろうとしてきた、人に寄り添う余り報われない主人公。

あんな反抗期
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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

2.7

サメはともかくロブスター、海蛇、タコ…は一体その映像を撮るのにどのぐらいの時間を費やしたのか?
それともどこかから拝借してきた映像をインサートしただけなのか?

前半は手当たり次第手駒になりそうな女性
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レッド・サン(1971年製作の映画)

3.0

三船敏郎さんの西部劇。

荒野を歩くサムライと列車強盗の珍道中なんて素っ頓狂なストーリーで楽しすぎる。

それを演じるのが、三船さんとC•ブロンソンで敵役がA•ドロンて、これだけで笑ってしまう。

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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.2

普通の大学コンパの導入なのに、不穏で危うい雰囲気が漂う。

児童福祉士の職域については色々世間からの風当たりも強いが、必要な仕事だと思う。

ネグレクトや性的暴行や不安など幼少期や青年期に自分では抱え
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ファンファーレが鳴り響く(2020年製作の映画)

2.8

ナイフを振り抜けば、打開できる窮地ばかりならいいが、現実はそうじゃ無い。

無職のアル中親父を養う娘は良心的だが、未来は見えない。

イジメを明らかにしようとした先生は、結局なんの役にも立たない。
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ジーザス・レボリューション(2023年製作の映画)

3.0

ベトナム戦争の徴兵から逃れる為、厭戦機運に乗り世界平和を訴えた若者のムーヴメント、ヒッピー。

Searching for Truthの言い訳で神と交信する手段としてのドラッグ。

余りポジティブなM
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.0

パトリックの為人は、苦労して成り上がったわけでは無く、そもそも裕福な家庭で育ち、オックスフォード博士課程を修了して親の投資会社の重役におさまっている。
迸るナルシシズムに傾倒することが出来る環境と実は
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ボクは坊さん。(2015年製作の映画)

2.9

おそらく父親は外での仕事で家族を養っていたのだろうし、寺の維持費も修繕費や歳費などもバカにならないだろうし、経をあげるなど日々のルーティーン以外にも、葬儀や法事の収入の安定には檀家さん達の数を維持しな>>続きを読む

世界でいちばん長い写真(2018年製作の映画)

2.9

《向日葵は成長期だけ、太陽に向かう》
は一寸ドキッとした。

宏伸が従兄弟のリサイクルショップでたまたま見つけたマミヤのパノラマカメラに惹かれて成長する話。

周りの人々が親切で協力的すぎるような気が
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.0

M•ギブソン、W•スナイプス、A•バンデラスにJ•リー。
そうそうこういうの。
エクスペンダブルズに求めるのは筋肉ロートルオヤジ達の頑張りと悲哀なんだよ。

やはり4はT•ジャー以外、蛇足だった。
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.2

主要三人の三者三様のドラマがそつなく描かれ、雪祈の事故はやりすぎな気もするが、海外へ飛び立つ大のJass最後のステージを盛り上げる演出としてはありだと思う。
映画だし。
玉田が不完全燃焼だった情熱をド
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犯罪心理捜査官(1993年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

子供たちの失踪と切断された手首が七つ。

猟奇殺人の犯人を追う、女性心理捜査官の話。

主演のA•ウォーカーは美人だが、心理捜査官が単独で踏み込む領域を逸脱しているし、犯人のドクターも相当ヤバイ奴なの
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.2

三浦友和さんといえば、ヤクザを演じることはあっても、あまり物語のエンジンになるイメージは無かったが、この映画での傲慢で高圧的な父親像は見事だと思う。
そう言うオヤジにしか見えない。

子供の教育は妻に
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

2.8

久しぶりのT•ジャーが見られるだけでも価値はあるし、I•ウワイスをヴィランに配したのも悪く無い。
どうせなら喋らなくても良いから、最強のサイドキックとしてY•ルヒアンも出して欲しかった。

しかしJ•
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.2

小慣れてスラスラ出てくる、和同開チンは、世も末感があって吹いた。

紙媒体自体が衰退してるのに、昨今ではネットでインスタントに、しかもタダでどぎつい動画が閲覧出来てしまうから、エロマガの延命はイーサン
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高台家の人々(2016年製作の映画)

2.7

ぽやーんとした女子が裕福な高台家の長男にプロポーズされるが、彼はテレパスだったと言う話。

若い女性が好きそうな、イケメンで生まれながらの御曹司と結婚がゴールと言う映画とオッサンは親和性が極めて薄い。
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O〔オー〕(2001年製作の映画)

2.7

黒人のオーディンは高校バスケのエース。
ヒューゴはコーチの息子でチームであまりパッとしない。

同室のロジャーのデジーへの恋慕を使ってNo.2のマイクを貶める事から始める。

J•ハートネットはどうも
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.0

J•ジョーンズのPeople’s Temple辺りの着想を得た様な幕引きだったが、イントロは少々退屈で一回見るのを断念した。

しかし流石の宇野祥平さんの怪演で、ボート四人組の乱入辺りから一気に引き込
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.0

母親と胎児は10ヶ月の間同化しているので、父親には無い繋がりがあってもおかしくは無い。
子供は弱い立場なので、本能的に味方に阿るものだが、望まない妊娠でその感情を子宮で浴び続けた子供が異常に感受性が鋭
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東京原発(2002年製作の映画)

3.2

3.11以降、原発再稼働や新設を良識ありそうに語る経済アナリストや政治家を見てると、『だったら東京湾に新設してみろ。さすれば送電線敷設の手間も省けるし、地産地消のメリットも最大限に活かせる。』と常々思>>続きを読む

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

2.9

酒向芳さん、味があるね。

私が仮にプロデューサーなら、彼にスリーピースのスーツを着せて、ボルサリーノ帽を被せて、本格探偵ものを撮りたい。
犯人役にはキムタクさん辺りにすれば、十分面白くなる。

阿部
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

人気ドラマの映画化は、一定のファン層の集客が見込めるし、何も世界マーケットを意識するだけが映画じゃ無いし、内需専用商業映画として勝算があるなら映画化もありだと思うが、その番組のファンでなければアラが見>>続きを読む

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

2.8

いくら強靭な肉体を誇るM•マイヤーズでもご高齢なので、なんかローリーさんとのパワーバランスが良くなった。
しかも今回は新キャラコーリーさんがほぼ主役。
結局あれって、閉じ込められたコーリーが、ドアを蹴
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彼女(2021年製作の映画)

2.9

何故そんなラジカルに話が進むのか、二人の内的心情が語られないので、よくわからないまま中盤まで進行してゆく。

レイは、裕福で整形外科医で恋人もいる。
高校時代の好きだった同級生がDVに合っているだけで
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クライシス(2021年製作の映画)

3.1

私の住んでいる国の薬物問題は、コカインでもヘロインでも、ましてやマリファナでも無い。

このFentanylである。
これは末期患者に処方される、れっきとした合法鎮痛剤だ。
しかし成分がOpioid系
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