たろたろさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.0

面白い。面白いけど、映画のような面白さっていうより、USJのアトラクションみたいな面白さ。観てない人には何言ってるか分からないと思うけど、本当にそんな感じ。光と音と映像技術でバーンバーンババーン!みた>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.2

いい映画かどうかは最初の1分でわかる。
冒頭からいい映画の匂いがぷんぷんした。ていうか、クレジットを最初に流すタイプの映画に良作が多い気がする。

【ストーリー】
舞台はロス。裏社会の大物ジョーが宝石
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ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

3.4

面白いっちゃ面白いんだけどね、全体的に爪が甘い。

映画の見所に、「豪華キャストに、二転三転するストーリー!」と銘打たれててハードル上げすぎたのがよくない。
どちらかというと二転三転つまづいちゃった感
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カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

3.8

【ストーリー】
主人公はバックトゥーザフューチャーのマイケルフォックス(エリクソン)。舞台はベトナム戦争。実話。
彼の所属する5人小隊は長期の偵察に出かけるが、その道すがら現地の少女を誘拐し強姦する。
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カジノ(1995年製作の映画)

4.0

このキャストに、このストーリーに、この監督。面白いのが決まり切ってるから逆にみてこなかった映画(?)。

【ストーリー】
全編デニーロとジョーペシの回想形式で語られる、ベガスのカジノを舞台に2人の男の
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

4.2

これといって事件が起こる訳でも感動的なラストって訳でもないけど、ゆる〜くてほのぼの〜としてて僕は好き。日本の確かな一面を描けてると思う。東京だけが日本じゃないんだぞっていう作者の声が聞こえた気がした。>>続きを読む

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.4

南瓜もマヨネーズも出てこないけどよかった。

土田がちょっと謎だった。売れないミュージシャンの彼氏のために援交までしてお金を稼いでいたのに、かつての想い人が現れたらすぐそっちにくっついちゃう。女性の生
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.9

同名小説を読んだ後、映画化されてそうだなぁと感じて調べてみたら本当にされてた。しかも菅田将暉が出てる。これは観るしかないと思い鑑賞。

ストーリー。
主人公の寧子(やすこ)は鬱かつ過眠症で働くでもなく
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.8

Filmarksのオンライン試写会で鑑賞。試しに応募してみたら当たっちゃった。意外と当たるし無料なのでみんなも是非。


今作は「トランスフォーマー」シリーズなどでお馴染みのシャイアラブーフの自伝映画
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.2

映画ブログ漁ってたら、「映画好きなら観ていて当たり前!」みたいな記事に今作が入ってて、いや知らん!ってなって気になって鑑賞。

まさか、、まさかクレヨンしんちゃんに泣かされる日が来るとは。予想外に内容
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.2

すごくよかった!ちょっと悲しくて辛くて、でも時々楽しくて暖かい映画。良作。
特に中盤の雪山を駆け下るシーンがとても素敵。アニメだからこその表現力。命の輝き、生きることの素晴らしいさがこれ以上ないくらい
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.2

個人的にサマーウォーズよりも断然好き。後味が最高にいい。細井守のベストオブベストだと思ってる。
やっぱり宮崎駿の後継は細井守しかないって思った。この前の最新作は辛い評判になっちゃったけど、がんばれ!応
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.7

いつかの金ロー以来久しぶり。1人でみたらなんだかすごく帰省したくなっちゃった。家族が恋しくなる映画。

おもろいなぁ。戦闘と世界観がめっちゃいい。ワクワクする。
この後花札のルールすぐ調べたわ。
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.2

思ってたのとは違った。アニメシリーズの総集編?しかも時系列グチャグチャ。あっ劇場版の方の25,26話のためか。
でも、ストーリーが複雑すぎだから丁度いい。まとめたからといってわかった訳じゃないけど。
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.6

五木寛之の『大河の一滴』を読んでから観ると、なんだかすげぇグッときた。
マジで涙がでる。

親鸞の教えによると「この世は地獄一定」。
五木寛之によるこの言葉の解釈は、
「人はすべて地獄に生まれてくる。
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

ヨビノリの相対性理論の講義みたら観たくなったので鑑賞。2回目。

紛れもないSFの傑作。
とにかく伏線が上手すぎる。二回目で全部知ってたのにやっぱり面白い。
ここまで最後の最後に全ての謎が一気に回収さ
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スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

3.6

とあるエッセイの中で「スローな〇〇にしてくれ」っていう最低な下ネタで引用されてて知った今作。
その割には中々どうして良作だった。

昭和の女と昭和の男の昭和の恋。
ラストも結構好き。僕も白い壁にトマト
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.1

シリーズが進むほど、庵野ワールドが展開しすぎてて観る人が置いてけぼりになる。漫画よりムズイんだが。

相変わらずシンジの軟弱さと優柔不断さとバカさ加減にイライラが止まらん。でも、結構現代人を表現できて
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.0

正直2作目はシンジのメンヘラ行動がウザすぎる。

でも、それ以外は結構好き。
戦闘シーンも迫力が倍増してるし、ストーリー展開もワクワクする。それぞれの思惑が重なりながら歯車が急速に回転していく。

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.2

新作に向けて一気見。

この世界観にこのストーリー。面白くない訳ないんだよなぁ。

僕は漫画から入ったけど、個人的には映画版の方が好き。

今回久しぶりに見て驚いたのは、エンディングが宇多田ヒカルだっ
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なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.5

すごく素朴なフランス映画だった。
題名通り生意気で我がままな13才の女の子シャルロットが、同い年の天才美少女ピアニストクララと出会って変わっていくお話し。

シャルロットが可愛かった!
確かに小憎たら
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.8

五つの都市、ロス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキを舞台にタクシードライバーとその乗客の人間模様を描いたオムニバス映画。

どうして、、どうして、アジアの街がないの??
東京でも上海でもよかった
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.6

凄絶でドス黒くて、、
アメリカの新しい一面を見た気がする。非常に良かった。

全編のほとんどが戦闘シーン。こういうアメリカの戦争映画は概して、敵をバタバタなぎ倒し、その癖味方は全然死なないって言う戦争
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ラウンダーズ(1998年製作の映画)

4.2

ポーカー版ハスラーでした。ポールニューマンの代わりに若きマットデイモンが学生ギャンブラーを熱演。よきよき。

この映画は、ポーカー(テキサスホールデム)のルール知ってるか知らないかで面白さが全然違うと
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

マフィア映画はとても好みなので、本作も○。デニーロもいつも通りのヤバい奴で◎。でも、今作はどちらかというとペシの演技が凄かった。頭のネジが飛んじゃってる。どう頑張ってもホームアローンの泥棒役と同じ人に>>続きを読む

モーリス(1987年製作の映画)

3.8

史上最高に罪深い映画。この映画を観て「気付いてしまった」男たちは一体何人いるんだろう笑。
前に友達が言ってたことなんどけど、どんな男もホモの素質を持っているっていう説がある。人によって60%はホモだっ
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苦役列車(2012年製作の映画)

3.3

「父親が性犯罪者」っていうパワーワードよ笑。西村賢太はこの自虐性が終始堪らん。

西村賢太は大学入った時、好きでよく読んでたけど、映画の方は微妙かなぁ。ラストとかいやそうじゃないってなった。
もっとこ
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.1

中盤の強姦からのその報復シーンが強烈すぎた。冗談抜きでまじで吐くかと思った。
気持ちが悪すぎて、それ以降の話が全然頭に入ってこなくて、よく分かんないまま映画が終わってしまった。なので、特にレビューがで
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.7

最近この手の精神的な病を扱った漫画だったりお話だったりが多くなった気がする。そのおかげで、社会的にも鬱とかの認知度が上がってて、風当たりも柔らかくなってるように思う。診療内科とかへの敷居も下がってるし>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.7

まぁ一言で片付けちゃうと、マザコン映画。身も蓋もないけど笑。

映画の随所で出てくるタバコのシーンが印象的だった。
この喫煙者が迫害されてる時代に、こんなスパスパやってる映画…すっごく好感持てる。しか
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.7

ロンドン郊外の小さな閉鎖的な町ルートンの青年ジャベドが人種差別や頭の固い父親、社会に立ち向かうストーリー。

よかった!最初はブルーススプリングスティーンって誰やねんって思ってたけど、歌もめっちゃ良か
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.5

長くても一年待てばレンタル屋で数百円で観られる映画を、映画館で1500円も出して見るのは、コスパ悪い気がしてたけど、今回今まで何回もDVDで見てきたジブリを映画館で初めて観て大分考えが変わった。
例え
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.1

舞台は南北戦争時代のアメリカ。男がみんな出征する中、厳しい時代を四人姉妹が生き抜く自伝小説「若草物語」を原作とした映画。

とてもよかった!僕は日本の時代劇は結構好きだけど、欧米の時代劇(?)はちょっ
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.8

中学のとき見た「自転車泥棒」で一時期熱を上げてたヴィットーリオデシーカが映画館で観れるというので久しぶりに。
相変わらずいい。イタリア映画特有の哀愁が本当いい。ひまわりはストーリーこそ全然関係ないけど
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

大和撫子な女の子ももちろんいいけど、フランシスみたいな天真爛漫な女の子もすっごくいいね。人が一杯いる道路でもピョンピョン跳ねながらステップしちゃう感じとかすごく可愛いい。
たぶんね、こういう女の子は不
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.2

すごく良かった。ストーリーは奇想天外さはないけど、まさに映画のお手本のようで完成度がかなり高い。もっと有名になっても全然いいと思う。

法律とは何か、正義とは何か、を問う映画。憲法学者の木村草太が絶賛
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