aoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ao

ao

映画(1454)
ドラマ(53)
アニメ(0)

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.5

人間は生まれ変われないから、

ゴミ捨て場に捨てられた赤ちゃん。クリスマスから大晦日にかけて繰り広げられる奇跡の数々。

お金は無いが、愛はある。血の繋がりの無い3人のホームレス。お供物のお酒とオムツ
>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.7

家族ってやつはデマの温床だ。

身近に潜む死の恐怖。
前半のアクション映画ばりの大爆発からの毒雲との恐怖。NOPEのような見えない恐怖がテーマなパニック映画かと思いきや、もっとシンプルで単純だった。
>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.6

絵に対する感覚を磨く。

映画一本でさえも、たくさんの製作陣と監督や編集者の取捨選択によって成立する。
ジャンルは違えどデザインを学ぶ身として、痛いほど「産みの苦しみ」に共感出来ると同時に、他では味わ
>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.5

豪華俳優の即興コント。

素晴らしい俳優陣を起用してるものの物語は盛り上がりに欠け、開始10分のテイラーの幕引きが1番のピークだった。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.9

ウォルターがもう理解出来んぐらいぶっ飛んでて最高にcool👍👍

物語は馬鹿する→ボウリングする→馬鹿するの理解不能の永久機関🎳

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.3

初期marvel好き、DC好き、映画好きに贈る最高のおバカ映画でした!!!

ヒーロー映画ってこれぐらい肩の荷を下ろして観れるものじゃなかった????

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

みる、みられる。

支配する側が支配される側に…🛸👽

あれは何なんだ??という大きな映画的興奮は残しつつ、しっかりとジョーダンピールらしい観客の心をえぐるような脚本。脱帽です👏👏

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.1

悲痛な人間の声にそっと寄り添い、手を取り側にいてくれる天使達。
天使の世界には色が無く、人間になることを渇望したダミエルが初めて色を認識した時の無邪気な表情がたまらなく愛おしかった。

どんな病気?
>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

聖なる羊の誕生🐑

序盤は淡々と繰り広げられる羊飼いの少し薄気味悪い日常。過去への執着、これらを経て、羊の出産。会話はほどんど無いのにも関わらず、作品を通して、ジェットコースターのようなストーリーで、
>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.5

愛の繋がり。運命の繋がり。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の後の作品となる「メッセージ」が脳裏をよぎった。歌う女と生まれてくる時には既に残酷な未来が待ち構えている子供。かなり胸が痛い結末でありながら、見終
>>続きを読む

ボーイ(2010年製作の映画)

3.9

SHOGUN 🏯

タイカワイティティの描く父親像とは…

イカした車、暴れ馬のライダース、花火、ローラースケート、電子レンジ。
父が運んできた全てが新鮮で、カッコいいもの。父親に認めてもらいたいがた
>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

動機が母の愛情ってやるせない。

めちゃくちゃなグロ描写やホラーシーンも特に無く、物語として起承転結しっかりとしてて、良くも悪くも丁寧なスリラー映画って感じ。

監督の前作のSearchも気になる!

オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

3.8

同じシーンをグルグル見せられて、不意に不思議な感覚に陥った。

階級制度と経済力。

ホセインの直向きさには応援してあげたいけど、結婚しても将来が見えないことの説得力の無さも絶妙です。
ラストのオリー
>>続きを読む

ホームワーク(1989年製作の映画)

4.2

親が勉強出来ないのは当たり前という環境で、苦しい生活から脱却するためには勉強しかないと子供ながら分かっている、

しかし指導方法や勉強内容には闇が深い。

小さいながら皆しっかりしていて、生きる環境で
>>続きを読む

風が吹くまま(1999年製作の映画)

4.5

正直に答えてくれ、僕は悪人か?
-違う
ほんとか
-うん
なぜだ
-なんとなく分かる、良い人だ。

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.9

ワンカットのレストランでのドタバタっておもろそう!と予告段階で楽しみだった今作、
しかし、中身はかなり重めの話だった…

イギリスの接客と日本の接客に対する価値観が全く違うのと、いくらアルバイトといえ
>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.3

年末最後の待望の一本!!
前回が好評だったために、ハードルはかなり上がっていたにも関わらず、個人的には今作は前作よりも面白かった!!!

クリスエヴァンスが出ないのは残念だったが、ノートンがいやらしい
>>続きを読む

あなたの、私のクリスマス?(2022年製作の映画)

3.3

日本のクリスマスとは考え方が全然違って面白い。エイサバターフィールドのイギリス英語が聞けるだけで満足。

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.2

この曲を本気で聴いた者は悪人になれない

情報統制のために危険人物には盗聴機で鑑賞される時代。沢山の芸術家の死とタイプライターで記録される夫婦の生活音。

国家から人間性を奪われた鉄人形のようなヴィー
>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.5

水面の反射、水飛沫。水を切る泡。
沢山の未知の生命体。重厚な戦闘機。

映画で求めるものってこういう事だったよね!
ジェームズキャメロンの映画は毎回そう思い出させてくれる。

パンドラの圧倒的な世界観
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

-

コートに響くドリブルの音、バッシュが擦れる音、ベンチと客席からのはち切れんばかりの声援、試合の終わりを告げるブザー。どれを切り取っても自分の青春に繋がる。

そうそう!これがあの当時置いてきた青春と言
>>続きを読む

鉄くず拾いの物語(2013年製作の映画)

3.8

貧乏には生きる権利さえ与えられない。

戦争に4年間くり出され、その間の生活保護や養育費は無し。鉄くずをひろう男。

村全体が貧困地区なのに、困った隣人には快く力を貸してあげる風景がとても印象的。モキ
>>続きを読む

チャタレイ夫人の恋人(2022年製作の映画)

3.9

重たいしがらみや、規則を脱ぎ捨てて、全裸で雨の中を駆け抜ける婦人と森番。

街の人間の噂好きや、一度の事で当事者の評判がガラリと変わる様子が一番リアルだし、怖かった。有名人の騒動事件が大好きな日本人と
>>続きを読む

あの頃輝いていたけれど(2022年製作の映画)

3.8

誰かになるのではなく、自分には自分の良いところで超えてみせるという考え方が素敵だった。

ゴミ箱を叩いたり、アイロン台でキーボードしたり、音楽の自由さも含めて誰かに拘束から離れた先に、新しい自由が開け
>>続きを読む

リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

3.7

恋した相手が死ぬ呪い!?🦊🇯🇵

トミー谷というカタコトの日本語を喋る日本人歌手。
ウェスアンダーソン的なポップなインテリアと、シュールな物語。
物語に挟まれる昭和歌謡曲とダンスがたまらない🕺🕺🕺

僕が大人になる前に/ビッグな僕の青春(2019年製作の映画)

3.5

ピート・デイビッドソンしか出せないこのキャラクター!!

近所にこんなお兄さんがいたら自分もこうなってたな、、

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.9

社会不適合だけど最高👍厄介者だけど最高👌

今年鑑賞した作品の中でトップ3に入る面白さ!!🤯💥脳天を貫くパンクミュージック🎶

問題ばかり起こすイカついバンドマンと、かなり変な女の子とのロードムービー
>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.8

産みの責任。

ジャケットの衝撃的な後継に惹かれて、ずっと鑑賞したかった作品をやっと見れた🐥🥚
フィンランドのホラーというだけあって、淡い色が多めでホラーの独特な暗さが苦手な方も全然見れます。

母な
>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.7

素晴らしい愛情溢れるタイトル!!

その脚本はせこいわ、泣けるやん。
本屋大賞の小説の方も読んでみたいです。

永野芽郁の声がめっちゃ素敵!!

バッド・チューニング(1993年製作の映画)

4.1

新入生にはケツたたきとケッチャプがけ!

毎年恒例の後輩をいびる伝統行事。
1時間半早いビール配達。
未成年がどうやってお酒を手に入れるか。
エアロスミスのコンサート。
ダボダボの柄シャツとオーバーオ
>>続きを読む

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

4.0

「あなたは生まれてから失うものを何も持っていなかった。それは武器。大切にしなさい。」

そんなわけねぇだろ!!!って誰よりも思ってただろうし、メイドじゃなかったらビンタしてた。でも、お母さんにも同情出
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

新海誠災害シリーズの三部作目。

前作2本も素晴らしい作品だったが、隕石、降り止まない大豪雨というどこか現実離れしたファンタジーの要素が強い物語だったので、自分の生活に置き換えてイメージする事が正直難
>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

-

全身が棘のあるなにかで重く縛り付けられるような気持ち。

静かな朝を迎える事ができなかった数々の兵士達にも沢山の夢や希望があったと思うと、、震える。本当に怪我もせずに無事に生きていられる事に感謝しかな
>>続きを読む

マッド・ファット・ワイフ(2007年製作の映画)

3.4

ガタイも態度も規格外にデカい女の子と結婚したばかりに…

えっ!?終わるまでエディーが三役もしてたなんて気づかなかった…恐るべしエディー・マーフィー👏

たまに見るアメリカの馬鹿らしいハッピーエンドコ
>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.2

イケオジのごった煮🤯🤯

ガイリッチーってキャスト負けするイメージだったんですけど、今作は脚本も最高じゃないですか!!!

チャーリーとヒューのイチャイチャ時系列説明会からの怒涛の伏線回収からの答え合
>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

謙虚なこと、自分を信じること。

コートを離れればそこら中にいる普通の女の子。
ドラッグや殺人が日常的な中育ってきて、当時はテニスなんてお金持ちの白人のスポーツだっただろうし、努力の陰で周りからも沢山
>>続きを読む