dionemishさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ホドロフスキーのサイコマジック(2019年製作の映画)

4.2

奇才中の奇才の映画監督、アレハンドロ・ホドロフスキーが自ら考案したセラピー''サイコマジック''を過去のトラウマを拭いきれない生きづらい人々のために施術する様子を追ったホドロフスキー自身が監督した異色>>続きを読む

イゴールの約束(1996年製作の映画)

3.9

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とにかく息子に執着する父親のモンスターペアレントぶりが恐ろしい息子が遊びであれ仕事であれいつでも呼びつけるし、平気で殴るし、オソロの指輪を買い与えるだけでなくオソロのタトゥーまで施す始末…たまに息子に>>続きを読む

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.8

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途中で「あれ?これなんの映画だっけ?」となること間違いなしの悪ノリ全開ムービー!

タランティーノの変態サイコパスの役がハマりすぎてて爆笑
ジョージクルーニーが良い軸の役割を担ってくれたのでだいぶ救わ
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虹をつかむ男(1996年製作の映画)

-

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寅さんファンなら絶対に見てほしい寅さん追悼映画。

もう全部良いんだけど、ファン目線でしか語れないのでスコアは付けません。笑
ほんと山田洋次監督の起用する役者は皆良い…皆ちゃんと人の血が通った芝居をす
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

4.4

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自分の中で最高の青春映画のひとつが「デトロイト・ロック・シティ」なんだけど、それの監督が撮った作品ということで鑑賞。

いやーー期待を裏切らない面白さ!!

クズな彼氏持ちのメンヘラギャルと元映画スタ
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鬼火(1963年製作の映画)

3.6

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孤独に苛まれた男が自殺に至るまでの過程を淡々と描いたフランス映画らしさを存分に味わえる作品

主人公は人間失格の太宰治みたいな、死に取り憑かれながらも寂しがり屋で男前で、まあどうしようもない人たらしな
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.2

うーん、原作が半世紀前の作品ってのとそもそとミュージカル映画ってので多少のリアリティのなさは許容できたけど、もう少し「葛藤」をうまく描いて欲しかった
脇役は輝いていたけど主演2人の演技もそんなにハマら
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.4

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1シーンずつ停止してじっくり眺めたいぐらいに「ステキ」なウェスアンダーソンの世界観が相変わらず炸裂してる本作

ただ俳優の感情が意図的に読めない監督の演出もあってストーリーを把握すべく早口の字幕を必死
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セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

3.1

前半は凄い面白い感じがしたんだけどな〜メタ的な演出がかえってストーリーを難解にしていた

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.2

殆どのキャストの声を芸人が務める劇場版じゃりン子チエみたいなキャスティングがいい

サイケデリクスな世界観がとにかく楽しいんだけど、そこだけじゃなくて台詞がいちいちシビれるし、主人公を演じる今ちゃんが
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.2

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シュワちゃん主演のSF大作。

舞台は近未来で、そこでは宇宙旅行に行く代わりに宇宙旅行に行った記憶を客に植え付けるビジネスが登場している。という話からもうワクワク。
肉体はそのままに記憶がまるごと入れ
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.3

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全てを手に入れた大富豪でありながらも心はずっと孤独でそれゆえに不器用な形で他人に愛を求め続けるケーンの痛々しさが今見てもリアルで心が苦しくなる
燃えるソリに漂う黒煙。切な過ぎる…

台詞も映像手法も今
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シェイン 世界が愛する厄介者のうた(2020年製作の映画)

-

個人的にポーグスは青春のバンドのひとつなので、もちろんシェインに対する思い入れがあるからあえてスコアは付けないけど、めちゃくちゃ良かった…前半1時間くらいはアイルランドの悲しみの歴史をふまえつつずっと>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.2

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思春期の真っ只中に自分の性癖=カニバリズムに気付いてしまった少女の顛末。

ぶっとびなあらすじに期待を寄せてみたけど意外に真面目で美しい作り。側から見ればバカらしいのに(泥酔して死体安置所の死体に犬の
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電柱小僧の冒険(1995年製作の映画)

3.9

吸血鬼によって牛耳られた暗黒の世界。
そこに突然タイムスリップしてきた背中に電柱の生えた「電柱小僧」が、平和な世界を取り戻すべく立ち向かう!

↑話の大筋だけど、ほんとぶっとびすぎてて笑った

電柱小
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.0

悪夢を撮るための奇想天外な発想の数々に感動してしまう

ナオミワッツ、熱演。涙を流す演技が凄くいい

アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)

4.0

ファミリー映画ながらも大人になってもしっかりと感動出来る良い映画

「なりたい自分になる」というテーマで、最強兵器として生まれてしまいながらも必死に自分の運命に抗う心優しきアイアンジャイアントの魂の美
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

全編モノクロなことでより没入感が高まる演出

マイク・ミルズの子どもに対する視線があたたかいな

叔父と甥っ子の距離感が縮まり方同様にとてもリアル

鑑賞中はインタビューに出てくる子たちが皆聡明だなと
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ラッキーナンバー7(2006年製作の映画)

3.9

隠れた名作発見!

前半はちょっと「ロックストック〜」を彷彿とさせる小粋なオフビートサスペンスって感じだったけど、なにやら様子が変わってくる展開に引き込まれる。

この頃のジョシュ・ハートネットのツラ
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男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

4.5

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もうホント寅さんは良い…
登場人物が皆ハマってるし愛に溢れてるところがまた良いのよねーー
いやらしい演出とかも全然ないし、セリフも沁みる…

寅さん、船越英二演じるパパ(めちゃくちゃ良い味出してる)、
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

4.3

こっちのピーターパーカーは行動や信念が危うい感じが良い意味で未熟な感じで好き。
スパイダーウェブ有能すぎ。下水道の蜘蛛の巣のシーンが印象的

コナーズ博士役の俳優が凄い良い演技するなと思ったら、「ノッ
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GANTZ(2010年製作の映画)

2.8

完全に原作ファンではなく、大衆に向けて作られた作品(商業映画なので当たり前っちゃ当たり前だけど)。

キャラの本質を理解せずに本が書かれている気がして、原作ファンとしてはガッカリ。
これじゃ加藤の感じ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

アクション映画ってあんまり見ないせいか、うーんって感じ。

とにかくキアヌが撃って撃って撃って撃って撃ちまくる映画。
バリバリのクラブで起こるガンアクションは結構興奮した。

ウィレムデフォーって良い
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渇き。(2013年製作の映画)

4.6

愛の渇き。愛への渇望。

めちゃくちゃ面白かったけど思ったより評価低くてびっくり。
パート毎に全く違う映画のような意地の悪いセンスが監督らしくてニヤける。
パーティーシーンのトチ狂ったアニメーションと
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

3.7

「ほんとのほんとに実話に基づいてるんだって!」と映画の中でも念押しするほどに「マジで!?」となるストーリー

まあ実話に基づく詐欺師の映画として
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を彷彿とさせるん
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俺たち喧嘩スケーター(2011年製作の映画)

3.1

「アメリカン・パイ」のスティフラーが大好きなので、スティフラーを演じたショーン・ウィリアム・スコットが主演なうえにこの邦題から勝手に気軽に観れるおバカコメディ映画を想像して観たら、割としっかりしたスポ>>続きを読む

アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦(2003年製作の映画)

3.3

あれ!?スティフラーがなんか良いやつだ!!

オズが当たり前のように居なかったのが凄い残念…活躍させる場面が無かったこと等が理由らしい(内容を見たら、確かに)

スティフラーがキャラとして有能過ぎてフ
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アメリカン・サマー・ストーリー アメリカン・パイ2(2001年製作の映画)

5.0

監督違うのに最高ってやばい
キャラクターが全員魅力的なんだけど、今回もそれぞれに見せ場が用意されてて、更にモブキャラも引き続き登場して、監督のアメリカンパイへの愛が伝わる作品だった!

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.6

タイトルから優勝してる傑作

露天風呂での三國連太郎と賠償美津子の濡れ場が良すぎて繰り返し観てしまいました
殺人鬼なのに妙に人間臭い緒形拳の魅力的も素晴らしい!

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.4

NIRVANAとの親和性を発見した時点ですげえと思った
絵作りとかすごい気合い入ってるし見応えあったんだけどちょいちょい変な演出に冷める瞬間も

キャットウーマンの存在は必要だったかな?すごい美人だけ
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

鬱系ドラッグ群像劇。

ドラッグと出会ってしまった4人がただひたすらに堕ち続けていくだけの物語なんだけど、(瞳孔が開くシーンが有名なように)インディペンデント映画っぽいスタイリッシュな映像表現の数々に
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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

4.3

トリッキーな演出
ひたすらかっこいいショット
キッチュなBGM
それでいてストーリーは意外にしっかりしている

内容はこの手の素敵インディー映画でよく見る、孤独を抱えた似たもの同士の逃避行
親の子に対
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音楽(2019年製作の映画)

4.2

大橋裕之の原作のタッチに忠実なシンプルな絵と全編ロトスコープのギャップが新しいし、オフビートとエモの対比が上手いな〜と感心

岡村靖幸の起用の仕方が満点w

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

-

曲こそ聴きまくってるバンドだけど、あの傑作に至るまでこんなことがあったのねなどと色々と発見があって感動

それにしても改めて奇跡を信じてしまうような4人組…


伝説の日本武道館公演だけど、公演が決ま
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ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

3.8

主人公が中古レコード店を経営するやりきれない音楽オタクという設定の時点で性癖に刺さる作品
「フェリスはある朝突然に」を思い出す、主人公がカメラ(=観客)に向かって語りかける演出

ジャックブラックが完
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