dionemishさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.2

アルパチーノの怪演無しには語り継がれなかったかもしれない映画

完全に常軌を逸してるトニーの狂犬感!血だらけでマシンガンをぶっ放すその姿に震える!

アップタウンファンクのヒットで若い世代にもその名が
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

イーサン・ホークとデンゼル・ワシントンが最近観た「孤狼の血」の松坂桃李と役所広司みたいだ!とテンション上がっていたけどこちらは普通に悪役だった笑

いまいち盛り上がりには欠けたけどデンゼル・ワシントン
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

4.4

軽い気持ちで観たら面白過ぎてびっくりした…
好みが分かれる映画には違いないけど
初めて「時計じかけのオレンジ」「気狂いピエロ」を観た時と同じ衝撃だった。。

孤島で行方不明になった少女を捜索すべく本土
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シン・シティ(2005年製作の映画)

3.8

ゴッサムシティ以上に犯罪の匂いが漂うシンシティで語られる愛物語
3部構成で、それぞれ共通して1人の女を愛した不器用な男が悪役をバンバン倒していく話
ハードボイルドな男達のなんだか古めかしいキザな口調の
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ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.3

監督がジュラシックパークの脚本ってのもあってか、恐竜がアンドロイドになっただけで話の大筋は殆どジュラシックパーク。

ただこの年代にアンドロイドってので想像が付くように手作り感満載の美術にときめく あ
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ポケットいっぱいの涙(1993年製作の映画)

4.3

平和な日本で暮らしている分には想像もつかないような世界の話
ストリートで生き続ける黒人の若者の視点に立っていて、日々の様子がとてもリアルに描かれているのでブラックカルチャーを知るのに良い一本だと思った
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.5

ヤクザ映画ながらも少年漫画のような胸熱さを感じる

役所広司は期待を裏切らない
ちょい役の中村倫也の演技が好きだったなー

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.3

シネマート新宿にて鑑賞
映画館であの横スクロールアクションはやっぱり最高に楽しい

復習の動機やドラマ性におきてはちょっと腑に落ちない所もあったりするけれど2時間少しも飽きさせないし迫力と見応えは充分
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初体験/リッジモント・ハイ(1982年製作の映画)

3.6

アメリカングラフィティとか好きな人にはド直球な田舎町の高校生達の青春群像劇

劇的な展開は特にないけど、この頃のアメリカのユースカルチャーを存分に堪能出来て目に楽しい!!
部屋で寝てるフリをして親を出
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.9

タイトル絶対一度聞いただけでは覚えられない。笑

世界観が完成され過ぎていて観る側は割と置いてけぼりだけど、紛れもない芸術映画だと感じた
自分のように賢くない人の場合は考えるより感じる方が楽しめるかも
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.6

役所広司の真面目で不器用でとてもピュアな愛すべき中年ぶりが最高過ぎてずっとニヤニヤしながら観てた。さすが日本を代表する俳優の一人。
他にも竹中直人や渡辺えり子をはじめとする数多くの実力派俳優が集まって
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浮雲(1955年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

オム・ファタールものでもいうのだろうか

ほんと見ていてイライラするぐらいに良い加減なダメ男に翻弄され続ける高峰秀子の痛々しくも美しい様子すごく良い
高峰秀子演じるゆき子は真面目でまともそうな女だけど
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キューポラのある街(1962年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

この時代の空気感は想像することしか出来ないけれど、貧富の差や人種差別、子供から大人への性徴など今でも通ずるテーマを扱っているから見ていてとても心にくる

人と人が互いに影響を与え、支え合っている姿は時
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しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

うわあめっちゃ面白っ…ラストシーンのカタルシスが凄い。「家族ゲーム」のラストはこの映画の影響を受けてるのでは?

パラサイトっぽいストーリーも幸恵さんのファムファタールっぷりも楽しい

そして「続・男
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

-

ゴダールの映画はゴダールにしか撮れないと思えるところが大好きなんだけど、それは世界的なロックバンドを取ることになっても変わらない。ゴダールのぶれない作家主義がなんとも痛快な本作。

「悪魔と戯れる歌」
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ザ・トライブ(2014年製作の映画)

3.4

「全編手話・字幕無し」という宣伝に惹かれて鑑賞

始まったら本当に音声は終始小さめの環境音だけなもんで驚いた。
手話だけでうまく話が飲み込めるのだろうか…と思ったけれど、なるほどワンシーンごとに超尺長
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ヴァイブレータ(2003年製作の映画)

3.3

寺島しのぶの演技力が光るロードムービー。ナインソウルズと同時期に制作されてるんだねーこの時代はこういうアンニュイな映画が流行っていたのかな?
特に劇的でないリアル感が良かったな
セックスシーンも生々し
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

2.9

うーん
薬師丸ひろ子が可愛かったのと蜷川幸雄がチョイ役で出てたのが面白かったけれどどうにも役者陣の芝居が古臭くて好きになれなかったなあー

舞台のシーンは金掛かってるんだろうなーとなかなかに見応えがあ
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生きる(1952年製作の映画)

5.0

確かにこれは傑作だなーー
時代を超えて良いものは良い

まず「平々凡々な人生を送っていた男が突然医者に末期のがんを告知され、自分の死期を悟ったことで人生を立て直す」という大筋は現代でも使われてるもの(
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.3

緊張感ある役者陣の本気の芝居(特に役所広司、やっぱりすげえ!)に黒沢清だなあって感じのゾワゾワするカメラワークや演出の連続で釘付けになって見ていた。
サスペンスとしてとても面白かったけれど物語の解釈を
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

5.0

面白いわあ〜〜
人情に溢れてるんだよねえ

坪内先生の不器用ながらも優しい人柄と寅さんを見る優しい眼差しがいちいち泣かせてくるし。
寅さんの実の母親のお菊さん役のミヤコ蝶々の抜群の存在感と演技力!渥美
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蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.1

全体的にめちゃくちゃだし、ベートーベンリクエストされてショパン弾いちゃうとか色々とツッコミどころ満載だし全体的にたるいテンポ
アフレコも編集がうまくいってない感じで全然緊張感なかったな〜〜
松田優作の
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マン・オン・ザ・ムーン(1999年製作の映画)

3.3

アンディ・カウフマンの存在自体がトリッキー過ぎるせいかストーリーは意外と普通だった。

ジムキャリーの憑依演技は素晴らしかった!

キング(2019年製作の映画)

3.6

シェイクスピアの代表作の一つ「ヘンリー5世」の映画化

スケールの大きさは凄く良かったし決してひどい出来とは思わなかったけど全体のテンションが同じなので結構しんどかったな
原作ファンならもっと楽しめる
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ただただ母親の絶望した顔を見たい息子
異常に母親に執着する息子
母親の愛情を欲する故に起こす、数々の事件

とても嫌な気持ちになる映画なんだけど、ティルダスウィントンとエズラミラーの人間離れした美しさ
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.3

イランの田舎に住む小学2年生の男の子が、友達の宿題用のノートを間違えて持って帰ってしまったことをきっかけに、ノートを返すために場所も知らない友達の家を探しに行くという超シンプルなストーリー。

子供が
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.3

邦題がピンとこなくて見てなかったけれど(後になって知るのだけど、作品の中に登場する言葉の引用)、ジェイクギレンホールなら、と観てみたらとても面白かった。

事故で妻を亡くしたにも関わらず何の感情も起こ
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.3

エドガーライトが作る笑いはツボだなあと再確認。テンポの良さも安心できる

夢に出てきた女の子が現実に現れて恋しちゃったら彼女の元恋人達と文字通り「戦う」ハメになるおバカ映画。
なんとなくうすた京介が描
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.4

自分だったらどうするだろうかということを終始考えさせられた。
派手さはないものの感情の揺れがとてもリアルで見応えのある傑作!

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.2

ウェスアンダーソンは主人公に自分を投影してるのかなあとなんとなく思った

IQは高いものの勉強はまるでダメ。幅広すぎる課外活動に夢中で挙句高校を退学になるマックスはどこかホールデン・コールフィールド風
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

PTAによる人間讃歌

登場人物皆、人に悩み不器用に懸命に生きている
だからこそとっても愛おしいキャラクター達で彼らの不恰好な愛の機微が美しくも切ない

そしてこのリアリズムな演出が続くかと思えば突然
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

5.0

そりゃ皆この映画好きだよね、というかこの映画を好きな人が沢山いる世界は良いなあと思う

親父の人格者っぷりが最高過ぎる…自分が父親になったらこうなりたい…
家族や友人との日々のかげがえのなさを再確認出
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