Tomoさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

Tomo

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カノン(1998年製作の映画)

4.5

そして続編のカノンです。

ストーリーは主人公がバーのデブ女の情夫となって田舎に移り住む。女は妊娠し、馬肉屋を開くのはやめて働けと、主人公の自尊心たるものをズタズタにする。
そして主人公は暴走し...
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カルネ(1994年製作の映画)

4.5

こういう映画を好きと言ってしまうと、趣味が悪いとか、通ぶってるとか言われそうですけど、ホント好きな映画でした。

先に制作されたカノンの冒頭部分を描いた約40分のショートムービー。

冒頭からAtte
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ヴィジット(2015年製作の映画)

2.0

3日前に見たんですけど、レビュー書こうとしたら、あれ?憶えてない.....という感じの映画です。

シャマラン監督のお遊びが過ぎてる気がしました。それが故に、ラストのどんでん返しとか、やっぱりそーなっ
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The Ningyo (原題)(2016年製作の映画)

3.5

27分程ののショートフィルム。映画に分類されるかはよくわかりませんが。

でも、その27分間でぶっ飛びました!このクオリティの高さ、凄くて感動です。

ストーリーは、日本の伝説の生物「人魚」の居場所を
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

4.3

父親からの性的虐待を受けて育ったマロリーと、両親から虐待をうけて育った肉屋のミッキーが、殺人を繰り返しながら逃避行する姿を描くバイオレンスアクション。

とにかく簡単に人を殺します。そしてバイオレンス
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.0

シカゴのカトリック大司教が殺害され、そこで働くアーロンが逮捕される。敏腕弁護士マーティンが彼の弁護を引き受けることになり無罪を立証していくが.......という法廷サスペンス映画です。

まず大前提と
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ギミー・ヘブン(2004年製作の映画)

1.0

共鳴感という特殊な感覚もつ2人を軸に展開するサスペンススリラー。

見終わって思ったこと.....長かった。おもんない。

共鳴感をもつ2人が誰なのかは早々に分かってしまいました。
その2人が共鳴する
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アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.8

アドルフ•アイヒマン。ホロコーストの責任者で、ナチス親衛隊の中佐。戦後亡命し行方不明であったが、ユダヤ系ドイツ人のバウアー検事長が彼の身柄を拘束し、ドイツ国内で法の裁きを受けさせようと奔走するストーリ>>続きを読む

マシニスト(2004年製作の映画)

3.0

睡眠障害に苦しみ、365日間眠れず骨と皮のように痩せ細ってしまった主人公トレバー。そんな状況から精神的にも相当疲労し、現実と妄想が曖昧になる。そんな彼はどうなっていくのか?っていう話です。

マシニス
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.8

この映画、ずっとSFアクション物だと思ってて、食わず嫌いで見てませんでした。

公開から20年以上経って鑑賞してみたら、SFでもどっちかっていうとサスペンスドラマ的なストーリーで、当時にしたら斬新だっ
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.3

ソ連で20年に渡り「血の粛清」を行なってきたスターリンが死去。後継者争いをコメディタッチで描いた映画。

スターリンの死後、共産党最高幹部となる
ベリヤ、マレンコフ、モロトフ、ミコヤン、そしてフルシチ
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ポランスキーの 欲望の館(1972年製作の映画)

2.5

まず、この映画に難癖をつけたいのは、「ポランスキーの欲望の館」という邦題です。いかにも興味をそそられるじゃないですか。でもはイタリア語で「Che?」(何?)です。実際鑑賞してみると、まさに何?でした。>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

2.5

この映画もいつか見ようと思いつつ、長い間見ずにいた作品です。

ストーリーを端的にいうと、7人の子供達が団結して、恐怖に立ち向かう物語、それは夏の日の思い出......みたいな感じですかね。そういう意
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シックスヘッド・ジョーズ(2018年製作の映画)

1.0

ちょいと趣向を変えた映画をと思い鑑賞。

ある意味感動しました。よくもまあ、こんなこと思いついて、映画化するのかと。

結論から言うと、サメじゃないです。生物実験によって生み出されたシックスヘッド。頭
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.5

またしてもラース•フォン•トリアー監督作品。遡るごとにどんどん理解不能になってきました。

まず、冒頭5分でこの映画を見るか見ないかが分かれる気がします。映像と音楽はこの監督らしさ爆発の芸術的センス。
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モンスター上司(2011年製作の映画)

2.5

パワハラ、セクハラ、バカハラ。暴君のようなボスに仕える3人のダメ男が、それぞれのボスを抹殺しようとする、そんな話。

一言で言うと茶番劇です。でも登場人物のキャラ、無駄な会話や行動、アホすぎる殺人計画
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.0

ピエロのパッケージ見て、何か興味ないなとずっと思ってた作品。時間もあるのでようやく見てみました。

見始まって、サイバー集団の攻撃とインターユーロの攻防なのね、と思ってましたが、あらあらそれも違ってま
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.2

これは面白いです!ありえないくらい非現実的で、あると考えることが不自然な映画です。

やる気のない理科の中学教師ジュリーが東海村の原発からプルトニウムを盗み出し、自分で核爆弾作り、政府を脅迫する。そし
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ミックス。(2017年製作の映画)

2.0

ストーリーは卓球もので展開も読め、とても分かりやすいですが、2時間近くの上映はちと長すぎました。

この映画の主役はガッキーですが、脇に喰われてた感じです。

最終ガッキーの幼馴染みの弥生がおばさん臭
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複製された男(2013年製作の映画)

3.5

2回続けて見ました。結局分かりませんでした。

「カオスは未解読の秩序である」というフレーズをこの映画の主題ととらえると、言葉だけでは僕には理解できません。

2回見て思ったのは、アダムとアンソニーの
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おいしい家族(2019年製作の映画)

3.5

暖かく、ほのぼのとする感じで家族を描いた、ふくだももこ監督初の長編映画です。

母の3回忌に実家に戻った主人公の橙花。そこに現れたのは、母の形見のワンピースを着た父、青治。そしてあろうことか、「父さん
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.3

面白かったです‼︎

ロン•ストールワースという刑事がKKKに侵入捜査する実話を基にした映画です。

1950〜60年代のアメリカは公民権運動の最中であるも、依然として黒人蔑視が強かった時期。
そんな
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カット/オフ(2018年製作の映画)

2.5

馴染みのないドイツ製サイコスリラー、セバスチャン•フィツェック、ミヒャエル•ツコォスのベストセラー作品が原作です。

ストーリーは一言でいうと復讐もの。複雑に絡み合う登場人物、そこに幾多のトリックが散
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隠された記憶(2005年製作の映画)

4.0

ハネケ監督作品なので、心穏やかな時に集中して鑑賞。と気張る必要もないのでしょうけど。

冒頭から意味深なアングル。あっという間にハネケワールドに突入します。

人気キャスターのジョルジュの家に、謎のビ
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バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

3.0

率直にいうと、えっ?ていう感じの映画でした。

つまらなくはないけど、面白くもない。サミットでのアメリカ大統領暗殺テロを、8人の視点によりストーリーを構成してるんですが、何か中途半端です。1人1人の行
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.0

まずこの映画は大前提として「ロビイスト」というものを分かってないとちんぷんかんです。

アメリカや諸外国では当たり前でも、日本ではまだまだ普及してない。なので、どうしてもロビイストの所属する団体から政
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26世紀青年(2006年製作の映画)

3.0

この映画は「バカ」の一言に尽きます。くだらない、つまらないではないです。本当にバカです。

冒頭の知能が低下していく説明のくだりは何となく惹きつけられますが、見たら最後、アホの世界からは決して抜け出せ
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

この話は事実に基づいている、とのオープニング。

借金を抱えるランディガードが、2人のゴロツキを雇って妻の父から金をせしめる為の狂言誘拐を行うという、至ってシンプルなストーリー。

と思いきや、当然上
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.2

この映画は重いです。決してなくなることはない問題を扱っているからでしょうか。

デビッド役のケビン•スペイシーは本当凄い役者さんです。演技はもとよりただいるだけで強い存在感がある。オーラがあるって表現
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.2

ストーリーは至ってシンプルです。バカンスに来ていた親子4人が、テラスで食事中に人工雪崩に巻き込まれる。その時夫が妻、子供を放って真っ先に逃げだしたことに妻は幻滅する。そこに子供達と友人2人を巻き込んで>>続きを読む

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.8

この映画は、まさに白人による黒人への人種差別問題と、その差別の中で大統領の執事を務めるセシルの家族愛をテーマにしています。

黒人奴隷として様々な苦労を経て、大統領の執事にまでなった主人公セシル。大統
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.0

ちょっと前の作品でずっと見ようと思いながら、今回ようやく見ました。

ストーリー的には淡々と進んでいきます。でも、その中心的なテーマは「人は出会うために分かれる」ことにあり、今まで逃げてきた自分から吹
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(2013年製作の映画)

3.0

まず言いたいのは「肉」という題名のセンスのなさですかね。映画を見ると何故その題名にしたのは分かるんです。でも、原題が「We are what we eat(私達が食べた物が私達自身だ)」なので、=単純>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

なんというか、ストーリーの解釈がとても難しい映画だと思いました。

主人公は僕で名前を公表しない。そしてたまたま飛行機で出会ったタイラーと、僕と同じように精神を病むマーラをストーリーの中心に据え展開し
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バイス(2018年製作の映画)

4.0

この手の政治的で史実に基づいたストーリーはどう評価していいか分かりません。
もっともフィクションとノンフィクションが入り乱れる構造になっているのでしょうが。

僕にとってチェイニーといえば、湾岸戦争の
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クロノス(1992年製作の映画)

3.8

ここのところデル•トロ監督作品を観ることが多くなりましたが、本作は彼のデビュー作です。

ファンタジーな感じはまだ形を潜めており、ダークなイメージが強いです。

ストーリーは中世の錬金術師が不老不死を
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