wtnbmghさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.1

伝統・歴史(=父権制社会)とどう立ち向かうのか的なテーマになってたと思う。最終章へのお膳立て的な感じになってて1つの作品としての面白みは薄いけどカイロ・レンというキャラクターが今後どう転がっていくのか>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.8

ルークが消えた!じゃあないんだよ(笑)。
ベイダー卿オタのカイロ・レン中間管理職的立場で部下のミスにかんしゃく起こしてみたり同僚に出し抜かれそうになったり上司にプレッシャーかけられたりとなかなか辛そう
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

ブラピとディカプリオダブル主演ってだけで贅沢なものをみてるなっていう時間だった。クライマックスに至るまで「このシーンいるか?」っていう冗長な場面も多いけど二人の顔力(がんりき)でもたせている。ずっとこ>>続きを読む

銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

1.0

前作よりチープになってた印象。前作が好評だったので「この程度でも怒られないんだ」ってなってしまったのかな?
人気の役者さんも多いしリハ時間そんなにとれなかったのかなっていうショボショボの演技。CGもギ
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

1.0

実質ヒロインは母親のリサだろうなあ。ナウシカに始まるジブリのヒロインが母親になったら、なキャラクター像。ヒロインであり母親であるリサに会いに行く宗介。リサはかつて姫巫女ナウシカがそうしたように息子がこ>>続きを読む

儀式(1971年製作の映画)

2.0

ATG時代の大島渚。なんともソリッドでクール。戦後日本人の彷徨える魂はどこに行き着くのか、的な。しかし人物相関図が全然わからなかった。

スモーク(1995年製作の映画)

2.8

大した事件も解決もなく、ただ煙草の煙が立ち上っては消えるように街角で起こる出来事を印象的な台詞で調子を整えながら運んでいく作品。
タバコ屋とかポールのアパートとかインテリア良すぎ。
オースターの作品だ
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.7

やっとアベンジャーズ観れたよ〜シリーズを見続ける上でご褒美的な作品。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

安藤サクラ映画。
救いなかったなあ。どこにも行けないどうにもできない閉塞感を都会の谷間みたいなあの家が体現している。そんな家を飛び出してみんなで海に行く場面だけ、一陣の風が通り抜けたような清涼感があっ
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中国の植物学者の娘たち(2005年製作の映画)

4.0

ヌーヴェルヴァーグの映画のように伸びやかな美しさ…と思ってたらフランスとカナダの共同制作なのね。そういえば中国の小さなお針子も好きな作品だった。魅力的なロケ地は中国国内では撮影許可が降りずベトナムで撮>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.6

西部劇をそのまま現代劇にしたような質感。終わり方がカッコいい。

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

2.7

みたことないと思ってたけど印象的なセリフがあってその時初めて「あこれ前みたことある」と気づいた。多分前回みた時も途中で寝てしまったんだけど今回も眠くなった。ジョージ・ルーカス特有の何か面白げなことが常>>続きを読む

帝都大戦(1989年製作の映画)

1.7

前作『帝都物語』が凄まじかったのでその勢いで二作目も鑑賞。こちらは実相寺昭雄版の外連味を漂白したアイドル映画という側面が強くて昭和から平成へという感じがした。それでも怪奇・グロ描写はバッチリ。電柱の上>>続きを読む

帝都物語(1988年製作の映画)

5.0

おそらくほとんどの場面がセットで撮影され、特殊効果もコンピューターなしで作られているのだが、それが架空の、映画の帝都東京の凄まじいリアリテイになっている。2019年は大友克洋のAKIRAの年と言われて>>続きを読む

平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

3.0

獣や、魑魅魍魎と人間たちとの境界線が多摩ニュータウンにあった頃のお話。
理想を追い求めてああでもないこうでもないと侃侃諤諤の議論をしたり、仲間たちがやがてバラバラになってそれぞれ死に行ったり道半ばで諦
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ジャンヌ・ダーク(1948年製作の映画)

2.1

さすがに裁判シーンではカール・ドライヤー『裁かるゝジャンヌ》を意識したようなクローズアップが多い。バーグマンが美しい涙を流すシーンでは『裁かるゝジャンヌ』を映画館で観て涙するアンナ・カリーナの姿が想起>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃに大名作というわけではないけど確かに低予算でよく作られているという作品だった。
俳優たちがみんな見るからに自主制作映画とか小劇団とかに出てそうなルックスで、世に出てない無名の人たちが作り出
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

4.3

大人のドラえもんオタクが考えた最強のドラ映画って感じだった。デジャヴか?ってくらいこれまでの大長編で繰り広げられたシーンが織り交ぜられている。大長編でおなじみの道具、テキオー灯やらほんやくコンニャクや>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の宝島(2018年製作の映画)

2.0

壮大な親子ゲンカ。悪かないけど「誰も悪い人はいなかったんだ。ただ些細なことですれ違ってしまったんだ」的な人間ドラマに収束してしまってる感。ラストは反射的に泣いてしまうが…。映像が綺麗なのとミニドラが活>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の恐竜2006(2006年製作の映画)

5.0

水田わさびドラになって過去作リメイクが始まった第1作目。名作として名高く誰もが思い入れを持って観ていた作品を藤子・F・不二雄へのリスペクトたっぷりにアップデート。芸能人のキャスティングもいやらしくない>>続きを読む

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(2016年製作の映画)

4.9

ラストののび太のママの表情とセリフに泣かされる。タイムマシンを使ったのだから家出していた時間はほぼないにもかかわらず、ママは家出息子が無事帰ってきたことをわかっている。
お子さんと一緒に視聴する親世代
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映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊(2014年製作の映画)

5.0

ジャイアン映画だった。乱暴者で勇気があるジャイアンがみんなの見ていないところで人知れず心悩み、涙を流している。劇場版ジャイアンはカッコいいというのが定説になっているけど、劇場版だからこその普段のジャイ>>続きを読む

ドラえもん のび太と夢幻三剣士(1994年製作の映画)

3.5

男装しずかちゃんが観たくて。
ねじまき都市の次に観ると構成の粗が気になるけどそれでもどうしてやっぱりアヤシゲな魅力に満ちていて何度も見返したくなる作品だ。
ファンタジアのミッキーを彷彿とさせるドラえも
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わらの犬(1971年製作の映画)

5.0

ネットフリックスで再会して久しぶりに観たが震えるほどすごい映画だ…。
男性として生まれたそれだけで暴力に抗い、そして巻き込まれていく。自分がどうこうではなく、理解し合えることのない圧倒的な他者によって
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ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記(1997年製作の映画)

4.8

子供の時ぶりにみたらドラえもんも子供たちもぬいぐるみたちもほんとにかわいくてそれだけで涙してしまう。
当時コロコロで連載している時、ちょうどのび太が大地われに落ちるところで「次号からドラえもんはお休み
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.6

終わった後キャスト確認すると凄い人ばっかり出てたんだなとびっくり。スコセッシが日本を舞台に撮るってなったらそりゃそうか。
我々のしたことに意味はあったのだろうかとパードレたちは自問自答して余生を過ごし
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.6

ローグワンの人たち全滅してるの切ないな。安易に恋愛とか絡めてこないのがよい。最後にファンへの大サービスでベイダー卿のカッコいい仕草全部のせしてて笑った。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.7

スピルバーグのポップカルチャーとギークに対する優しい眼差しをふんだんに織り交ぜた胸熱な一作。警察来て悪いやつ捕まって大団円エンドってほんと贅沢なものみたな〜って気持ちになるよね。スピルバーグお決まりだ>>続きを読む

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

2.5

井浦新、あんまり似てないけどな〜と思いながら見てたけどだんだん三島に見えてくる!喋り方とか立ち姿とか完コピなんじゃないだろうか。理論武装した左翼にフルボッコされながらも自分の美と理想を追い続ける三島の>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.0

セリフが全部歌で通すのはミュージカルでも珍しい。愛を囁き合うのはもちろん、借金で生活が苦しいみたいなのも歌にしてるからかなり珍妙で笑ってしまった。
ミシェル・ルグランの荘厳でものものしい音楽にフランス
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

1.4

10代の頃に観てたらそれなりに感動してたかもしれないけど今みるとオカンの目線でしか観れなかった。オカンも周りの大人が言ってることも正論でしかないし、ジミーが痛すぎて。最後憧れの存在エースのバイクを崖か>>続きを読む

男はつらいよ(1969年製作の映画)

1.6

流し見。
画面みてなくても話の内容がわかる脚本に演出。失恋して「ガーン」ってSE入るの笑っちゃった。寅さん人の話聞いてないし自分勝手でまともにみてるとイライラしてくるな。今の時代だったら絶対炎上案件だ
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