wtnbmghさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(1998年製作の映画)

4.2

ハリウッド映画的な活劇におバカギャグもてんこ盛りで楽しめた。三石琴乃さんのセクシーシングルマザー役もよい。
しんちゃんのイマジネーションの象徴であるぶりぶりざえもんがみんなを救うという展開は涙なしには
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

2.3

伝記映画らしく派手なドラマはないがサリンジャーの人生を振り返るのにはちょうどいい。
ライ麦畑にこんなにも時間がかかっててバナナフィッシュのほうが先だというのは意外な感じがする

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年製作の映画)

3.5

原恵一がメガホンをとった最初の作品でありひまわり初登場。
この作品からわたしはリアルタイムでみなくなったらしい。これまでの劇場版とくらべると渋く一気に大人っぽくなった印象。しんのすけの兄としての成長と
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クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

3.9

この作品が一番繰り返しみていたかもしれない。トッペママペットかわいい。髪型とかネコミミみたいにでてるねじまきとか、飛ぶ時のSEでラムちゃんを想起。と思いきやス・ノーマン・パーの声は諸星あたるだ。
前半
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クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(1995年製作の映画)

4.1

これも何回もみてたはずなのに全然忘れてたなあ。改めてみるとめちゃくちゃすごい。監督の本郷みつると設定デザインの湯浅政明、演出の原恵一のセンスが前二作品以上に活きてる。背景美術の美しさや作画、BGMもよ>>続きを読む

クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(1994年製作の映画)

3.5

みさえとひろし仲良い。すきあらばイチャイチャしてる。美声も披露してるし。エンドロールでは本編では描かれなかった王宮でのパーティーの様子とかしんのすけとスンノケシ王子がゾーさんやってるところとか静止画で>>続きを読む

クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(1993年製作の映画)

4.0

子どもの頃何度もみたはずなのに断片的にしか覚えていなかったしんちゃん映画一作目。
セル画が美しいね。ディック・ブルーナのような震えた線もたまらない。作品的にはそんな感じじゃないのに駄菓子屋のシーンとか
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クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(2010年製作の映画)

1.5

大人になったしんちゃんたちがみれるというのでワクワクしながら観た。こんなに最高の題材を与えられていながら全くいかせてないのもったいなすぎ。大人しんちゃん出し惜しみし過ぎだし結果子どもしんちゃんと大人し>>続きを読む

プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角(1986年製作の映画)

4.3

さすがにスクールカーストの描写が丁寧。学園ものの定番が詰まっててかつファッションも音楽もエイティーズで楽しい。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.7

タイトルが特撮映画のようなB級ホラー映画のような雰囲気なのウケるな。三島由紀夫と芥正彦の言葉の応酬がスリリングで楽しかった。観念的な話にところどころついていけなくなるが、(実際「観念的な押し付けはやめ>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

2.3

川越のドライブインシアターで鑑賞🚗
はじまるまでのドキドキ感半端ないですね。上映スタートと共にみんなでクラクションを鳴らすのも楽しい体験でした。
さて、肝心の内容はというと、結構B級感漂うSF。トゥル
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.3

「絵やん」「絵なんよ」
と千鳥のやり取りを何度も繰り返しながら観てしまう一本。
タジオは美そのものでアッシェンバッハにとってそれは手を伸ばしても決して届かなかったというのがなんともやるせ無い。美に近づ
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若草物語(1949年製作の映画)

3.0

当時のピューリタン社会で理想とされた清貧さはみていて後ろめたいくらいなんだけどそれでも若草物語はわたしたちにとって大切な物語だ。彩度の低い画面がこんなにもかわいい。ローレンス翁にお礼を言いにいくベスの>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

評価しづらい…。でも観終わったあと感想語り合いたくなる作品であることは確か!オススメするには人を選ぶけど…。わたしは儀式・民俗学好きであるのでその描写や寓意があるんだろうなという図像やルーン文字も推測>>続きを読む

ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

3.0

『小さな恋のメロディ』のダニエルとオーンショーのようなブロマンス関係だった。
ノーザン・ソウルの歴史的背景も忠実に再現してくれているのでよく知ることができた。

ニンゲン合格(1999年製作の映画)

4.5

どちらが先かわからないけどCUREの鏡写しのような作品だと思った。運命を操る神に魅入られたかのような青年・豊とそれを取り巻く人々。豊は媒介であり、それを周りの人たちが解釈していく。このふしぎな家は一体>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.0

監督はフジテレビドラマ部門の人らしいね。わたしが好きだった「デート 恋とはどんなものかしら」も制作している。少女漫画のパロディである原作を馬鹿馬鹿しくも全力で振り切ってくれるのは好感触。福田某と並べら>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.9

舞台となる家がカーサブルータスに載ってそうなカッコ良さでそれだけで脳汁が溢れる気持ちよさがある。そしてこの室内を舐め回すようなカメラワーク!贅沢なものをみているという感覚がある。
格差を風刺とユーモア
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.5

10年ぶりに観た。岩井俊二はこの映画だけが名作だと思っている。ファンサイトの掲示板の空気感とかカタカタカタ…みたいな演出とか観てて居た堪れないんだけど岩井ジルシの光の素粒子を写しとらんとすライティング>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.4

前半ながら見し過ぎアンド顔と時系列わからなくて話についていけなくなったんだけど人間関係整理してから後半み始めたら10分くらいに感じるくらい濃密な面白さだった。観終わった後もう一度最初から観てみてもよか>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.7

観終わった後に未解決事件だと知る。すっきりしないもやもやが残るのは韓国映画らしい。
二人の刑事の対照さがよかった。理性で事件を解決しようとしていたのに最後は暴力で自白させようとしてしまうところに落ちて
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.1

残忍で非道なギャングの世界が描かれるが絵面もテンポもポップ!サントラ、おしゃれ〜。キマりまくりのエンターテイメント作品だった。

死霊館(2013年製作の映画)

4.0

THE西洋ホラーでかなり楽しめた。子供が霊をみるタイプの物語で、お母さんに助けを求めてもダメで警察に助けを求めてもダメって展開すごいワクワクするんだよな。ちゃんと大人の前でも心霊現象起きるし。強い味方>>続きを読む

鬼談百景(2015年製作の映画)

3.5

前半の4作くらいが怖かった。「どこの子」はアホっぽいけど大声で威嚇すれば霊もそんなに怖くないっていうのは救いだ(これが白石晃士が撮ったやつかと思ったら違った)。「赤い女」もよかったし「続きをしよう」「>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

自分たちのことなのに本人たちが置き去りにされながら物事が進行して行きそれを眺めるしかない状況におかれる裁判のシーンがなんだか象徴的だった。派手な見せ場はないけど状況の描写がいちいち丁寧で魅せられる。ア>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.7

スターウォーズ歴2年くらいのわたしですらめちゃくちゃ寂しくなってしまったのだから長年のファンの気持ちはそりゃもうって感じでしょうね。そんな古参ファンに寄り添うつもりでずっとルークやレイアの冒険に一緒だ>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

3.0

さいきん某スパイ小説を読んでるのと、漫画村摘発に貢献したというハッカーのインタビューを読んで興味持ってみてみた。
某スパイ小説、めちゃくちゃインスパイアされてるのでは?時代設定はまさしく合致する…。
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

エピソードがぽこぽこ詰め込まれてて重要っぽいシーンがあっさり流されるのはかえって小気味いいかも。真顔でギャグ演出する感じも笑えてよかった(シリアスムードからの爆発ドカーン!鐘にあたってゴーンみたいなの>>続きを読む

眠れる森の美女(1959年製作の映画)

3.5

デジタルリマスターでめちゃくちゃ綺麗な映像だった。CGかな?っていう手の込みよう。背景がすごい。メアリーブレアがディズニー退社前に色彩設計を手がけているらしい。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

いろいろな点でスッキリしない気持ちが残る映画だった。暗くて救いがどこにもない。現政権批判とか格差社会のリアルとかメディアサーカスに踊らされるピエロだったりいろんなアイロニーが仕組まれてて良くできた作品>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

2.5

園子温自身がこのテーマに興味を持てなくなってるんだろうなというのを如実に感じた。過去作への自己言及であったり自己撞着的でそれ以上のところへ行けてなかった。きっと全裸監督のほうがどちやかというとやりたか>>続きを読む

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

1.7

思春期特有の全能感に突き動かされ、事実全て思い通りに動かしているかのようなフェリス。フェリスの周りの人たちはちょっとした成長を遂げるけどそれもフェリスにとっての都合のいい成長だから、どうなんだろうと思>>続きを読む

気球クラブ、その後(2006年製作の映画)

2.4

園子温がかつてこんなセンチメンタルでノスタルジーに溢れるみずみずしい作品を撮っていたとは。永作博美やいしだ壱成の若さも光っていた。
「桐島部活やめるってよ」のように不在の中心人物を取り巻く群像劇であり
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震える舌(1980年製作の映画)

3.5

ベッドに縛り付けられて口から血を流して泣き叫ぶ少女。エクソシストの悪魔祓いさながら繰り広げられる医学的儀式。若い女医は儀式を執り行う姫巫女か。
サスペンスホラーの手つきで闘病記が進行する。音楽がわかり
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.0

いい歳したオッサン二人のブロマンス映画でありロードムービーであり差別やセクシャルマイノリティについての問題にも想いを馳せる一本。タイトルは黒人のための旅行ガイドブックからきているようだけど、二人の乗る>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

2.8

蜷川実花解釈の太宰治。そんなに自分と離れてない太宰像でした。小栗旬は今まであまり好きになれない俳優だったけどなかなかハマってたと思う。心にもないことを口先だけでぺらぺら喋る感じや白けるのが怖くて面白く>>続きを読む