wtnbmghさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.7

結構笑えないブラックジョークな感じなのにそれをキッチュでドリーミーにやっているのがすごい。セリフや衣装がいちいちオシャレで楽しい

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.8

ハンフリー・ボガード版とはまた違ったフィリップ・マーロウ像。でも声質とか喋り方とか似てるかな?とにかく洗練されててお洒落。音楽もインテリアもロケーションも素敵。始まり方と終わり方がかっこよすぎるのでそ>>続きを読む

霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

2.9

西欧の交霊会と日本の百物語の風俗を掛け合わせたような雰囲気。そこにポリシェヴィキときたものだからこれはもう悪魔合体という他ない。

それから(1985年製作の映画)

3.0

森田芳光がこんな静謐で芸術性の高い作品を撮っていたとは…。着物のスタイリングとても良き…と思ってたらスタイリスト北村道子先生でした。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

3.6

奥崎という男は戦地に心を置いてきてしまったのかもしれない…。
これぞドキュメンタリーといいたくなるような意図せざる描写の連続で痺れてしまう。そのカメラという視点が奥崎に「これは正義である」という自信を
>>続きを読む

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

3.8

キッチュでキュートな映像。中井貴一の住んでるマンションがめちゃくちゃオシャレ。オーバークックばりにハンバーガーをワンオペで作るシーンを長回しするのあまりにも好き。

さらば映画の友よ インディアンサマー(1979年製作の映画)

5.0

原田眞人のデビュー作。こんな青春っぽい甘酸っぱい作品がフィルモグラフィにあったなんて…と思っていたら予想外の方向に転がって…?人生ベスト級に好きな映画かもしれん。映画に生き、映画に死んだ男…。気のいい>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.0

原作の熱心なファンではないけど楽しめた。オリジナルストーリーながら原作のティストをよく表現できていると思った。所謂シティハンター的な要素(冴羽遼のキメるときはキメる感じ、モッコリギャグ等)以外にも同時>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

2.8

家族に映画史上最もカワイイ濡れ場だから観て!!と言われて観た。
マニックピクシードリームガールとしての伊藤沙莉ちゃん100点。
森山未來もすごく良くて20代から40代の男性というのを演じきっていた。た
>>続きを読む

の・ようなもの(1981年製作の映画)

4.8

なんというシティ感。シティポップだしスタイリッシュだ。オフビートで終始脱臼して進むアート映画かと思いきや決めるところではキメるこのセンス。作りたくてもこんな映画そう簡単に作れるものじゃない。それをこの>>続きを読む

ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

2.5

澁澤龍彦の犬狼都市大好き芸人としてはずっと気になってた映画。
逆ジャングルブックだった。逆でもないか。
狼が人間の子供を育てたって逸話があるなら恋人のように過ごすことも可能…なのか?群れ(家族)で暮ら
>>続きを読む

ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード(2017年製作の映画)

3.0

「割れ目」という名を持つガールズバンドのドキュメンタリー。全てのガールズバンド、そしてフェミニスト達はこの「割れ目」から産まれたのかも知れない。

江戸川乱歩の 陰獣(1977年製作の映画)

3.0

アヴァンギャルド、エログロをやるのに江戸川乱歩ってうってつけの題材なんだろうなぁ。話の筋は退屈だけどなんせ画面が美しい。

デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)

2.8

メッセージ性が強い。というかメッセージしかないので結構退屈で地味なんだけどよかった。そりゃ泣いてしまうよね。

D坂の殺人事件(1997年製作の映画)

5.0

みたかったやつ〜。
江戸川乱歩×実相寺昭雄=最高。最高にならないはずがない。この妖しい陰翳礼讃な美意識が本当に好き。ミステリーと謎解きが物語の軸としてはありながら様々に倒錯していく人々…。
自らを縛っ
>>続きを読む

無垢の祈り(2015年製作の映画)

4.8

胸糞と言われてて観る勇気がなかったけど最近の平山夢明先生のラジオ等での発言で気になって観てみた。
結果、観て良かった〜。
自主制作だけど所謂自主制作的な観てらんない感がないクオリティの高さ。京浜工業地
>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

2.5

あらすじみて絶対好きなやつ!と思ってたけどいざみたら期待しすぎた感。可もなく不可もないかな〜。映像の綺麗さとかキャストの豪華さはソフィアコッポラ印。
もっと狂わされるところをみたかったので物足りなかっ
>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.0

デジタルリマスターで綺麗になってるんだろうけどそれでも白黒映像と音割れする音響の持つ怪しさが堪らない。
もっと安っぽいのかと思ってたけど全然今なお視聴に耐えうるクオリティの高さ。

リング(1998年製作の映画)

4.0

久しぶりにみてもやっぱり怖いし面白い!されこうべや井戸といった小道具が作り物っぽくないのが凄いなと思う。静子の鏡のシーンは今みてもトラウマ。ブラウン管テレビへの映り込みとか鏡面に何か映っていることのド>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

3.1

評判悪いみたいだけど結構好きだった。
これ、洒落怖でみたことある!っていう既視感あるエッセンスを色々詰めてるのが楽しかったし憑物筋とか被差別部落、ダムに沈んだ村、ウブメ、村に伝わる童歌といった要素を結
>>続きを読む

猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.3

英題『The cat returns 』っていうんだ。キッズリターンみたいでかっこいいな。
バロンは数あるジブリヒーローの中でも一番のお気に入りと言っても過言ではないかも知れない。
カリオストロ的な花
>>続きを読む

魔術師(1958年製作の映画)

4.0

魔術師とはすなわち科学や権威や制度からこぼれ落ちた者たちでベルイマンは彼らに映画の中で祝福を与える。
魔術師一味がなかなか魅力的。

叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.7

壁紙も絨毯も何もかも真っ赤な部屋で起きる一連の出来事は言うならば『赤い館の謎』か。テーマとしてはパゾリーニのテオレマのように貴族階級と労働者階級の生き方の違いを赤と白のコントラストと共に対比しているよ>>続きを読む

プライドと偏見(2005年製作の映画)

2.3

ドラマ版観た勢いでこちらも。
ダイジェスト的に見所だけ抑えているので登場人物の心理描写は物足りなく感じる。こちらのミスターダーシーは高慢というよりはコミュ症のオタク君という感じで素直に最初からリジーに
>>続きを読む

三つ数えろ(1946年製作の映画)

2.9

人間関係が複雑で「つまりどういうことだってばよ」映画。途中で何がどうなったか説明してくれてちょっと理解が追いついた。ハンフリー・ボガード演じるフィリップ・マーロウがカッコいい。

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.8

日常から非日常への移行が結構ヌルッとしててそれに乗るのに戸惑ってしまったかも。力技な展開にも。でもこの力技がしんちゃん映画って感じもする。
異色作は高橋渉監督作品の特徴かな。ヒロインの雰囲気もカンフー
>>続きを読む

海辺の生と死(2017年製作の映画)

4.0

『死の棘』の島尾敏雄と島尾ミホの最も美しい季節を描いた作品。奄美の自然や島唄が二人のロマンスを彩っている。しかし戦局が悪化する悲壮感と二人がその後辿る人生を知っているからこそ逢瀬の時間はどこか哀しく不>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.0

ウイットな会話を楽しむロマンティックコメディ。雨に濡れるティモシー・シャラメがセクシーです。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.0

観てない名作を今更観るシリーズ。話の筋を全く知らなかったのでスカッとジャパンじゃん!って叫んでしまった。主人公はわらの犬のダスティンホフマンみもある。あとカイジとか福本漫画的な圧倒的準備力による煮湯を>>続きを読む

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

2.6

シナリオゲームみたいでなかなか面白かった。一通りのエンディングをみれたとおもう。分岐がややこしくてどのルートを辿ってるのか途中からわからなくなってくる。主人公自身も全てのルートの記憶を保有してる?と思>>続きを読む

THE COLLECTORS~さらば青春の新宿 JAM~(2018年製作の映画)

3.7

ジャパニーズモッズとコレクターズの歴史についてのドキュメンタリー。
日本にモッズが輸入されてそれを日本語詞でかつポップに、なコレクターズの曲が「こんなのモッズじゃない!」と一部から反発されたというエピ
>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

サブタイが示すように家族についての映画だった。日本でゴッドファーザー、アイリッシュマンを撮るなら、という裏テーマもあったのかもしれない。親父の最後のセリフが「家族を大切に」で家族はもういないんだよ〜😭>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.1

全員片想いで全員が各々気を回していてその詰め方・撮り方が繊細でよかった。視線で表現するあたり。登場人物全員こういう人は居るよな〜と思ってみてた。20代で観てたら憤死していたことと思うので助かりました。>>続きを読む

八甲田山(1977年製作の映画)

1.0

若い頃の北大路欣也かっこいい。目力すごい。原作自体が史実とはだいぶ脚色加えられてるらしいからそのあたり改めて確認したいと思った。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

2.2

オリジンガンダム観たのほぼはじめてだけど台詞回しが面白くて楽しめた。ブライト艦長は「何やってんの!」が口癖でアムロは「エゴだよそれは」が口癖なのか。
ふーんエッチじゃん、と思いながらみてたクェスちゃん
>>続きを読む