まことさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

まこと

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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

「ママは怒る理由を探してるの」
キスしたあと走る…
いやこれ『(500)日のサマー』すか?
主人公の痛々しさは『スウィート17モンスター』のようでもあるし『ウェルカムドールハウス』みたいでもある。
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SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)

3.3

「命の価値は」
ワイのヒーロー、トニー・ジャーの扱いが…

ストーリー×、アクション◯……あれどこかで聞いたことがある……🐦


だいたい香港映画は謎の臓器密売組織出すぎや。姿形を変えて毎回出てきとる
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来る(2018年製作の映画)

4.4

「怖いでしょう?」
いや、『ヘレディタリー』よりよっぽど怖いやんけ!!
というか怖さの質が別物。
私はこのジャンル大丈夫だけど、異形ものとしては『リング』とか『呪怨』と同じカテゴリーのようにも思うから
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.0

「ずっとデートしてないから手順を忘れちゃった」

終盤にダンスシーンがある映画に外れがあるわけないでしょーが!!

恋愛映画と一応カテゴライズするけど、邦画のチープさと違って何でこう映えるんだろうね。
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.2

「家族で協力しなければいけないの」
何とも言えん。
何とも言えんよ。


単純なホラーにあらず、ストーリーや伏線の数々は一回観ただけじゃ分からず。
公式サイトに『一度観た人向けの解説ページ』があるなん
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.8

「僕だけが君を救える」
良い映画には特徴的な"色"があると思ってましてねぇ。
キタノ映画における青とか小津映画における色調とか(すんません、小津映画に関しては割とニワカ)

この映画も印象的な色がいっ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.4

「私が母親失格って言うの?」
観てから数日経っても中々言葉を紡げず、難産なレビューだった。

やはり比べられるのは「万引き家族」になるのかなぁ。
ただこっちは監督の強い意向だと思うんだけど、辛いシーン
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.2

「好きなことを諦めるなんて」
今年は熊が主役の映画から有難い説法を頂きますなぁ。
プーさんよりこっちのほうが説得力ある気がするよ。

出てくる人みんな良い人。
刑務所にいる古いパパに会いに行くシーンは
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

「Queenは定義できない」
前もって言っておくと、亡くなった父の英才教育もあり昔からQueenは好きで、ブダペストLIVEのVHSはツメを立ててテープが擦りきれるほど観た(平成っ子は分からない単語ば
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.5

「愛がなければ私は何者でもない」
劇場鑑賞以来久しぶりに。

やっぱ凄いよ。園子温監督。
作品それぞれテイストが違うけど、これが一番好きかも。いや『冷たい熱帯魚』も好きだけどアレを人に勧めると大切な何
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.5

「スマホは宝物にもなるよ」
今年のワースト映画5本のうちの1本。
悪いとこあげれば枚挙に暇がないけど、後半の遊園地シーンは、久しぶりに映画観ていて苦笑いした。
何でそんな切羽詰まった場面なのに長いこと
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華氏 119(2018年製作の映画)

3.5

「"ドナルド・トランプ"は急に降って沸いたわけじゃない」
新事業の開始が中々進まなかったり、プライベートがゴタついたりで一ヶ月も映画館に行けなかった。
3回分映画がタダで観られるポイントが貯まってたの
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.3

「あんな女性、初めてだ」
なんやこいつ、すかしとる癖にヤることしか考えてないやんけ!

ま、男なんてそんなものなんでしょう…あーやだやだ。



しかしこの監督は女性にトラウマでもあるのかね。
『(5
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.5

「おめぇ…キレェだなァ…」
今年一番の問題作だろうけど、これは完全に私向きの映画だった。吉田監督は今年公開の「犬猿」もそうだけど、いちいち最高。


前半と後半でガラッと雰囲気が変わり、扱っているテー
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.6

「子供を守って」
最高!!!!!!!!
怖いのが苦手だから観ないって人はめちゃくちゃもったいない。
怖くないから絶対観たほうがいい!
いや、死ぬほどドキドキするけどね。


ほんのわずかな音すら出せな
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監督失格(2011年製作の映画)

4.5

「監督失格、と言われた」
━AV女優の林由美香と不倫関係にあった平野監督が久しぶりに彼女の家を訪れたら、彼女が自宅で亡くなっているところを偶然おさめることになった━

こんなショッキングなドキュメンタ
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.8

「映画って本当に難しい」
白石監督の最新作!全国に先駆け、先行上映で観てきた。監督と主演の門脇麦さんと一緒に食事出来たのはずっと自慢できる。


白石監督が若かりし頃、助監督として弟子入りしたのは若松
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ガチ星(2018年製作の映画)

3.9

「もがけ」
私もたいがいダメなとこ多いけど、この映画の主人公ほどじゃない。

40代ダメ親父の再生物語……とまではいかないけど、あまりのダメっぷりに笑いを通り越して軽くイラッとしてしまう。特に女性は堪
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

5.0

「僕が喋りすぎだって?」
念願の鑑賞。この映画を観るために地方の映画祭に参加した。
私のオールタイムベストにランクインしたのは久しぶり。超ド級の名作。



寂しさにも色んな形がある。
失恋したりパー
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.6

「それは"風船"より大切なの?」
ブラック会社や働き方改革とか言ってるお偉いさんたちはまずこの映画を観たほうがいいんじゃないっすかねぇ。


今日は何の日?
今日は"今日だよ"

ロンドンの街並みを熊
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

4.4

「あの時代は女子高生を中心に回っていた」
今年一番泣いたかもしれん。
いま日本でこの内容をここまでポップに、華々しくエモく描けるのは大根監督だけだと思う。
大根監督は本作に自信を持ってるらしく、当たら
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.2

「異星人。ウーピー・ゴールドバーグみたいな感じ」
↑このセリフ、ウーピーに怒られるんちゃうか…いや、確かにウーピーもプレデターもドレッドヘアーだけどさ。


待望のプレデターシリーズ。ポスターが死ぬほ
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学校の怪談(1995年製作の映画)

3.7

「廊下は走るなよ」
この映画を子供時代に劇場で観たという方、完全に私と同年代です。仲良くしましょう。


夏も終わるし、たまたま目に入ったから借りてみた。小学生以来だからもう◯◯年以上前よ!
意外と内
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

「8歳の女の子は地獄耳だな」
ハゲvsサメ!
ステイサム×サメというカレーにトンカツを乗せた豪華な一品…だったハズだけど、やっぱりというか案の定な出来じゃった。

そもそも、サメ映画って日本未公開も含
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.8

「ずっと長い夢を見ているみたいだった」
人によって是非がハッキリ分かれると思うけど、私は今年のベスト級。
ここまで人の感情を揺さぶる大人の恋愛映画って邦画では初めてじゃないかな。

監督の前作「ハッピ
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.4

「一丁上がり」

うーん、実に一言。
ハネケやねぇ~…

タイトルの意味も、そしてそれが誰に向けられたものかも、そしてSNSに依存しきった現代社会の不安定さも全て、観ているあなたで考えなさいよ、と放り
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.6

「9番目の人生はこれまでで一番最高だ」

親は選べないし、子供は選べないけど、どんな子供にも愛される権利はある。
「未来のミライ」よりよっぽど子供のことを好きになれた。
でもやっぱりウチは夫婦二人でい
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.3

「ローガンにしちゃ上出来」
これ面白ー!!

みんなが(特に男が)ワクワクする脱獄モノ&泥棒モノ。
どっちか一つだけでも面白いのに二つもやっちゃうんだから贅沢だわ。しかもこのキャストで。


誰か死ん
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タンポポ(1985年製作の映画)

4.4

「熱くないラーメンはラーメンじゃない」
映画の冒頭、ヤクザのような男が女性と一緒に映画館に入り席に座るなりこちらに問いかける。
「よう、そっちも映画観てんのかい」
「映画館でポテトチップスやセロハンの
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未来のミライ(2018年製作の映画)

1.5

「なんにでも最初はある」
この作品を好きな人には申し訳ないけど、死ぬほど合わなかった。
途中で出ようかな…とさえ思ったのはここ数年記憶にないや。


私の好きだった「時をかける少女」「サマーウォーズ」
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.9

「同姓の友達が少ないの」
「ゼログラビティ」では宇宙で離ればなれになったサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが兄妹になっている、という設定にニヤっとしたのは私だけでしょうか。


シリーズは全部観
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羊の木(2018年製作の映画)

3.8

「知りたいから付き合うんでしょ」

中盤までグイグイ引き込まれて、これどうやって最後落とすんだろうかって思ったら全く想像してない展開だった。

「あゝ荒野」のバリカンけんじみたいな床屋の彼が一番印象に
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マンハント(2018年製作の映画)

2.5

「そういえばまだ挨拶してなかったな」
演出、古っーー!!!!!!



回想、しつこー!!!!!



スローモーション、相変わらず多いー!!!!



鳩ォー!!!!!!!!!!!!






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劇場版 アイドルキャノンボール2017(2017年製作の映画)

4.3

「だって、撮るのが仕事でしょ」
2014年に公開された「劇場版テレクラキャノンボール」に衝撃を受け、それ以降シリーズ作品は絶対に追おう、と心に誓った。
まだ観ていない人は是非「テレクラキャノンボール」
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.6

「ずっと一緒にいてくれる?」
古来より、付き合っちゃいけない彼氏の職業の3Bというのがありまして。
すなわち【バンドマン】【美容師】【バーテンダー】だ。

バンドマンに恋しちゃうとどうしてこうなるのだ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

「覚悟は決まったわ」
しばらくナポリタンとグルグルバットを見ると笑ってしまうかもしれない。

ホンマにこの監督の奇才だわ。
だいたい前作の「独身は動物になる」って設定もワケわからんのに、今回の設定もワ
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