山内さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

山内

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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

4.0

撮影が天才的。
貴種流離譚。
貴種2人の聖性が剥奪される直接の契機である強姦魔の描き方が俗悪で陳腐なのはメタ的な層でも聖から俗への転落が起きているから、と好意的に見れば言えなくもない。
和歌山にすごい
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ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ(2015年製作の映画)

4.0

コインランドリー。様々な衣服が丸い洗濯機の中に投げ込まれやかましく混ぜ合わされている。そのすぐ横で楽器ではない謎の皿とか食器を使って演奏をしているおばさんとおじさん。そのよくわからない音楽を聴く観客た>>続きを読む

目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

3.5

パッと付けてみるのにちょうどいいエンタメ感と質の高さでした。

ザ・リバー(2018年製作の映画)

-

不自然さが、抑制されたモンタージュと固定されたカメラとによって奇妙な調和をなし、独特な世界を作っていた。
自転車を飛ばして観にいったら疲れて寝た。話わからん。最悪だ。

富江(1999年製作の映画)

3.5

富江に纏い付く流動性や転生のイメージを水のイメージに託し、それを主人公が炎による身体性の破棄と写真による定着とによって解決し、富江と一体化していく物語。たぶん。そんなことはないかもしれない。

ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

ヤクザが沖縄の海で遊ぶ映画が傑作じゃないわけがない。

アオハライド(2014年製作の映画)

-

たまには劇物飲まなきゃな。
東出昌大かっこいい。でけえ。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.8

感動。
どちらさんですか、というセリフのさりげなさとちょうど良さ!
日本語が母語だとたまーにいいことがある。

あまねき旋律(2017年製作の映画)

5.0

画面がめちゃんこ綺麗。説明的でなく、監督の手つきや主張があまり見えないのに、見やすいというバランス感覚がすごい。手や動作のクローズアップからロングショットへの切り替えのリズム、インタビュー挿入の間が丁>>続きを読む

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

-

手手手。それに目。
スリの手つきが美しく官能的。
よく修練された演技。
背を向け立ち去るが、扉は閉じられない。檻の中に入れられてようやく辿り着く。スリはコミュニケーションで、捕まりたかったのかもしれな
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バンパイアハンターD(2000年製作の映画)

2.5

ストーリーなんて飾りだ、綺麗な絵を動かして中二バトルがしたいだけなんだ、という気概が見えてとても良い。

シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.0

シザーハンズの住む城の階段の発想がすごい。一見螺旋階段に見えるけど、撮る角度を変えると直線になる。異形な姿にまっすぐな心。
触れたら傷つく。ハサミがあってもなくても。

按摩と女(1938年製作の映画)

4.7

多幸感やばし。
温泉宿行きたすぎる。
ガキに別れの挨拶行かせた後、おっさんがタバコ吸って待ってるところの間が気持ちいい。
雨、女、着物、傘、橋という約束された勝利。

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

-

どうしたって泣いてしまう話がある。
たぶん友達についての話だからだと思う。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.0

画に手間がかかりすぎてて、ずっと観てられる。あの城動かすのどれだけ大変なんだろう。作画班...。ハウルかっこよ。中の人がキムタクなのも良い。夢が壊れない。

夏休みの金曜ロードショーとかいうめちゃんこ
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.0

ダンスホールとジョージアを待つチャップリンとの平行モンタージュで高められた感情が、扉を少し開け、外を見つめるチャップリンの横顔のクローズアップで頂点に達する。めっちゃ感動した。
笑わせといてこれができ
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蜂の巣の子供たち(1948年製作の映画)

4.5

ずらかるって良い言葉だ。今後使おう。将来の仕事場とかで。
山登りのシーンは理屈を超えて観るものに何かを了解させる力がある。

キートンの蒸気船/キートンの船長(1928年製作の映画)

5.0

最高。
アメリカって国はすごいわ...
幾らかかってんだ...
後半のテンポと発想がダンチ。
デビルマンの後だから面白さが10割増しくらい。サンキューデビルマン。

デビルマン(2004年製作の映画)

1.0

エンドロールの長さに胸を打たれる。
平均1.5点は伊達じゃない!