夢野猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

2.0

いきなり、おっぱい〜(笑)

冒頭、前衛演劇の様なシーンから始まり少し面食らいました(笑)

石井監督作品はそんなに観ていませんが、どうやらこの監督さん「食う為に仕事として撮る映画(勿論、其れなりに“
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くちづけ(2013年製作の映画)

4.0

軽くて重くて痛くて哀しい作品。

元はうーやん役の宅間孝行脚本の舞台劇。
場面の大半が「ひまわり荘」一階のリビングで進行するので、舞台の芝居を舞台に立って観ている感じがする。

キャストは豪華とは言い
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.0

B級カルトホラー映画。

ポーの「モルグ街の殺人」を元ネタにしている様な臭いがプンプン漂う、異形復讐殺人作品。

終盤突然エロ化(笑)
それまでは、着替えシーンでも裸は無かったのに(笑)

今ではチー
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思春の森(1977年製作の映画)

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500レビュー記念。
【懐かしの想い出し作品】

昔々その昔、劇場で観ました。
まだ“児童ポルノ”の規制どころか、映画の年齢制限が18歳未満禁止しか無かった時代で、確か成人映画では無く一般映画として公
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.0

トランスジェンダーとネグレクトをテーマにした家族の絆物語。

トランスジェンダーのリンコが主役と言うより、11歳の少女トモが主役かな。

荻上直子監督の今までの作品と比べると、コメディ感が無くシリアス
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真白の恋(2015年製作の映画)

3.0

良い映画なんだけどね……。

意図的にだろうけど、ハッピーでもアンハッピーでも無い、観客に丸投げしている様なラストが、一寸消化不良気味。

真白の撮った写真をポイントにしている様な雰囲気なのに、画面的
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クハナ!(2016年製作の映画)

3.5

三重県桑名市。廃校間近の小学校に通う少女達の「スウィングガールズ」物語。

文科省認定のキッズムービーなので内容は軽い感じで、リストラとかの深刻な話も出てくるが深くは突っ込んでいない。

子供達の楽し
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少女(2016年製作の映画)

2.5

原作は未読。

前半、二人の少女の内面を描くポイントが抜け落ちているような気がする。

後半から終盤に掛けて、人々の関係が絡み合うのは面白いが、あそこまで絡むと出来過ぎで笑えてしまった。

処女(2001年製作の映画)

2.5

オリジナルタイトルは『姉妹』。
姉は「初めての相手は愛する男性と」
妹は「初めての相手は愛して無い男性と」
姉は美少女、妹はオデブ。
対立したり理解し合ったり。
15歳と13歳。二歳違いの姉妹の処女喪
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くるみ割り人形(2014年製作の映画)

2.5

サンリオ40アニバーサリーを記念した作品。
1979年公開の人形アニメ作品をリメイクした映画。
しかし、コレをリメイク作品と呼んで良いのだろうか。
映像は79年版をデジタル・リマスタリングして、実写の
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くるみ割り人形(1979年製作の映画)

2.5

劇場公開時に彼女と見に行った。が、オリジナルの歌が良かった事しか覚えていない。
映画館で売っていたサントラカセット買いました(笑)

リメイク版を観る前に、再観賞。

そうそう、西村晃の歌が良かったん
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くるみ割り人形(2010年製作の映画)

3.5

知ってる様で実はそんなに知らないファンタジー「くるみ割り人形」の映画。

近代のロンドン?を舞台に現代的なアレンジがなされている。

意図的にだろうが「ネズミの軍隊」を「ナチス・ドイツ」のイメージで描
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ウィッチマウンテン/地図から消された山(2009年製作の映画)

3.5

ストーリー設定に無理と言うか謎な点がある物の、ソレなりに愉しめるディズニーの娯楽SF作品。

テンポ良く展開して行くので飽きる事なく観られた。

ディズニーだからエロもグロも無いが、ソレなりにアクショ
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テラビシアにかける橋(2007年製作の映画)

3.5

明るい『パンズ・ラビリンス』にちょっぴり『マイガール』な作品。

原作は国際アンデルセン賞を受賞したファンタジー小説。

主人公の男の子。何処かで観たような気がしていたら『小さな恋のものがたり』の子だ
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ソウル・サーファー(2011年製作の映画)

4.5

プロサーファーを夢見る少女ベサニー。
大会で優勝し、スポンサーも付いて夢の実現に一歩踏み出す。が、練習中に鮫に襲われ片腕を失ってしまう。

2003年、13歳で事故に合い、現在プロサーファーとして活躍
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メモリーズ・コーナー(2011年製作の映画)

2.0

観なきゃよかった駄作。
雰囲気は悪くないんだけど………

阪神淡路大震災から15年。取材に訪れたフランス人女性記者が出会ったのは……

「地震が何故起こるか、わかりますか」と監督さんに聞きたい(笑)

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.0

劇画が原作だけあって表現が漫画的。それがシュールっぽく見えたり、ギャグっぽく感じたりします。
45年前の映画ですから(笑)

多分、公開時に劇場で観てます。年齢制限は無かったはず、いや、あったのかな(
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きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏(2005年製作の映画)

4.0

「子供と動物には勝て無い」名優がポツリともらした言葉とか。
そんな「子供」に「動物」のダブルタッグ、最強無敵作品(笑)

ストーリーとしては、田舎に引越して来た少女が人々と触れ合い、心を繋ぎ目出度し目
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二流小説家 シリアリスト(2013年製作の映画)

2.0

タイトルは二流だが映画は三流(笑)

原作が海外の小説でそれを日本を舞台に邦訳した時点で無理が有ったのかな。

兎に角、登場人物全員が「私、怪しいです」な演出はやめて欲しいな。

実は主人公が真犯人で
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ウォーターシップダウンのうさぎたち(1979年製作の映画)

4.0

原作は英国で児童文学の賞を取っているリチャード・アダムのデビュー長編作品。

危険を感じ、新しい巣を求めて旅立ったウサギ達の物語を描いたアニメ映画。

人間の姿は一切出て来ず、動物も然程擬人化されてい
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泣いたらアカンで通天閣(2013年製作の映画)

3.5

以前TVの三連続ドラマとして放映された作品を一本に纏めた物。
大杉漣追悼特番として深夜枠で放映されたので録画して視聴。

いやぁ、大阪やね。
舞台は通天閣のお膝元、新世界の一角。
ラーメン屋を営む父娘
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エクスプロラーズ(1985年製作の映画)

2.5

ジョーダンテ監督による、リバーフェニックス、イーサンホークのデビュー作品。

美形少年トリオ主演のSFファンタジー映画。

前半はソコソコ面白かったが、後半の展開が………(笑)

危な気なオッサンが登
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烏 カラス(2007年製作の映画)

3.5

アノ名作『鳥』と間違えて観た人が続出するので評価が低くなっている可哀想な作品(笑)

狂牛病が原因でカラスが凶暴化して人を襲い出す。至極真っ当なB級動物パニック映画。

突込み所は多々有れど中々良く出
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深夜食堂(2015年製作の映画)

4.0

レビューが前後するが、劇場版の一作目(笑)

三つのエピソードと全体を貫く“骨壷”のエピソードで構成されたオムニバスタイプの作品。

コミック原作の深夜枠連続TVドラマの劇場映画版。
映画と言う事で全
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ネコのミヌース(2001年製作の映画)

4.0

オランダの女流作家による同名作品が原作の子供やファミリー向けのファンタジー作品。

タイトル前の冒頭部は一寸ホラー映画っぽい(笑)

ネコが人間になってしまい、冴えない新聞記者の元に転がり込んで………
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エール!(2014年製作の映画)

4.5

3月3日は雛祭り。そして「耳の日」でもあります。
なので聴覚障害をテーマにしたファミリー物をチョイス。

家族四人で農場を営む一家。
父母と弟は聴覚障害者で主人公の少女だけが健常者。

学校の授業でイ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.0

盲目の退役軍人VSチンケな若者強盗トリオ。

物語も展開も悪く無いが、今一な感じでした。

脚を怪我しているのに全力疾走出来るヒロイン(笑)

エミリー 悪夢のベビーシッター(2015年製作の映画)

2.0

目的が判明する迄の前半は割りと観られたが、後半の展開がしょうもない(笑)

失速して盛り上がらないままで終わってしまった。

まァ、リアルっぽいと言えばリアルっぽいんだけどね(笑)

がんばっていきまっしょい(1998年製作の映画)

3.5

少年の面影が残る田中麗奈(笑)の主演による青春部活映画。

進学校にギリギリで入学したものの、今一何をしたいのか自分でも解らない少女が、女子ボート部を作り仲間を集め大会を目指す……。
有りがちな物語と
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櫻の園 -さくらのその-(2008年製作の映画)

3.0

中原監督による吉田秋生の「櫻の園」二度目の映画化。

原作の雰囲気は殆ど感じられないオリジナル展開(笑)

良く言えば原作の後日談なのだが、今一つ物語や登場人物に深みが感じられなかった。

前の「櫻の
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櫻の園(1990年製作の映画)

3.0

吉田秋生の連作短編漫画を原作にした作品。
原作のエピソードを一日に凝縮して描いている。

毎年創立記念日にチェーホフの「桜の園」を上演している女子校演劇部。
前日に部員の一人が補導され………。

コミ
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フライング☆ラビッツ(2008年製作の映画)

3.0

実話を元にした様な、実在する実業団女子バスケットボールチームをモデルにした作品だと想う(笑)

売れる前の真木よう子や石原さとみが出ていて、それなりに観られる映画だけど……。

“実業団スポーツ物”は
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七瀬ふたたび(2010年製作の映画)

2.5

原作小説の七瀬三部作では『家族八景』が一番好き。と言うか二作目の『七瀬ふたたび』で「何これ」感を感じ、三作目に至ってはタイトルすら覚えてません(笑)

で、二作目を原作にした超能力者バトル映画。

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桜、ふたたびの加奈子(2013年製作の映画)

3.0

泣かせるホラー(笑)

小学校入学式の日に娘を交通事故で亡くした夫婦。
妻は娘の死を受け入れられず自殺しようとするが………。

原作は新津きよみのホラー小説で、娘を思うあまりの母親の姿がかなり怖かった
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天の茶助(2015年製作の映画)

2.0

「SABU監督によるSABU監督の為のSABU監督の映画」
原作⚫脚本⚫監督と一人三役で自己完結している様な作品。
出演していないだけマシかな。

“人の運命は天の脚本家が書いた脚本で左右される”
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幻の光(1995年製作の映画)

2.5

是枝監督の劇場映画デビュー作品。

宮本輝の小説を原作にした文芸映画で江角マキコの映画デビュー作品でもある。

突然自殺した良人に対する晴れない想いを抱きながら生きて行く女性を描いた映画で、ドラマと言
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