夢野猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

エクステ(2007年製作の映画)

3.5

追悼レビュー三作目はホラー。

今回大杉漣が演じているのは“イッちゃった人”
主役では無いけど、栗山千明と並ぶW主演ですかね(笑)

監督は園子温。
個人的には若干肌に合わない監督さんです。
それでも
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

2.5

追悼レビュー二作目。

視覚障害の娘を持つ一流?企業の社長役として登場。若干強面系の役(笑)

作品自体は何処かピントが定まらないラブコメって感じだった。

カエルと森山良子の怪演が(笑)

eiko[エイコ](2003年製作の映画)

3.0

良い役者が、また一人逝ってしまった。
強面から情け無いコミカルなオジサンまで、幅広い役をこなし。TVではドラマだけでなく、街歩き等のバラエティ番組で役者とは違う顔を見せる。
大杉漣66歳……早過ぎると
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続・拝啓天皇陛下様(1964年製作の映画)

3.0

前作で主人公を死なせてしまったので、続編ではどうするのか気になったので観てみた(笑)

内容的には前作と同じく、天皇陛下を盲信的に敬愛する男の話しだが、新たな主人公による舞台を関西に移した戦後パートメ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

5.0

聴覚障害の有る女の子と健常者の男の子の恋愛物語。
『レインツリーの国』みたいな映画だろうと思ってましたが違いました。

確かに青春ラブストーリーでは有るのですが、根底に有ったのはもっと重い、ズッシリと
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物置のピアノ(2012年製作の映画)

4.0

将来に対し不安を抱える福島の女子高生を軸に展開する家族の物語。

制作途中で震災が起こり、制作中止となったが、地元民の希望も有り震災からの復興を組込んだ物語として制作が再開された作品らしい。

堤幸彦
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夏休みの地図(2013年製作の映画)

2.0

広島を舞台にしたドキュメンタリーなのかドラマなのか、中途半端な作品。

夏休みの宿題で「自分の街の地図」を描く事になった少年の話し。

登場人物の大半が素人で、「ガラクタマン」や家族をめぐるドラマに、
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夏時間の大人たち HAPPY-GO-LUCKY(1997年製作の映画)

3.5

「逆上がりが出来ないと駄目な大人になる」
御免なさい、逆上がり出来ません(多分 笑)

夏休み前の少年の日常に、両親の子供時代の思い出を搦めて描かれる、ほのぼのとした物語。

成長物語とか社会風刺とか
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盲獣VS一寸法師(2001年製作の映画)

2.0

監督の遺作で有り、リリー・フランキーの初映画初主演作品。

江戸川乱歩の「盲獣」と「一寸法師」を絡め合わせ同時進行の事件として描いている。

監督の個人プロダクション製作で、低予算作品(其の割には出演
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盲獣(1969年製作の映画)

3.5

監督も凄いが脚本や美術が凄い。
残念なのがキャスティング(笑)
悪いわけでは無いが、微妙に下手に感じる。

緑魔子は妖艶な存在感がある物の台詞回しが下手。
若き日の“崖の上のヒト”は盲目の演技が凄い(
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ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール(2001年製作の映画)

3.5

オリジナルタイトルでは単に“女優”となっているのに………。

一般人の夫に有名女優の妻、と言う夫婦のラブコメディ。

“あるある”ドラマですね。

女性はボカシが入っているのに、男性は……(笑)

シャルロット・フォー・エヴァー(1986年製作の映画)

3.0

酔いどれ親父が綴った、哲学的文学的散文的な危ない父娘の日常。
若しくは、セルジュ監督による「俺様凄い、娘も凄いだろ」映画(笑)

「眼に入れても痛く無い」とか「猫可愛がり」「溺愛」とか言いますが、まさ
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小さな泥棒(1988年製作の映画)

3.0

トリュフォー監督の脚本を元に『なまいきシャルロット』の監督が脚色して、シャルロットを主演に映画化した作品。

『なまいきシャルロット』が現代的な“少女”を描いているのに対し、1950年を舞台にした“少
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なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.5

少女のお尻は可愛い(笑)

13歳……子供から大人へと変化して行く少女。
自分でも理解出来ない、苛立ちや戸惑い。
そんな少女の姿を描いた思春期映画の秀作だと思う。

冒頭の高飛び込みシーンで、皆は出来
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老人Z(1991年製作の映画)

4.0

大友克洋の原作、脚本、メカデザイン。江口寿史のキャラデザイン。美術設定には監督デビュー以前の今敏。

25年以上前に作られたアニメだが、既に老人介護問題を予見している内容の作品。

スラップスティック
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テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

3.0

「ラスト10分の衝撃映像をあなたは直視できるか」
直視できないですね。POVの弱点、アングルグダグダブレブレ光量不足ですから(笑)

入りはシリアスな医療レポートドキュメンタリーなのでPOVなのも理解
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ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国(2010年製作の映画)

3.5

笑った笑った。
ハーロックにファイヤーマン、ミラーマン、ガンダム、スペースゴジラ。
極めつけは宇宙船。登場時点で変形するとは思ったが、「叫べナオ、ジャンファイト!」キは何処へいった(笑)
まんまジャン
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カルテット!人生のオペラハウス(2012年製作の映画)

3.0

クラッシック音楽の素養があればもっと愉しめたのかも知れないが、生憎そんなに詳しく無いので「聞いた事が有るな」程度でしか無かった。

引退した音楽家達が集う老人ホーム。運営費を寄附金で賄っていて、寄附金
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少女ヘジャル(2001年製作の映画)

3.0

民族紛争批判作品?

同じ所に住みながら言葉や習慣の違いから闘い合う。

妻を亡くし独り住まいするトルコ人の元判事の老人。
身寄りを亡くし行場を失ったクルド人の少女。
二人を中心に描かれるヒューマンド
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ブラック・スネーク・モーン(2006年製作の映画)

3.0

リッチが鎖で繋がれて、あんなコトやこんなコト(笑)みたいなジャケットですが……サイコでもホラーでも無く、一寸変ったラブストーリーです。

すっかりキワモノ女優と化したリッチが、SEX依存症のヤリまくり
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.0

飲む打つ買う、三拍子揃った偏屈独居爺と、隣に越して来た少年の交流を軸にしたヒューマンドラマ。

ぶっきらぼうで金に縁のないヴィンセントは社会的にはクズ男だけど、人間味の有る良い爺さんですね。

ラスト
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アンコール!!(2012年製作の映画)

3.0

ツンデレ爺さんの家族再生物語。

展開に無理矢理感が有るが、じんわり沁みる作品。

押し付けがましくも無く、老夫婦の日々を淡々と描いた前半と、残された者の立ち直りを描いた後半の其々で、独立した映画が作
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素敵な相棒〜フランクじいさんとロボットヘルパー〜(2012年製作の映画)

2.5

斑ボケの元泥棒爺さんと高性能介護ロボットの交流物語。

もっとコミカルな作品かと思ったのだが、コメディでも無くシリアスなヒューマンドラマでも無い。クライムサスペンスでも無くファミリードラマでも無い。
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青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)

3.5

大林監督のわかり易い青春映画(笑)

オジサンでは無い浅野忠信(笑)

スーパーマン棒/SUPERMANBOW(2010年製作の映画)

2.0

スーパーマンのパロディー作品。
と言ってもコメディ等では有りません。18歳未満が観てはいけない映画です(笑)

ゾッド将軍達の追放シーンやスーパーマンとルイスが飛ぶシーンを真面目にコピーしています。
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ヒポクラテスたち(1980年製作の映画)

3.5

京都を舞台にした医大生達の青春群像劇。

1980年代のモラトリアム世代の姿が描かれている。
40年近く経った今、内容的には古臭くノスタルジックに感じるが、本質的には変わらない部分も有ると思う。

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逆噴射家族(1984年製作の映画)

3.5

原案は「おぼっちゃまくん」「ゴーマニズム宣言」で知られる小林よしのり。脚本にも参加している。

コミックタッチのブラックコメディ作品。

一戸建マイホームを手に入れた四人家族の崩壊と再生の物語。

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メトロポリス(2001年製作の映画)

2.0

手塚治虫の「メトロポリス」を原作にした、大友克洋脚本による作品。監督は、りんたろう。

手塚治虫作品へのオマージュに加え、原点と成ったフリッツ⚫ラングの「メトロポリス」へのオマージュが感じられる。
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シムソンズ(2006年製作の映画)

4.0

実話ベースの小説を原作にした青春スポーツ映画。
冬季五輪の頃になると観たくなる(笑)

氷上のチェスと言われるスポーツ「カーリング」。後に五輪代表になる、素人女子高生達が1点をとる迄の話。

実話ベー
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.0

思春期少女達の揺れ動く恋心を描いた青春映画。

恋心と言っても、主人公の少女が好きに成るのはシンクロのチームリーダーをつとめる少女ですが(笑)

展開が『なまいきシャルロット』と似ている様な気がしまし
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スクールガール・コンプレックス 放送部篇(2013年製作の映画)

3.0

原作?が写真集と言う風変わりな作品。

学園祭を間近に控えた女子校の放送部を舞台にした百合恋愛映画。

随所に写真集を思わせるカットが観られる。
特に冒頭のカットは写真集撮影のメイキングの様でした。
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禁断メルヘン 眠れる森の美女(2010年製作の映画)

2.0

眠れる森の美女は電気羊の夢を見るか………違〜う。

魔女?の呪いで死ぬはずが、妖精?の助けで100年間眠り続けるだけになった少女。
しかも、眠りにつくのが6歳で目覚めたら16歳のオマケ付き(笑)
そん
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Little DJ 小さな恋の物語(2007年製作の映画)

4.0

実話ベースの小説を原作にしたウルウル作品。

若干出来過ぎ作り過ぎな所は有るが、良い映画です。

水霊 ミズチ(2006年製作の映画)

1.5

度重なる地震の影響?で、黄泉の水が地下水に混ざり込み、その水を飲んだ者は視えざるモノが視える様になり、精神に異常を来し自殺する。

ホラー映画の発想としては面白いと思う。
しかし……展開がグダグダで意
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.5

『スペトラ』に続いて本広監督による舞台劇映像化作品を観賞。

クーラーのリモコンをめぐるタイムトラベルコメディ。

タイムパラドックス理論が正しいのかどうか、上手く誤魔化されている気もするが(笑)面白
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スペーストラベラーズ(2000年製作の映画)

4.5

『踊る大捜査線』のコミカル度をアップしたようなクライムコメディ作品。

ラストが一寸抽象的な感じで、今一つ落ちきらなかったが良作です。

途中チョコチョコ出て来るアニメの「スペーストラベラーズ」が、実
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