犬さんの映画レビュー・感想・評価 - 63ページ目

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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

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あれー、『少年は残酷な弓を射る』のリンラムジー監督×ホアキンフェニックス×美少女という観る前から傑作説だったのに蓋を開けてみれば淡々としていて特に面白味もなかったなあ。これ、カンヌで男優賞と脚本賞を受>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

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前作がハマらなかった身としては今作も相変わらず脚本が一貫してつまらない。もちろん「ヒーローなのにそんなキャラ?」というノリと姿勢は好きなんだけど、ギャグもアクションも抜きに出るものは一切なくて単刀直入>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

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増田と鈴木の仲良くなっていく関係性が浅く感じた。というのも、やっぱり病院の見舞いのシーンで鈴木の愛着が湧いてくると思うのにその見舞いシーンが一切ないもんだから見ていて「いつの間に?」と思ってしまうのが>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.0

大傑作!点数から発表すると小松菜奈で7億点、冒頭で5億点、ラストで3億点、主題歌フロントメモリーで5億点の合計20億点。冒頭から心を掴んでくれる演出がまあ素晴らしくて、そこからずっと小松菜奈が大正義で>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

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巨獣たちが都会で暴れまくるのは観ていてとても気持ちいい。ただ、出てくる巨獣がゴリラ、オオカミ、ワニの3匹しかいないのが少々物足りない。この手の映画に求めるものは三つ巴以上に上には上がいる弱肉強食の連鎖>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

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沖田監督のコメディセンスは相変わらず温かいユーモアで面白いんだけど、お年寄りに寄り添いすぎたテンポが少し退屈だった。まあそういう作品だから仕方ないんだけども。

謎めいたタライと宇宙人のシーン、宇宙人
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

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春から夏へと移り変わり7月初めのまだちょっと涼しさの残るあの夏がそこにはあって、彼女は間違いなく乗り越えていけると思える素晴らしく微笑ましいラスト。心の底にそっとしまっておきたい、そんな作品。

最初
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枝葉のこと(2017年製作の映画)

4.0

主演の二ノ宮隆太郎も題材も撮影も質感も何もかもが良かったのだが、「良かった」や「素晴らしい」で形容するのは少し違うような気がして、何故これほどしっくり来ないのだろうと思ったらそれは今作が二ノ宮隆太郎自>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

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可愛らしいけどイタズラ好きな子供と、それを叱るどころか己の素行も酷く無責任な親に呆れて何がどうなっても知らんがな状態になってしまった。それでも今作を最後まで観れたのは『タンジェリン』で確信した監督の力>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

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そこらの伝記映画と違って思った以上に惹きつけられたのはこれでもかと第四の壁を越えてきたりカメラワークの見せ方も工夫されていて在り来たりに留まらずコメディとしてあくまでもポップに描かれていたこと。

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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

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これは紛れもなくアーロンソーキンの映画だと思わされるほど膨大な情報量と会話の応酬にただただ圧倒され、ただただ疲れた。
巧すぎる脚本力が凄すぎて逆に裏目に出てしまっている気がする。圧倒的構成には拍手だけ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

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昔の東映マークを引っさげて意気込みは十分に感じるがヤクザとしての迫力はどうも弱い気がしてならなかった。昭和の広島の暑苦しさ、警察とヤクザの男臭さや血生臭さなどはスクリーンから匂ってくるほどで熱の伝わり>>続きを読む

となりの怪物くん(2018年製作の映画)

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冒頭の2階から飛び降りて殴り込むシーンは迫力あって「お!かっこいいじゃん!」と思ったけど実際に飛び降りてたのは恐らくスタントマンだしその後の喧嘩もなぜそこまで過剰演出にこだわる?と思わせるほど規格外な>>続きを読む

4ヶ月、3週と2日(2007年製作の映画)

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馬鹿でろくでもない友人に振り回される長い1日。さすがパルムドールに選ばれるだけあって「映画」の良さを随所に感じられる手腕を発揮。

中絶しといて本人は平気で腹減って肉食ってメニュー眺めてるんだから本当
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

こういう夏の刹那を感じさせてくれる作品を待ってました。内容云々の前に『君の名前で僕を呼んで』ってタイトルがもう素晴らしいよね。もはやティモシーシャラメを2時間も拝めることに感謝するべき作品。

出てく
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

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さすがリンチ、彼の頭の中はまるで理解できん。初見では難解すぎるストーリーに賢い人や趣味嗜好が偏った人は好むタイプである映画なのは間違いないであろう。

なんか、リンチの作品は他に『エレファントマン』し
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

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デルトロの『パシフィックリム』がうろ覚えなレベルにロボットの定義なんてどうでもいいようなタイプなんだけど、そんな俺でも今作は「オタク要素」が失われていることがわかってしまうほど熱量を感じなかった。単純>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

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アベンジャーズに関しては評論もクソもないし語彙力が超低下しちゃうからただの傍観者です。期待を裏切らない夢の共演と演出のオンパレードだったけど、アクションに関してはシビルウォーの方が好きだったかな。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

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個人的にはカンヌらしい毒っ気満載の作品で面白いし考えさせられるものでもあったが、パルムドールということを意識してなければ少々苦痛に感じる150分。

パルムドールだから多くの人が関心を寄せていることだ
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パリの恋人(1957年製作の映画)

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60年前だというのに凄くポップでセンセーション。「ボンジュール、パリ」のミュージカル、カフェでのダンス、パリでの写真撮影、式場裏庭でのダンス、これら全てが記憶に残る名シーンばかりだった。しかし、相手役>>続きを読む

ソフィアの夜明け(2009年製作の映画)

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台詞回しなんかが良い意味で無駄が多くて親しみやすい。なんの仕事してるか3回聞く件りは笑えるし最高。なにか関係してるんじゃないか、意味があるんじゃないかと思いつつも特になにもなくただの良い兄ちゃん。良い>>続きを読む

聖なるもの(2017年製作の映画)

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前作『花に嵐』で未知数なポテンシャルを発揮した岩切監督なので今作も非常に高く期待していたが、やっていることは撮影手法からシチュエーションやら多ジャンルやらパターンやら吐き芸やらロケ地やら美女たちやら『>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.0

冒頭のレースと終盤の戦争が圧倒的に熱すぎる。スピルバーグじゃなければこの映画は創れないしそもそも成立しないでしょう。「ファッキンチャッキー」で笑って「俺はガンダムで行く」で泣いた。映画館の大きいスクリ>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

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つまらなくもないけど面白くもなかった。新宿トリップはなかなか見応えあってIMAXで観てみたかったなと思えるほど。

木梨の演技も悲哀感あって全く問題なかったんだけど、純粋に本郷奏多がそのまま出るんなら
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

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1961年の作品だというのにヘプバーンがいるだけで全く古臭く感じない。でも、名作と称されてるのはラストシーンくらいなんじゃないかってくらいでそれ以外は凡。おバカなヘプバーンはあまり好きじゃないな。にし>>続きを読む

ある子供(2005年製作の映画)

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一応、彼女がまともではあるからまだいいものの、やっぱりバカはバカというか、日本でも同じような精神的に未熟なのに赤ちゃんをつくっちゃう人たちを見てると理解が追いつかない。

彼にはまだ更生の余地があるし
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息子の部屋(2001年製作の映画)

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パルムドールっぽいわー。でも俺が求めてるパルムドールはちょっとブラックなやつ。これはちょっと素直すぎ。

みなさん、さようなら(2012年製作の映画)

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団地は狭いように見えて広い世界。その広い世界で酸いも甘いも噛み分けてきた悟ならどこでもやっていける。

波瑠と倉科カナがめちゃくちゃ可愛くて、濱田岳の魅力が詰まった作品。

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

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そういえば鑑賞してたけど途中で寝てしまったこともあって記憶も曖昧なのでレビューする資格がありません。ただの記録ということで。

SFの次にスパイ系が苦手だなと改めて感じるほどバカにとっては苦痛の140
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

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リンチ悪趣味だなあw

見世物小屋の人たちが『グレイテストショーマン 』の人たちとほとんど一緒だった。

娼年(2018年製作の映画)

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この作品はシネコンで流せる性描写の幅を格段に広げてくれたに違いない。なにが凄いってミニシアターで流れるようなロマンポルノ以上にロマンポルノだし、濡れ場が10分に1回どころか作品全体の7〜8割が濡れ場で>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

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今作は1995年『ジュマンジ』の続編ということだけど、あの頃観た「どういう意味なのか、次になにが起こるのか」というワクワクドキドキハラハラ感は全く継承されておらずティーン向けなユーモア強めに描かれてい>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

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こうあってほしいという流れを裏切ることなく良い意味で思い通りになぞってくれるのが最高に心地良く、王道的な「父と息子」ではなく「父と娘」というところがまた一段とグッと来る。

今作はインド映画特有の踊る
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

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元々精神的に異常なんだろうけど、渋滞の苛立ちから始まりわらしべ長者のように武器も事態の大きさもグレードアップしていくのが面白い。そして最後にタイトルの如くフォーリングダウン、あっぱれ。