本年度アカデミー賞最有力候補の一つ。
家族で唯一、聴者である主人公は歌の夢を追う17歳の女の子だが、家族全員の通訳となっていることの苦労、それによる家族間の軋轢などを乗り越えるハートフルドラマ。
そ>>続きを読む
真実を追う、陰謀を暴く緊張感に終止支配されたハラハラドキドキ展開がミステリー、サスペンスの王道で面白かった。
主人公が必死に真実を究明していくにつれ、信頼できる人がいなくなっていき、孤立していく中で>>続きを読む
牛の解体シーンとか、自傷行為による鮮血がドクドクと流れるシーンとか、ショッキングなシーンはいくつかあるが、決して激しくなく、全体的に静かで幻想的な作品。
このテンションとか温度感とか好み。
なるほどねー、これでノータイムトゥダイをもう一度ちゃんと堪能できるわ。
毎回アクションシーンの印象が強いけど、今作は、めちゃくちゃかっこいい高級車同士のカーアクションと、雪山のカー&セスナのアクショ>>続きを読む
登場人物も最小限で、スケールの大きい戦争映画では描ききれないキャラクターの心情が丁寧に、じっくりと描かれていた。
怪我をした敵同士の兵士が、恩人であるイヴォの自宅で暮らす中で、一触即発になることがあ>>続きを読む
およそ映画でしか味わうことのできないマケドニアの美しい山岳地帯。
気の遠くなるような大自然に響く銃声。
三部構成で、第三部が第一部に繋がるループは、終わりのない紛争を表していのか。
SF的なタイム>>続きを読む
ディカプリオ主演のブラックコメディ。
地球への隕石衝突に人類が立ち向かうアルマゲドン的な一般ウケするSFパニック映画では全然ない。
政府や天文学者やマスコミが奔走するブラックコメディ。ベタな感動ものを>>続きを読む
偶然が連鎖した群像劇。
それぞれのキャラクターの行動(偶然)が一つの事件につながる様、かけ違えたボタンが主要キャラの輪廻となるストーリーはカタルシス!
作品が持つ雰囲気や風景も、どこまでもコーエン兄>>続きを読む
おばあちゃんに弱い自分は冒頭で泣きそうだった。
雰囲気とかセリフとか、昔のフランス映画のエッセンスが詰まっているし、これ邦画だとたぶんじめっとした感じになっちゃうけど、このカラッとした感じがさすがフ>>続きを読む
幸せコメディの王道が詰まっていた。
芸者のコスは気持ち悪かったけどね。
冒頭の「つかみアクション」は毎回すごいけど、今作はシリーズ屈指のすんごいアクション!
バイク~列車のシーンは何度も観たくなる。
途中まで、展開とか異形の正体とか、けっこう既視感あるなーと思ってたら、異形の正体がそうきたかと。
なるほどね、似たネタが溢れてるこの時代にわざわざワン監督が創りあげたわけか。
ワン監督要素盛りだくさ>>続きを読む
ゲットアウト、アスのプロデューサーによるパラドックススリラー。このキャッチだけで期待するなという方が無理。
パラドックススリラー、なるほどそういうことか。ネタバレになるからなんも書けん!
人種差別>>続きを読む
メンバーの中で売れっ子がいると、スケジュールの都合などで全員集合した続編を制作するのが非常に困難、というかほぼない日本の特撮もの。
ゴーカイにおいては、なんといっても山田裕貴がここまで売れたのに、制>>続きを読む
ちょいダークファンタジー、期待したほどダークではなかった。
動物や虫を擬人化したクリーチャーは不気味だけどどこか可笑しく、彼らと出会うピノッキオの冒険がアリスっぽく、一番の見所。
喋る人形に驚く現>>続きを読む
毎回テーマソングと映像がカッコいいんだけど、これは、え?ホワイトストライプスやってたの!?って、ジャックホワイトだったのか!
いきなり始まるスリル満点カーアクション、イタリアの街で繰り広げられる追っ>>続きを読む
冒頭20分の追っかけアクションが凄まじかった。
鍛え抜かれた肉体を武器に、ものすごい執念で任務を全うする新ボンドをお披露目するには十分すぎるノンストップアクション。
確かにスターウォーズ×ナウシカという感じの世界観。
とにかく映像が良かった。砂と岩の壮大な世界、滑空する飛行マシンなど、圧倒的な映像美。
大スクリーンでこの映像体験をできて良かった。
と、当たり障り>>続きを読む
2時間43分、だれることなく長さを感じなかった。さすが。
前半、イタリア南部のマテーラという洞窟住居の街で繰り広げられるカーアクション、バイクアクションでもうテンションあげあげ。
この世界遺産の中で>>続きを読む
主人公にはこうやって聞こえているという疑似体験の演出で、普段当たり前の耳が聞こえることの大切さが身に染みる。
インプラントの手術後、音は聞こえるが、ノイズだらけで、元の音は聞こえない。恋人の歌声はど>>続きを読む
この作品には2つの大きなリアルがある。
1つは、この事件を取材する過剰なマスコミと偏向報道。SNSなどで加熱した無関係な一般人の間違った正義。すぐそこにありそうな日常のリアル。
2つめは、それらの影>>続きを読む
阿部寛×佐藤健というだけで観たかった作品。
震災と生活保護というセンシティブなテーマにミステリー要素を加えた秀作。
生活保護の実態や抱える問題についてよく知らなかったし、考える機会もなかったと思う。>>続きを読む
音楽でいうと、レイジアゲインストザマシーン。
自分は、社会派バイオレンスが好きじゃないということが改めてわかった。
ヒッチコックって言われなきゃわからない、いや、言われてもピンとこない作品。
んー、これが遺作になってしまったのか。
スケールの大きいシリーズだったのに、スケールの小さくなったこの最終作で終わるなんて。
2017年公開の聖戦記も前2作から急にスケール小さくなったから、もしかするとこの作品をなぞっているのかも。
ここで描かれる猿の軍団の人類への反逆をきっかけに、2000年後の1stに繋がるわけか。
3rdで現代にタイムスリップして、今作になるのだけど、どこが起点になるのかわからない輪廻。
ドラえもんでこうい>>続きを読む
タイムスリップした1970年代の地球と、猿に征服された未来の地球を繋ぐ、まさに新章への橋渡し的作品。
3作目でこの展開にするのは面白いね。次が観たくなる終わり方だし。
鉄道好きとして「海外の鉄道映画かぁ、面白そう」くらいの気軽な気持ちで鑑賞。
鉄道運転士たちが、事故で何人轢き殺したかを自慢気に話す冒頭、なかなかブラックユーモアな作品だなと思ったが、後半ブラックな会>>続きを読む
退屈な作品だなと思ってたら、ラスト30分の狂気。
さすがトリアー監督、一筋縄ではいかない。
トリアー作品の中でもこれはけっこう難解な部類に入るのではなかろうか。
昔のデヴィッドリンチ以上に頭の中だ>>続きを読む
サブタイトルのイメージで期待して観ると残念かも。
自分はその期待はなく、そこそこ陰鬱で重めのヒューマンドラマを期待していた。確かにそういう系だったけど、なんかずっと淡々としてて、見所があまりなく終わっ>>続きを読む
水没した近未来都市の映像が圧巻!
と言いたかったけど、せっかくのその世界観や設定と、物語のリンクが希薄。
何故活かしてないのか謎。
映画でしか体験できない水没した近未来世界をもっと堪能したかった(だ>>続きを読む
極力台詞を廃し、効果音もなく、大自然に委ねる演出。
確かにテイストや雰囲気は「草原の実験」に似ている。
土地柄と時代のせいか「コーカサスの虜」も思い出した。
こういう映画好きだなぁ。
マジカルガール監督の作品、記憶喪失となった国民的人気歌手に、彼女そっくりに歌いこなす女が歌を教える、という設定に惹かれました。
不穏な雰囲気に差し込まれる歌のシーン、とにかく歌、曲が素晴らしい。