津軽系こけし

宝石の国の津軽系こけしのレビュー・感想・評価

宝石の国(2017年製作のアニメ)
4.4
アニメにハマり、その勢いのまま原作まで読了。

体が変わり心まで変わってゆくフォスには自意識の定義を問わされる。これはフォスなのか?フォスだったものに読者はフォスを見出して読み進めるしかなく、そのか細い信頼を軸にするからこそ物語の動向に絶大な悲劇性が生まれる。

存在論?っぽい話もでてきて、死の概念やら、宝石たちの不死という設定を生かした哲学が語られる。そして原作の救いのなさは一級。
津軽系こけし

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