Ryu

寄生獣 セイの格率のRyuのレビュー・感想・評価

寄生獣 セイの格率(2014年製作のアニメ)
4.1
原作漫画が連載されていたのって今から30年以上前なんですね。このアニメが2014年で実写映画も同時期だったので、原作がここまで古いのはちょっと驚きました。何やらハリウッドとの映像化権の契約期間にまつわる事情のため、ここまで時間がかかったらしいです。
人間に寄生して人間を食べる という人間にとっては迷惑極まりない寄生生物たちですが、彼らの目的はただ生きたいだけ。彼ら目線からすれば、日々肉を食べ、魚を食べて生きている人間も同じこと。ことある事に地球のことを考える感を出してる人間ですが、寄生生物からしたら、人間こそが地球を蝕む寄生獣なんでしょう。
メッセージ性が強く、考えさせられる要素もあったけど、説教臭さはあんまり感じませんでした。単純にストーリー展開がおもしろいし、寄生生物のデザインなどの世界観が魅力的だったからだと思います。
人間として生きていけることへの感謝と共にその責任を実感する作品でした。
Ryu

Ryu