今クールの中盤くらいまでに関しては、正直第1クールと比べると全体的に映像面の質がだいぶチープ気味な印象を受けた。というより第1クールが神懸り的に良過ぎたってのはあるんだけど。
ふと原作連載当時の俗に言う“薄めたカルピス”って煽りワードを無意識に思い浮かべながら、なんとなく気分が盛り下がってはいたんだが、中盤以降の更木vsグレミィ戦、バンビーズオール完聖体披露(イ◯臭いジジ描写も)と最高な展開が続いた上に、ラストの零番隊vs親衛隊で気付けば致死量のカルピス原液を体内に流し込まれ昇天していた。(？)
もう今回の千年血戦篇のアニメ化って、零番隊の救済の為にあるのかもなぁ、とか一瞬思っちゃった次第で。
設定上は護廷十三隊全軍以上の戦力って割に、原作だと和尚以外の零番隊の強さが皆目わからん終いだったんだが、ここにきて回収してくるとはね、何年か越しにきっちり設定盛って辻褄合わせてくるとかビックリですよ。
いや、実際後付けや帳尻合わせだとしても、今アニメ版にそれだけの熱量を向けてくれているだけで一BLEACHファンとしては感動モンなのよ。
それくらいアニオリ展開というか諸々のアニメ補完が優れていた。やはり師匠(久保先生)は天才的としか言い表せんね。
理屈を超越したオサレ成分で満ちているのがBLEACHという名作であり、それでこそ俺達の愛した青春の一作なのである。
まぁ要するに思い出補正込み込みではあるんだが、この調子で結末までアニメで観れるのは、自分にとって幸福以外の何物でもない事実。
そしてあわよくば師匠には獄頤鳴鳴篇以降も描いていただけると…
