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ゴールデンカムイ 第4期のno6clubのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ 第4期(2022年製作のアニメ)
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3期以降のストーリーは原作を全部読んでからアニメをみたので、映像で動いてるとことか、このセリフをこのキャラが喋ってるとことか早くみてえ聞きてえというシーンオンパレードだったので最高すぎた。

1期から3期までいろんなことを一緒に乗り越えてきた杉元とアシリパさんだったのに、ここまできても杉元はまだアシリパさん自身を見ていたのではなく、アシリパさんを通して昔の自分を見ていたっていうのが分かってしまうのがつらかった。悪いことじゃないけどアシリパさんにとってはそれは本当の意味の相棒ではないよねってなるしもどかしくて苦しー。それらの気持ちを1番咀嚼できていたのが白石なのが泣ける。「恋人でも嫁でも娘でもないくせに」「お前が彼女を自立した相棒として信じれば」←泣泣泣泣
鶴見中尉とアシリパさんの対面、ガチ苦しい。被害者遺族と加害者家族になるよねこれは。鶴見中尉が正気でいられるわけないだろ。最終章のキービジュみたけど完全にあのシーンで情緒狂った。早く映像でみたいけど心が死ぬ。

4期、完全に鯉登少尉と月島が"動き始めた"感じでエモ~~~~い。42、43話の鯉登少尉と月島の会話は「行間を読む」の盛り合わせだったのでめちゃくちゃ最高なんだよな。漫画で初見時は恥ずかしながらまったく汲めなかったけれどインターネットの有識者たちのおかげで"理解って"しまったぜ…。月島の「嘘でも心配したらどうですか」のときの鶴見中尉、鯉登少尉じゃなく月島にあんな冷たい目を向けていたと知ったときはあまりの衝撃で動悸息切れがして倒れた。ここらの三角関係たまらねえよ。まあここに宇佐美尾形も入ってくるんだけど。

49話の、娘を膝にのせて星座を教えるという"父親"してるウイルク…ほんとにこうむしゃくしゃというか…クーデターを起こすため現地により馴染むためだけに結婚して子供を作ったにしてはめちゃくちゃ情があるよね?あんた今のその状態でかつて長谷川さん家族にやったこと思い出してみな?という最低な気持ちになった。物語が進めば進むほどウイルクのすごさ頭のよさ残酷さが出てくるのに、今思えば最期はあんなにあっけなく…となるのでほんとに…。

冷静に考えてよ、「君が一番欲しかったものすべてがそこにありますように」「忘れないで私の終わりを」「消えない傷をあげる口づけのかわりに」って歌詞やばすぎるだろ。なに食ったらそんなの思いつくの?私はゴールデンカムイを見始めた頃から「これはピンドラだ」と思っていたので、このエンディングテーマほんとにゴールデンカムイでもあるしピンドラだなとなるのでめちゃくちゃ嬉しかったんです。尾形は金塊じゃなくてピンドラ探してるじゃん。
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