僕、トム。また今日も嫌な朝が来た。授業中に先生の似顔絵を描いたら叱られたけど、罰として立たされていた時に、親友のハックが野生のブタを捕まえようと誘いに来た。ブタの捕獲はうまく行ったけど、先生に見つかってまた大目玉!
せっかくの土曜日なのに、朝から塀のペンキ塗りだよ。でもいい作戦を思いついちゃった。それはいかにもペンキ塗りを楽しそうにする事で、通りかかる友人たちが次々とペンキ塗りをやりたがるようになるっていう寸法。
今日はメアリー姉さんが帰ってくる日だ。港に迎えに行った僕は、そこで今まで逢った事もない可愛い女の子と出逢った!あの子こそ、いつか僕のお嫁さんになる子だ!早速女の子のうちを確かめに行った僕は、あの子の名前がベッキーだと知った。
僕はハックとサムじいさんに会いに行く約束をする。じいさんは僕達に恐い話をたくさんしてくれた。そして最後に、何でも願いが叶うおまじないを教えてくれたんだ!早速家に帰っておまじないをしようとしたけど、弟が帰ってきたから失敗しちゃった。
学校が始まるユーウツな月曜日が来た。学校に行ってみると、なんと、憧れのベッキーが僕のクラスに来ていた!席も隣同士になって、僕はもう大喜び!ベッキーもやっと僕の事を思い出してくれた。これからは学校に行けば毎日ベッキーに会えるぞ!
ハックの家作りを手伝うのを忘れていたので、ハックはカンカン。怒るハックをなだめて、僕は家作りに必ず行くと約束した。ベッキーとは遊べなくなるけど、いつかこの家に招待して驚かすためにはしょうがない。そして、ついに家は完成した!
ホントに頭にくるキザなヤツに会った。水汲みを邪魔したばかりか、僕に一発お見舞いしてくれた転校生のアルフレッドだ。あいつの話にベッキーまで夢中になる。僕はアルフレッドに決闘を申し込んだ。
ミシシッピー川を行き来する蒸気船は、僕たちの憧れの的だ。僕はベンたちと今夜港に着くリバークイーン号を見に行く約束をした。どうしても船に乗りたい僕は、偶然出会ったハックを誘って忍び込む。でも見学に夢中になっている間に・・・。
ポリーおばさんが具合を悪くして倒れたんだって!おばさんは「トムが良い子になると誓ってくれないので死ぬに死ねない」と言って嘆くから、僕はじゃあ誓わないよ。僕が誓わなければおばさんが死ねないなら、いつまでも生きていてよと言ったんだ。
僕たちの村には、マフ・ポッターという酔っぱらいの嫌われ者がいる。僕とハックはマフからこの村に眠る海賊の宝の話を聞いた。海賊の宝!?僕はすっかりこの話に取りつかれてしまった。僕はマフの話を信じないハックを宝探しに連れ出そうとする。
学校が終わってからはハックと宝探しの相談をした。ハックの話じゃ、やっぱりどうやらインジャン・ジョーも宝を探そうとしているらしい。あいつに見つからないように、僕たちは夜を待って本格的に宝探しを開始した!
ベッキーがお茶に誘ってくれた。僕は二人で散歩に出た川岸で、とうとうベッキーと婚約の約束を交わす。でもその時、前にエミーと婚約していた事をうっかりしゃべっちゃった!ベッキーは激怒して泣きながら帰っていった。
ベッキーは怒って5日も口をきいてくれない。よし、僕は決めた。僕は海賊になる!一緒に家出を決意したベンやハックと共に、僕らは海賊として旗揚げだ!誰も住まないジャクソン島目指して僕たちはイカダで船出する!
海賊の本拠地・ジャクソン島での楽しい日々が始まった。もう無理して学校になんか行く必要もない。さぁ、この島を隅から隅まで探険するんだ!快適な洞窟を見つけたり、見張りを立てるのにちょうどいい丘を見つけたり、探険は面白い事ばかり。
トム船長率いる海賊の気ままな暮らしは今日も続いていた。ある日、僕らの耳に川底から死体を浮かび上がらせる大砲の音が聞こえてきた。一体誰が死んだのかな?そうか、村のみんなは僕らが死んだと思ってるよ!
ベンもハックも、村が恋しくて帰りたいって言い出した。みんな意気地無しなんだから。僕にはある計画があったんだ。どうせ村に帰るんなら、僕たちの葬式が行われる日、式が一番盛り上がった時に皆の前に現れれば、きっと誰もが驚くはずだって!
死んだと思っていたみんなの前にひょっこり帰ってきた僕たちは、学校中の注目の的になった!でも、学校をサボったんでドビンズ先生はカンカンに怒ってムチ打ちするって言い出すし、ベッキーは何だか冷たい態度だし、良い事ばかりじゃないんだなあ。
昼休み、僕がうっかり声をかけたせいでベッキーが先生の大事な本を破いてしまった。ベッキーは困って泣き出しちゃうし、一体どうしたらいいんだろう?ドビンズ先生は犯人探しを始めた!僕はベッキーをかばって犯人だと名乗り出た。
最近学校じゃ、蛙をどこまで遠く飛ばせるか競争するのが流行ってるんだ。チャンピオンはチャーリーの蛙だ。僕は何としてもこいつを負かしたい。新しい蛙をつかまえてきた。新しくつかまえた蛙は素晴らしく遠くまで飛ぶ「天才」だ!
また今日もこのトム様は居眠りをして、ドビンズ先生にムチ打ちの罰をちょうだいしてしまった。帰り道、ぶたれたお尻を川で冷やしている時、僕とハックは恐ろしいものを見てしまった!ドビンズ先生が髪の毛をズルリと取っちゃったんだ!
ついに待ちに待ってた夏休みがやって来た!そんな時、シッドがオタフク風邪にかかってしまった。ミッチェル先生は風邪の菌がもう僕にも移ったなんて言うんだ。せっかくの夏休みが病気でつぶれるなんて、僕は絶対許せないぞ!
夏休みなのに、オタフク風邪なんかにかかってたまるもんか!そのためには、オーストリアの偉い先生が発明した薬“命の水”をどうしても手に入れる必要がある。僕は薬売りのおじさんと、チラシ配りをする代わりに“命の水”をもらう約束をした。
楽しい夏休みのある日、僕は親友ハックとナマズ釣りに出かける事にした。目的地はハリーの岸辺だ。ところが、ベッキーが一緒について行くと言って聞かないんだ。結局僕とハックはベッキーを連れて岸辺まで行く事になった。
ベッキーの所に大おばさんがやって来た。この大おばさん、ベッキーからハックの話を聞いてすっかり同情しちゃって、養子にしたいって言い出したんだ。僕は、ハックの体をきれいに洗って、よそいきの服とネクタイをつけてやって・・・。
アルフレッドの誕生パーティーが開かれるってウワサを聞いた。僕の所にも招待状が届いたし、こいつはご機嫌だ!パーティーは、とにかく楽しかった。最後に本をかけた競技大会が始まったんだけど、なぜかどの競技でもアルフレッドに勝てない。
シッドがすごい情報を持ってきた。僕が待ちに待ってた、お芝居の一座が村に来るんだって!一座の中にはリゼットっていう、とっても可愛い女の子がいて、子供のための出し物もあるから僕らにもお芝居に来て欲しいって誘ってくれたんだ。
リゼットが誘ってくれたお芝居に行こうにも、お小遣いが足りない。僕はポリーおばさんを拝み倒して、お小遣いを稼ぐ事になった。ポリーおばさんの用事を果たすには、遠くの農場まで行かなきゃならない。お芝居が始まるまでに戻って来なくちゃ!
良かった、僕は何とかお芝居が始まるのに間に合った!リゼットが主人公のお芝居は、彼女がとことんいじめられる悲しいお芝居だった。ところが、あんまりリゼットが可哀相なんで、我慢できなくなったハックが彼女を助けに舞台に飛び込んだ!
お互いに境遇が似ているからなのか、ハックとリゼットは急接近した。リゼットはハックの小屋に遊びに来るようにもなって、ハックはすっかり有頂天。ところが、僕はリゼットたちが突然村を出ていく事になったのを聞きつけてしまうんだ。
僕とハックは川に何かお宝が流れ着いていないか見に行ったんだけど、どうしよう・・・死体を見つけちゃった!僕たちはすぐに保安官に知らせたけど、僕が一番気になったのは何となく死体に見覚えがあった事だ。それはハックのお父さんに似ていたんだ。
今日はハックのお母さんの命日なんだって。ハックは死んだお母さんの事をとっても大切に思っていて、命日には必ずお祈りをする。その時にどうしても燭台が欲しいという話を聞いて、僕はうちから燭台を持ってきてやるって約束をした。
だ、大発見!ハックと釣りに行って、僕は金の塊を手に入れた!ベンのお父さんに確認してもらったんだけど、本物に間違いないらしい。僕とハックはベンのお父さんを川に案内して、金の発掘を始めた。
ある夜の事。僕の家にジムを訪ねて、黒人のモーリスがやって来た。働いている農場から逃げてきたらしい。川を下った所にあるケアロって町に行けば、奴隷も自由になれるんだって。モーリスはそこを目指していた。
ある日、村の空へ見た事もないものが飛んできた。あれは気球だ!地上に降りるかもしれないと思って追いかけた僕とハックは、気球に乗っている人から助けを求められた。その人はアーサーという陸軍の技師で、偶然風に流されて来たらしいんだ。
僕とハックはアーサーの手伝いをする約束をした。アーサーはシカゴまで気球を運びたいらしい。気球が飛ばされないための準備をした後、アーサーはうちに来て食事をする事になった。僕はどうしても気球に乗ってみたくて、お願いをしてみたんだ・・・。
アーサーは僕の頼みを聞いて、もう一度気球を浮かばせる方法を考えてくれる事になった。いよいよ明日気球を飛ばす事が出来るという時になって、保安官から禁止命令が出た!冗談じゃない、僕があんなに楽しみにしていたのに!
僕は空に上がる決心をした。夜中のうちに準備して朝一番で飛ぶ計画だ。僕とハック、そしてアーサーを乗せた気球は空に舞いあがり、僕は初めて見下ろすミシシッピー川やセント・ピーターズバーグの村に感動して、見とれたんだ!
村には、化物屋敷と呼ばれる廃虚がある。真夜中、ハックと出かけた僕は、墓場でインジャン・ジョーたちの姿を見かけた。側にいるのは医者のロビンソン先生だ。何かもめ出したインジャンは先生の胸にナイフを突き立てた!
墓場の出来事を、僕とハックは絶対秘密にする約束をした。もし本当の事を保安官に話したとして、もしインジャンが縛り首にならなかったら、僕らは殺されてしまうからだ!そして、無実のマフが殺人犯として捕まってしまった!
マフの裁判が開かれる日も決まった。でも、僕とハックは真実を知っている。どんなにインジャンがウソをついても、真実を知っているんだ!牢屋で落ち込むマフに同情した僕たちは、誓いを破って真実を話す決心をした。
裁判で僕はマフの無罪を証言した。僕はまた村の英雄になっちゃったけど、インジャンは法廷から逃げ出し、結局捕まらずにいた。インジャンの復讐におびえる僕たち。保安官はセントルイスから探偵を呼ぶ事にした。インジャンを捕まえるためだ。
僕は親戚の家まで、お使いに行く事になった。なんとベッキーもセントルイスまで行く用事があるとかで、僕らは二人で船の旅をする事になったんだ!楽しい船の旅。ところが、船にはハックの姿もあった。親父さんから逃げ出すために密航したらしい。
僕は、ハックを弟のシッドという事にして親戚のサリーおばさんの農場までやって来た。サリーおばさんは僕らを大歓迎してくれた。僕は、おばさんの娘のベニーに馬に乗せて欲しいと頼んだんだ。僕が馬に乗ると、馬は暴走して・・・。
僕たちはサリーおばさんの農場に滞在を勧められ、そこで朝を迎えた。おじさんは、夕べのうちに僕が見た白い馬を捕まえようと考えていた。僕たちは、おじさんに頼み込んで、白い馬を捕まえる所を見物させてもらう事にしたんだ。
ついにおじさんたちは、白い馬、通称稲妻を捕まえた!でも稲妻は、なかなか人間を受け入れない。そんな頃、ベニーにハックが弟ではないとばれてしまった。それを内緒にしてもらう代わりに、ベニーは稲妻を逃してほしいと僕に頼んできた。
冬の間、ハックが住む家を探そうと、僕らはいつか探険に行くはずだった化物屋敷を見に行く事になった。結局ハックが嫌がったんで家にするのは断念して、僕らはお金になるものがないか探し始めた。そこへ誰かやってきた。インジャン・ジョーだ!
ピクニックに行く日がやってきた。僕は計画通りにマクドウガルの洞窟探険に出かけた。ベッキーと二人で入ってみたのはいいけど、コウモリに驚かされて走り回るうち迷子になってしまった。出口を探す僕が出会ってしまったのは・・・!
洞窟で出会ったのは、インジャン・ジョーだった!彼は金貨をここに隠していたらしい。そこへ保安官が駆けつけ、僕らは無事に助け出された。そして、インジャン・ジョーは、逃げる途中で足を踏みはずし、洞窟の中の深い谷に落ちて死んでしまった!
僕とハックは洞窟の奥で、インジャン・ジョーが埋めていた金貨を発見し、大金持ちになったんだ!大金を持つのには後見人が必要なので、ハックはダグラス夫人の養子になる事になった。ついにハックは、学校にも通う事になったんだけど・・・。
過去鑑賞分。
憧れないはずはない、あの木の家!!!
秘密基地!😂
いってみれば悪童の物語なんだけど、トムとハックルベリー・フィンのキャラクターが魅力的で楽しい。
好きだったなあ。何回も観た。
大人…
話が面白いことはもちろん、小さい頃に観たおかげで差別についてとかも自然と学べていた気がする。
この続編のハックルベリーファンの冒険で、自由になりたくてカナダに逃げる黒人のお手伝いさんの話とか当時めち…
申し訳ないけど野沢さんの声合ってないと思う。というか世界名作劇場には合う人と合わない人がはっきり分かれる気がする。野沢さんは大尊敬する声優さんですけどね。ジムシー居るしどうせならこれも未来少年コナン…
>>続きを読む子供の頃本当に大好きだったアニメを甥っ子と見てみた。
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