ももさく

大正オトメ御伽話のももさくのレビュー・感想・評価

大正オトメ御伽話(2021年製作のアニメ)
3.8
大正時代の話し。ペシミストとなり果てている大金持ちの息子、珠彦のもとにユヅこと夕月がやって来る。彼のお嫁さんになる為に…。

志磨 珠彦(小林裕介)交通事故で母親を亡くし本人は右手を使えなくなる。本が好き。17歳。

立花 夕月(会沢紗弥)珠彦の父親に買われ珠彦の嫁、世話係としてやってくる。14歳。ユヅ呼ばれる。

志磨 珠子(宮本侑芽)珠彦の妹。気が強いく態度も背も高い12歳。

渥美 綾(安済知佳)珠彦の家の近くにある村に住んでいる。口の下にホクロがある。18歳。酒癖の悪い父親と弟達と暮らす。金で買われた経験あり。

白鳥 ことり(伊藤彩沙)ギターを弾く関西弁のアイドル歌手。

白鳥 策(土岐隼一)珠彦と一緒に編入してきた、ことりの双子の兄。

曲直部 珠介(羽多野渉)珠彦の叔父。珠彦の右手の手術も担当した医師。珠彦の学費の援助をしてくれている。

他登場キャラ→女学校の友人達、医者、猫のハルちゃん、子供達、ユヅの文通相手みどり他。

ペシミスト→ 悲観主義、厭世主義(えんせいしゅぎ)、厭世観とも言う。ペシミズムの語源の一つ。反対語は楽天主義(オプティミズム)。語源はラテン語で最悪のものを意味する

全然知らないアニメでしたが大正時代のオシャレな雰囲気がとっても好きなので見てみました。思った通り好きな感じ。

女の私が見てても、ユヅがめちゃくちゃ可愛いし、こんだけ尽くす女の子、現代は中々いないよなー。一緒に寝るとかおっぱいボヨーンとか悪気のない誘惑があり悪い男なら理性抑えられずすぐ手を出しそうな無防備さもあるけど。現代だと、ここまで女性が尽くすと男がダメになるんだろうなぁ。

ユヅがあまりにも出来過ぎな子だと思って見てたけどアレを破ってからは嫉妬もするし思った事をハッキリ言えるんだなぁと見てて更に2人にキュンとした。


お魚の骨、東京、着物、エスカレーター、あーん、お散歩、ミルクキャラメル、ビックリ失禁、頭なでなで、お誕生日、花言葉で気持ちを代弁、下手な絵、下世話倶楽部、先にこしらえてしまったのか!、二人乗り、関東大震災、温泉も印象的。

2人とも年齢を知ると、まだ10代で、みんな子供なのに平家(ひらや)に女の子と2人っきりで暮らしていて仕事もしてなくて学生で…って現代に置き換えても凄い環境。いつの時代も家が金持ちだと色んな事できるな。

あの気の強い珠子が泣いてるシーンで不覚にももらい泣きしてしまった。その後、手を繋いでニコニコして甘えてる所も大人びた見た目と違い13歳という年齢だと思うとそれが普通だよな、素直な気持ちだなって思った。

ユヅが大号泣して愛を告り勢いのまま、ある行動するシーンも泣けるし気持ち高まる〜。プラトニックな感じでは、あるもののいちゃいちゃ感はあり。素直に触れたい思いを言ったりも、あるにもかかわらず、いやらしさがなく良い作品でした。

でもクズ親がまんまって所だけは不愉快でした。

    「水くさいわぁ、友達やん」


星の界… ♪ 月なきみ空に〜きらめく光
嗚呼その星影〜希望のすがた〜
人智は果(はて)なし〜無窮のをちに〜
いざ其星の界(よ)〜きはめも行かん♪

↑こちらの歌も印象的ですが、ことりちゃんが歌う歌もエンディング含めどれも良かったです。