ももさく

未来少年コナンのももさくのレビュー・感想・評価

未来少年コナン(1978年製作のアニメ)
5.0
2008年7月、核兵器を遥かに上回る超磁力兵器により多くの都市が海底に沈んだ。

戦後から20年後、残され島に墜落した宇宙船でコナンとおじいは暮らしていた。ある日、海岸に少女ラナが倒れていた...インダストリアから逃げ出してきたラナをおじいとコナンは助けたが追っ手が来てラナは連れていかれてしまう。コナンはラナを助ける為に1人旅に出る。

コナン(小原乃梨子)人間とは思えない身体能力の持ち主で生まれてからおじいしか人間を知らなかった。潜る事が得意。

ラナ(信沢三恵子)テレパシー能力を持つ少女。鳥のテキと心を通わせる。ラオ博士の孫。

おじい→仲間と地球を脱出しようとしたが失敗し残され島に不時着。他の仲間は亡くなりコナンと2人で暮らしていた。

ダイス(永井一郎)バラクーダー号の船長。プラスチックをインダストリアに運ぶ仕事をしておりインダストリアの反逆者だったが変化していく。

ジムシー(青木和代)コナンが残され島を出て初めて出会うガサツな少年。狩りが得意で豚の飼育にハマる。食いしん坊。女が嫌いだったがハイハーバーでテラに気に入られる。

レプカ(家弓家正)世界を征服しようとしている独裁者。

モンスリー(吉田理保子)気が強く無愛想、レプカの部下であったが津波を機に心境が変わっていく。戦争で辛い想いをした1人。バカねが口癖。

ラオ(山内雅人)ラナの祖父。太陽エネルギーを生み出した科学者の1人。

ガル(宮内幸平)コナンにハイハーバーの決まりを教える。漁業が専門だが爆弾作りも得意。

ルーケ(田中秀幸)インダストリアの地下に住むメンバーのリーダー。レプカに囚人扱いされ額に刻印を押されている。コナンに助けられる。父親は、おじいにそっくり。

インダストリア→三角塔がある巨大科学都市だがエネルギーが必要で太陽エネルギーを復活させる為にラナやラオ博士が必要だった。

ハイハーバー→ラナが暮らしていた場所。ここでコナン達は働く事を学ぶ。

テレビアニメDVD1〜7本までの感想となります。テレビアニメの枠がなかったので映画の方にレヴューを書いてましたが、知らぬうちにあったので、こちらに移行しました。

男女2人がメインとなる設定やムスカ以上の悪役がラピュタっぽいけどラピュタよりももっと話しが濃くそれぞれのキャラが素晴らしい。ジムシーとダイスのコンビも楽しい。

初めて見たのは中学生の頃、理科の先生が太陽エネルギーについてこのアニメの事で話してたのがきっかけですがちゃんと全部見たのはもっと先。初っ端から巨大なサメに立ち向かうってのにもビックリしますが見ていくうちにコナンの半端ない肺活量、身体能力に驚かされます。

見てるこっちまで酸欠になりそうになる水中シーンがかなり多いです。トロッコ被って行くシーンからのモンスリー救出!も見所。

1人だったコナンが仲間を増やしていき、敵が味方になったり人との関わりを増やして、それぞれの役割をこなしていくのが見ていて楽しい。

乗り物にも注目してしまう。ダイス愛用の作業用ロボット、キノコみたいなフライングマシン、水中も空も飛べるカブトガニみたいな乗り物、めちゃくちゃでかいギガント。

離れると決めたのに見つめ合い迎えに行っちゃう所はキュンキュンします。ラナの声が老けてるって所が少し気になる。

虫の大群、巨大地震や津波の恐ろしさも、この頃はまだ実感出来なかったけど今見ると恐ろしさが伝わる。自然の恐怖は戦争すらも終わらせる。

後半6と7は特にテンポ良くて好き。絶対死ぬよね?って思ってても死なかったり敵もかなりしぶとい。太陽エネルギーの凄さ!。終わり方も全て完璧と言える。

今の時代なら分かるけどこの内容が1978年に作られたアニメだと思うと凄いなぁとつくづく思う。

コナン→初期のび太、ジムシー→初期ジャイアンの母、ダイス→カリン様など声優も豪華です。

ジブリではないけど宮崎駿監督作品。

オープニング「今地球がめざめる」エンディング「幸せの予感」歌、鎌田直澄、山路ゆうこ。